旅行の楽しみのひとつが、音楽を聴くこと♪
人々に代々受け継がれ、親しまれている音楽を聴くと、その土地の文化や暮らしている人々を、より身近に感じられるようになります。
今回は、世界の各地で鑑賞した音楽の動画(ライブハウス・コンサート・ミュージックバー編)をご紹介します★
「サンティアゴ・デ・クーバ」でキューバ伝統音楽「ソン」を聴く♪
カリブ海の国「キューバ」東部にある町「サンティアゴ・デ・クーバ(Santiago de Cuba)」
この町は、キューバ伝統音楽「ソン」のふるさとと言われています。
1844年に建設された音楽会館「カサ・デ・ラ・トローバ(Casa de la Trova)」で、「ソン」を鑑賞しました♪
「カサ・デ・ラ・トローバ」は、サンティアゴで最も有名なライブハウスで、「ソン」を始めとしたキューバ音楽のレベルの高い演奏を聴くことができます。
また、このお店は、映画「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」のミュージシャンとして有名な、エレディア・オチョアやコンパイ・セグンドを輩出した由緒あるお店としても知られています。
クラベス(拍子木)のリズミカルな音と、甘いギターの音色が心地良い♪
キューバ音楽の聖地「カサ・デ・ラ・トローバ」でモヒートを飲みながら、素敵な音楽を堪能する。
ほんと、贅沢なひと時です★
詳細はこちら↓
古都「トリニダー」のオープンテラスのライブハウス♪
キューバ中部にある古都「トリニダー(Trinidad)」
トリニダーは音楽が盛んな町としても有名です。
夜になると、街のそこここのお店から、「ソン」や「サルサ」「アフロキューバン音楽」といったキューバ音楽の音色が漏れ聴こえてきます。
マヨール広場の近く、サンティシマ教会の脇にあるオープンエアのライブハウス「カサ・デ・ラ・ムシカ(Casa de la Musica)」で、モヒートをちびちびと飲みながら、音楽を鑑賞しました♪
この曲は「Chan Chan」というキューバ音楽「ソン」の曲。
「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」のアルバムのメインともなっている曲で、キューバの街ではこの曲がどこでも演奏されています。
こちらは、サルサ音楽♪
「サルサ」は、アメリカのニューヨークで、キューバやプエルトリコ出身のミュージシャンたちが1960年代に作り出した音楽です。
リズムとメロディーが心地いいです♪
詳細はこちら↓
タンザニア「ザンジバル島」で、伝統音楽「タアラブ」と「ンゴマ」を鑑賞
アフリカ東海岸、タンザニアの沖合いのインド洋上にある島「ザンジバル(Zanzibar:زنجبار)」
古くからインド洋交易の要衝であったこの島は、太鼓のリズムを中心とした東アフリカの伝統音楽と、中立音程を使ったメロディーが特徴のアラブ音楽が融合した、ザンジバル独自の音楽が生み出されています。
ライブコンサートが行われたのは、旧市街「ストーンタウン」にある音楽学校「ダウ・カントリーズ・ミュージック・アカデミー(Dhow Countries Music Academy)」
ここで、2つのグループの演奏を鑑賞しました♪
「トラディショナル・タアラブ・オーケストラ」は、アラブ音楽をベースに、地元東アフリカの音楽、インドの音楽などが融合し、スワヒリ語の歌詞で歌われるザンジバル独自の音楽「タアラブ(Taarab)」を演奏するグループです。
ウードやカーヌーン、ハルモニウムなどのアラブ風でエキゾチックな調べが耳に心地いい★
スワヒリ語で歌われる女性歌手の歌声もGoodです!
アラブ音楽、アフリカ音楽、そして、インド音楽の影響も感じさせるザンジバルの音楽「タアラブ」
古くからインド洋交易で繁栄してきたザンジバル島を象徴するような音楽です。
様々な音楽文化の混じり合ったエキゾチックな音色は、素晴らしいのひと言!
こちらは、ドラムのリズムを中心としたタンザニア伝統音楽「ンゴマ(Ngoma)」を演奏する「キルンド・グループ(Kirundo Group)」というグループ。
タンザニアの伝統楽器である「ンゴマ(Ngoma)」という太鼓をベースに、タンザニアの親指ピアノ「カリンバ」の心地よい金属的な調べと、ヴォーカルの幅広い音域が、アフリカを感じさせてくれます♪
詳細はこちら↓
「アジスアベバ」で、ちょっと演歌にも似たエチオピア伝統音楽を聴く
東アフリカ、エチオピアの首都「アジスアベバ(Addis Ababa:አዲስ አበባ)」
空港近くにある「Yod Abyssinia Traditional Food」は、エチオピア料理を食べながら、エチオピアの伝統音楽&ダンスのパフォーマンスを鑑賞できる人気レストランです。
ここで、エチオピア伝統音楽を鑑賞しました♪
伝統音楽バンドをバックに歌われるエチオピアの歌唱です。
エチオピア音楽の大きな特徴は、1オクターブに5つの音が含まれる“五音音階”が使われるということ。
“五音音階”は、日本の演歌や民謡に見られる“ヨナ抜き音階”と同じもので、そのため、エチオピアの伝統音楽は日本の演歌にとてもよく似た印象です。
男性歌手による“演歌”が終わると、引き続いてダンサーたちが登場!
