エル・セビチェロ(祐天寺)|絶品のセビーチェがいただけるペルー料理店

エル・セビチェロ(祐天寺)|絶品のセビーチェがいただけるペルー料理店

祐天寺、エル・セビチェロ 中南米料理
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東急東横線祐天寺駅より徒歩5分。駅の南東の昭和通り商店街沿いに、ペルー料理のお店『エル・セビチェロ』は、あります。

お店は2017年1月のオープン。お店のホームページによると、オーナーシェフは、南米でペルー料理と出会い、現地や都内のペルー料理店で修行したという方。ソムリエでもあるそうです。

店名の「セビチェロ」は、セビチェ(セビーチェ)の料理人の意味なのだそう。

美味しい日本の鮮魚をペルーのスタイルで提供する、セビーチェメインのペルー料理店です。

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セビーチェを店名に冠した、日本人オーナーシェフが営むペルー料理店

祐天寺、エル・セビチェロ『エル・セビチェロ』の入り口

 

こちらが、『エル・セビチェロ』の入り口です。

昭和通り沿いの静かな佇まい。店頭にはペルー国旗が飾られています。

お店は、ほぼ予約制。予約ページで、17:30から20:00まで、30分置きに予約できるようになっています(2名からの予約)。

今回は、17:30開始で予約しました。

17:30になったので、入り口ドアを開けて店内へと入ります。

祐天寺、エル・セビチェロ『エル・セビチェロ』の店内

 

こちらが、『エル・セビチェロ』の店内。

入り口の通路を抜けると、キッチンカウンターと客席テーブルが並ぶ小ぢんまりとした空間が現れます。

座席はテーブル席のみで8席。店主さんに予約した旨を伝えると、席に案内してくれました。接客が丁寧な感じ。

祐天寺、エル・セビチェロ『エル・セビチェロ』のキッチンカウンター

祐天寺、エル・セビチェロ「Peru mucho gusto」

祐天寺、エル・セビチェロ棚に並ぶペルーや世界の料理本

祐天寺、エル・セビチェロお酒の瓶がずらり!

祐天寺、エル・セビチェロトウモロコシやキヌア

祐天寺、エル・セビチェロペルーの民芸品

 

アイボリーの壁と木のテーブルや椅子が並ぶ、温かみのある内装。入り口の通路やテーブル脇の棚には、ペルーの食材や世界の料理本、お酒の瓶、ペルーの民芸品などが飾られています。

ワンオペということもあり、キッチンカウンターは結構小ぢんまりとしていました。

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『エル・セビチェロ』のメニュー

祐天寺、エル・セビチェロ『エル・セビチェロ』のメニュー

 

座席に座ってほどなくしたところで、店主さんから本日のお料理とメニューの説明がありました。

お料理は1人5,000円のおまかせのコースのみ。

本日のメニュー内容は↓

  • カンチャ
  • セビチェ
  • 前菜3種
  • メイン(下記から1種選択)
    • 鶏とコリアンダーのペルーご飯(Arroz con Pollo)
    • 牛肉とトマトのスープ(Sopa Criolla)
    • 牛肉とトマト・ポテト炒め(Lomo Saltado)
    • 魚介入 ペルーご飯(Arroz con mariscos)
    • カナリオ豆のタクタクシーフードソース(Tacutacu)

ドリンクは、ビール・ワイン・ピスコなどがあり、いずれもペルーのものを提供。ソフトドリンクやデザートもあります。

メインのお料理を5種から選択可とのことでしたので、今回は店主さんにおすすめされた「牛肉とトマト・ポテト炒め(Lomo Saltado)」をチョイスすることに。

お飲み物は、「グラスワイン(白)」を選びました。

注文を済ませ、お料理が運ばれてくるのを待ちます。

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「セビチェ」や「ロモ・サルタード」は、これまで食べた中でも1、2を争う美味しさ♪

祐天寺、エル・セビチェロ「グラスワイン(白)」700円

祐天寺、エル・セビチェロ「VITTORIA TERROIR CHARDONNAY」

まずは、お飲み物から。

「グラスワイン(白)」「ヴィットリア・テロワール・シャルドネ 2022(VITTORIA TERROIR CHARDONNAY)」という白ワインです。

ペルー・イカ県のチンチャ渓谷に1897年に設立された歴史ある醸造所「ボデガス・イ・ビニェドス・タベルネロ」で作られた白ワインで、国際的なワインコンクールである「コンクール・モンディアル・ド・ブリュッセル」において、2023年の銀メダルに輝いた白ワインなのだそう。

祐天寺、エル・セビチェロ「コンクール・モンディアル・ド・ブリュッセル」2023年銀メダルのワイン

 

