雲南省元陽の町。水曜の朝、青空マーケットが開かれていました。
中国西南部にある雲南省の町「元陽」
朝、ホテルを出て、メインストリートである坂道をぶらぶらと下っていくと、通り沿いにマーケットが開かれていました。
元陽の水曜朝市です!
マーケットには、様々な物が売られています。
売り子は「哈尼(ハニ)族」「彝(イ)族」「傣(タイ)族」「苗(ミャオ)族」などの女性たち。
ここの女たちは観光用ではなく、日常着として民族衣装を着ていました。
こちらは、「イ族」(彝族)の果物売りおばちゃん。
新鮮なみかんとりんごが並べられています。
背中に赤ちゃんを背負いながらのお店番です。お客さんは背中に大っきな籠を背負ってのお買い物です。
「イ族」の人口は、776万人。宗教は精霊信仰です。
言語は、ビルマ語と密接な関係を持つ彝語を使用し、彝文字(ロロ文字)と呼ばれる表音文字を持っています。
みかんを売る「イ族」のおばちゃん。
臙脂や緑、ピンク、水色など、色彩がカラフルです。
帽子や腰布の繊細な刺繍も素敵です。お洒落です♪
上の写真、こちらに背を向けている青い服の人が、たぶん「ハニ族」(哈尼族)のおばちゃん。
「ハニ族」の人口は約150万人。宗教は自然崇拝で言語はハニ語を使用します。
「ハニ族」は、ミャンマーやタイ、ラオスにもいて、そこでは「アカ族」と呼ばれています。
衣装は青色が多く、男性は黒色の頭巾を被るのが特徴です。
バナナ売りのお店。
右の方にいる人たちは、「タイ族」(傣族)です。
「タイ族」はタイ語系の少数民族で、人口は約100万人。信仰する宗教は仏教でタイ語を話します。
タイランドのタイ人とは、大きなくくりでは一緒の民族ですが、タイ国内では、中国の雲南省と同系統のタイ族は「シャン族」などと呼ばれているそうです。
穀物らしきものを売っている民族衣装の人々。
ピンクや水色のカラフルな衣装の人が「イ族」、紺色のシックな衣装の人が「ハニ族」です。
稲穂のようなものを売っていた「イ族」のおばちゃん。
これが何なのかはわかりませんでした。
これはタバコ屋さん。竹筒の水タバコです。
右の黄色の塊がたばこです。
市場で物を売ったり、買い物をしているのは、ほとんどが女性ですが、このタバコ屋さんは売り子もお客も男性ばかりでした。
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