世界中、どんな所でも、都会でも山林でも住宅街でも、スラムでも被災地でも紛争地でも、また今日も夕日は沈みます。
夕日を浴びた光景は美しく、そして、圧倒的です。
人々は、この光景を見た瞬間、ふと足を止め、仕事の手を休め、読んでいた本を閉じ、盛り上がっていた会話を中断させ、太陽が生み出す一大スペクタクルをじっと眺めるのです。
世界の日没の風景、ご紹介します。
- トルコ:イスタンブール(ガラタ橋の夕日)
- トルコ:パムッカレ(石灰棚からの夕日)
- エジプト:ギザ(ピラミッドの夕日)
- イエメン:アデン(アラビア海の夕日)
- バングラデシュ:ダッカ(ショドルガットの夕日)
- セネガル:ダカール(大西洋に沈む夕日)
- インド:アグラ(タージマハルの夕日)
- インド:コヴァーラムビーチ(椰子の木の海岸の夕日)
- インド:ジャイサルメール(砂漠に沈む夕日)
- インド:ゴア(旅人の楽園の夕日)
- シリア:パルミラ(砂漠の岩山に沈む夕日)
- 台湾:九份(ノスタルジックな街に沈む夕日)
- モロッコ:メルズーガ(サハラ砂漠の夕景)
- ラオス:ルアンパバーン(メコン川の夕日)
- ミャンマー:バガン(広大な遺跡に沈む夕日)
- ウズベキスタン:ヒヴァ(イチャン・カラから見た夕日)
- ペルー:アレキパ(白い町に沈む夕日)
- タイ:コタオ(南の島に沈む夕日)
- アメリカ:ニューヨーク(マンハッタンの夕日)
- ギリシャ:サントリーニ島(エーゲ海の夕日)
- 台湾:墾丁(最南端の夕陽)
- 台湾:枋寮(急行莒光号から見た夕陽)
- インド:アレッピー(バックウォーターの夕陽)
- キルギス:カラコル(高原都市の夕陽)
- グアテマラ:フローレス(ペテン・イツァ湖に沈む夕陽)
- アラブ首長国連邦:ドバイ(ブルジュ・ハリファからの夕景)
- コロンビア:カルタヘナ(城壁の上から眺めるカリブの夕陽)
- スロベニア:リュブリャナ(ザグレブへの列車から見た夕陽)
- ラオス:コーン島(メコン川に沈む夕陽)
トルコ:イスタンブール(ガラタ橋の夕日)
トルコ、イスタンブールの夕陽です。
夕暮れ時、何千とあるジャーミィの尖塔から響き渡る、礼拝の呼び声(アザーン)。
その呼び声は海峡中に反響し、数千年の歴史を持ったこの町の日没を演出します。
イスタンブール、ガラタ橋の夕陽。
ガラタ橋には、毎日大勢の人が釣りをしています。彼らは釣りを生業とする人々。
夕暮れ時、そろそれ仕事を切り上げる時間です。
トルコ:パムッカレ(石灰棚からの夕日)
トルコ、パムッカレの夕陽。
水を湛えた石灰棚で有名なパムッカレ。夕暮れ時、真っ白だった石灰棚は、白からオレンジ、オレンジから紅、紅から紫へと徐々に色を変えていきます。
エジプト:ギザ(ピラミッドの夕日)
エジプト、ギザの夕陽。
ギザの町の西端に位置するピラミッド。その向こうは広大なサハラ砂漠です。
巨大な四角錐のシルエットの向こう、砂漠の地平線に、かつて神と崇められた太陽が沈んでいきます。
イエメン:アデン(アラビア海の夕日)
イエメン、アデンの夕陽。
アラビア半島南端の通商の要衝、アデン。詩人アルチュール・ランボーが過ごした町でもあります。
海の向こうは、もうアフリカ。
バングラデシュ:ダッカ(ショドルガットの夕日)
バングラデシュ、ダッカの夕陽。
定期運行船、ロケット・スティーマーがダッカの港を出港していきます。
ごちゃごちゃと猥雑なダッカの街、夕暮れ時は街全体がオレンジ色に染め上げられます。
