アラビア半島の南東にある国オマーン。この国には多くのインド系出稼ぎ労働者が暮らしています。
その首都であるマスカットには、インド料理店もたくさんあって、南インド料理のレストランもいくつかあります。
そのうちの2店舗、ルイ地区にある『アナサプリ・レストラン(Anathapuri Restaurant)』と『サラバナバワン(Saravanaa Bhavan)』に行ってきましたのでご紹介します。
南インド・ケララ料理店『アナサプリ・レストラン(Anathapuri Restaurant)』
『アナサプリ・レストラン』
マスカットには数多くのインド料理レストランがありますが、南インド料理の専門店の数は、多くはありません。
そのうちの人気店のひとつが、『アナサプリ・レストラン(Anathapuri Restaurant)』です。
お店にはタクシーで訪問
お店の場所は、マスカットの商業地区ルイから、Ruwi.Stを北へ3㎞ほど進んだ通り沿いの右手。ルイ・バスステーションからは、Route4のバスで4駅ほどです。
今回は、市内西部にあるマスカット・グランドモールからタクシーで訪問しました。
『アナサプリ・レストラン』の入口
『アナサプリ・レストラン』の入り口です。
お店の前には、メガネを掛け、どぎついピンクのライトアップのされた象の彫像が!
『アナサプリ・レストラン』の店内
内装や飾りがケララしてます。
『アナサプリ・レストラン』の店内の様子です。
入口の象、壁に飾られたカタカリの頭飾り、トリチュールの象祭りの象の頭飾り。
そうです。ここは、ケララ料理の専門店なんです。
ケララ風のシックな内装の店内。
訪問したのはちょうどディナータイムの午後7時頃。そこそこの広さの店内は、かなりの席が埋まっていました。
お客さんは、ほぼ全員が南インドの方。家族連れが多い印象です。
『アナサプリ・レストラン』のメニュー
ベジタリアンメニュー
フィッシュやチキンなどのカレーメニュー
渡されたメニューを眺めつつ、お料理をチョイスします。
メニューは英語で書かれているので意味はわかるのですが、写真がないのでイメージができないのが困りもの。
かなり迷ったものの、「マラバール・チキン・フライ(Malabar Chiken Fly)」と「チキン65(Chicken65)」「マンゴー・ラッシー(Mango Lassi)」「パロータ(Parotta)」「プレーン・ライス(Plain Rice)」を注文。
合計金額は、7オマーン・リヤル(2,010円)ほど。
「マンゴー・ラッシー(Mango Lassi)」
まず、出てきたのが「マンゴー・ラッシー(Mango Lassi)」
結構なボリューム!濃厚だけどさっぱりしていて美味しい♪
「チキン65(Chicken65)」
こちらは、「チキン65(Chicken65)」
「チキン65」とは、南インドで生まれた揚げ鶏のスパイス和え料理。
ショウガやにんにく、青唐辛子、カイエンペッパー、マスタードパウダー、クミン、パプリカなどの香辛料が使われることが多いですが、レシピは様々だそうです。
『アナサプリ・レストラン』の「チキン65」は、ジューシーで柔らかな鶏肉ににんにくやクミン、カイエンペッパーなどのスパイスが効いた、これぞチキン65という感じの一品。カレーリーフの香りがたまりません!
「マラバール・チキン・フライ(Malabar Chiken Fly)」
カレーは、「マラバール・チキン・フライ(Malabar Chiken Fly)」
ケララ料理らしい、ココナッツをたっぷり使ったマイルドなカレー。
スパイスたっぷりながら辛さはそれほどなく、食べやすいお味。美味しいです♪
「パロータ(Parotta)」
『アナサプリ・レストラン』のお料理
カレーは、南インドでポピュラーな「パロータ」(ギーをチャパティに層状に練りこんで焼いたパン)に付けて、または、パラパラのプレーンライスに掛けていただきました。
う〜ん、パロータが美味い!
ケララ料理を楽しむインド人のファミリー
今回は、チキンばかりでお料理のチョイスをちょっと失敗した感がありましたが、カレーもチキン65も、パロータもラッシーも、どれも美味しかったです★
ケララ満点の雰囲気の中で本場さながらのケララ料理をいただける『アナサプリ・レストラン』
マスカットでケララ料理をいただくなら、『アナサプリ・レストラン』で間違いはありません!
