台湾南部のディープな街「恒春」を巡り、四重渓温泉へ(台湾)

恒春古城北門【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】 エスニックな旅
記事内に広告が含まれています。

台湾南部の恒春半島にある「恒春」

城壁で囲まれている恒春の街はとても小さく、歩いて回れちゃうくらいの大きさです。

古い街並みを散策し、城壁や門、天然ガスが燃えて地面から火が出ている「出火」などを巡ります。

恒春【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

スポンサーリンク

墾丁から恒春へ

台湾南部のリゾート地「墾丁」の墾丁大街からバスで「恒春」へ!

墾丁〜恒春【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

墾丁快線で2つ目、32元です。近いし安い!

墾丁〜恒春【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

立派なバスで出発!

20分くらいで恒春に到着です。

バスを降りると、すごい日差しが。暑い~!

恒春【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】恒春駅

 

スーツケースが邪魔なので、ひとまず恒春駅のコインロッカーに荷物を預けます。コインロッカー代は50元。

恒春の情報がなかったので、駅の隣にあった観光案内所へ。しかし、あまり役に立ちそうな地図などはなく、英語版の小冊子に載っていた小さな地図を頼りに散策することにしました。

恒春【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

恒春古城を目指して歩く途中の街並みはとても古く、昭和レトロな雰囲気が漂ってきます。

恒春【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

恒春【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

南国のフルーツを売るお店や、道端で野菜や魚を売るおじさん・おばさんたち。

恒春【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

新鮮で美味しそうな野菜がたくさん。

恒春【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】占い屋さん

恒春【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】茶の魔手

 

右上の写真の「茶の魔手」。チェーン店なのですが、この後、ここ恒春と台南で何店舗見たか分からないくらいたくさん出会いました。お茶屋さんかーとは思ってましたが、タピオカミルクティーも売ってたようです。台北には「茶の魔手」はないらしいので、飲んでおけば良かった。。

恒春【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

恒春【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

のんびりとした街並み。

恒春【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

「恒春古城」と「出火」の看板が出てきました! それにしても暑い!

スポンサーリンク

恒春古城の門・城壁と「出火」

恒春古城東門【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】東門

 

恒春の街をグルっと囲む城壁の四方には、東西南北の門があります。当時の状態がほぼそのまま残っているのだとか。

その東門にやってきました!

恒春古城東門【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

恒春古城東門【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

恒春鎮の地図と矢印看板

恒春古城東門【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

かなり年季が入っているようですが、綺麗に残っている門。周りには、お花も植えられていてキレイです!

東門から城壁の外側に出て、さらに東方向に200mほど行くと、天然ガスが燃えて地面から火が出ている「出火特別景観区」に行くことができます。

出火【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

日差しが強くてかなり暑いけど、せっかくなので200m歩いて行ってみましょう~!

日陰のない道をひたすらまっすぐ歩きます。。暑い。。

出火【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

途中、お墓がありました。

お天気が良くて、緑もあって、気持ちいいように見えますが、とにかく暑かったです。歩いている人は誰もいません。

200m以上はあったように感じましたが、やっと到着!

出火【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

『出火特別景観区』の立派な看板が。ちゃんとした観光スポットなんですね。

出火【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

出火【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】「出火」の地図看板

 

「出火」も、墾丁国家公園の一部なんですね。

出火【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

この木の階段を下りると、出火ポイントに行けるようです。

出火【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

柵で囲われた中が「出火」のポイントです。

・・・が、火が見えない。。けど。

出火【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

近づいてみましたが、うーん、よく分からない。。鳩がいるくらいだから、熱くもないのかしら。。

出火【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

よーく見ると、炎がちょっと見えます。ほんとに少しですけど。。

暑い中頑張って歩いて来たのに、これか~って感じ。。

まぁ、来ることに意義があるってものですかね。

この「出火」、もとは井戸を掘った時、墾丁の泥岩層まで掘ってしまい、自然に噴き出す天然ガスがあることを発見。一度つけた火が今もなお消えないままなんだそう。

夏秋の雨季の時は、割れ目は常に塞がられていますが、冬春の乾季の時の“出火”の現象は、とても壮観だそうです。

行った時期は5月なので、春から夏の季節の変わり目ってことで、ほとんど割れ目が塞がれていて、火があまり見えなかったのでしょうか。。

出火【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

車でお店も出てましたが、あまりお客さん来なさそう。。

さぁ、頑張ってまた来た道を戻ります!

