日本でも一般的なお料理になりつつある「タイ料理」
「トムヤムクン」や「カオマンガイ」、「ガパオ」や「パッタイ」などは、一度は食べたことがある人がほとんどだと思います。
今やタイ料理店は、全国にたくさんあり、都内にも数え切れないくらいの店舗があります。
今回は、東京都内にある「タイ料理店」おすすめ15店舗をご紹介します。
タイ料理とは?
ハーブや香辛料を多用し、辛味、酸味、甘みの絶妙なバランスが特徴であるタイ料理。
タイ料理の味付けの基本は、アンチョビなどの魚を塩漬けにし醗酵させた「ナンプラー(น้ำปลา)」と呼ばれる魚醤。
ハーブは、パクチーやレモングラス、カミメボウキ(ガパオ)などがよく使われ、「プリッキーヌ(พริกขี้หนู)」と呼ばれる小粒の唐辛子が頻繁に用いられるため、辛い料理が多いのも特徴です。
インディカ種の一種であるタイ米が主食で、お肉は鶏肉と豚肉が中心。川魚やエビ、カニ、イカ、二枚貝などの魚介類もよく食べられています。
野菜や果物も幅広い食材が使われていて、特に熟す前のパパイヤは素材として一般的。ピーナッツやカシューナッツなどのナッツ類もお料理によく添えられます。
地域的には、北部や北東部はラオスやミャンマー料理に近く、もち米を主食とし、昆虫食の伝統があります。南部はマレー料理に近く、イスラムの影響によりお料理に豚肉は用いられないという特徴があります。
さてさて、「タイ料理」の説明はこのくらいにして、続いて、東京都内の「タイ料理店」おすすめ15店舗、ご紹介します。
『プリック』@池袋
池袋駅北口から徒歩6分の場所にあるタイ料理店『プリック』
このお店、池袋でかなり古くからあるタイ料理店ですが、本場仕様のタイ料理は、池袋No.1との声もあり。2020年のミシュラン・ビブグルマンにも選ばれているお店(タイ料理店では全国で2店舗のみ)です★
魚介と豚ひき肉、野菜と春雨を和えた酸味のあるサラダ「ヤムウンセン」、タイ東北部イサーン地方発祥のソーセージ「サイクロークイサーン」、ココナッツミルクをベースにした酸味のあるスープ「トムカーガイ」など、どのお料理も、思わず「うまい!」と声が出てしまうほどの美味しさ♪
特に、ソフトシェルクラブを使った「プーパッポンカリー」は、まさに絶品でした★
◉『プリック』の住所・アクセス・営業時間
- 住所:東京都豊島区池袋2-62-6 第三栄寿マンション 1F
- アクセス:池袋駅から徒歩6分
- 営業時間:11:30~翌3:30
- 定休日:月曜日
『ライカノ』@北千住
北千住駅西口から徒歩3分の場所にあるタイ料理店『ライカノ』
テレビ東京の人気ドラマ「孤独のグルメ Season2」で紹介され、かなりの人気店となったこのお店。創業は1993年とかなりの老舗です。タイ東北部イサーン地方出身のシェフが腕を奮う、タイ国政府認定の証「タイセレクト」にも認定された、本場の味を味わえるタイ料理店です。
かなり辛めの「ヤムウンセン」、黒胡椒の香ばしい辛味が美味な「ソフトシェルクラブの黒胡椒炒め」、酸味と辛味、ハーブの香りのマッチングが最高の「ラープガイ」、濃厚なお味の「トムカーガイ」。
いずれも、本場を彷彿とさせる辛さですが、美味しいです★
◉『ライカノ』の住所・アクセス・営業時間
- 住所:東京都足立区千住2-62 ラ・フェットビル 1F
- アクセス:北千住駅西口徒歩3分
- 営業時間:11:00~15:00 17:00~23:00
- 定休日:月曜日
『ソムタムダー東京』@代々木
『ソムタムダー』は、2012年にバンコクで、タイ東北地方コンケーン出身のオーナーによってオープンされたタイ東北部(イサーン)料理の専門店。
そんな『ソムタムダー』が、東京にオープンさせたのが『ソムタムダー東京』です。
メニューには、イサーン料理だけでなく、タイ中部のお料理もありますが、ここ『ソムタムダー東京』に来たら、イサーン料理を選ぶべきでしょう〜!