セネガル:ダカール(大西洋に沈む夕日)
セネガル、ダカールの夕陽。
ダカールの浜辺では、夕暮れ時、多くの青年たちがランニングやストレッチなどを行っていました。
日の沈む向こうは、大西洋、そして、アメリカ大陸です。
インド:アグラ(タージマハルの夕日)
インド、アグラ、タージ・マハルの夕陽。
タージ・マハルの裏手にあるヤムナー川の対岸に行き、夕陽を眺めました。
夕暮れ時の、青紫色に染まったタージの姿です。
タージ・マハルの夕暮れ時のシルエットです。
自転車で川沿いに行った時、このシルエットを目にしました。
まさに、息を飲む美しさ。
インド:コヴァーラムビーチ(椰子の木の海岸の夕日)
インド、コヴァーラム・ビーチの夕陽。
椰子の木のシルエットの向こうに沈む夕陽です。
南インドの海岸。アラビア海に沈む夕陽を眺めるため、人々は毎日のように海岸を訪れます。
コヴァーラムで2番目にメジャーなビーチ、広々とした「ハワ・ビーチ」からの夕陽です。
夕陽を眺めながら波と戯れるインド人たちのシルエット。
波の打ち寄せる音、子供たちのはしゃぎ声、足元から聴こえる砂を踏みしめる音。
インド:ジャイサルメール(砂漠に沈む夕日)
インド、ジャイサルメールの夕陽。
ジャイサルメールの城塞を遠目に見るビューポイント。夕陽は城塞と反対側の、パキスタンへと続く広大な砂漠に落ちていきました。
インド:ゴア(旅人の楽園の夕日)
インド、ゴアの夕陽。
バガ・ビーチの砂浜には、夕陽を見る人々がたくさん。
享楽的な西欧人ヒッピーも、地元のゴアのインド人も、沈む夕陽をじ〜っと眺めていました。
シリア:パルミラ(砂漠の岩山に沈む夕日)
シリア、パルミラの夕陽。
パルミラ遺跡の周囲には広大な砂漠とテーブルマウンテンが広がっています。
そのだ〜れもいない砂漠の中に、夕陽はぽつんと沈んでいきました。
台湾:九份(ノスタルジックな街に沈む夕日)
台湾、九份の夕暮れ。
観光客でごった返す九份の町、せわしなく動き回る彼ら(私含め)ですが、この夕暮れ風景を見ると、しばし立ち止まってうっとり。
モロッコ:メルズーガ(サハラ砂漠の夕景)
モロッコ、メルズーガ砂漠の夕暮れ。
砂漠の夕暮れ。砂丘は陽の傾き具合によって、その色をどんどん変えていきます。
そして、陽が沈み切ったとき、砂漠は漆黒の闇に包まれ、ガイドなしでは自分の居場所すらわからなくなるのです。
ラオス:ルアンパバーン(メコン川の夕日)
ラオス、ルアンパバーンの夕陽。
メコン川の中流域、のんびりとした山間の町に夕陽が沈みます。
これから屋台に行って、肉串を食べながらラオビールでも飲もうかな。そんな時間です。
ミャンマー:バガン(広大な遺跡に沈む夕日)
ミャンマー、バガンの夕陽。
広大な平原に無数の仏塔が林立し、それが夕陽を浴びてシルエットを形作っています。
ウズベキスタン:ヒヴァ(イチャン・カラから見た夕日)
ウズベキスタン、ヒヴァの夕陽。
イチャン・カラの城壁の上には、夕暮れ時、多くのツーリストたちが集まってきていました。
ペルー:アレキパ(白い町に沈む夕日)
ペルー、アレキパの夕陽。
標高2300メートルの白い町、アレキパ。
夕暮れ時、石畳の街路には長い影が伸び、夕陽を浴びて白い街並みはオレンジ色に染まります。
タイ:コタオ(南の島に沈む夕日)
タイ、コタオの夕陽。
タイランド湾に浮かぶ島、タオ島の日没。
波の寄せ返す音と、虫の鳴き声を聞きながら、太陽が沈み切るまでずっと眺めていました。
アメリカ:ニューヨーク(マンハッタンの夕日)
アメリカ、ニューヨークの夕陽。
