台南の中心地から少し離れたところに、『安平』という街があります。
安平は、台南で最もノスタルジックな街と言われていて、昔懐かしい街並みや古跡を楽しむことができます。
台南の中心地とは、ちょっと違う雰囲気を味わえる街『安平』を巡ってみましょう!
①赤崁楼からバスで安平へ
台南から西へ少し離れた街『安平』に行くには、タクシーかバスの利用になります。
「赤崁楼」の前のバス停から、安平方面のバス出ているとのことなので、バスで行ってみましょう!
「88安平線」のバスが、安平方面へ行くようです。
台南には地下鉄がないので、ちょっと遠いところへの移動手段は、タクシーかバスになります。でも、バスって色々路線もあるし、難しいですよね。。
とりあえず、88番バスを待ちます。
何台か見過ごしたあと、バスが来ました~。
ホテルでもらった地図を頼りに、安平方面へ出発!
途中、事前に調べていた”プリン”が美味しいというお店に寄りたいため、近いと思われるバス停で降りました。
「運河博物館」の停留所です。
ここは、安平にもまぁまぁ近づいている場所なんですが、プリンのお店はちょっと戻らなければいけません。地図上で見る限り、それほど遠くなさそうなので、歩いて行ってみましょう。
②プリンの有名店『依蕾特』
プリンが美味しいという『依蕾特』目指して、安平路沿いを歩いて戻ります。
歩いて歩いて。。地図を見ても、あまり進んでなさそう さらに歩いていると、これなかなかの距離があるかも。。と途中で気づきます。
暑いし、この日は朝から台南の街を歩いていたので、かなり疲れてきた
タクシーをつかまえようとするも、タクシーには全然出会えず。やっぱりやめようにも、結構な距離を進んでしまったので、いまさら戻るのも。。。ということで、ひたすら歩き続きます。
20~30分は歩いたでしょうか すると、やっと見えました! お目当てのプリン屋さん♪
『依蕾特』です。
ここ『依蕾特』は、ミルクを贅沢に使用した滑らかなプリンで、有名になったお店です。
依蕾特の店構え。
ん?カフェだと思ってやって来たのですが、もしやテイクアウト専門!?
なんとー、こんなに頑張って歩いてきたのに。。テイクアウトなら、高雄のセブンイレブンでもここのプリン売ってるの見たかも。。
まぁ、気を取り直して、、、
メニューはこちら。
普通のプリンの他にも、マンゴープリンやタルトなんかもあるみたい。セブンイレブンには、売ってなかったはず! 来た甲斐があったかも。と思うことにします(笑)
ここは、やっぱりノーマルなプリンと、さっぱりなレモンタルトにしました。
ミルクプリン(30元)、レモンタルト(60元)
今すぐ食べたかったので、道路脇のちょっと腰けられるところに座っていただきました。
まずは、ミルクプリンから。
ミルクプリンなので、色は白いです。スプーンで一口。うん、滑らか~だけど、日本で食べられる滑らかなプリンに比べると固めです。
ミルクプリンだけに、ミルキーで優しいお味です♪
レモンタルトは、レモンの風味が爽やかで甘酸っぱく、暑いときでもペロっと食べられちゃう感じです。タルトもサクサクしっとりで食べ応えがあって、満足。
両方とも、美味しかったです♪
手軽に食べられる台湾スイーツとして、オススメです☆
◆依蕾特
- 住所:台南市安平路422号
- 電話:(06)226-0919
阿原(YUAN)の石鹸
『依蕾特』のお店の近くに、お土産屋さんがあったので、ちょっと覗いてみました。
キレイなお店で、台湾の名物品が色々売られていました。
・・・と、目に入ったのが、
台湾コスメの『阿原(YUAN)』の商品!!
台湾に来たら、絶対買おうと思っていたのですが、台南ではあまり売っていないのか、初めて見つけました~。嬉しい♪
石鹸が有名で、台湾のナチュラルソープのさきがけだそうです。
購入したのは、檸檬(300元)と、文草(よもぎ)(300元)。
阿原の石鹸、使ってみたかったので、とっても満足♪
まだ使用してないのですが、使ったらまたご紹介します!
③安平老街
お次は、安平老街へ。
もう歩くのは厳しいので、タクシーをなんとかして捕まえたい!
