♪デレリアム/カルマ(世界の伝統音楽をグランドビートに乗せ、神秘的にアレンジ)

デレリアム、カルマ

「デレリアム」(Delerium)は、カナダのバンクーバーを拠点に活動するビル・リーブ(Bill Leeb)を中心とした音楽プロジェクト。

エレクトロビートをベースに、世界中の民族の音(グレゴリアン聖歌、ピグミーのチャント、中近東のバンブー・フルートやベドウィン・パイプ、インドのシタールなど)をミックスし、女性ヴォーカルの神秘的な歌声を絡めたのが、「デレリアム」の音楽の特徴です。

伝統的な音楽と現代のエレクトロサウンドを融合させるという取り組みは、グレゴリアンチャントにグランドビートをミックスさせた「エニグマ」や、ハウスビートにピグミーチャントをコラージュした「ディープ・フォレスト」に通じるところがありますが、その神秘的で重層的な音色は他にはない独特の世界観があります。

音楽ジャンルとしては、アンビエント・ハウス、エスノ・エレクトロニカ、トランス・テクノ、インダストリアルなどといったエレクトロ系のダンスミュージックに括られるのでしょうか。

アルバム「カルマ(Karma)」は、デレリアムの9枚目のフルオリジナルアルバムで、自他共に認める彼らの最高傑作のアルバムです。

このアルバム、本当に完成度の高い素晴らしい作品なのですが、発表当初はそれほど売れなかったそうです。

けれども、1999年にアルバムのシングル曲「サイレンス(Silence)」がスマッシュヒット❗️

ヴォーカルを担当している「サラ・マクラクラン(Sarah McLachlan)」もこの作品を皮切りに世界的に大ブレイク。

「デレリアム」は世界の音楽シーンで知られるようになりました。

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世界中の音楽要素を紡ぎ合わせて作り上げた、独自の神秘的な音世界

Delerium – Silence

アルバム「カルマ(Karma)」のハイライトトラック「サイレンス(Silence)」

デレリアムの代表曲です。

グランドビートの重厚なリズムに、グレゴリアンチャントやスパニッシュギターが絶妙に組み合わされ、それにサラマクラクランの美しいヴォーカルが見事にはまっています。

神秘性と高揚感、そして、癒しをも感じさせるデレリアムにしか出せない音世界です🎵

この曲は後に数多くのリミックス・ヴァージョンが作られフロアシーンでも大人気となりました。

素晴らしい作品です🌟

Delerium Wisdom

ヴォーカルに「クリスティ・サースク(Kristy Thirsk)」をフィーチャーした佳曲「ウィズダム(Wisdom)」

クリスティ・サースクの透き通るような声と、ショパン調のキーボードがこの世のものとは思えないような美しい世界を作り出しています。

グランドビートのリズムもとても心地いいです🎵

Delerium – Twilight

「トワイライト(Twilight)」は、インストゥルメンタル曲。

曲名のとおり夜明けをイメージした曲で、サハラのベドウィンミュージック的な音色とアラブ音楽的な音階が中近東や北アフリカの砂漠の中の夜明けを想起させます。

グランドビートのゆったりとした中速のリズムも見事に調和しています。

Delerium Til the End of Time

「ティル・ジ・エンド・オブ・タイム(Til the End of Time)」は、アルバムのフィナーレを飾る印象的な曲。

ピグミー族のチャントをイントロに使い、スローなグランドビートに金属的なパーカッション音と所々に挿入されたワウワウギターの音色が彩りを与えています。

ヴォーカルは、クリスティ・サースク。

ビロードのようなクリスティの歌声とピグミーチャントの女性ヴォカルのエキゾチックな声が絡み合って、何とも不思議な雰囲気。

どことなく、アジア的な印象も与える魅惑的な曲です。

この「デレリアム」、名前の由来は、「熱狂」「興奮」を意味する「デリリアム(Delirium)」から派生しているのだとのこと。

「癒し」と「神秘」に包まれながらも、どこか「熱狂」や「興奮」が感じられるアルバム「カルマ(Karma)」

珠玉のアルバムです✨

ちなみに、「デレリアム」は、1987年に活動を開始し、これまで10枚以上のオリジナルアルバムをリリースしていますが、日本版が発売されたのはこの「カルマ(Karma)」(1997年)のみ。

決して万人受けするとは言えないこの作品を日本に紹介してくれたレーベル(なんとavex❗️)には感謝することしきりです。


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