サハラ砂漠 (الصحراء الكبرى)。
東西5,600km、南北1,700km、面積約1,000万㎢にもおよぶ世界最大の砂漠です。
広大なサハラ砂漠ですが、そのうちの約70%は礫砂漠。
砂漠と聞いてイメージするような大砂丘(エルグ)は全体の14%に過ぎないのだとか(それでも140万㎢!)。
「メルズーガ」(Merzouga)は、旅行者が一番訪れやすい大砂丘「レルグ・シェビ」(L’erg Chebbi)への入り口となっている村です。
「メルズーガ」へは舗装道路が走っていて、4WDじゃない普通の車でも砂漠の入り口まで行くことができます。また、フェズなどとを結ぶバス路線もあるのだとのこと。
ドライバーのハサンの車で「メルズーガ」までやってきた私は、車を降りると、さっそくラクダに乗り込み、サハラ砂漠へと向かいました。
ラクダ引きは、20代くらいの若い青年、ベルベル人の青年です。
砂漠に沈む夕陽を眺めながらテントを目指す
「メルズーガ」に到着したのは、夕方の17時頃。
辺りはすでに夕暮れの雰囲気で、向こうに見えるサハラの砂丘も夕陽を浴びてオレンジ色に染まってきていました。
そんな風景の中をラクダに乗って、一路サハラ砂漠の中へと進んでいきます。
上の写真が、私の乗ったらくだ君です。
ラクダは、以前何回か乗ったことがあるので乗り方はわかっています。
ラクダは立つ時に後ろ足から立つので、上に乗っていると前に倒れ込みそうになり、びっくりしますが心配ありません。
歩くと結構前後に揺れますが、慣れれば大丈夫。
太陽が地平線の沈もうとしています。
地平線の間際で輝く太陽の光が私たちを照らし出し、砂漠に長い影を落としていきます。
途中、別の旅行者のパーティーに出会いました。
ラクダの上に乗っていたのは日本人の学生らしき男女4人組グループ。
彼らのラクダを引くラクダ引きと私のラクダ引きの青年が知り合いのようで、しばらく一緒に並走します。
冬の砂漠、結構寒いです。
ダウンジャケットにセーターを着込んで行きましたが、それでも足りないくらいの寒さ。
いつしか辺りからは草木が一本も見えなくなり、さらさらの砂だけの世界となりました。
太陽は地平線の向こうに沈み、風景は闇に包まれていきます。
薄闇の中、一面に広がる砂の海は、とっても幻想的!
日本人パーティーとも途中で別れ、私たちは単独で真っ暗な砂漠を進んでいきます。
砂漠の夜は本当に真っ暗!
何も見えません。
そんな中、ラクダ引きの青年は、迷うことなく砂漠のただ中にあるテント村を目指して進んでいきます。
出発して2時間ほど、ようやくテント村が見えてきました。
到着です!
砂漠のテントでベルベル人の音楽を聴きながらディナー
テント村は、食事用のメインの大きなテントがあって、その周りに寝室用のテントがいくつかある構成になっています。トイレは共同のものが外にあります。
メインのテントは広く、10人ほど座れる食卓と、横になれるベッドが5,6台ありました。
灯りは食卓に置かれたロウソクのみ。
テントの中は結構寒いです。毛布がたくさん用意されていたので、3枚被ります。
メインのテントには、イタリア人カップルが先客でいました。
聞くところによると、彼らはローマ在住で、男性の方はオンラインゲーム会社のファイナンス担当だとのこと。
しばらく会話。
そのうち、料理が運ばれてきました!
料理は、タジン鍋とモロカンサラダ、パンとミントティーです。
食後にはオレンジも出ました。
味はまあまあ。普通な感じ。
でも、雰囲気のせいか、結構おいしく感じられました。
食事をしている横で、ベルベル人の方々が太鼓を叩き始めます。
素朴な音色がろうそくの炎の揺らぐテント内に響き渡ります♪
サハラ砂漠の砂の海の中にあるテントで、パーカッションの音色を聴きながら、タジン鍋を食べる。
いい感じです!
そうです。私たちは今、サハラ砂漠にいるんです!
ベルベル人の方々は、演奏が終わった後、私たちにも太鼓を叩かせてくれました。
食後、外に出て、空を見上げてびっくり!
明かりがまったくないので、星空がすごい!
