南アメリカ大陸北西部に位置する国「コロンビア(Colombia)」
コロンビア第二の都市「メデジン」から夜のフライトで、カリブ海に面した港町「カルタヘナ(Cartagena)」へと向かいます。
カルタヘナに到着した後は、ライトアップされた夜の世界遺産「カルタヘナ旧市街」を散策。そして、「カフェ・ハバナ(Cafe Havana)」でキューバ音楽のライブを楽しみます♪
メデジンからアビアンカ航空でカルタヘナへ
アビアンカ航空AV9770便
メデジンからカルタヘナへ向かう飛行機は、19時の出発。
メデジンの空港「ホセ・マリア・コルドバ国際空港」は、メデジンの市内からは1時間ほどかかるので、16時ホテル出発でピックアップタクシーを手配しました。
料金は、ホテル検索サイト経由での予約で4,817円。
17時頃、空港に到着し、フライトも定刻通り出発しました。
メデジン〜カルタヘナMAP
フライトは、アビアンカ航空のAV9770便。
メデジン19:00発、カルタヘナ20:07分着。所要時間は1時間ほどです。
チケットの予約は、スカイスキャナー経由でMyTripという旅行代理店から。料金5,679円でした。
アビアンカ航空は、何事も無く、あっという間にカルタヘナに到着。
カルタヘナの空港から市内へは、ピックアップタクシーを事前予約しました。
料金は、ホテル検索サイトからの予約で1,346円。
やたら大きなワンボックスカーで、1人で乗るのは持て余す感じを覚えつつも、15分ほどで宿泊予定のホテルに到着。
宿泊したホテル「カサ・デ・ラ・トリニダード(Hotel Casa de la Trinidad)」
宿泊したホテルは、カルタヘナ旧市街の東隣、ツーリスト向けのゲストハウスや安食堂が集まるエリア「ヘツェマニ地区」にある、「カサ・デ・ラ・トリニダード(Hotel Casa de la Trinidad)」というブティックホテルです。
ホテル検索サイト経由で予約し、料金は3泊で16,426円(1泊5,475円)
「カサ・デ・ラ・トリニダード」の部屋
簡素なバスルーム
けれども、このホテル、いろいろ問題がありました。
まず、シャワーのお湯が出ない。部屋に窓がない。スタッフがとても無愛想。ゴキブリや蚊が出た。などなど。。
これで、料金が安ければ別に構わないのですが、メデジンのホテルの1.5倍くらいの料金なので、これはダメです!
夜のホテル前の通り
兎にも角にも、ホテルでのチェックインを済ませ、荷を解いて、ディナーを兼ねて街歩きに出掛けます。
既に時刻は21時を回っていましたが、カルタヘナ(旅行者が集まるこの地域)は治安が良いとのことなので問題はありません。
旅行者が集まる賑やかな街「へツェマニ地区」
夜の「ヘツェマニ地区」
宿泊していたホテルのある「ヘツェマニ地区(Getsemani)」で夕食をいただけるお店を探します。
「ヘツェマニ地区」は、ツーリスト向けのゲストハウスやブティックホテル、カフェやレストラン、バー。旅行代理店や土産物屋などが集まる地区で、世界遺産の旧市街に隣接したエリアです。
地元の人とツーリストで賑わっています。
旅行者向けのバーやレストランが多いです。
「ヘツェマニ地区」には、ライブ音楽が流れるバーやクラブなどもいくつかあります。
そういったお店は夜の11時を過ぎた辺りからライブが始まったりするので、界隈は夜中まで賑やか。不夜城です。
コロニアルな感じのホテル
カルタヘナは、かなり蒸し暑いです。
メデジンとは随分違う南国的な空気感
混雑していたハンバーガー屋さん
道端で椅子に座ってリラックス。南国風情です。
ヘツェマニ地区の様子
カルタヘナは、カリブ海に面した町。
高地にあるボゴタやメデジンと違って海抜が2mと低く、平均気温は27℃、湿度は90%を超えるため、かなり蒸し暑いです。
界隈のお店はオープンテラスの席も多く、人々の格好もラフな感じの人の割合が高く、街全体に南国的な風情が漂っています。
カルタヘナは治安が良いことで知られています。
夜になっても街は人で大賑わい!
ヘツェマニ地区のホーリー・トリニティ教会の前の広場は、ものすごい数の地元の人や観光客が集まっていて、かなりの大賑わい!
何故、この広場にこんなに人が集まっているのかは謎です。
路上で行われていたアフリカンダンスのパフォーマンス
カルタヘナは黒人系の人の割合が多いそうです。
カルタヘナのストリートで行われていたアフリカン・ダンスのパフォーマンス【コロンビア】
ホーリー・トリニティ教会の前の広場の一角では、アフリカン・ダンスのパフォーマンスが行われていました★
リズミカルなドラムのビートと、激しい振り付けのダンス!アフリカンな感じです!
