南インド・ケララ州(Kerala:കേരള)の旅。
前日、バスで「コヴァーラム(コヴァラム)」(Kovalam:കോവളം)に到着し、アラビア海に沈む夕陽を眺め、夜は五つ星ホテル『ホテル・タートル・オン・ザ・ビーチ(Hotel Turtle On The Beach)』に宿泊。
快適なお部屋でぐっすりと眠り、一夜が明けました。
この日は、ケララ州随一のビーチリゾート「コヴァラム・ビーチ」でリゾートライフを満喫します★
①ホテルを出て早朝のビーチへ
ホテル『ホテル・タートル・オン・ザ・ビーチ』の部屋から見た早朝のコヴァラム
早朝、目を覚ましてベランダに出てみると、青ざめた空がほんのりと赤く色づき始めています。
方々から聴こえてくる耳慣れない南国の鳥の声。海を眺めると、漁師たちのイカダが出航している様子が見えました。
徐々に明るくなってきました。
徐々に明るくなってくる空。
この日の朝食は、ビーチ沿いのレストランでいただくことにしました。
さて、身支度を整えて、ビーチへと向かいましょう。
歩いてビーチへと向かいます。
「ライトハウス・ビーチ」へと向かう坂道
ホテルから 「ライトハウス・ビーチ」へと向かう坂道に入り、下っていきます。
昨日歩いた「ハワ・ビーチ」へと向かう坂道よりも、こちらの方がお店の数が多く、賑やかな感じ。
夜はこちらの方が明るいので、この道を使った方がいいかもしれません。
ただし、この道の方が勾配がキツく、登るのが大変です!
インド国民会議派のマークが。
エスニックな肩掛けバッグ
インド人向けの服、神様布バッグ
坂道の途中には、インド国民会議派のマークが描かれていたり、エスニックな肩掛けバッグやインド人向けのカラフルな服、神様布バッグなどが売られているお店があったり、カフェやレストランの前を掃除している人がいたり・・・。
ナレンドラ・モディ首相
坂道を下り終わり、海が目の前に見えてきました。
入り口には、インド共和国第18代首相、インド人民党(BJP)のナレンドラ・モディ首相のポスターが出迎えてくれます。
ロープでボートを引く人たち
まず、「ハワ・ビーチ」の方に行ってみます。
すると、10人ほどの男たちがロープを引っ張っている様子に出くわしました。
コヴァラム・ビーチの漁の様子
すでにかなりの縄が巻き取られています。
最初、地引網を引いているのかな?と思ったのですが、どうやら沖合いに漂う船を引っ張ってあるようです。
遠くに小さく小舟の姿が見えました。
おそらく、夜のうちに網を仕掛けた舟を沖合いに浮かべ、朝になってから引っ張って浜に戻そうとしているのでしょう。
既に相当なロープが巻き取られていましたが、まだまだ舟は遠く沖合いに漂った状態。
毎日これをやるのは大変そうです。
朝の海で戯れる人々
「ハワ・ビーチ」の朝
押しては寄せ返す波で遊ぶ
海の中で自撮り棒
朝早いですが、すでに海には多くの人がいました。
波と戯れている家族連れや波打ち際をランニングしている外国人、海の中で自撮り棒を使って写真を撮っている兄弟姉妹などなど。
椰子の木の連なる海岸
こちらにも綱を引く人たちが。
「ライトハウス・ビーチ」の方へ向かって浜辺を歩いて行くと、ここにも綱を引く人が!