東門に戻って、次は北門へ向かいます。

恒春【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

恒春【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

途中、南国風の民宿や民家が並んでいました。

壁にはかわいいイラストが!

恒春古城北門【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

北門に到着!

北門からは、城壁の上に登れるようなので、登ってみましょう~♪

恒春古城北門【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

恒春古城北門【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

城壁の上。右も左もひたすら続く壁。

この城壁を歩いていけば、西門まで行けるかな~。でも、途中で行き止まってたら戻ってこなきゃいけない。。

どうしよう。。と悩みましたが、せっかくなので歩いてみることに。

恒春古城北門【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

恒春古城北門【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

城壁から見た景色。

恒春古城北門【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

暑い。。けど、ひたすら歩きます。

歩いて歩いて、やっと先が見えてきました。もしかして行き止まり~??

恒春古城北門【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

・・・やっぱり。「禁止通行」

気を取り直して、北門まで戻ります。。

歩き続けて疲れたので、休憩したい。でも、この辺りにカフェなどはなさそうなので、駅周辺まで戻ることに。

スポンサーリンク

恒春の街並みと名前のない人気麺料理店

恒春【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

カフェを探して歩き回るには暑すぎるので、ちょうど見つけたカフェに入ってみました。

恒春【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

店内は狭くカウンターのみ。テラス席が空いていたので、暑いけどテラスにしました。

恒春【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

恒春【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

漢字メニュー、なんとなく分かるものもあれば、想像できないものも。

左が「泡沫巧克力鮮奶(40元)」ミルクチョコレートのようなもの。薄いココアのような味。

右は「苹果牛奶(45元)」リンゴミルク。泡泡してて、あまり喉が潤わない(笑)

うーん、ちょっとイマイチだったけど、座ってゆっくりできたので良かった♪

恒春【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

テイクアウト用のカウンターもありました。

 

休憩できたので、次は恒春の街を散策します。

恒春【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】パン屋!?

恒春老街【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】臭臭鍋

恒春老街【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】緑豆のスイーツ屋

恒春老街【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】オープンなかわいいカフェ

恒春老街【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

昭和な感じの街並み。地元の人や観光客で、思ったよりたくさんの人がいました。

・・・と、人だかりができているお店を発見!

恒春老街【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

何屋だろう。。気になる!

恒春老街【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

おっ!麺料理のお店でした♪

おばあちゃんがせっせと麺を茹でています。

恒春老街【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

こんなに並んでるなんて、美味しいに違いない!!

もちろん、並びましょ~♪

何ていうお店だろう。。どこにも看板がありません。

名前もないけど、人気のお店。さらに気になります。

恒春老街【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

おばあちゃんが、もやしと麺を次々と茹でて作っています。

なかなか豪快な作り方で、面白い!動画でどうぞ↓

おおざっぱだけど(笑)、手際のいいベテランおばあちゃんです。

麺は2種類あったので、2種類頼んでみました。

持ち帰りもできるようで、持ち帰ってるお客さんもいました。

恒春老街【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

奥の広めのテーブルが空いていたので、そこに。他のお客さんと相席です。

花柄のクロスがレトロ感満載。テーブルの上には、お醤油やコショウ、辛そうなタレなどが置いてあります。

恒春老街【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

恒春老街【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

白いビーフンみたいな麺と、中華麺のような麺。それぞれ40元!

どちらも、上↑の動画にあるように、器に具材とスープを入れた後で麺を入れるので、具が見えません。

なので、混ぜてみました!

