インドで食べたインド料理をご紹介します。
訪問したお店は、首都デリー、ケララ州のコーチン、バックウォーター地域、コヴァーラム、トリヴァンドラム。タミル・ナードゥ州のチェンナイ、マドゥライ、カライクディ、ラーメシュワラムにある15店舗。
インド以外の国(タイ、オマーン、マレーシア、ジョージア、ラトビア、タンザニア)で食べたインド料理もご紹介。
日本は、世界屈指のレベルの高いインド料理が食べられる国だと思いますが、本場インドは、やっぱり本場。びっくりするような美味しいインド料理をいくつもいただくことが出来ました★
- 「カリムホテル」のチキンジャハーンギーリーとチキンシチュー【デリー】
- 「スルチ」のラジャスターニー・ターリーとグジャラーティー・ターリー【デリー】
- 「ナイヴェーディヤム」のミールス【デリー】
- 「スリ・クリシュナ・カフェ」のミールス【コーチン】
- 「カイーズ・ホテル」のチキン・ビリヤニ【コーチン】
- 「グランド・ホテル」のマラバール・コディ・イラチ・カレー、タッカリ・コディ、ミーン・ポリチャトゥ【コーチン】
- 「ハウスボート」のミールス【バックウォーター】
- 「フュージョン」のプットゥ【コヴァーラム】
- 「アリヤ・ニヴァス」のミールス【トリヴァンドラム】
- 「ザ・バンガラ」のミールス【カライクディ】
- 「フレンズレストラン」のナンドゥー・グレイヴィー【カライクディ】
- 「HOTEL VASANTHA BHAVAN」のサンバルワダ【ラーメシュワラム】
- 「シュリー・シャバリース」のミールス【マドゥライ】
- 「ムルガン・イドゥリー」のイドゥリーとオニオン・ウタパム【マドゥライ】
- 「ラトナ・カフェ」のミールス【チェンナイ】
- 番外編:インド以外の国で食べたインド料理
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「カリムホテル」のチキンジャハーンギーリーとチキンシチュー【デリー】
『カリムホテル(KARIM HOTEL)』の「チキン・ジャハーンギーリー」と「チキン・シチュー」
「チキン・ジャハーンギーリー(Chicken Jahangiri)」
「チキン・シチュー(Chicken Stew)」
デリーの旧市街オールドデリーの路地裏にある『カリムホテル(KARIM HOTEL)』は、ムガル宮廷料理の伝統を継承する伝説的なレストラン。地元の人々に圧倒的な支持を受け続けている老舗レストランです。
数あるメニューの中から注文したのは、「チキン・ジャハーンギーリー(Chicken Jahangiri)」と「チキン・シチュー(Chicken Stew)」
刻みトマトの酸味と大量のハーブやスパイスの辛みと芳香が絡み合って、複雑極まりないお味の「チキン・ジャハーンギーリー」。ホールスパイスがたくさん入っていて、マイルドだけどスパイシーな「チキン・シチュー」。
どちらも、日本じゃ絶対に味わえないお味です★
「スルチ」のラジャスターニー・ターリーとグジャラーティー・ターリー【デリー】
デリーのカロルバーグにある北インド・ベジタリアン料理の専門店『スルチ(Suruchi)』は、北インドの3地域(ラジャスタン、パンジャーブ、グジャラート)の豪華なターリー(定食)をいただけることで有名です。
注文したのは、「ラジャスターニー・ターリー」と「グジャラーティー・ターリー」
「ラジャスターニー・ターリー」は、乳製品のまろやかさとピリッとした辛さが特徴的。ラジャスタン料理は、豆類を使ったお料理が多く、牛乳やギーがほとんどの料理に使われているため、全体的にちょっとこってりとした印象。カレーの辛さは少し辛めです。
「グジャラーティー・ターリー」は、ラジャスターニー・ターリーよりもさらに個性的なお味。
ラジャスタン料理と同じく、お料理にミルクやギー、ヨーグルトなどの乳製品が多く使われ、マイルドな味わい。そして、お料理全体が少し甘いお味なのが、ちょっとびっくり!
