都営新宿線曙橋駅から徒歩6分。靖国通りを市ヶ谷方面に進んだ右手に、ウイグル料理の専門店『タンドールマスター』はあります。
『TANDOOR MASTER』という同名で、ナンや燻製鶏肉を販売するオンラインショップや新大久保にある小さなウズベキスタン料理店をオープンさせていましたが、この度、四谷坂町に立派なウイグル料理店を開いたということで、行ってみることにしました。
2023年12月にプレオープンしたばかりのお店です★
曙橋に新規オープンした、シルクロード・ウイグル料理店
『タンドールマスター』の外観
シルクロード・ウイグル料理
『タンドールマスター』の外観です。
交通量は多いけど静かな靖国通り沿いに、煌々と光り輝く「シルクロード・ウイグル料理」のネオン。
ランプとラクダが描かれたシンプルな看板
白地にランプとラクダの絵が描かれたシンプルな看板。センスが良いデザインです。
サングラスの髭マスターのイラストが描かれたオンラインショップや新大久保店とは、一線を画した力の入れ具合を感じさせます。
ウイグルの伝統料理ラグメン
店頭のメニュー看板
店頭のメニュー看板です。
ラグメン、真珠面、大皿鶏、ポロ、シシケバブ。写真を見ただけで絶対美味いってわかる感じ♪
さっそく、店内へと入っていきましょう〜♪
入り口には紅い見事な絨毯が飾られています。
入り口には、見事な紅い絨毯が飾られていました。これは美しい♪
右手には謎の真鍮製の器具が。もしかして、羊丸焼き(要予約)用の器具でしょうか?
『タンドールマスター』の店内
『タンドールマスター』の店内です。
店内はそこそこの広さ。座席は4名席×7テーブルの合計28席。ひとつひとつのテーブル席がゆとりある広さで、ゆったりとお食事をいただくことができます。
ネットで事前予約して訪問しましたが、座席はほぼ満席状態。オープンしたてでもう人気店です!
お客さんは、ウイグル人と思われる女性2人組、ウイグル人男性のグループ、日本人男女のグループ、日本人男性2人組などなど。
ウイグルの絵やウイグル伝統の帽子「ドッパ」
シルクロードと言えば「ラクダ」
店内の内装は白を基調に、壁やソファーにウイグルの民族模様があしらわれたエキゾチックな雰囲気。
壁や棚には、ウイグルの絵や西域の砂漠のラクダの写真、ウイグル伝統の帽子「ドッパ」やウイグルの弦楽器「ドゥタール」などが至る所に飾られていて、ウイグル風情満点です♪
さてさて、案内された予約席に座ったところで、さっそくメニューを見てお料理を選びましょうか〜♪
『タンドールマスター』のメニュー
ラグメンのメニュー
大皿鶏、ポロ、サムサ、ナン
ラム串焼き
サラダ
ドリンクメニュー
こちらが、『タンドールマスター』のメニューです。
メインの「ラグメン」は、過油肉ラグメン、スパイシーラグメン、炒めラグメン、真珠面の4種類。主食は他に、ウイグル定番の大皿鶏(きしめん付き)、スパイシー米麺、ポロがあり、パン系統ではサムサとナンがあります。
ラム串焼きは、定番のシシケバブのほか、レバーや心臓の串焼き、1mのロングケバブ、タンドールケバブや要予約の羊の丸焼きなんかもあります。水炊きラムチョップというのもかなり気になるところ。
それでもって、今回注文したのは↓のお料理。
- シシケバブ 380円(1本)
- ウイグル風サラダ 680円
- 真珠面 1,480円(Small 並)
- スパイシーラグメン 1,480円
「ラグメン」を食べに来たのですが、「スパイシーラグメン」というのがかなり美味しそうだったので、それをチョイス。初めて見た「真珠面」と定番の「シシケバブ」。それと、「ウイグル風サラダ」を注文することにしました。
ところで、このお店のメインのお料理「ラグメン」とは、どんなお料理なのか、お店のメニューに概要が書かれていたので、↓に引用します。
ウイグルのラグメン(ウイグル風の手打ち麺)は、ウイグルに起源を持つ伝統的な麺料理です。この料理は、手で伸ばした麺と、スパイス豊かな肉の煮込みが特徴で、羊肉や牛肉が使われます。ラグメンの麵は、小麦粉、水、そして少量の塩から作られ、手で伸ばして細長く伸ばせます。これらの麺は茹でられ、その後、特製の煮込みソースと組み合わされます。このソースは通常、羊肉または牛肉、玉ねぎ、トマト、ニンニク、緑のピーマンなどの野菜と、クミン、パプリカ、胡椒などのスパイスで作られます。
注文を済ませ、お料理が運ばれてくるのを待ちます♪
美味い!!辛い新疆赤ピーマンが入った「スパイシーラグメン」と、もちもちした丸麺を使った「真珠面」
「生ビール(ザ・プレミアム・モルツ)」550円
まずは、お飲み物から。
「生ビール(ザ・プレミアム・モルツ)」です♪
メニューに新疆のビール「烏蘇ビール」があることに気づかず、生を頼んでしまいました。。「烏蘇ビール」は飲んでみたいので、次回来た時のお楽しみということで。
安定の美味しさのプレミアム・モルツの生をぐびぐび飲みながら、お料理を待ちます。
「シシケバブ」380円(1本)
ほどなくして、お料理登場!