◉アナサプリ・レストラン(Anathapuri Restaurant)の地図・アクセス
- 住所:Ruwi St, Muscat, オマーン
- 営業時間:12時00分~15時00分 19時00分~23時00分
- 定休日:無休
世界最大の南インド料理のチェーン店『サラバナバワン(Saravanaa Bhavan)』
『サラバナバワン(Saravanaa Bhavan)』
マスカットで訪れた南インド料理店のもう1店舗が『サラバナバワン(Saravanaa Bhavan)』
『サラヴァナバワン』は、インド国内32店舗、海外19ヶ国で61店舗支店があるという世界最大の南インド料理のチェーン店。
店舗はインド以外にも世界19カ国にあり、ロンドンやパリ、ニューヨーク、ドバイ、ナイロビなどにもあるのだとか。
インド本国のお店は行ったことがないですが、タイのバンコクのお店には以前訪問しました。
バンコクの『サラヴァナバワン』についてはこちら↓
マスカットには『サラヴァナバワン』は2店鋪ありますが、今回はそのうちの1店鋪、ルイのお店に訪問しました。
アラビア語で書かれた店名
ルイにある『サラヴァナバワン』の場所は、ルイ・バスステーションのあるAl Jami.StからRuwi.Stを右折したすぐ右手。ルイ・バスステーションからは500mほどです。
さっそく、お店の中に入ってみましょう〜♪
『サラバナバワン』の店内
店内はかなり広いです。
『サラバナバワン』の店内です。
店内はちょっと薄暗い感じでしたが、かなり広め。
お客さんの入りは3割程度でしたが、男性のおひとり様のお客さんもちらほらいました。
商業地区ルイのど真ん中にあるせいでしょうか。
ランチタイムはインド人ビジネスマンで席が埋まるのかもしれません。
ディナータイムにミールスも頂けます。
さて、メニューを見て、お料理を選びます。
何と言っても嬉しいのは、ミールスがあること。しかも、ディナータイムでも注文できるとのこと。
もちろん、ミールスを注文!
「South Indian Special Meals」をチョイスしました♪
South Indian Special Meals
しばらくして運ばれてきた「South Indian Special Meals」
銀の丸い大皿の上に11個のカトリが載った豪華なミールスです★
ちなみに、『サラバナバワン』は、ケララ料理の『アナサプリ・レストラン』と違って、タミル料理の専門店です。
豪華なワンプレート
美味しそうなおかずの数々
パパドは小皿に載せられて
さて、さっそくいただきましょう〜♪
お味はまずまず。ちょっと大味な気もしましたが、サンバルもラッサムもポリヤルやダール、ピックルも期待に違わぬ南インドのお味。
毎日でも食べられそうなスタンダードなミールスです★
プレーンラッシーが美味しい!
お飲み物はラッシーを注文。乾燥したオマーン。冷たくてさっぱりしたラッシーが美味い!
ご飯が盛り付けされました!
チャパティと一緒にカレーを食べていると、ご飯が運ばれてきました。
どかっと真ん中に盛られたご飯に、サンバルやラッサム、各種おかずを掛けて頂きます。
やっぱり、ミールスにはご飯が合いますね!
最後は混ぜ混ぜしていただきます!
そして、最後は全てのおかずをご飯に掛けて混ぜ混ぜ!
パパドも砕いて振り掛けて、それぞれの食材の味と食感、酸味と辛味、スパイスのブランドを楽しみます。
これぞ、ミールスの醍醐味★
ご飯とサンバル、ラッサムも少しお代わりして(もちろん、無料)、大満足のディナーとなりました〜♪
店頭のスイーツ売り場
グラブジャムンもたくさん!
店頭にはインディアン・スイーツコーナーもありました。
かなり充実した品揃え!
異国オマーンに住むインド人にとって、このお店は食のオアシスのような存在なのかもしれませんね。
料金は、ミールスとラッシー、2人分で5.6オマーン・リヤル(1,608円)
物価の高いオマーンでこのお値段。コスパ最高です!
オマーンの首都マスカットにある世界的南インド料理チェーン『サラバナバワン』のマスカット・ルイ店。
マスカットでミールスを食べるなら、『サラバナバワン』一択です!
期待通りのタミルのお味を堪能することができます★
◉サラバナバワン(Saravanaa Bhavan)の地図・アクセス
- 住所:مسقط Shop No.4, Block No.245, Building No.203, Street No. 50, Al Khuwair, Sultanate of Oman
- 営業時間:8時00分~23時00分
- 定休日:無休
コメント