ワルザザートからメルズーガへ車で7時間。サハラ砂漠へ!(モロッコ)

ワルザザートからサハラへ【モロッコの旅】 エスニックな旅
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ワルザザートの町を出発した車は、すぐに荒野の広がる風景へと突入します。

目的地は、サハラ砂漠の入り口の町「メルズーガ」(Merzouga:مرزوقة)

ドライバーのおじさんの話によると、「メルズーガ」に着くのは、夕方の17:00頃。7時間くらいかかるとのこと。

長旅が始まりました!

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広漠とした荒野の道を突っ走る

ワルザザートからサハラへ【モロッコの旅】

車は、峡谷地帯に入り、つづら折りの坂道を登っていきます。

冬の朝10時過ぎですが、日差しはかなり強いです。

ワルザザートからサハラへ【モロッコの旅】荒涼とした岩漠の風景

 

空は真っ青。雲ひとつありません。

大地の茶色と青のコントラストが鮮やかです。

 

つづら折りの峠を登ったところに、広い駐車スペースがありました。

峠の上から風景を眺め見れるビューポイントのようです。

ここで、ちょっと小休止。

ビューポイントからは、グランドキャニオンのような雄大な峡谷の風景が見渡せました。

ワルザザートからサハラへ【モロッコの旅】峠でちょっと一休み

ワルザザートからサハラへ【モロッコの旅】チャーターしたドライバーの車

ワルザザートからサハラへ【モロッコの旅】雄大な風景です。

ワルザザートからサハラへ【モロッコの旅】なぜか、子供がこんなところに

ワルザザートからサハラへ【モロッコの旅】樹木のまったく生えていない荒野

 

さて、休憩もそこそこに出発です!

ドライバーの運ちゃんが「いくぞ」と手招きします。

 

ところで、このドライバーの運ちゃん、名前は「ハサン」と言うそうです。

ハサンとは、カタコトの英語で会話しました。

お互いカタコトということもありましたが、ハサンは寡黙な人で、黙々とハンドルを握りアクセルを踏んで運転してくれました。

峠を越えると、車は平坦な岩漠地帯へと入ります。

途中、いくつか小さな町があって、砂色の建物が通り沿いに並び、人が歩いていたり、何やら作業をしていたりしていました。

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チキンとアーモンドのタジン

ワルザザートからサハラへ【モロッコの旅】レストランの外観

 

しばらくして、ハサンが「ランチだ」と言います。

街道沿いにある少し立派な建物に車は停まりました。

車を降り、中に入っていきます。

レストランの主人らしい人が出てきて、ハサンと握手。

そして、ダイニングに案内されました。

ワルザザートからサハラへ【モロッコの旅】レストランの内部

 

レストランの内部です。

内部は、モロッコ建築のリヤド風。私たち以外誰もいなかったので、少し寒々しい感じでした。

ワルザザートからサハラへ【モロッコの旅】モロッカンサラダとミントティー

 

席に座ると、さっそく料理が出てきます。

まず出てきたのは、「モロッカンサラダ」

モロッコ料理で必ず出てくるサラダで、粗く切ったトマト、ピーマン、キュウリ、玉ねぎなどの野菜に、クミン風味のドレッシングをかけたもの。

シンプルでさっぱりしていて、日本人の口に合います!

ワルザザートからサハラへ【モロッコの旅】チキンとアーモンドのタジン

 

そして、モロッコ料理と言えばこれ!

煮込み鍋「タジン」です。

厚い陶器製の皿に具材を入れ、三角の蓋をかぶせて弱火にかけて煮込みます。

具の種類は、鶏肉や羊肉、魚、野菜など様々です。

今回は、チキンとアーモンドのタジンでした!

中には、プラムやピーナッツなども入っていて、上にはクリーム的なものが載っかっています。

このタジン、かなり美味しかったです!