もちろん、注文必須なのは「ソムタム」。「ソムタム」にもナマズのサクサク揚げが添えられたもの、塩漬け卵が入ったもの、魚を発酵させて作る「パラー」と呼ばれるソース味のものなど、様々な種類があります。
いただいた「ラープムー」「タムムア」「カオニャオ」「トムセープ」、いずれも絶品! さすが、ニューヨークでミシュランひとつ星を獲得したお店です★
◉『ソムタムダー東京』の住所・アクセス・営業時間
- 住所:東京都渋谷区代々木1-58-10 松井ビル 1F
- アクセス:代々木駅から172m
- 営業時間:11:30~15:00 17:00~23:00
『はすの里』@新御徒町
新御徒町から徒歩4分ほどの住宅街の中にあるタイ料理屋さん『はすの里』
「ヤムウンセン(春雨のヘルシーサラダ)」「ガイヤーン(鶏のあぶり焼き)」「プーニンパップンカリー(ソフトシェルクラブの卵カレー風)」「トムヤムクン(海老のトムヤムスープ)」をいただきました。
特に美味しかったのが「ヤムウンセン」。本格タイ料理のヤムウンセンはかなり辛いことが多いのですが、こちらは辛いけども、日本人に合った辛さでとっても食べやすい★
「プーニンパップンカリー」もソフトシェルクラブの食感がたまらない美味しさ♪
どのお料理も本格的ながら、とても美味しくて、日本人のお口に合った食べやすいお味。タイ料理初心者でも満足できるお店です!
◉『はすの里』の住所・アクセス・営業時間
- 住所:東京都台東区台東4-3-1
- アクセス:都営大江戸線・TX・新御徒町駅より徒歩3~4分
- 営業時間:11:30~14:30 17:30~22:00
- 定休日:土日祝はディナーのみ
『バーン・タム』@新大久保
JR新大久保駅から徒歩6分の場所にあるタイ料理店『バーン・タム』
この『バーン・タム』は、知る人ぞ知るタイ東北部イサーン地方出身の料理人「タムさん」が腕を奮うお店。「タムさん」は、都内のタイ料理店を転々とし、在籍したお店がことごとく人気店になったという伝説の料理人です。
シャキシャキ感とビビッドな辛さが旨い「ソムタムタイ」(パパイヤサラダ都会風)。濃厚でキレと深みのある「トムヤムクン」。ネームの旨みと揚げもちの食感のバランスが抜群の「ネームクルック」(タイ風ソーセージともち米を揚げた和え物)。
いずれのお料理も、相当な激辛でしたが、さすがと唸らされる美味しさでした★
◉『バーン・タム』の住所・アクセス・営業時間
- 住所:東京都新宿区大久保2-19-1 セントラル大久保ビル B1F
- アクセス:新大久保駅から408m
- 営業時間: [火〜日]11:00 ~ 15:00 17:00 ~ 23:00
- 定休日:月曜日
『タイランドショップ』@錦糸町
東京の”リトル・タイランド”と言われる錦糸町。
その錦糸町の駅北口から徒歩3分ほど。細い路地のただ中にある、ディープ感溢れるタイ料理店が、『タイランドショップ』です。
このお店、とても変わった構造になっていて、結構広めの店内空間の約半分くらいが食堂で、半分はタイの食品や雑貨の販売コーナーになっています。お料理も現地仕様で、タイの食堂や屋台で出てくるようなメニューがたくさん!
特に、タイラーメン「センミーナムサイガイ」は、バンコクの屋台を彷彿とさせるようなお味でした♪
店内のお客さんは在住タイ人ばかり。タイの雰囲気に浸れるお店です★
◉『タイランドショップ』の住所・アクセス・営業時間
- 住所:東京都墨田区錦糸3-7-5
- アクセス:錦糸町駅から215m
- 営業時間:13:00~22:30
- 定休日:月曜日
『ゲウチャイ 江東橋店』@錦糸町
錦糸町駅から徒歩5分ほどの場所にあるタイ料理店『ゲウチャイ 江東橋店』
東京の”リトル・タイランド”錦糸町には、タイ料理屋さんも数多くあるのですが、その中でも草分け的な存在のお店が『ゲウチャイ 江東橋店』です。お店は1990年のオープン!