この甘み、グジャラート料理でよく使われる「ジャガリー」と呼ばれるさとうきび糖であるとのこと。最初はびっくりしましたが、食べ進めるとなかなかクセになる感じ。
「ナイヴェーディヤム」のミールス【デリー】
デリーのお洒落エリア、ハウズ・カース・ヴィレッジにある南インド・カルナータカ料理の専門店『ナイヴェーディヤム(Naivedyam)』では、カルナータカ州の豪華なターリーをいただくことができます。
注文したのは、「ナイヴェーディヤム・マハラジャ・ターリー」。サンバルやクートゥー、コザンブ、パラータ、プーリーを始め、大き目のターリー皿に様々なお料理が並び、かなり豪華なビジュアル。各料理のクオリティーも高く、お味も抜群です★
「スリ・クリシュナ・カフェ」のミールス【コーチン】
ケララ州の町コーチン。その歴史地区のひとつである「マッタンチェリー地区」に、『スリ・クリシュナ・カフェ(Sri Krishna Cafe)』があります。
このお店は、地元のインド人が普段着で通う、コーチンに無数にある大衆食堂のうちのひとつ。本場南インドの、日常的に食べられている「ミールス」をいただくことができるお店です。
シンプルで、これぞ定食って感じのミールスですが、どのお料理もスパイスが適度に効いていて、素材とマッチしていて美味しい★
お味はどれも薄めですが、優しいお味で、これなら毎日でも食べられそうな感じです。
お代わりもいくらでもいただけるし、約80円ほどという破格のお値段。満足度かなり高いお店です♪
「カイーズ・ホテル」のチキン・ビリヤニ【コーチン】
ケララ州の町コーチン。コーチンの中心部である「エルナクラム地区」に、地元の人に絶大な人気を誇り、ビリヤニが美味しいと評判のレストラン『カイーズ・ホテル(Kayees Hotel)』があります。
注文したのは、「チキン・ビリヤニ」と「ペッパー・チキン」。
「チキン・ビリヤニ」は、パラパラのバスマティライスに、クローブ、カルダモン、ブラックペッパーやシナモン、フェンネルなどの各種スパイスの香りが華やかで、ご飯の中には柔らかくほぐれるチキンが埋まっていて抜群の美味しさ♪
「ペッパー・チキン」は、食べ応えのあるチキンに、玉ねぎ、トマト、ネギ。そして、ブラックペッパー、にんにく、青唐辛子、カレーリーフなどのスパイスがふんだんに使われていて、こちらも抜群の美味しさです★
「グランド・ホテル」のマラバール・コディ・イラチ・カレー、タッカリ・コディ、ミーン・ポリチャトゥ【コーチン】
ケララ州の町コーチン。コーチンの中心部である「エルナクラム地区」にある『グランド・ホテル(Grand Hotel)』のレストランは、お料理が美味しいということで地元の人にも観光客にも評判のレストラン。
注文したのは、「マラバール・コディ・イラチ・カレー」「タッカリ・コディ」「ミーン・ポリチャトゥ」
「マラバール・コディ・イラチ・カレー」は、タマリンドやトマトの酸味とココナッツミルクの甘み、カレーリーフの香りが絶妙な味わいのマイルドなチキンカレー。
「タッカリ・コディ」は、トマトのお味がベースで、マスタードシードやにんにく、カレーリーフなどのスパイスがパンチを効かせたビビッドでコクのあるチキンカレー。
「ミーン・ポリチャトゥ」は、スパイスでマリネした魚をバナナの葉の上に敷き、各種スパイスで作ったマサラペーストを塗って、バナナの葉で包んで焼いたお料理。
さすが、有名レストランのお料理、いずれのお料理も洗練された美味しさです♪
「ハウスボート」のミールス【バックウォーター】
ケララ州南部に広がるデルタ地帯「バックウォーター」。ここを「ハウスボート」と呼ばれるクルー付きの貸切ボートで巡るのがケララ観光のハイライト。
ハウスボートでは、専属クルーがココナッツを使い、カレーリーフが香るケララの伝統的な家庭料理を調理してくれます。
クルーの作るお料理はシンプルで素朴なお味ですが、スパイスで味付けされたお魚も、お豆のお味とカレーリーフの芳香がたまらないスタンダードなサンバルも、シンプルなスパイス使いのトーレンも、さっぱりとしたライタも、どんどんお代わりしたくなる飽きの来ない味♪
「フュージョン」のプットゥ【コヴァーラム】
ケララ州随一のビーチリゾート「コヴァーラム・ビーチ」
ここにあるレストラン「フュージョン(fusion)」で、朝食として「プットゥ」のセット(Puttu,Paire,Param and Papadam)をいただきました。
「プットゥ(Puttu)」とは、米粉とココナッツを筒状の専用の蒸し器に入れて蒸した食べ物。プットゥ自体はボソボソしてあまり味がないのですが、カレーリーフや赤唐辛子などで味付けされたムング豆の炒め物や、豆でできたせんべい「パパダム」、バナナと一緒に食べるとなかなか美味しい★
「アリヤ・ニヴァス」のミールス【トリヴァンドラム】
ケララ州の州都「トリヴァンドラム(ティルヴァナンタプラム)」にある『アリヤ・ニヴァス・ホテル(Ariya Nivas Hotel)』
ホテルに併設されたレストランは、地元のお客さんで常に大盛況のベジタリアン・レストラン。美味しいミールスをいただくことができます★
バナナの葉っぱの上に載せられたミールスは、カレーリーフが香り、マスタードシードやチリがピリリと効いて、タマリンドの酸味とココナッツのマイルドさが感じられる、よく知っている南インド料理のお味。
高級レストランのお料理のような特別な工夫が施されているわけではなく、どのお料理もスタンダードな感じなのですが、それがまた美味しい!
