タイ北部の古都チェンマイ。旧市街の拠点ターペー門から西へ約1.2㎞ほど、ワット・チェディ・ルアンの南西のラチャマンカ通りの角に、北タイ料理専門店『フアン・ペン』(Huen Phen)はあります。
このお店、本場の北タイ家庭料理がリーズナブルなお値段でいただけると評判のお店で、創業30年以上の老舗のレストランなのだとか。
ランチタイムとディナータイムで店舗のスタイルが変わるのが特徴で、ランチ(8:00~15:00)は食堂風のスペースで「カオソーイ」をはじめとした気軽な軽食スタイル。ディナー(17:00~22:00)は雰囲気のあるレストランスペースで名物のカントークディナーセットなどフルコンボの北タイ料理をいただけるお店です。
今回は、ディナータイムに訪問しました♪
エキゾチックな雰囲気の北タイ料理屋さん
『フアン・ペン』の入り口
『フアン・ペン』の入り口です。
木彫りや石彫りのアンティーク家具や彫像などが並ぶエキゾチックな雰囲気。
さあ、お店の中に入って行きましょう〜♪
エスニックなインテリアの『フアン・ペン』店内
欧米人を中心にお客さんでいっぱい
店内は、木製のテーブルや椅子が並び、緑の植物が飾られ、壁や天井にはタイの木彫りや布飾りなどがデコレートされていて、オリエンタルテイスト満点。
予約せずに、ディナー開店と同時の17時過ぎに訪問しましたが、問題なく入ることができました。
ただし、お食事をいただいている間に座席はほぼ埋まって行ったので、可能であれば予約して行った方が良いかもしれません。
お客さんは、欧米人か日本人、中国人などの旅行者が中心でした。
スープ、カレーメニュー
カントークセットメニュー
さて、メニューを選びましょう〜♪
今回は、注文するものは決めておりました。
数種類の北タイ料理が丸いお盆の上に載ったチェンマイ名物の「カントーク」(ขันโตก)です★
そして、ガイドブックに載っていて美味しそうだった、スパイスやハーブを使った鶏の爽やかなスープ「ヤムジンガイ」(ยำจิ้นไก่)も別途注文!
シンハービール(90バーツ)
まずは、お飲み物から。
もちろん、タイのビール、シンハービールをチョイス!
日本のタイ料理店でいつも飲んでいる慣れ親しんだお味ですが、暑いタイの気候の中でいただくシンハーはやっぱり美味しい♪
ぐびぐび飲みながらお料理を待ちます。
赤い円卓の上にたくさんの器が載せられた、チェンマイ名物「カントーク」
カントークセット(380バーツ)
そして、しばらくして運ばれて来ました〜!「カントークセット」♪
台座の付いた赤い円卓の上にたくさんの器が載せられていて、見た目がとてもフォトジェニック。南インド料理のミールスみたいなビジュアルです★
“カントーク”とは、円卓を意味するとのことで、ラーンナー王朝の宮廷料理にルーツを持つ格式の高い料理で、本来は結婚式や葬儀、新築祝いや寺院でのお祭りといった特別な行事で出されるものなのですが、近年では儀式以外でも提供されるようになったのだとのこと。
豪華なビジュアルです★
ゲーン・ハンレー、ゲーン・ケーガイ、生野菜、もち米
ナムプリック・オーン、ナムプリック・ヌム、ケープ・ムー、サイウア、生野菜、ココナッツミルクとバナナのデザート
お皿がお洒落な感じ
『フアン・ペン』のカントークに載っていたお料理は下記。
- ゲーン・ハンレー(豚肉と生姜のミャンマー風カレー)
- ゲーン・ケーガイ(チェンマイ風鶏肉と野菜のカレー)
- ケープ・ムー(豚の皮の揚げ物)
- サイウア(チェンマイ風ハーブソーセージ)
- ナムプリック・オーン(ミートソース風ディップ)
- ナムプリック・ヌム(青唐辛子ディップ)
- 生野菜
- もち米
- ココナッツミルクとバナナのデザート
さあ、さっそくいただきましょう〜!
お味は、それぞれのおかずに個性があって、興味津々なテイスト。
カリッとスナック風にいただける「ケープ・ムー」は、「ナムプリック・オーン」や「ナムプリック・ヌム」などのディップをつけてもいけます!
ラオス料理などでもお馴染みの「サイウア」もハーブ&スパイシーな感じがビールに合う♪
お肉がしっかり煮込まれた「ゲーン・ハンレー」は、スパイシーながらクセがなく日本人のお口に合う食べやすいカレー。
「ゲーン・ケーガイ」は、お野菜たっぷりの鶏肉カレーでちょっと独特ながらも辛さはなく優しいお味のカレーです。
生野菜ともち米と、それぞれのおかずと2種のディップと、色々食べ合わせてバラエティに富んだ味覚を楽しみます。
うん、日本で食べる機会の多いタイ東北部イサーンのお料理とはまた違った美味しさです★
ヤムジンガイ
こちらは、別途注文したスパイスやハーブを使った鶏の爽やかなスープ「ヤムジンガイ」
この「ヤムジンガイ」がなかなかGoodでした♪
ガランガル、レモングラス、コリアンダーシード、ロングペッパー、フェンネルなどのスパイス&ハーブ、そして、マクウェン(花椒)が入っているのが特徴のスパイシーなスープで、鶏肉の旨みと辛さと酸味がインパクトをもたらしてくれて、かなり美味しい★別途注文して正解でした!
『フアン・ペン』の入り口
チェンマイ旧市街にある老舗北タイ料理専門店『フアン・ペン』(Huen Phen)
数種類の北タイ料理が丸いお盆の上に載ったチェンマイ名物の「カントーク」(ขันโตก)は、チェンマイに来たなら必ず食べるべきお料理のひとつです。
バラエティに富んだタイ北部のお料理を存分に堪能することができます★
◆『フアン・ペン』の地図・アクセス
- 住所:112 Ratchamanka Rd, Tambon Phra Sing, Amphoe Mueang Chiang Mai, Chang Wat Chiang Mai 50200 タイ
- 電話:+66 81 882 1544
- 営業時間:8時30分~16時00分 17時00分~22時00分
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