カルタヘナは、16世紀半ば以降、アフリカから連れてこられた黒人奴隷の受け入れ港として繁栄したという歴史があります。
そのため、黒人系の人々の割合が多く、他の地域に比べてアフリカ文化の影響が強いことが特徴。音楽や舞踊をはじめ、様々なところにアフリカンな風を感じることができます。
ヘツェマニ地区の界隈
さて、お腹もかなり空いてきたので、ディナーをいただけるお店を探すのですが、なかなか良さそうなお店が見つからず。
結局、通りの途中で、一生懸命呼び込みをしていた人のお店に入ることに。
ディナーで入ったレストラン
お客さんが全然居ないのが残念な感じ。
こちらが、そのお店の店内。カラフルで綺麗な感じの店内ですが、お客さんがひとりもいないのが、かなり気がかり・・・。
クラブ・コロンビアビール
シーフードのクリームソース煮込み
ドリンクにクラブ・コロンビアビールを頼み、お料理は港町ということでシーフードのお料理をチョイス。
お味は、注文したお料理が良くなかったのかもしれませんが、ちょっとイマイチ。
お値段も、43,900COP(1,505円)と、コスパも悪かったです。
イマイチ感はあるものの、ひとまずお腹は満腹に。
食後は、世界遺産の旧市街へと散歩してみることにしました。
ヘツェマニ地区からカルタヘナ旧市街へ向かいます。
ヘツェマニ地区から歩いて「カルタヘナ旧市街」へと向かいます。
夜9時過ぎにもかかわらず、界隈には人がたくさん!
ちなみに、カルタヘナはコロンビアで最も観光客の数が多い都市であるそうです。
夜の世界遺産「カルタヘナ旧市街」を散策する♪
夜の旧市街の「時計門」
カルタヘナ旧市街の入り口、「時計門」です。
「時計門」は、カルタヘナの旧市街を取り囲む約4㎞に渡る堅牢な城塞の表玄関です。
1533年、スペイン人の征服者「ペドロ・デ・エレディア」によって建設されたカルタヘナは、南米各地の物産を輸出する港として栄え、17世紀から18世紀にかけて繁栄の絶頂期を迎えました。
しかしながら、この繁栄に目を付けた海賊たちは、度々町を襲撃し、略奪を繰り返していたのだそう。
そんな海賊たちの襲撃を防ぐため、アフリカ人奴隷たちの労働力によって造られたのが、この城壁です。
時計門前の馬車広場
観光用の馬車がたくさん停まっています。
時計門をくぐって城壁の中に入ると広々とした広場があり、観光客がたくさん集まっていました。
「馬車広場」です。馬車広場には観光用の馬車が何台も停まっていました。
税関広場のオープンテラスのレストラン
こちらは、「馬車広場」の隣にある「税関広場」の様子。
南国らしいオープンテラスのレストランで、多くの観光客が寛いでいました。
サン・ペドロ・クラベール寺院
こちらは、「サン・ペドロ・クラベール寺院」
17世紀前半に奴隷解放に尽力したスペイン人神父「ペドロ・クラベール」の名を冠した寺院で、17世紀にイエズス会によって建てられました。
昼間の姿もなかなか趣があるのですが、ライトアップされた夜の寺院の佇まいは雰囲気抜群です★
サン・ペドロ・クラベール寺院
クラベール寺院前の広場
夜のクラベール寺院前
クラベール寺院前にもオープンテラスのレストランがありました。
寺院の前では、ストリートミュージシャンが演奏していたり。
カルタヘナ旧市街の街並み
カルタヘナ旧市街の様子
夜の旧市街は風情があります。
夜のカルタヘナ旧市街の街並みです。
カルタヘナの旧市街は、世界遺産に登録されています。
たくさんの観光客で賑わう建物のカラフルさが美しい昼間の風景も抜群ですが、ささやかな街灯に照らされた静かで落ち着いた夜の旧市街も趣きたっぷり!