台南は、流しのタクシーが意外に少ないと感じました。安平路は、結構な大通りですが、なかなか空車のタクシーが通らず苦戦 そして、やっと捕まえてタクシーに乗ることができて、ホッと一安心です。
安平老街のメイン通り「延平街」で降ろしてもらいました。
昔ながらのレトロな雰囲気のお店がたくさん並んでいます。
カラフルでかわいい皮のサンダル屋さんも。
シーサーのような獅子のある門をくぐると、、、
ゲームコーナーがありました。墾丁の夜市でも見たような昭和レトロなゲームがいろいろ。
コーヒー屋さん
漢方?のお店
かなり渋~い空間で面白かったです。
再び延平街に出ると、何やら行列の出来ているお店が!
『林永泰興蜜餞』
”蜜餞”とは、フルーツの砂糖漬けのことで、こちらは漢方のドライフルーツ屋さんです。
安平には漢方系ドライフルーツのお店は多いようですが、こちらのお店は一番の老舗で人気があるそうです。店構えからして、老舗な感じです!
漢方なので、ちょっと独特の味がするそうですが、体に良さそうだし気になります。
とても大きな駄菓子屋さん。
懐かしい感じの駄菓子や、日本のお菓子も売っていました。
こんな感じで、昔懐かしいレトロなお店がたくさん並んでいる延平街でした~★
④国定史跡「安平古堡」
安平古堡は1634年に完成したお城ですが、オランダ統治時代には「熱蘭遮城(ゼーランディア城」、その後「安平城」と名称が変わり、台湾人には「王城」と呼ばれていました。
日本統治時代には、すでに荒れ果てた状態でしたが、日本は城堡の修復に乗り出し、レンガを積み上げて現在の姿へと整えました。
台湾光復後に、現在の「安平古堡」と呼ばれているそうです。
安平古堡の入口。チケット売り場で入場券を購入します(一人50元)。
安平古堡の平面図。
入口を入るとすぐ右手に、レンガの城壁、展望台が見えます。
この展望台は、1945年に城周辺の動きを監視するために建設され、1975年には展望台が新たに造られ、現在は安平古堡のランドマークになっています。
安平古堡にあるカフェ『古蹟珈琲』
ランドマークの展望台がイラストに。かわいい♪
「鄭成功」の彫像。
1662年、大陸を追われた明の遺臣・鄭成功は、新たな拠点を構築するために台湾を攻撃、既存のオランダ人勢力と対立しゼーランディア城を攻撃した。その結果オランダ人勢力は台湾から一掃され、台湾史上初めて漢人による政権が樹立された。鄭成功は熱蘭遮城を安平城と改称し、鄭氏政権3代にわたって支配者の居城となり「王城」と呼ばれるようになった。
Wikipediaより
安平古堡の石碑。
当初は、1628年にオランダ人に対して関税の撤回を要求した、日本の浜田弥兵衛の功績を記念する文字が刻まれていましたが、台湾光復後に「安平古堡」と彫りなおされたそうです。
展望台も登ってみました!
安平古堡の敷地内は、とてもキレイに保たれていて、木々も丁寧に手入れされていました。
⑤安平天后宮
安平天后宮は、1668年に建立され、媽祖(天上聖母)を主祀とする天后宮です。鄭成功が、台湾に来るときに運んできた3つの媽祖像を、ゼーランディア城(安平古堡)内に祀ったのが、始まりとされています。
とても大きい門。細かい彫刻が圧倒されます!
こちらも、屋根の彫刻が素晴らしい立派な廟です。
廟の入口には、たくさんの札が。絵馬のようなものなのでしょうか。
廟の内部。かなりきらびやかです。
廟の前の広場では、食べ物やおもちゃなど、いくつも屋台が出ていました。
ノスタルジックな雰囲気満点の街「安平」。
のんびりと老街を散策し、歴史的な建築物を観て、ゆっくりした時間を過ごすのもいいと思います★
安平の西端の海辺に、夕陽がきれいに見えるスポットがあるそうなので、行く予定だったのですが、時間的に夕陽には間に合いそうもなかったので断念しました。
そして、帰りもタクシーを拾おうと思ったのですが、やはり捕まえることができず。。
バスもどこで乗ればいいか分からないし、何時に来るのかも良く分からず、途方に暮れかけていると、赤崁楼へ行きそうなバスを発見!!
走ってバスに乗り込みました。運転手さんに赤崁楼に行くかを聞いたところ、なかなか通じなくて、「Hurry!!」と怒られ、何だか感じ悪~と思いながらも、バスに乗れたと一安心。(今回の旅で出会った台湾の方たちはみんな親切だったのに、このバスの運転手だけ、怖くて不親切でした。。)
そして、無事に赤崁楼に戻ってくることができました♪
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