♪ザ・ルーツ・オヴ・チーチャ〜ペルーのサイケデリック・クンビア

スポンサーリンク
ルーツ・オブ・チーチャ【音楽】 エスニック音楽
♪ザ・ルーツ・オヴ・チーチャ〜ペルーのサイケデリック・クンビア(ユルさがたまらない!)
記事内に広告が含まれています。

「クンビア(Cumbia)」とは、コロンビア海岸部起源の、ゆったりとした4分の2拍子のビートの音楽のこと。

日本ではそれほど知られていませんが、中南米のスペイン語圏では、この「クンビア」という音楽が大人気なのだそうです。

 

コロンビアで生まれたクンビアは、ドミニカで生まれたメレンゲやキューバやプエルトリコで生まれたサルサと同様、中南米の国々に伝わり、それぞれの国独自の進化を遂げていきました。

ペルーでは、「チーチャ(Chicha)」という、クンビアと先住民族系の音楽やサーフ・ロックなどが融合してできた独自の音楽が生み出されました。

この「チーチャ」が60~70年代にかけて、ペルーで大流行したのだとのこと。

 

このアルバム「ザ・ルーツ・オヴ・チーチャ〜ペルーのサイケデリック・クンビア(The Roots Of Chicha Psychedelic Cumbias From Peru)」は、そんな、知られざる音楽「チーチャ」を聴くことができる貴重なアルバムです。

スポンサーリンク

B級な雰囲気がクセになる!サイケな大衆音楽「チーチャ」

上の動画の音楽、すごいゆるい雰囲気です?

昭和のドラマのコメディーシーンのバックにかかっていそうなB級感満点のリズム&メロディー。

たまらないです!

 

ペルーの音楽のメインストリームは大きく分けて3つあります。

インカ帝国の時代からの伝統を持つアンデス先住民族系の音楽、侵略支配したスペインの影響の強いクリオーヤと呼ばれる音楽、そして、クリオーヤ音楽から派生し、植民地時代に連れてこられた黒人たちのリズムがミックスされた黒人系の音楽の3つです。

「チーチャ」はもちろん、メインストリームの音楽ではありません。

だけど、「チーチャ」のB級感、そこにはメインストリームの音楽にはない、面白みと魅力があります★

 

「チーチャ」のバンドの構成は、コンガやボンゴ、ティンバレスといったラテン・リズム・セクションに、ベースやギター、シンセサイザー、オルガンなどを取り入れた形。

音的には、当時アメリカで流行していたサーフ・ミュージックの影響をかなり受けています。

ペルーと言えばケーナやサンポーニャを使ったアンデス先住民族の音楽(フォルクローレ)が有名で、ペルー国外の人はたいていそれしか知りませんが、現地の若者は60~70年代には、この「チーチャ」を、そして、現代では「テクノクンビア」と呼ばれる音楽を聴いているのだそうです。

 

このアルバムは、アメリカのバルベスレコードというレーベルが出したコンピレーションアルバム。

アルバムには、 「ロス・ミルロス(Los Mirlos)」「ホァネーコ・イ・ス・コンボ(Juaneco y Su Combo)」「エウセビオ・イ・ス・バンジョー(Eusebio y Su Banjo)」「ロス・デステージョス(Los Destellos)」「ロス・イホス・デル・ソル(Los Hijos del Sol)」「ロス・ディアブロス・ロホス(Los Diablos Rojos)」 という6つのバンドの曲が収録されています。

 

アルバムの解説によると、バルベスレコードのオーナーである「オリヴィエ・コナン」氏は、現地ペルーでこの「チーチャ」の存在を知り、現地に何度も足を運んで原盤を持つレコード会社を探し当てたのだそうです。

つくづく物好きですね!

これの日本版を発売した日本のレーベルも、聴いている私たちも。

この「ザ・ルーツ・オヴ・チーチャ〜ペルーのサイケデリック・クンビア(The Roots Of Chicha Psychedelic Cumbias From Peru)」、なんと、第2弾「Roots Of Chicha, Vol. 2」も発売されています。

第2弾も1作目に負けず劣らずのユルさ加減。

いいですね、「チーチャ」!

 