「シシケバブ」です♪
ウイグルラム串焼き
ウイグルラム串焼きは、ウイグルの伝統的な羊肉を使用した串焼き料理です。この料理では、羊肉をスパイスやハーブで味付けし、木製または金属製の串に刺して炭火で焼きます。ウイグルラム串焼きは、その香り高く、ジューシーな味わいで知られており、ウイグルの代表的なストリートフードの一つです。
ウイグル料理店で提供されるラム串焼きは、どこも間違いなく美味なのですが、『タンドールマスター』の「シシケバブ」も期待に違わぬ美味しさ♪
肉が大きめでボリュームがあり、唐辛子やクミンなどのスパイスもしっかり効いていて、ビールに合います!
付け合わせの生玉ねぎも「シシケバブ」との相性抜群★
箸の模様が素敵
お次の料理が提供される前に箸が用意されました。
お箸には、ウイグルの伝統文様が刻まれていて、なかなか素敵な感じ♪
「ウイグル風サラダ」680円
続いて、「ウイグル風サラダ」です。
玉ねぎとピーマン、赤ピーマン、トマトを和えたシンプルなサラダですが、黒酢が効いていて、このサラダ、かなり好みのお味でした♪ 美味しい!
ラム串焼きやラグメンの箸休めとしても最適★
「真珠面」1,480円(Small 並)
お次は、いよいよメインの麺料理。
「真珠面」です。
ウイグル真珠面は手作りで、小さくて丸い形状の麺であり、一般に「真珠面」と呼ばれています。これらの麺は茹でられ、完成後、野菜や肉(主に羊肉や牛肉)と一緒にウイグルのスパイスを加えて炒め合わせます。
丸い麺と玉ねぎ、ピーマン、赤ピーマン、ニンニクの芽、細かくカットされた羊肉。
お箸だと食べづらいので、スプーンを使っていただきました。
「真珠面」
この「真珠面」が絶品!
もちもちした歯応えの丸麺に、ザクザクしたお野菜、そして、旨味のある羊肉。ニンニクの芽の風味と食感が良いアクセント♪ ブラックペッパーが効いていて、ほどよくスパイシーなのもGood!
スプーンを動かす手が止まりません!
「スパイシーラグメン」1,480円
そして、ラストはお目当ての「ラグメン」
「スパイシーラグメン」です♪
スパイシーラグメンには、新疆焉耆特有の赤いピーマンが使用されています。焉耆の赤いピーマンは、辛いが過度ではなく、香り高いがしつこくないため、様々な料理に適しており、特に拌麺や炒め物に好まれて使用されます。
白く綺麗な色をした手延べ麺に、存在感のある羊肉がゴロゴロ。セロリと玉ねぎ、そして、焉耆の赤いピーマンがどっちゃり入っています♪
見るからに美味しそう★
※「焉耆」とは、新疆ウイグル自治区西部にある回族の自治県のこと。
「スパイシーラグメン」
「スパイシーラグメン」のお味、こちらも格別の美味しさでした♪
手延べ麺は、モチモチしてコシのある食感。この麺だけでも美味過ぎ!
臭みをそれほど感じさせない羊肉は肉厚でほど良く柔らかく旨味たっぷり。セロリの独特の風味も良いアクセント。
そして、焉耆の赤いピーマンの深みのある風味と辛さが、ラグメンの味全体に奥行きを与えてくれていて、スタンダードなラグメンとはひと味違った美味しさを作り出していました♪
ただし、焉耆の赤いピーマンは、激辛ではないものの、そこそこ辛いので、食べるのは避けた方が良いかもしれません(ウイグル人らしきお客さんたちも、焉耆赤ピーマンを残している人が多かったです)。
曙橋に新規オープンしたウイグル料理の専門店『タンドールマスター』
辛い新疆赤ピーマンが入った「スパイシーラグメン」も、もちもちした丸麺を使った「真珠面」も、思わず、旨い!と声が出てしまうほどの美味しさ。
ラム串焼きの「シシケバブ」も、黒酢の効いた「ウイグル風サラダ」も、お料理が総じて美味。満足できます★
ぜひ再訪し、次回は「大皿鶏」を食べてみたいなと思います。
◉『タンドールマスター シルクロードウイグル料理』の地図・アクセス
- 住所:東京都新宿区四谷坂町10番11 四谷フラワーマンション 1F
- アクセス:都営新宿線 曙橋駅 徒歩6分
- 営業時間:17:00~23:00
- 定休日:月曜日
- 予約:『タンドールマスター シルクロードウイグル料理』のネット予約はこちら(ホットペッパーグルメ)
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