ワインの甲乙はわからないですが、このワイン、本当に飲みやすくて美味しい♪

辛くもなく、甘くもなく、爽やかですっきり。ほんのりとまろやかな果実味が感じられ、セビーチェに合いそう♪

祐天寺、エル・セビチェロおつまみの「カンチャ」

 

ワインと一緒に、おつまみの「カンチャ」も提供されました。

「カンチャ」とは、ペルーのおつまみとして、また、料理の添え物として食べられている煎ったとうもろこし。

塩気の効いた節分の豆のような味と食感。とうもろこしの香ばしい風味がたまりません! 白ワインに合います★

ワインを飲みながら、「カンチャ」をつまんでいると、ほどなくして最初のお料理が運ばれてきました!

祐天寺、エル・セビチェロ「セビチェ」

 

「セビチェ」です。

「セビチェ(セビーチェ)」は、ペルーの国民食とも言われる魚介のマリネ。

1、2センチ角くらいに切った生の白身魚やタコ、イカなどの魚介に玉ねぎやトマトを加え、レモンを絞り、コリアンダーやオレガノなどの香草を加え、付け合せにトウモロコシやサツマイモなどを添えて作られます。

店主さんの話によると、「セビチェ」はペルー料理を代表する料理であり、当店でもこの「セビチェ」こそが本当のメインのお料理なのだとのこと。

本日のお魚はオオニベというお魚。レアな白身のオオニベに、紫玉ねぎ、パクチー、唐辛子が和えられ、上には、アマゾン産だという小さな丸い唐辛子が乗っています。

付け合わせは、ペルー産の黄色いジャガイモと、茹でとうもろこし(チョクロ)。

祐天寺、エル・セビチェロレアなオオニベの食感、レモンの酸味、パクチーの風味、唐辛子の辛味

 

『エル・セビチェロ』の「セビチェ」、これまで食べた中でも1、2を争う、美味なセビチェでした★

レアなオオニベの食感、レモンの酸味、パクチーの風味、唐辛子の辛味のマッチングがたまらない美味しさ♪

滑らかな食感の黄色いペルージャガイモも、ほど良い柔らかな歯応えのチョクロも、付け合わせとして最高! 奪い合うようにして食べてしまう感じ。

ちなみに、アマゾン産の丸い唐辛子、ちょこっと齧ってみましたが、想像以上の激辛でした!! でも、深みのある旨味を感じさせる激辛。

祐天寺、エル・セビチェロ「プルポアルオリーボ」(タコのブラックオリーブソースかけ)

 

続いて、前菜1種目。「プルポアルオリーボ」(タコのブラックオリーブソース掛け)です。

プルポ」とはスペイン語でタコ、「アル・オリーボ」はオリーブソース掛けという意味で、こちらも、ペルーの定番のお料理なのだそう。

この「プルポアルオリーボ」も美味でした♪

マヨネーズベースのブラックオリーブソースは、ブラックオリーブのビターな風味と酸味、マヨネーズのクリーミーさの相性が抜群! 柔らかく茹で上げられたフレッシュなタコと一緒にいただくと絶妙な感じ★ 添えられたクラッカーに乗せて食べるのもGood!

祐天寺、エル・セビチェロブラックオリーブ

 

こちらが、「プルポアルオリーボ」に使われた「ブラックオリーブ」です。

祐天寺、エル・セビチェロ「パパ・アラワンカイナ」

 

前菜2種目は、「パパ・アラワンカイナ」

「パパ・アラワンカイナ」は、茹でたジャガイモにチーズと黄唐辛子(アヒ・アマリージョ)、ミルクを混ぜて作ったソースをかけたお料理で、こちらもペルーの定番料理のひとつ。黄色の色合いがインパクトあります!

「パパ(Papa)」はジャガイモで、「ワンカヨ(Huancayo)」は地名なので、「パパ・アラワンカイナ」はワンカヨ地方のジャガイモ料理ということになります。

『エル・セビチェロ』の「パパ・アラワンカイナ」は、とにかくジャガイモが美味♪

日本のじゃがいもとは違った滑らかな食感で、アヒ・アマリージョを使ったピリ辛の黄色いソースとのマッチングが本当に旨い★

祐天寺、エル・セビチェロ「アンティクーチョ」

 

前菜3種目は、「アンティクーチョ」

「アンティクーチョ」は、ウシのハツ(心臓)を唐辛子やにんにく、クミン、ワインなどで作ったタレに数時間漬け込んで金串に刺し、炭火で焼いたお料理。

このお料理、インカ帝国の血を受け継ぐお料理であるとのこと。現地のペルーでは屋台で串焼きの状態でよく売られているお料理です。

『エル・セビチェロ』の「アンティクーチョ」、これまた、今まで食べた「アンティクーチョ」の中でも1、2を争う美味しさでした♪

お肉の焼き加減、弾力のある歯応えが、これ以上ないくらいのちょうど良さ!

