2020年1月にオープンし、今や、都内の南インド料理店の中でも抜群の評価と支持を受けているお店、経堂の『スリマンガラム(Sri Mangalam)』
美食の地、インド・チェティナード地方出身のオーナーシェフ、マハリンガムさん(通称マハさん)の作るお料理は本当に美味しく、これまで何度も舌鼓を打たせていただきました★
そんな、『スリマンガラム(Sri Mangalam)』が、2021年4月24日から土日限定(朝7:00-9:30(ラストオーダー9:00))で、南インドの軽食・ティファンのモーニングを始めたということで、さっそく行ってみることにしました♪
※『スリマンガラム』は、2022年9月22日で閉店してしまいましたが、引き続き祖師ヶ谷大蔵店は営業中です。
ティファン(Tiffin)とは?
ちなみに、「ティファン(Tiffin)」とは、南インドで食べられている軽食のこと。
ティファンは、豆や米粉、セモリナ粉の生地を蒸したり、焼いたりしたスナックで、クレープ状に焼いた「ドーサ」や蒸しパンのような「イドゥリ」、揚げドーナツのような「ワダ」など、様々なティファンがあり、豆のスープであるサンバルや、ココナッツやトマトをベースにしたソース(チャトニ)を付けて食べるのが一般的。
南インドを訪れたら必ず口にする機会があるお料理で、現地の食堂ではミールスの時間帯(ランチタイム)以外はいつでもいただくことができますが、朝食(モーニング)として食べる人が多いようです。
日曜日の朝7時、既にお店の前には行列が!
『スリマンガラム(Sri Mangalam)』の外観
さてさて、『スリマンガラム』のティファン・モーニングですが、ネットの事前情報によると、早朝にもかかわらず行列が出来るという話。
けれども、ちょっと出遅れてしまい、オープンの7時ジャストにお店に到着したところ、既に店頭には結構な行列が!
結局、1巡目には間に合わず、2巡目での入店となりました。
皆さんお早いですね!
しばらくして、1巡目の人たちが食べ終わって出てきたので、マハさんに案内され、カウンター席に着席。メニューを見ながらお料理を選びます。
ティファン・モーニングのメニュー
『スリマンガラム』のティファン・モーニングのメニューは下記の通り。
- イドゥリ(発酵させた米と豆の生地で作る少し酸味のある蒸しパン)2P ¥600 4P ¥1,100
- ワダ(豆粉の生地を揚げた甘くないふわふわの食事ドーナツ)2P ¥500
- イドゥリ&ワダ(イドゥリ2つとワダのセット)¥850
- ポンガル(米と豆を煮立てて作るおじやのような軽食)¥700
- セミヤウプマ(細いパスタを砕いて豆やナッツと炒り煮した軽食)¥700
- スペシャルマサラドーサ(生地の裏に特製の辛いペーストを塗ってポテト炒めを包んだドーサ)¥1,100
- ギーローストドーサ(インドの精製バターで香ばしく焼き上げたクリスピーなドーサ)¥900
- オニオンウタパム(ドーサ生地に刻み玉ねぎを乗せて少し厚めに丸く焼いた軽食)¥1,000
食べたいメニューばかりで迷ったのですが、今回は、2人で「イドゥリ&ワダ」と「オニオンウタパム」を注文してシェアすることにしました。
現地の味を思い出す!イドゥリ&ワダとオニオンウタパム
テーブルの上にサラッと敷かれたバナナリーフ
こちらは、テーブルの上に敷かれたバナナリーフ。サラッと無造作に敷かれました。
南インドと同じ。気分が高まります!
マハさんがバナナリーフの上にワダを無造作に置きます。
2人でシェアする用にと、ワダとイドゥリをカットしてくれました。
マハさんがバナナリーフの上にワダを無造作に置きます。そして、イドゥリも。
マハさん、2人でシェアする用にと、ワダとイドゥリをカットして、それぞれのバナナリーフの上に分けてくれました★
バナナリーフの上にぶっかけられる、サンバルとチャトニ
そして、現地南インドの食堂のように、銀の入れ物から柄杓を使って、サンバルと2種のチャトニをイドゥリとワダの上にぶっかけてくれました!!
素晴らしい!ここはもうまるで、マドゥライの食堂です★
↓は、メニューに書かれたサンバルとチャトニの説明
SAMBAR&CHUTNEY
ティファンはサンバルと2種のチャトニつき。軽食をひとくち大にちぎってディップしたり、軽食にかけてよく混ぜたり、お好みでお召し上がりください。
サンバル(ひき割り豆と野菜の少し酸味のあるスパイス煮込み)
チャトニ(豆やスパイス等をペーストにした軽食の付け合わせ。ココナッツチャトニと週替わりチャトニの2種)
お味は、もちろん美味しい♪
イドゥリのソフトな食感と酸味、ワダのふわふわ感。豆の旨味が詰まったサンバル。ココナッツとトマトのチャトニも味に変化を与えてくれます。
南インドの食堂とおんなじ感覚でもりもりいただきました〜♪
オニオンウタパム
そして、こちらが「オニオンウタパム」
ドーサ生地の中に刻んだ紫たまねぎが入ったお好み焼きっぽいティファンです。
こちら、マドゥライの『Murugan Idli Shop(ムルガン・イドゥリ・ショップ)』で初めて食べてとっても美味しかった記憶があるのですが、『スリマンガラム』のオニオンウタパムも負けず劣らずの美味しさ♪
厚めの生地の中に、紫玉ねぎがザクザク入っていて、玉ねぎの食感と辛味がたまりません!サンバルやチャトニとの相性も抜群★
サンバルのお代わりをぶっかけてくれます。
イドゥリやワダ、オニオンウタパムをサンバルやチャトニに付けながら、モグモグといただいていると、マハさんが「サンバルいる?」と言いながらやって来て、銀の入れ物から柄杓を使ってお代わりのサンバルをぶっかけてくれます。
う〜ん、本当に現地南インドの食堂にいるような気分♪
ちょっと感動してしまいました★
食後にいただいた「カーピ(南インドコーヒー)」
食後は、「カーピ(南インドコーヒー)」をいただきました。
紙コップに入ったコーヒーで、お味はちょっと薄めで、甘さも足りない感じがしましたが、お口直し完了!
店頭に掲げられたマハリンガムさんの写真
土日限定(朝7:00-9:30(ラストオーダー9:00))で提供される『スリマンガラム』のティファン・モーニング。
まだ、始まったばかりなので、時間や曜日が変更される可能性はありますが、本場南インドの食堂で提供されるティファンそのままの味と雰囲気を楽しめる貴重な場です。
ドーサやセミヤウプマ、ポンガルなども食べてみたいので、ぜひ、再訪したいなと思います。
◉スリマンガラム(Sri Mangalam)
- 住所:〒156-0052 東京都世田谷区経堂2丁目3−9
- アクセス:小田急線「経堂」北口より2分
- 営業時間:11時00分~15時00分 17時30分~22時00分 ティファンモーニング(7時00分〜9時30分(9時ラストオーダー))
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