地元のお客さんで常に大盛況なのも頷ける、毎日でも食べられそうなお味でした★
「ザ・バンガラ」のミールス【カライクディ】
タミルナードゥ州南部に位置するチェティナード地方の中心都市「カライクディ」にあるヘリテージホテル「ザ・バンガラ(The Bangala)」
ホテル内にあるレストランでは、豪商チェティヤールの一族による本物の「チェティナード料理」をいただくことができます。
お味はもちろん、素晴らしいのひと言♪
一品一品が個性的で、クリアで洗練されたお味のミールスです。
ディナータイムは、参加した料理教室で作ったチキンペッパーフライやプロウンマサラなどを賞味。朝食ではサンバル、ワダ、イドゥリー、ポンガルなどの定番のティファンをいただきました★
最高の食体験を楽しませてくれる珠玉のレストランです。
「フレンズレストラン」のナンドゥー・グレイヴィー【カライクディ】
チェティナード地方の中心都市であるカライクディにある地元でも評判のレストラン『フレンズ・レストラン(Friends Restaurant:நண்பர்கள் உணவகம்)』
カライクディにある数少ないチェティナード料理を提供するレストランです。
「蟹のカレー(Nandu Gravy)」は、蟹が丸ごと一匹入った豪快なカレーで、グレービーは多種多様なスパイスが入ったチェティナード料理らしい深みのあるお味。さらに、蟹の旨味がグレービーにたっぷりと沁み込んでいて、たまらない美味しさ★
「チェティナード・チキン(Chettinad Chicken)」は、たくさんのスパイスが絡み合った濃厚で奥行きのあるグレービーがたまりません!
パロタとの相性バッチリです♪
「HOTEL VASANTHA BHAVAN」のサンバルワダ【ラーメシュワラム】
タミル・ナードゥ州にあるにある聖地「ラーメシュワラム(Rameswaram:இராமேசுவரம்)」。ラーマナータスワーミ寺院の参道の途中にレストラン「HOTEL VASANTHA BHAVAN」があります。
たくさんあるティファンメニューの中で選んだ「サンバルワダ(Sambar Vada)」は、スタンダードなお味でしたが、美味しい♪
飽きの来ないサンバルのお味が朝食にピッタリです★
「シュリー・シャバリース」のミールス【マドゥライ】
タミル・ナードゥ州南部の古都「マドゥライ」の旧市街にある地元の人たちに大人気のレストラン『シュリー・シャバリース(Sree Sabarees)』
バナナリーフの上に、ポンニライスを、サンバル、オクラのカレー、冬瓜のクートゥ、キャベツとニンジンのポリヤル、パパド。カトリ(器)に入った、ラッサム、カード、ガジャルハルワ。
茄子が入ったスタンダードなお味のサンバル、タマリンドの酸味がスキッと効いたラッサムが飽きの来ないお味。お代わり自由なので、欲しいだけ食べられるのが嬉しい♪
マドゥライで一番美味しいとの声があるのも頷ける、本当に美味しいミールスです★
「ムルガン・イドゥリー」のイドゥリーとオニオン・ウタパム【マドゥライ】
マドゥライに本店がある、イドゥリやドーサなどの軽食を中心としたメニューが美味しい『Murugan Idli Shop(ムルガン・イドゥリ・ショップ)』
注文したのは、「オニオン・ウタパム」と「サンバル・イドゥリ」
バナナリーフの上に4種のチャトニ、メインのウタパム or イドゥリ。サンバルがその上に掛けられます。
もちっとしたイドゥリももちろん美味しかったのですが、初めて食べた「オニオン・ウタパム」の美味しさにびっくり!