コヴァーラムの朝の浜辺は、綱引きラッシュです★
「ライトハウス・ビーチ」の遊歩道
朝の「ライトハウス・ビーチ」です。
朝の遊歩道は、まだ閑散とした感じ。
遊歩道を歩いて、灯台側の一番奥の方へ。
マハトマ・ガンディーの像
遊歩道の一番奥まで行くと、緑地帯にマハトマ・ガンディーの像があり、その後ろに、目指すレストラン「フュージョン(fusion)」 がありました。
②「フュージョン(fusion)」でプットゥとドーサの朝食
レストラン「フュージョン(fusion)」の外観
こちらが、レストラン「フュージョン(fusion)」です。
お店は、階段を登って2階にあります。
さっそく、お店へ。
レストラン「フュージョン(fusion)」の店内
レストラン「フュージョン(fusion)」の店内です。
ネットで調べて良さげだったので、ここを選びました。
カジュアルレストランと紹介されていた通り、明るく開放的でカジュアルな雰囲気。
店員さんも気さくで親切な感じ。
レストラン「フュージョン(fusion)」のドリンクメニュー
レストラン「フュージョン(fusion)」のお食事メニュー
レストラン「フュージョン(fusion)」のメニューです。
朝食なので、「マサラ・チャイ」のポットと、南インド軽食(ティファン)の「プットゥ」のセットと「マサラ・ドーサ」を注文しましたが、メニューには、ランチやディナーのお料理として、南インド料理のカレーやグリル、西洋料理などもありました。
「マサラ・チャイ(ポット)」Rs.180:¥324
「マサラ・チャイ(Masara Chay)」です。
砂糖は別添えで入れるタイプ。お味はショウガやカルダモンの効いた普通の美味しいマサラ・チャイです。
南インドコーヒーも良いですが、チャイの方がすっきりする感じがして好みです。
「Puttu,Paire,Param and Papadam」Rs.250:¥450
こちらは、「プットゥ」のセット(Puttu,Paire,Param and Papadam)
プットゥとパパダム、豆のスパイス炒め、そして、バナナが付いていました。
プットゥとパパダムとムング豆の炒め物
バナナ
「プットゥ(Puttu)」とは、米粉とココナッツを筒状の専用の蒸し器に入れて蒸した食べ物。
南インドでは定番の軽食(ティファン)のひとつです。
プットゥ自体はボソボソしてあまり味がないのですが、カレーリーフや赤唐辛子などで味付けされたムング豆の炒め物や、豆でできたせんべい「パパダム」、バナナと一緒に食べるとなかなか美味しい★
「Masala Dosa」 Rs.220:¥396
こちらは、「マサラ・ドーサ(Masala Dosa)」
「ドーサ(Dosa)」とは、米とウラドダールすり潰し発酵させた生地をクレープ状に薄く伸ばして焼いた、南インドティファンの定番中の定番。
このドーサの中にジャガイモや玉ねぎのマサラ炒めを包んだのが、マサラ・ドーサです。
付け合わせに、サンバルとココナッツチャトニが付いてくるのがセオリー。
マサラ・ドーサの中身
パリパリではなく、ちょっとしっとりとした感じのドーサでしたが、カレーリーフが香り、マスタードシードがピリッとしたマサラ炒めがなかなかの美味しさ。
そして、豆の旨味とタマリンドの酸味が良い感じの「サンバル」と、爽やか感がある「ココナッツチャトニ」を付けて食べるとさらにGoodです!
シンプルながらスパイシーであっさりヘルシーな、南インドティファンの朝食。
満足です★
レストラン「フュージョン(fusion)」からのコヴァラム・ビーチの眺め
レストラン「フュージョン(fusion)」からのコヴァラム・ビーチの眺めです。
このお店、海沿いの席から海を眺めることができるのも良いところ。
夕暮れ時などは、アラビア海に沈むサンセットを眺めながらお料理をいただけそうです★
デリバリー・チャイ屋さん
朝食後は、ビーチの南側から坂道を登りつつ、界隈を散策。
特に面白いものは見つけられませんでしたが、坂の上の界隈は観光客の姿はなく、普通の民家が建っていたり、モスクがあったりしました。
モスクからはずっと祈りの朗唱が大音量スピーカーで流されていました。
上の写真は、ちょっと大きな邸宅に配達に来た、デリバリー・チャイ屋さん。
③ヴィリンジャム灯台に登る
ヴィリンジャム灯台(Vizhinjam Lighthouse)
再び、ライトハウス・ビーチの南端に降りてきました。
ビーチの南端には、コヴァラムのランドマークにもなっている灯台「ヴィリンジャム灯台(Vizhinjam Lighthouse)」があります。
建造は1972年、高さは36mです。
この灯台は上まで登ることができるので、さっそく登ってみることにしました。
ヴィリンジャム灯台
鮮やかな赤と白のストライプ
「ヴィリンジャム灯台」は小高い丘の上にあります。
赤と白のストライプのカラーリングが目に鮮やかです!
灯台への道は整備されてきていて、ちょうど途中の道では路面のレンガ敷きをはめ込む作業が行われているところでした。
椰子の木とコヴァラム・ビーチ
ヴィリンジャム灯台の入り口
「ヴィリンジャム灯台」の入り口です。
入場料は、Rs.110(¥198)
灯台の上までは144段の階段で登ることもできますが、途中まではエレベーターが設置されていました。
コヴァラム・ビーチのヴィリンジャム灯台のエレベーター
こちらが、ヴィリンジャム灯台のエレベーター。
扉が閉まり、動き出すと、昼ドラ風の切ない感じの音楽が流れてくるのがちょっと笑えます。
もしかしたら、この音楽、ここを舞台に撮影が行われたヒット映画やドラマの主題歌なのかもしれません。
ヴィリンジャム灯台の頂上に昇る階段
エレベーターを降りると、灯台の頂上へと登る階段が現れます。
垂直の階段で長さも結構あり、ちょっと怖いのですが、インド人のおばあさんもえんやこらと昇っていました。
ヴィリンジャム灯台から眺めた「ライトハウス・ビーチ」
階段を登り切り、ヴィリンジャム灯台の頂上に到着しました。
見てください!この絶景!!