いただいたお料理は、まさに本場仕様の辛さ!
シャキシャキとした青パパイヤとピーナッツの食感、レモンの酸味のマッチングがたまらない「ソムタムタイ」。まろやかなココナッツミルクとレモングラスの酸味、プリッキーヌの辛さのバランスが最高な「トムヤムクン」。ネームと揚げライスやピーナッツ、お野菜との食感の組み合わせが楽しい「ネームクルック」。味の沁みたセンヤイと、ぷりぷりの海老やイカなどのシーフードの旨味が旨い「クェティオ・パッキーマオタレー」。
いずれも、口から火が出そうなほど激辛でしたが、止まらない美味しさ★
◉『ゲウチャイ 江東橋店』の住所・アクセス・営業時間
- 住所:東京都墨田区江東橋2-15-4
- アクセス:錦糸町駅から255m
- 営業時間:11:00~翌23:00
- 定休日:無休
『バンタイ』@新宿
新宿歌舞伎町の一番街。靖国通りから入ってすぐのところにあるタイ料理店『バンタイ』。このお店、1985年創業の老舗も老舗のタイ料理店です。
いただいたお料理、「トムカーガイ」(鶏肉とガランガとココナッツミルク入り辛すっぱいスープ)、「ラープガイ」(鳥挽肉と香辛料のサラダ)、「センミートムヤムクン」(辛酸っぱいスープ入り細ビーフン)は、いずれも、辛味、酸味、甘みのバランスが絶妙な、タイ料理らしいお味。
30年もの長い間、歌舞伎町で親しまれ続けてきた『バンタイ』。お料理のお味はさすがの安定感です★
◉『バンタイ』の住所・アクセス・営業時間
- 住所:東京都新宿区歌舞伎町1-23-14 第1メトロビル 3F
- アクセス:新宿西口駅から182m
- 営業時間:[月~金]11:30~15:30/17:00~23:45[土・日・祝]11:30~23:45
- 定休日:無休
『いなかむら』@小岩
タイ人が多く住む江戸川区小岩。数多くあるタイ料理屋さんの中で、食べログ東京1位に輝いたお店が、『いなかむら』です。
ゆるい雰囲気のタイの風情を感じさせる店内でいただくお料理は、さすがの美味しさ♪
特に美味だったのが、新鮮で具沢山の海老やイカが旨すぎる「ヤムウンセン」、シーフードの旨味たっぷりの辛くてさっぱりとしたスープ「ポテーゲ」、ハーブの効いたタイ風海老味噌チャーハン「カオパッナンピッパオ」
タイ料理の真髄、辛味・甘味・酸味のハーモニーを堪能できます★
◉『いなかむら』の住所・アクセス・営業時間
- 住所:東京都江戸川区南小岩7-26-21
- アクセス:JR総武線「小岩駅」南口より徒歩1~2分
- 営業時間:18:00~0:00
- 定休日:第2火曜日
『タイ料理 パヤオ』@浅草橋
JR総武線・浅草橋駅から徒歩2分ほどの線路沿いにあるお店『パヤオ』
タイ人シェフが腕を振るうお店で、本格的な美味しいタイ料理がいただけます。
いただいたのは、桜えびの甘みと食感がアクセントを効かせている「ソムタム」、ほど良い酸味と辛味で食べやすい「トムヤムクン」、安定の美味しさ「ガイヤーン」、カニの旨味と卵の甘みが美味な「プーパッポンカリー」。
どのお料理も満足のいくお味♪
◉『タイ料理 パヤオ』の住所・アクセス・営業時間
- 住所:東京都台東区浅草橋1-10-8 第二石渡ビル 2F
- アクセス:JR総武線 浅草橋駅徒歩2分
- 営業時間:11:30~14:30 17:00~23:00
- 定休日:日曜
『ダオタイ』@渋谷
渋谷センター街のど真ん中。井の頭通り沿いにある「ちとせ会館」の2階にある屋台街「渋谷肉横丁」。その中でも一番人気とも言えるお店が、タイ料理屋『ダオタイ渋谷肉横丁店』です。