エンパイア・ステートビルの屋上からマンハッタンに沈む夕陽を眺める人々。
はるか麓からは、車のクラクションやサイレンの音など都市のBGMが聞こえてきます。
ギリシャ:サントリーニ島(エーゲ海の夕日)
ギリシャ、サントリーニ島の夕陽
エーゲ海の島、サントリーニ島に夕陽が沈みます。
カルデラの断崖の上にあるこの町では、夕陽の光景が見事。島じゅうの観光客が夕陽を見に集まります。
台湾:墾丁(最南端の夕陽)
台湾最南端の町、墾丁の夕陽。
電動自転車をレンタルし、最南端までサイクリング♪
最南端の夕陽です。
台湾:枋寮(急行莒光号から見た夕陽)
台湾南部の枋寮という町から、列車で台南へと向かいました。
列車の中からは美しい夕陽が見えました。
インド:アレッピー(バックウォーターの夕陽)
南インド・ケララ州。水路や入り江が網の目のように入り組み、広大なデルタ地帯を形成している「バックウォーター」
その玄関口である「アレッピー」からハウスボートに乗船し、椰子の木の茂る水路を遊覧。バックウォーターに沈む美しい夕陽を眺めることができました。
キルギス:カラコル(高原都市の夕陽)
キルギス。イシク・クル湖東端にある高原都市「カラコル」
天山山脈の麓にあるのどかな町に夕陽が沈みます。日が沈むと、街は中心街を除いて真っ暗になり、とても静かになります。
グアテマラ:フローレス(ペテン・イツァ湖に沈む夕陽)
グアテマラ。ティカル遺跡観光の拠点、湖に浮かぶ島「フローレス島」
フローレス島のホテルの窓からは、「ペテン・イツァ湖」の向こうに沈むきれいな夕日を見ることができました♪
こちらは、フローレスの空港「ムンド・マヤ国際空港」に沈む夕陽です。
アラブ首長国連邦:ドバイ(ブルジュ・ハリファからの夕景)
アラブ首長国連邦・ドバイにある世界一高い高層ビル「ブルジュ・ハリファ」
地上452mの展望台から眺めるドバイの風景は、やっぱり格別★
砂漠の中に高層ビルが建ち並ぶ近未来的な風景、そのパノラマが夕陽に赤く染まっていく様子。見応えがありました♪
コロンビア:カルタヘナ(城壁の上から眺めるカリブの夕陽)
コロンビア、カリブ海に面した港町「カルタヘナ」
旧市街の城壁の上から、沈みゆく夕陽を眺めます。
1741年のイギリス海軍による襲撃から町を守ったという城壁。美しい夕陽と城壁の織り成す光景を眺めながら、歴史に思いを馳せるひと時。
スロベニア:リュブリャナ(ザグレブへの列車から見た夕陽)
スロベニアのリュブリャナからクロアチアのザグレブまで鉄道で移動。
列車の車窓からは、スロベニアの大地に沈む美しい夕陽を見ることができました。
ラオス:コーン島(メコン川に沈む夕陽)
ラオス最南部、メコン川中流域「シーパンドン」にある楽園のような島「コーン島」
島のホテルの食堂からは、メコン川の向こうに沈む、壮大な夕陽を眺め見ることができました。
今日もどこかで陽が沈み、人々は眺める
旅先って夕陽を眺める機会が結構多いものです。
夕陽を眺めている人を見ると、一様にうっとり、穏やかな表情をしていました。
世の中、いろんな問題がありますよね。不幸な出来事も多いです。
でも、日没の瞬間だけは、その圧倒的なスペクタクルを眺めることで、全てを忘れてしまえるのです。
今日もどこかで人々が、大切な人と肩を寄せ合いながら、または、ひとりで物思いに耽りながら、夕陽が沈むのをうっとりと眺めていることでしょうー。
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