満点の星空。プラネタリウム状態です。
自分の就寝用のテントに入り、寝る準備をします。
布団に毛布3枚を被ると結構暖かくなりました。
ろうそくの灯りのついたテントで、何にも音の聞こえない冬のサハラ砂漠の中で就寝。
サハラ砂漠での一夜です★
砂漠の夜明け
砂漠での一夜が明けました。
連日の移動で疲れていたせいか、以外とぐっすりと眠れました。
テントの寝床です。
敷き布団は結構しっかりしているので、寝心地は悪くはないです。
ただし、砂漠の中のテントなので、どうしても砂でざらざらしていて、朝起きたら、体全体がちょっと砂っぽくなっていました。
さっそく、テントの外に出てサハラ砂漠の様子を見てみましょう〜。
砂丘の上に登って、宿泊したテント村を見下ろします。
砂丘の窪んだところにテントが建っています。
周りは砂の海。砂に埋もれそうなテント村。
テント村の窪みの外を見ると、地平線の果てまで砂丘が広がっています。
まだ日の光を浴びていない、真っ白な砂の海。
とっても綺麗です★
鳥の声も虫の声もないので、音が全くしないです。
まったくの静寂です。
そして、かなり寒いです。
冬のサハラの最低気温は氷点下になることもあるとのこと。
日中の最高気温が約20℃前後なので、かなりの気温差です。
真夏には最高気温は50℃近くになるのだとか・・・。
そうこうしているうちに、日が昇ってきました!
砂丘が朝日を浴びてオレンジ色に輝き始めます。
ひなたと影の色のコントラストが美しいです。
私たちの乗ってきたラクダたちは、テントのある窪みの外の砂漠にいました。
こんな吹きっさらしのところにいて大丈夫なのかな?
テントの方を見ると、ラクダ引きの方々が準備を始めていました。
さっそく出発のようです!
メルズーガへ向けて出発!砂漠の風景を堪能する
再びラクダに乗って砂漠を歩き始めます。
来た道を戻ってメルズーガの村まで約2時間。
昨日は夜だったので風景がほとんど見えませんでしたが、今日はサハラ砂漠の風景をしっかりと見ることができます。
ラクダ引きの青年はベルベル人です。
ベルベル人とは、北アフリカ(マグレブ)の先住民族で、人種的にはコーカソイド、宗教はイスラムを信仰しています。
人口は1,500万人ほどで、エジプト西部からモロッコ、ニジェールやマリにかけて住んでいて、モロッコでは人口の約半数がベルベル人であるとのこと。
太陽の光が強くなってきて、砂漠の色が徐々に黄色く変化してきます。
ラクダのシルエットとの見事なコントラスト!
そんな雄大な風景を眺めながら、のんびりとラクダは進んでいきます。
砂丘の風紋です。
どこを切り取っても絵になりそうな、自然のアートです。
2時間ほど歩くと、前方にメルズーガの村が見えてきました。
砂の中に足跡や車の轍も多くなってきます。
車のクラクションや、人々の生活の音が聞こえ始めます。
砂漠ツアーの終了です。
乗せてもらったラクダとベルベル人のラクダ引き。
サハラ砂漠の風景と砂漠の中での一夜、じゅうぶんに堪能できました!
大満足です★
これから、メルズーガの村で朝食を食べた後、ハサンの車に乗ってワルザザートの街へと戻ります。
今日もまた、長旅が始まります。
旅行時期:2013年12月〜2014年1月
コメント
私は私が、私たちは、モロッコ南部で私たちの家族と一緒に砂漠で生まれ育っベルベル人です、私たちはあなたとモロッコでの休暇のすべての偉大な瞬間を共有させていただきます、美しいモロッコの土地と静かな魔法の砂漠へようこそサイードです私たちの子供の頃は、家族と一緒に砂漠を旅、遊牧生活していました、毎月我々はラクダやヤギなど私たちのanimalesのための緑の場所を探して自宅Notherのために家を変更し、私たちの経験は、メルズーガのいくつかのホテルからのゲストを導くを開始しました砂漠、私たちは今では世界中からの旅行者を導くの9年後、私たちは私たちの母親はイスラム教の同じ宗教からの私の第二言語としてのベルベル語とアラビア語をラング学んだ両親と、英語、スペイン語、フランス語、ポルトガル語などの多くのラングを学びましたモロッコでは、我々は、ラクダによって砂漠で一晩を過ごしたためエルグのchebbi砂漠でラクダトレッキングを整理するために数年前から始め、その昔の生活でノマドの人々のような、より夜、メルズーガの砂漠でトレッキング、すべての必要とヨガの瞑想、に4×4のレンタルメルズーガのエリアを探索、私たちは、自然の価値を尊重する環境を発見し、私たちの文化についてあなたを教えるために砂丘を避けます。
http://www.Visit-ergchebbi-desert.com