お好み焼きのような生地にシャキシャキの紫玉ねぎがたくさん入っていて、お味も食感も抜群です★
「ラトナ・カフェ」のミールス【チェンナイ】
タミル・ナードゥ州の州都チェンナイに、ミールスが美味しいと評判の人気レストランがあります。お店の名前は『ラトナ・カフェ(Ratna Cafe)』。1948年創業の老舗の南インド料理専門店です。
ラトナ・カフェは、サンバルの味が良いことで有名です。話によると、お店には、専門のサンバルマスターが居て、4時間掛けてサンバルを作り、味と品質をチェックしているのだとか。
噂通り、サンバルのお味は抜群でした!マイルドながらメリハリの効いたお味で、どんどん食が進んでいく感じ。
そして、特に気に入ったのが「カーラコランブ」。酸味と辛みが強めのシャバっとしたカレーで、酸味&辛味&素材の旨み&スパイスのマッチングが最高♪
番外編:インド以外の国で食べたインド料理
「サラヴァナ・バワン」のミールス【タイ・バンコク】
タイの首都バンコクの中心部、シーロム通り沿いにある「バーン・シーロム・アーケード」の一角に、南インド料理店『サラヴァナバワン バンコク店(SARAVANA BHAVAN BANGKOK)』はあります。
『サラヴァナバワン』は、インド国内32店舗、海外19ヶ国で61店舗もある世界最大の南インド料理店。
「Saravanaa Special Meals」(250バーツ)は、14品目もある豪華なミールス。どのおかずもスタンダードなお味ですが、抜群に美味しいです!
「サラヴァナ・バワン」のミールス【オマーン・マスカット】
こちらは、中東オマーンの首都マスカットにある『サラバナバワン(Saravanaa Bhavan)』。マスカットにはサラバナバワンは2店舗あります。
注文した「South Indian Special Meals」は、銀の丸い大皿の上に11個のカトリが載った豪華なミールス。
お味はまずまず。ちょっと大味な気もしましたが、サンバルもラッサムもポリヤルやダール、ピックルも期待に違わぬ南インドのお味。
毎日でも食べられそうなスタンダードなミールスです★
「MTR 1924」のペーパーマサラドーサ【マレーシア・クアラルンプール】
マレーシアの首都クアラルンプール。その中心駅である「KLセントラル駅」から徒歩数分の場所に、南インド料理のお店『MTR 1924』は、あります。
「KLセントラル駅」の南東部は、「ブリックフィールズ」と呼ばれる地域で、インド系の人が多く居住しているエリア。『MTR 1924』は、そんなインド系の人たち御用達の人気店です。
「Paper Masala Dosa」は、巨大でインパクトのあるフォルムと、こんがりと焼き上がったきつね色のビジュアルが本場な感じ。サンバルと2種のチャトニ、ギー付きです。
外側パリッ、内側しっとりの程よい硬さのペーパードーサ。香ばしく味付けされた具材のポテトマサラ。間違いのない美味しさです♪
「MY 81 Hyderabad Dum Biryani(ハイデラバードダムビリヤニ)」のチキンビリヤニ【マレーシア・クアラルンプール】
マレーシアの首都クアラルンプール。その中心駅である「KLセントラル駅」から徒歩10数分の場所に、インドのビリヤニの本場「ハイデラバード」のビリヤニを提供するお店『MY 81 Hyderabad Dum Biryani(ハイデラバードダムビリヤニ)』はあります。
「チキンビリヤニ」は、ひと口食べてびっくりの美味しさ♪ ふわパラのバスマティライスは、マリネ肉の風味と、各種スパイスの複雑な味と香りが沁み込んでいて、ひと口食べるごとに、新たな風味が広がる感じ。
さすが、クアラルンプール在住テルグ人御用達のお店。ハイデラバードに行かずとも、本場さながらの「ダムビリヤニ」をいただけるお店です。
「タージマハル」のアルゴビ【ジョージア・トビリシ】
コーカサス地方の国ジョージアの首都トビリシにあるインド料理店「タージマハル」
ここで、「アルゴビ」(ポテトとカリフラワーのカレー)とバスマティライスをいただきました。
スタンダードな普通の「アルゴビ」でしたが、美味しい♪トビリシ在住インド人が集まるのも頷ける、本場さながらのお味の「アルゴビ」でした♪
「インディアン・ラジャ」のチキンビリヤニ【ラトビア・リガ】
バルト三国の国ラトビアの首都リガにあるインド料理店『INDIAN RAJA』
ここで、「チキンビリヤニ」と「プロウン(エビ)ビンダルー」「ダールタルカ」をいただきました。
ビリヤニとビンダルーは、若干なんちゃって感があり、本物とは別物の料理な気がしましたが、お味はまずまず。リガでインド料理をいただけるだけでも嬉しい♪
「マー・シャー・アラー・カフェ」のチキンビリヤニ【タンザニア・ザンジバル】
東アフリカ、タンザニアにあるザンジバル島。旧市街ストーンタウンに、美味しいと評判のビリヤニ屋さん(インド料理屋さん)、「マー・シャー・アラー・カフェ(Ma Shaa Allah Cafe)」があります。
古くからインドとの交流があり、インド系住民も多いザンジバルのお料理はインドの影響を受けているのだとのこと。
この「チキンビリヤニ」も本場インドのものとはちょっと違いますが、カルダモンやクローブなどのスパイスがたくさん入ったバスマティライスと、濃厚で深みのあるグレービーの掛かったチキンのお味は抜群!
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