恒春老街【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

恒春老街【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

鶏肉、もやし、ネギが入っていて、美味しそう!

ではでは、いただきまーす!!

まずはスープから。

うん、あっさりしてるけど、ダシが効いていて美味しい~!

かなり暑い日でしたが、ツルツルとどんどん食べられます。

白いビーフン麺の方が、あっさりしてたかな。個人的には、中華麺の方が好みでした。

恒春老街【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

店内は満席で、繁盛してました~♪

何の飾り気もない食堂ですが、お客さんは次々と来ていて人気のお店でした。

たまたま通りかかって見つけたお店、地元の人たちに混じって美味しい麺料理を食べられて良かったです。

恒春老街【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

どこをこう見ても、お店の名前らしきものは見つからず。。

『中山路54』だけが頼りです。。

台湾マップ(恒春)

スポンサーリンク

四重渓温泉

お腹も満たされたところで、次は四重渓温泉へ向かいます。

バスはよく分からなかったので、タクシーで行くことにしました。

20分ほどで四重渓温泉街に到着しましたが、特にお目当ての温泉を決めていた訳ではなかたので、タクシーの運ちゃんにオススメを聞いて、そこに連れていってもらうことに。

四重渓温泉【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

そして、到着したのがココ! 『日式温泉館 清泉』

恒春からのタクシー代は500元。

台湾に来て日本式の温泉か~と思ったのですが、運ちゃんにお礼を言い、とりあえず中に入ってみます。

四重渓温泉【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

四重渓温泉【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

規模も大きく、館内は綺麗で、宿泊施設もあるようです。

綺麗だしお客さんも多そうで安心できそうだったので、こちらに決定!

お風呂は、水着着用の露天風呂(250元/一人)と、個室風呂(1時間1,000元)。

温泉のために水着も持って来ていたのですが、水着に着替えるのも面倒だったので、ゆっくりできる個室風呂にしました!

四重渓温泉【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

中庭に面して個室風呂が並んでいます。

四重渓温泉【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

こちらが中庭。

四重渓温泉【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

お風呂は「花巻」でした。

四重渓温泉【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

大きな浴槽とシャワースペース。手前にはお手洗いと、鏡、ドライヤーもついています。

広くて天井も高く、ゆっくりくつろげそう。

お湯を張って、恒春でかいた汗を流します。あ~気持ちいい♪

恒春ではかなり歩いたので、足をマッサージしながら疲れを取ります。個室風呂にして良かった。

四重渓温泉【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

四重渓温泉【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

後で調べてみたら、四重渓の温泉はここが始まりとされているそう。1896年に公共温泉ができてから山口さんという人が山口旅社を建てました。これが現在の清泉山荘の前身だそうです。それから一帯は「温泉村」と呼ばれるようになったとのこと。

四重渓温泉【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

昭和5年には、高松宮宣仁親王が新婚旅行でこの地を訪れ、ここの温泉に浸かりました。使用された浴室は、今でも毎日きれいなお湯が張られ、フロントにお願いすれば脱衣場から参観できるようになっているそうです。

なかなか歴史のある温泉宿だったのですね。来れて良かったです。

♨日式温泉館 清泉

住所:屏東県車城郷温泉村文化路5号
電話:(08)882-4120

 

さぁ、次はバスと電車を乗り継いで台南へと向かうのですが、その前に近くにセブンイレブンがあったので、ちょっと休憩♪

四重渓温泉【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

四重渓温泉【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

四重渓温泉【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

四重渓温泉【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

セブンイレブンの前に、ちょうどテーブルと椅子があったので、お風呂上りの1杯を。

キウイジュースとコーヒー牛乳。あ~美味しい♪ 喉が潤います。

 

一息ついたら、タクシーで「車城」のバス停まで行きます。

また「清泉」まで戻ってタクシーを呼んでもらいました。

「車城」バス停へ(200元)

車城からバスで枋寮へ【台湾6(恒春〜四重渓〜台南)】

店先にある寂れたバス停ですが、待ってるお客さんが結構いました。

いよいよ台南へと向かいます!