ワルザザートからサハラへ【モロッコの旅】オレンジ

 

食後は、ミントティーでサッパリ!

デザートにオレンジも食べてビタミン補給!

大満足のランチでしたー。

 

ところで、このランチ、190DH(1,710円)もしました。

というのも、ハサンと2人分だからです。

もともと、ご馳走しても良いと思っていたのですが、ハサンは普通に注文して食べて、払う段になったらプイッといなくなりました。

ワルザザートからサハラへ【モロッコの旅】レストランからの眺め

 

さて、時間もありません。

食べ終えると、すぐに出発です!

車に乗り込むと、すぐにハサンはアクセルを踏み、メルズーガのある東へと向かって走り出し始めました。

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荒野を抜け、サハラ砂漠へ

ワルザザートからサハラへ【モロッコの旅】何もない荒野の風景

 

ワルザザートからサハラへ【モロッコの旅】荒野の中にもいくつもの町が

ワルザザートからサハラへ【モロッコの旅】時々、潅木や椰子の木が生えるオアシスがあります。

ワルザザートからサハラへ【モロッコの旅】不毛の大地が延々と続きます。

 

車は、何もない荒野をスピードを上げて走っていきます。

すれ違う車もほとんどなく、人も動物もまったく見かけません。

風景の変化が乏しいので、景色を見ているうちにだんだん眠くなってきます。

運転するハサンの後ろで、うとうととし続けました。

ワルザザートからサハラへ【モロッコの旅】リッサニの町

 

ワルザザートから330kmあまり。リッサニの町に到着しました。

ここは、南のサハラ砂漠へと向かう最後のオアシスの町。

結構大きな町で、かつては、アフリカ北部を東西に結ぶ交易路「塩の道」の中継点として栄えたそうです。

町は城壁に囲まれていて、市場なども人で賑わっていましたが、旅行者の多くはここをスルー。

私たちもリッサニには立ち寄らず、そのまま町を抜けてさらに南のメルズーガへと向かいました。

ワルザザートからサハラへ【モロッコの旅】サハラ砂漠が近づいてきました。

 

リッサニを抜けてしばらく進むと、周りの荒野が次第に砂っぽくなってきます。

岩や潅木も姿を消し、地平線の彼方まで真っ平らな風景が広がるようになります。

 

もうすでに夕方。

太陽の光が斜めから差し込み、真っ平らな荒野に車の長い影が映り始めます。

ワルザザートからサハラへ【モロッコの旅】砂丘の姿が見えてきます。

 

さらに走ると、地平線の彼方に砂丘が見えてきました。

砂丘は夕陽を浴びて、オレンジ色に輝いています。

 

砂丘の姿は次第に広がっていき、砂の山脈のような感じになってきました。

サハラが近づいてきているのです!

ワルザザートからサハラへ【モロッコの旅】夕陽に赤く染まる砂丘

 

そして、ワルザザートを出発して7時間。

夕方の17:00頃、車はメルズーガの村に到着しました。

車は街道を逸れ、道無き道を少し進んだ後、一軒の大きな建物の前に停まります。

メルズーガ砂漠【モロッコの旅】サハラ砂漠へと向かうラクダ

 

建物の前には、何頭かのラクダがいました。

待ち構えていたラクダ引きにハサンが何事かを言うと、ラクダ引きのお兄さんは、「乗れ」と私に言います。

ゆっくりする間も無く、すぐにラクダの上に跨り、砂漠へと向けて歩き始める私たち。

日が暮れかかっているので、急ぐ必要があるみたいです。

メルズーガ砂漠【モロッコの旅】ラクダに乗ってサハラ砂漠へ

 

ラクダに揺られながら、砂の轍を歩いていきます。

前方には、広大な砂丘の姿が広がっています。

夕陽を浴びて、辺りは一面オレンジ色!

世界最大の砂漠、サハラ。

いよいよです!

旅行時期:2013年12月〜2014年1月

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