お肉自体のスパイシーな味付けもGoodですが、アヒ・アマリージョを使った辛いソースを付けて食べると本当に美味しい♪

祐天寺、エル・セビチェロ「ピスコサワー」900円

 

ワインが無くなったので、追加のお飲み物を注文。

ペルーでお酒といったらこれ、「ピスコサワー」です。

「ピスコサワー」は、白ぶどう果汁を原料とした蒸留酒「ピスコ」にレモン、ガムシロップ、卵白を加えてシェイクし、泡立った上にシナモンを振りかけて作るカクテル。

ペルー人なら誰もが飲むような国民的カクテルです。

柑橘系の爽やかさと甘過ぎない控えめな甘さ、上に乗った卵白の泡の層が食感と風味のバリエーションを生み出しているのがGood!

これを飲むと、ペルー料理を食べに来たという感じがします。美味しい★

祐天寺、エル・セビチェロ「チルカノ」800円

 

こちらは、「チルカノ」。ピスコにライムとジンジャーエールを合わせたカクテル。

さっぱりスッキリ、酸味が爽やかで飲みやすい!

お料理との相性で言えば、ピスコサワーよりもこちらの方が合うかも。

祐天寺、エル・セビチェロ「ロモ・サルタード」

 

そして、メインのお料理の登場!

「ロモ・サルタード」です。

「ロモ・サルタード」は、牛ヒレ肉を玉ねぎ、トマト、ポテトと炒め、醤油ベースの味付けをしたペルーを代表する料理のひとつ。

19世紀中頃にペルーに移民してきた中国人(広東人)の食文化の影響を受けた「チファ料理」(ペルー料理と中華料理が融合した料理)のひとつで、現在ではペルー全土で人気の国民的料理となっています。

祐天寺、エル・セビチェロ味付けがめちゃくちゃ美味♪

 

『エル・セビチェロ』の「ロモ・サルタード」ですが、またまた、今まで食べた「ロモ・サルタード」の中でも1、2を争う美味しさ!

お肉の焼き加減と柔らかさが絶妙♪ 醤油ベースの味付けも、濃いめの味付けながらしつこ過ぎず、和えられたトマトや玉ねぎ、ジャガイモとのコンビネーションも言うことなしのお味。もちろん、ご飯との相性も抜群です!

こちらも、争うようにして食べ進めてしまう感じ。

祐天寺、エル・セビチェロ「ルクマのアイスクリーム」650円

 

食後のデザートは、「ルクマのアイスクリーム」

「ルクマ」はペルー産のスーパーフルーツ。ビタミンやミネラルが豊富で糖質が低いほんのりとした甘みの果物で、ペルーではアイスクリームのフレーバーとしてポピュラーだそう。ケーキやスフレに入れるのも一般的。

独特のカラメルっぽい風味がほんのりと香る上品なお味。こちらも美味★

祐天寺、エル・セビチェロルクマの写真

 

ちなみに、こちらがルクマの写真です。

見た目だと、柑橘系の酸っぱい味を想像してしまいますが、そんなことは全然なく、まろやかな味と風味なのが面白いです。

祐天寺、エル・セビチェロ「ペルー産コーヒー」450円

 

アイスクリームのお供は、「ペルー産コーヒー」

このコーヒーも美味しかった〜♪

独特の深みと苦味があって、アイスクリームのお供として、食後のお口直しとしてベストな感じ★

祐天寺、エル・セビチェロカウンターに置かれていた紫トウモロコシ

 

祐天寺にあるペルー料理のお店『エル・セビチェロ』

オーナーシェフの谷口さんが作るペルー料理は、本当に美味しい♪

店名にもなっている「セビチェ」も、「プルポアルオリーボ」も「アンティクーチョ」も、メインの「ロモ・サルタード」も、これまで食べたペルー料理の中でも1、2を争うくらい満足できるお味でした★

世界的に注目を集めている美食の国「ペルー」。そのお料理を満喫したいなら、『エル・セビチェロ』に行けば間違いありません♪

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◉『エル・セビチェロ』の地図・アクセス

  • 住所:東京都目黒区五本木2-15-3
  • アクセス:東急東横線祐天寺駅より徒歩5分
  • 営業時間:17:30〜22:00
  • 定休日:水曜・日曜

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