台湾マップ(墾丁〜恒春〜四重渓〜枋寮〜台南)

スポンサーリンク

続きの記事・関連記事

続きの記事

関連記事

台湾南部のリゾート地『墾丁』はどんなところ?(台湾)
台湾南部のリゾート地「墾丁(ケンティン)」。墾丁では、台湾最南端ポイントまでサイクリングをしたり、墾丁夜市を堪能したり、海を見たりと、台北などの都市ではできないことをすることができました!そんな墾丁の観光スポットや街の様子をご紹介します♪

https://search-ethnic.com/travel/hengchun

台南街歩き|「帆布バッグ」を買い「雙全紅茶」で紅茶を飲み「赤崁楼」を観光する
台湾の古都「台南」の街をぶらぶら歩いて、お買い物をして、美味しいご飯やかき氷を食べて、観光して。。小さい街なので、歩いて結構回れちゃいます。昭和レトロな雰囲気の街並みを歩きながら、台南を満喫しちゃいましょう☺
ノスタルジックな街、台南の『安平』をゆるりと散策(台湾)
台南の中心地から少し離れたところに、『安平』という街があります。安平は、台南で最もノスタルジックな街と言われていて、昔懐かしい街並みや古跡を楽しむことができます。台南の中心地とは、ちょっと違う雰囲気を味わえる街『安平』を巡ってみましょう!
台湾の花蓮で「アミ族」の豊年祭を観る
台湾の原住民族である「アミ族」。アミ族が毎年旧暦8月に行なっているのが「豊年祭」です。祭りは各部落ごとに行われ、カラフルな民族衣装を着た人々による歌や踊りが披露されます。花蓮の小学校の校庭で行われたkennuy部落の豊年祭は、アミ族の老若男女が参加。最後は輪になって大団円♪
台湾・平渓線の旅|十分駅のランタン上げと台湾のナイアガラ、十分瀑布
「平渓線」は、山あいを走るのんびりとしたローカル線。街の真ん中を列車が走る「十分駅」の風景が有名な路線で、沿線にはほかにも見所がたくさん。台北から気軽に日帰り観光できるということで、人気のスポットとなっています。真夏の暑い午前中、台北駅から列車に乗って、「平渓線」に乗りに行ってきました!
赤い提灯が並ぶ、ノスタルジック風情満点の「九份」の街(台湾)
「九份」は、台湾を紹介する本やガイドブックに必ず載っている人気の観光地。赤い提灯がたくさん吊り下げられたレトロな建物の並ぶ街のたたずまいが人気で、日本からも多くの観光客が訪れます。さて、「九份」のメインストリート、レトロな風情の漂う「基山街」を歩いてみましょうかー。
新台北(下北沢)|コスパ抜群!リーズナブルで美味しい台湾屋台料理
小田急線・京王井の頭線下北沢駅南口から徒歩2分、台湾屋台料理『新台北』はあります。このお店、本場台北の屋台そのままの台湾屋台料理をリーズナブルな価格で食べられるお店。30年近くの間、下北沢で愛され続けている人気の老舗台湾料理店です★
台南の夜市は、曜日ごとに異なる場所で。月曜日は「大東夜市」(台湾)
台湾の風物詩、「夜市」!台南の夜市は、曜日ごとに異なる場所で開催される「流動夜市」。旗がたくさん並ぶ台南の『大東夜市』で、B級グルメを満喫します。
台北でいちばん大きく、いちばん有名な夜市「士林夜市」
「士林夜市」(シーリンイエシー)は、台湾台北市士林区にある観光夜市。台北でいちばん大きく、いちばん有名な夜市です。美味しい屋台飯、スナックやお菓子などのグルメ、服やアクセサリーなどのファッショングッズ、射的や金魚すくいなどのゲームまで盛りだくさん!台北に行ったら必ず訪れるべき場所です。

コメント