ヴィリンジャム灯台から眺めた「ライトハウス・ビーチ」の眺めです★
椰子の木に囲まれたコヴァラムの風景
ビーチパラソルがずらり!
灯台の上からは、眼下に広がる「ライトハウス・ビーチ」と、その向こうに広がる広大な椰子の森林が見えます。
浜辺にはビーチパラソルがずらり!
海の色は美しいトルコブルー色★
コヴァラム・ビーチのヴィリンジャム灯台からの眺め
まさに椰子の木州「ケララ」
ヴィリンジャム灯台の上から眺める
椰子の木がたくさん!
海とは反対側を眺めると、椰子の木に覆われた広大な大地が!
まさに、椰子の木の州「ケララ州」らしい、南国感満点の風景です♪
遠くにモスクが見えます。
南国の風情です。
灯台からは360度のパノラマが見渡せます。
遠くの岬には立派なモスクが建っていたり、ライトハウス・ビーチのさらに南側の小ぢんまりとしたビーチがいくつか見えたり。
ヴィリンジャム灯台から海を眺める
灯台の頂上には、インド人の観光客が何人か登ってきていました。
ただし、この頂上、手すりがちょっと低く、手すりの空間が広いので、かなり危ないです。
高さは36mあるので、間違って落下したら命に関わるくらい・・・。
恐る恐る灯台を一周し、写真を撮りました(汗)
「ヴィリンジャム灯台」の上から海を眺める
下りはエレベーターではなく、階段で降りました。
階段の途中の明かり窓からは、トルコブルー色のアラビア海の綺麗な海が見渡せました。
④アラビア海の海と戯れる
頭の上に荷物を載せて
ヴィリンジャム灯台を降りて、ライトハウス・ビーチへと戻ります。
もうかなり日が高くなってきているので、そこそこ暑いです。
喉が渇いてきました。
ライトハウス・ビーチの土産物屋さん
お店が開き、人の往来が徐々に増え始めたライトハウス・ビーチの遊歩道。
その遊歩道沿いにある1軒のカフェで休憩することにします。
カフェで海を眺めながらまったり
お店の名前はわかりませんが、休憩したのはこのカフェ。
カフェと言うよりはレストランで、ランチやディナータイムには、カレーや西洋料理などを提供している様子。
お料理をいただきながら、アラビア海の海を眺め見ることができるのがお店の売りです。
のんびりとしたビーチです。
アップルマンゴーラッシー
レモンソーダ
カフェでは、「アップルマンゴーラッシー」と「レモンソーダ」を注文しました。
両方でRs.150(¥270)
味はそこそこ。
ちびちびと飲みながら海を眺めます。
「ライトハウス・ビーチ」は、コヴァラムのメインのビーチとは言うものの、人の数もそれほど多くはないのんびりとしたビーチ。
20年前に比べて、遊歩道が整備されお店の数も増えましたが、海そのものの人出はそんなに変わっていません。
カラフルな布を売るおじさん
ドリンクを飲みながら海を眺めていると、カラフルな布を売るおじさんが現れました。
左の方に見える水色の布がかなり気になったのですが、購入はせず。
今思うと、値段交渉でもしてみればよかったかなという気がしています。
通りがかりの西欧人のカップルが、おじさんの布に興味を示し、おじさん何枚も布を広げて売り込みをしていましたが、結局商談は成立せず・・・。
他にも、頭の上にバケツを載せ、お店にお魚を売りに来るおばちゃんがいたり、お洒落なイケメンインド人の若者たちが談笑していたり・・・。
ビーチの南端の岩場では、インド映画かドラマの撮影でしょうか?カメラマンやメイクのスタッフが見守る中、俳優がかなりキレのいいダンスを披露していました。
ちょっと泳いできました!
みんなが海と戯れているのを見て、ちょっと自分も泳ぎたい気分になってきました。
お店から出て行って、海に入ります。
ちょうどいい水温のコヴァラムの海水。気持ちいいです♪
眩しい陽光の下、寄せては返す波に体を預け、アラビア海と戯れます。
やっぱり海はいいですね!
コヴァラム・ビーチでの海水浴、満喫しました〜★
海水浴を楽しんだ後は、ヴィレッジ歩き。
ライトハウス・ビーチの奥には、椰子の木に囲まれた路地が網の目のように通っていて、土産物屋や食堂、ゲストハウスなどが軒を連ねています。
そこを歩いて、午後はランチをいただいた後、アーユルヴェーダを体験する予定です。
コヴァラム・ビーチマップ
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