この『ダオタイ渋谷肉横丁店』、イサーン料理の名シェフであるインソンさんが腕をふるうお店としてタイ料理好きなら知らない人はいないくらいの有名店です。
お料理は、言わずもがな絶品! イサーン料理らしい辛味が効いた「ソムタム」や「ラープガイ」、パリパリの皮が嬉しい「ガイヤーン」。そして、酸味と辛みが絶妙のバランスの透明なスープにモツの深い旨みが染み込んだ「トムセーブ」
屋台街の中で、タイのストリートの風情を楽しめるのも魅力♪
◉『ダオタイ渋谷肉横丁店』の住所・アクセス・営業時間
- 住所:東京都渋谷区宇田川町13-8 ちとせ会館 2F
- アクセス:JR渋谷駅から徒歩5分
- 営業時間:日~木 17:00~24:00(23:00L.O) 金・土 17:00~26:00(25:30L.O)
- 定休日:不定休
『タイレストラン イサーン』@浅草
つくばエクスプレス「浅草駅」から徒歩2分。国際通りから花やしきへと向かう路地の左手にタイ料理のお店『タイレストラン イサーン』はあります。
このお店、茶色の土鍋にお肉や魚介、お野菜、ハーブなどを入れて煮込む、イサーンの鍋料理「チムチュム鍋」をいただけることで知られているお店。
鍋のスープは、ナンプラーやレモングラス、生姜などで味付けされたあっさり透明スープ。あっさり風味ですが、具材に豚肉の出汁が沁み込んでいて、爽やかな美味しさ♪
具材にナンプラーに唐辛子、ライムなどが入った「ナムチム」という酸っぱ辛いタレを付けて食べると、さらに絶品です★
◉『タイレストラン イサーン』の住所・アクセス・営業時間
- 住所:東京都台東区浅草2-17-3 吉野ビル 1F
- アクセス:つくばエクスプレス「浅草駅」より2分
- 営業時間:17:00~翌5:00
- 定休日:無休
『タイ料理 ミャオミャオ』@幡ヶ谷
京王新線「幡ヶ谷駅」北口から徒歩3分。国道4号線を新宿方面に歩いた左手。モダンな感じのビルの2階に、『タイ料理 ミャオミャオ』はあります。
お洒落な店内で、本格的かつ、アレンジの効いたお料理を提供する、他にはないタイ料理店と、話題を集めているお店です。
タイ料理歴16年という日本人シェフの作るタイ料理は、びっくりするくらいの美味しさ♪ ソムタム、揚げ鶏とレモングラスのサラダ、カキフライのパッポンカリー、チムチュム。どのお料理も「美味しい美味しい!」の連発でした★
都内でも屈指の美味しさのタイ料理店だと思います。
◉『タイ料理 ミャオミャオ』の住所・アクセス・営業時間
- 住所:東京都渋谷区幡ヶ谷2-1-4 SYLA HATAGAYA 2F
- アクセス:京王新線幡ヶ谷駅北口から徒歩3分
- 営業時間:11:30〜15:00 17:30〜24:00
- 定休日:水曜日
『タイ屋台メシ モンティ13』@本所吾妻橋
浅草にあるタイ料理店『タイ屋台メシ モンティ13』
電飾が点滅し、タイ民謡が流れる店内は、まるで本場タイの屋台のような雰囲気。
日本人寄せしていない本場そのもののお料理は、激辛かつ激ウマ♪
いただいた「ポーテー・タレー」「ラープガイ」「ネーム・パッ・カァイ」「バミーモンティ」、いずれも、日本人仕様のタイ料理店とはまるで違う、ビビッドでガツンと来るお味でした★
近くにあったら、何度でも通ってしまいたくなるお店です。
◉『タイ屋台メシ モンティ13』の住所・アクセス・営業時間
- 住所:東京都墨田区吾妻橋1-7-7
- アクセス:都営浅草線「本所吾妻橋駅」から徒歩3分
- 営業時間:11:45~14:00 17:30~20:30
- 定休日:火曜日