ダサさと紙一重のもっさリズム。

「格好いい!」とは言えない音楽かもしれませんが、かなり癖になる音楽です。

スポンサーリンク

♪ラテンアメリカ音楽

♪セルジオ・メンデス(タイムレス)ブラジル音楽のメロディーとHipHopのリズムが融合
ブラジル音楽の巨匠「セルジオ・メンデス」が、2006年にリリースしたアルバム「タイムレス(Timeless)」 アメリカのヒップホップグループ「ブラック・アイド・ピーズ」の「ウィル・アイ・アム」を共同プロデューサーに迎え、ボサ・ノヴァとヒップホップの融合を図った意欲作です。
♪カルリーニョス・ブラウン(オムレツマン)サルヴァドール生まれのカリスマ
ブラジル黒人文化の中心地、バイーア州サルヴァドール。サンバやカーニバル発祥の地とも言われている町です。この町からはブラジルを代表する数多くのミュージシャンが生まれました。そんな「サルヴァドール」が生んだ現代の最高の才能のひとりが、この「カルリーニョス・ブラウン(Carlinhos Brown)」です。
♪ピットブル(ダーレ)ラテンなヒップホップスターのスパニッシュアルバム
アメリカ、フロリダ州マイアミ出身のラッパー「Pitbull(ピットブル)」。アルバム「DALE(ダーレ)」は、全曲スペイン語で歌う通算2作目のスパニッシュ・アルバム。中南米カリブのアーティストが勢ぞろいした、ラテンな雰囲気満点の、真夏にぴったりのノリノリのアルバムです。
♪システマ・ソラール(コロンビア音楽「クンビア」のデジタル&カラフルな進化形)
コロンビアで、今最高にアツいのがミュージックシーン。特にアンダーグラウンドの音楽シーンでは、コロンビアの伝統音楽「クンビア」をテクノ化した「デジタル・クンビア」が世界のフロアシーンを賑わすようになってきています。「システマ・ソラール」は、そんな中でも最も注目されているグループのひとつです。
♪システマ・ボム/エレクトロ・ハローチョ(メキシコの伝統音楽をハイブリッド化)
メキシコ東海岸、ベラクルス州発祥の音楽「ソン・ハローチョ」。スペインとアフロ・カリビアンの音楽がミックスされた伝統のアコースティック音楽です。この「ソン・ハローチョ」を現代的なエレクトリックを使ってハイブリッド化したのが、「システマ・ボム」のアルバム「エレクトロ・ハローチョ」です。
♪マーク・アンソニー(3.0)サルサの帝王、ラテン・アメリカのカリスマの最新アルバム
現在のサルサ界を代表する歌手、”サルサの帝王”こと「マーク・アンソニー」。全世界でのアルバム総セールス数は1,200万枚以上、グラミー賞を2度、ラテングラミー賞を5度も受賞しており、名実ともにラテン・ミュージック・シーンのトップに君臨するアーティストです。
♪ボブ・マーリー(レジェンド)/レゲエを世界に広めた”レゲエの神様”のベスト
ジャマイカ出身のレゲエミュージシャン「ボブ・マーリー」(Bob Marley)。”レゲエの神様”と呼ばれ、ミュージシャンのみならず世界中の数多くの人々に影響を与え、死後30年以上経った現在でも世界中でその楽曲が聴かれ続けているミュージシャン「ボブ・マーリー」の聴き応え満点のベスト盤♪
♪メキシコ・ロック界の大御所「マナー(Maná)」の名曲「Mariposa traicionera」
メキシコのU2と言われることもあるメキシコ・ロック界の大御所「マナー(Maná)」。日本ではあまり知られていませんが、メキシコを始めラテン・アメリカでは有名なバンドで、これまでのアルバムの総販売枚数は全世界で4000万枚以上。世界で最も成功したラテン・アメリカのバンドと言われています。
♪リリアナ・エレーロ(風の告白)アルゼンチンの大地を感じさせるハスキーヴォイス
「リリアナ・エレーロ」は、生まれ故郷であるアルゼンチンの伝統音楽「フォルクローレ」の名曲を、独自のアプローチによってモダンにアレンジして歌う女性シンガー。独特の歌い回しと深みのあるハスキー・ヴォイスが魅力的。アルゼンチンの大地の空気を感じさせてくれる音楽です。

https://search-ethnic.com/music/roots-of-chicha

♪ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ(Buena Vista Social Club)
1996年、アメリカ人ギタリスト「ライ・クーダー」は、キューバを訪れます。そこで出会ったのが、1940、50年代に活躍していたキューバ音楽の老ミュージシャンたち。彼らの音楽に惚れ込んだクーダーは、彼らとともにバンドを結成、アルバムを世界に発表しました。それが、この「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」です。
♪Los Guardianes De La Musica Criolla/Renacimiento(クリオーヤ音楽)
ペルーの首都リマ、その下町「バリオ」で世に知れず受け継がれてきた「クリオーヤ音楽」。このアルバム「ラ・グラン・レウニオン:ロス・グアルディアネス・デ・ラ・ムシカ・クリオーヤ」は、その担い手であった古老たちを集めて2007〜8年に録音したプロジェクトの第1作目です。
ボゴタの壮大な夜景とコロンビア音楽「バジェナート」のライブを鑑賞♪
南アメリカ大陸北西部に位置する国「コロンビア」。夜は、ボゴタの街のパノラマを屋上から360度一望できるという「トーレ・コルパトリアビル」で夜景を眺め、コロンビアを代表するミュージシャン「カルロス・ビベス」の弟がオーナーのライブ・レストラン「ガイラ・カフェ」でライブを鑑賞します。

コメント

  1. Thanks for the post 🙂
    Chicha is interesting music ^^
    My favorite ones are カリニート「ロス・イホス・デル・ソル(Los Hijos del Sol)」& エルサ「ロス・デステージョス(Los Destellos)」
    Greetings from Peru ^-^)/