音楽に合わせて民族舞踊が始まりました。
素朴な感じの舞踊で、ちょっとアジア的な感じもします★
詳細はこちら↓
「グアナファト」の老舗カンティーナで聴くメキシコ楽団「マリアッチ」の演奏
メキシコの古都「グアナファト(Guanajuato)」の一角に、老舗カンティーナ(酒場)「バー・トラディショナル・ルナ(Bar Tradicional Luna)」はあります。
ここで、タコスなどのメキシコ料理やコロナビールを飲みながら、ソンブレロを被ったメキシコ楽団「マリアッチ」の演奏を楽しみました♪
「マリアッチ(Mariachi)」とは、7〜12名で構成されるメキシコの楽団の様式のこと。
ビウエラ、ギター、ギタロン、バイオリン、トランペットなどの楽器が用いられ、様々なジャンルのメキシコ伝統曲を演奏します。
「マリアッチ」は、つば広のソンブレロを被り、「チャロ」と呼ばれる白と黒の色からなり、ズボンの脇には金具がズラリと連なっている服を身に纏うのがスタンダードなスタイル。
まさに、“メキシコ”な感じの演奏でした♪
詳細はこちら↓
「ボゴタ」のライブハウスで聴く、アコーディオン速弾き超絶テクニック♪
コロンビアは音楽大国。今や南米中に広まった4分の2拍子のリズムを持つ音楽「クンビア」や、アコーディオンをメイン楽器とし、様々なラテン音楽の要素をミックスした「バジェナート」。さらには、プエルトリコ発祥の「サルサ」やメキシコ起源の「ランチェーラ」など、多様な音楽が生み出され、演奏され、親しまれています。
今回、ライブ鑑賞のため訪れたのは、首都「ボゴタ(Bogota)」にあるライブハウス「ガイラ・カフェ(Gaira Cafe)」
「ガイラ・カフェ」は、グラミー賞とラテン・グラミー賞の受賞歴のあるコロンビアを代表するシンガーソングライター「カルロス・ビベス(Carlos Vives)」の弟が経営するライブハウスです。
ここで、「バジェナート」のライブを鑑賞しました♪
この日は、Jose Armandoというミュージシャンの演奏でした。
アコーディオンのカラフルな音色とパーカッションのリズミカルなビートが心地いいです★
「バジェナート(Vallenato)」で使用されるメインの楽器は、ヨーロッパから伝えられたボタン式の「アコーディオン」、コロンビアに連れて来られたアフリカ人奴隷によってもたらされた「カハ」と呼ばれる膝に挟んで素手で叩く太鼓、コロンビア先住民が使用していた「グアチャラカ」という擂り粉木のような楽器の3つ。
また、旋律やリズムも、ヨーロッパ、アフリカ、先住民のそれぞれの音楽要素がミックスされているのだとのこと。
金髪アフロの女性シンガーの観客の乗せ方がうまく、会場はかなりの盛り上がりを見せていました!
そして、観客のボルテージが最高潮になるのが、アコーディオン奏者のソロ演奏の時。
アコーディオン奏者「Jose Armando」のアコーディオンの速弾きの超絶テクニックは素晴らしかったです★
詳細はこちら↓
「カルタヘナ」のライブハウスでクラシカルなラテンを堪能する♪
コロンビアのカリブ海に面した港町「カルタヘナ(Cartagena)」
この町のライブハウス「カフェ・ハバナ(Cafe Havana)」で、サルサやルンバ、キューバ音楽などのクラシカルなラテンミュージックを鑑賞しました♪
コンガやボンゴ、マラカスなどのリズムに乗せて、ミュージシャンたちによる演奏が始まりました。
ヴォーカルは、かなりイケイケな感じの女性シンガー。
彼女がパワフルな声量で歌い始めると、店内の空気は一気にヒートアップ!
ギターやキーボードのメロディやホーンセクションの華やかな音色が女性シンガーの歌を盛り立てます♪
カリブ海に面した港町、カルタヘナの夜。
陽気でトロピカルな店内の空気感。ノリのいいラテンのリズムとエキゾチックなメロディ。
モヒートを飲みながら、素晴らしいライブ演奏を聴き、音楽に合わせて踊る。
カルタヘナいちのライブバー「カフェ・ハバナ」、最高でした★
詳細はこちら↓
②ストリート・店頭ライブ・クラブ.etc編はこちら↓
ダカールでのユッスー・ンドゥールライブ鑑賞記事はこちら↓
旅まとめ関連記事
https://search-ethnic.com/travel/music-in-the-world-1
コメント