コロニアルな建物が並びます。
カルタヘナ旧市街を走る観光馬車
コロニアルな建物がカラフルにライトアップ
美しい建物が並ぶカルタヘナ旧市街の街並み。
スペイン時代のコロニアルな街並みが残る旧市街は世界中にたくさんありますが、カルタヘナ旧市街は、その規模、保存度合い、雰囲気ともども、世界屈指の街だと思います。
カルタヘナ旧市街は世界遺産に登録されています。
ライトアップされた夜の時計塔
時刻はそろそろ夜10時を回ります。
夜10時からは、ヘツェマニ地区にあるライブバー「カフェ・ハバナ」で、キューバ音楽のライブを鑑賞する予定。
時計門を抜け、ヘツェマニ地区へと戻りましょう〜♪
カルタヘナいちのライブバー「カフェ・ハバナ」でサルサとキューバ音楽を楽しむ♪
ヘツェマニ地区にある「カフェ・ハバナ」
「カフェ・ハバナ(Cafe Havana)」は、カルタヘナでNo.1と言われるナイトスポット。
なんと!あのヒラリー・クリントンも国務長官時代に訪れたことがあるのだとか。
演奏される音楽のジャンルは、サルサやルンバ、キューバ音楽などのクラシカルなラテンミュージックです。
お店は、水曜から日曜までの20:30から朝の4:00までオープンしていて、ライブ演奏が始まるのは23:00頃であるとのこと。
お店に訪れた時刻は22時過ぎ。ちょうどいい時間帯です。
さっそく中に入ってみることにしました♪
「カフェ・ハバナ」の店内
ライブが始まったのは23時過ぎ
クラシカルな雰囲気の店内の壁には、サルサやキューバ音楽のミュージシャンの写真が飾られていて、なかなかの趣き。
店内はそこそこ広く、真ん中にバーカウンター席、その周りにテーブル席があり、入り口右手にステージがありました。
お客さんは、まだ早めの時間帯のせいか、5割くらいの入り。
そのおかげで、ステージを横から眺められるテーブル席に座ることができました!
入場料は、30,000COP(1,028円)です。
モヒートを注文
席に座って、まずはお飲み物。
モヒートを注文します。キューバと言ったらやっぱりモヒートですよね!
料金は20,000COP(68円)
ミントがたくさん入っていて、ラム度も高く、美味しいです♪
モヒートを飲みながら、演奏が始まるのを待っていたのですが、なかなか始まらず。
入店して30分くらいして、ようやくミュージシャンたちが現れ、さらに30分くらいして、やっと演奏が始まりました。
その間、お客さんは少しずつ増えてきて、演奏が始まる頃には自分の周りの席もほぼ埋まっている状態に。
早めに来ておいて良かったです!
カルタヘナの「カフェ・ハバナ」でライブミュージックを鑑賞♪
コンガやボンゴ、マラカスなどのリズムに乗せて、ミュージシャンたちによる演奏が始まりました。
ヴォーカルは、かなりイケイケな感じの女性シンガー。
彼女がパワフルな声量で歌い始めると、店内の空気は一気にヒートアップ!
ギターやキーボードのメロディやホーンセクションの華やかな音色が女性シンガーの歌を盛り立てます♪
ダンスの上手い渋いおじさん
曲調が盛り上がってくるにつれ、お客さんの中に踊り始める人が現れます。
特に、上の動画の渋い感じのカップル、かなりダンスが上手で格好いい!
隣にいたナイジェリア人の女の子たちがノリノリ♪
ちなみに、自分の隣の席には、ナイジェリア人の女の子3人組が座ったのですが、ライブが始まるや否や、立ち上がって踊り始めてもうノリノリ♪
そこに、地元の人か観光客かわからないけれど、老夫婦が踊りながら(あまり上手くない)近づいてきて、ナイジェリアの女の子たちと一緒になって踊り始めました。
その老夫婦のお爺さん、写真を撮っていた自分の方にも近づいてきて、「写真なんて撮ってないで一緒に踊りなさい!」と言わんばかりに、自分の手を引っ張って、ナイジェリア人の女の子と手を取り合わせて、図らずも自分とナイジェリアンの女の子、2人で一緒にダンスすることとなってしまいました!
何だかよくわからない展開になったと思いながらも、お互い笑い合いながら、お爺さんたちと一緒に踊りまくり♪
お爺さんのおかげでかなり楽しい雰囲気になりました★
キューバ音楽のバンドの演奏が見事!
ステージの演奏は佳境を迎えます。
演奏が続く中、お店の入り口からどんどんお客さんが入って来ます。
お客さんは地元カルタヘナの人が多いようで、お洒落な格好をした若い男女がたくさん!
美女が多いことで有名なコロンビア。綺麗な女の人が多いです★
カルタヘナの「カフェ・ハバナ」のライブ
ノリノリの店内の雰囲気
カリブ海に面した港町、カルタヘナの夜。
陽気でトロピカルな店内の空気感。ノリのいいラテンのリズムとエキゾチックなメロディ。
モヒートを飲みながら、素晴らしいライブ演奏を聴き、音楽に合わせて踊る。
カルタヘナいちのライブバー「カフェ・ハバナ」、最高でした★
「カフェ・ハバナ」の外観
午前1時頃、ライブ演奏の第一幕が終了。
お店の営業は午前4時までなので、この後第二幕があり、さらに盛り上がりを見せるのかもしれません。
ちょっと眠くなってきたし、充分満足したので、ひとまずこのくらいで帰ることにしました。
翌日は、カルタヘナの旧市街を散策。そして、「サン・フェリペ要塞」や「ポパの丘」などのカルタヘナの見どころを巡り、高層ビルが建ち並ぶリゾートエリア「ボカグランデ」にも足を伸ばします。
カルタヘナ観光MAP
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