南インド料理の軽食「ティファン」のおすすめメニューとお店をご紹介♪

大森、ケララの風モーニング南インド料理

今回は南インド料理の軽食「ティファン」についてご紹介します。

「ティファン」は現地南インドでは、朝食(モーニング)として、また、朝食だけでなくランチタイム(ミールスが提供される時間)以外でもよく食べられているスタンダードなお料理です。

カライクディ③(繁華街&ディナー) 【南インド(タミル)⑥】街角のティファンスタンド(カライクディ

カライクディ③(繁華街&ディナー) 【南インド(タミル)⑥】ティファンを立ち食いする人(カライクディ)

現地南インドでは、レストランや食堂のほか、上の写真のようなテイクアウト向けのスタンドや、街中や駅の屋台でもスナック的な感覚で売られています。

最近では、日本でもティファンを提供するお店も増えてきました。

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ティファンとは?

スリマンガラム、ティファン『スリマンガラム』のティファン

Royal Court【南インド(タミル)⑫】『ロイヤル・コート』のティファン(ポンガルとワダとマサラワダ)

 

「ティファン(Tiffin)」とは、南インドで食べられている軽食のこと。

豆や米粉、セモリナ粉を発酵させた生地を蒸したり、焼いたりしたスナックで、クレープ状に焼いた「ドーサ」や蒸しパンのような「イドゥリ」、揚げドーナツのような「ワダ」など、様々なティファンがあり、豆のスープであるサンバルや、ココナッツやトマトをベースにしたソース(チャトニ)を付けて食べるのが一般的です。

「ティファン(Tiffin)」という言葉は、英語の「Tea」と「Muffin」を組み合わせた言葉で、インドでは「軽食」という意味で広く使われるようになっています。

ティファンの種類は無数にありますが、そのうちの代表的なものをご紹介します。

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ドーサ

矢賀、ケララ食堂『ケララ食堂』のドーサ

銀座一丁目、バンゲラズキッチン『バンゲラズキッチン』のニールドーサ

 

「ドーサ」とは、米とウラドダールをペースト状にし、水を加え、発酵させた生地をクレープのように薄く焼いたお料理。南インド料理のティファンの代表格です。ココナッツやトマトなどのチャトニやサンバルと一緒に食べるのが一般的。

南インドのお料理であるドーサですが、近年ではインド全土で食べられるようになっています。

ジャガイモや玉ねぎのマサラ炒めをドーサでくるんだ「マサラドーサ」、生地にセモリナを加えた「ラヴァドーサ」、素材に緑豆を使った「ペサラットゥドーサ」、油の代わりにギーが使われた「ギーロースト」、鶏肉や羊肉がトッピングされた「カリドーサ」、米粉のみの生地を薄く焼いた「ニールドーサ」など、様々なバリエーションがあります。

パリパリ(サクサク)とした食感と、付け合わせのチャトニやサンバルとマッチする酸味。クレープのように食べられる気軽さが魅力です★

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マサラドーサ

清澄白河、ナンディニ『ナンディニ』のマサラドーサ

船堀、ゴヴィンダス『ゴヴィンダス』のマサラドーサ

麹町、アジャンタ『アジャンタ』のマサラドーサ

神田、アーンドラ・ダバ『アーンドラ・ダバ』のマサラドーサ

神楽坂、想いの木『想いの木』のマサラドーサ

元町・中華街、INDU『INDU』のマサラドーサ

元町・中華街、INDU『INDU』のマサラドーサの中身

荒川遊園地前、なんどり『なんどり』のマサラドーサ

「マサラドーサ」とは、ドーサの中にジャガイモや玉ねぎのマサラ炒めを包んだ料理。

「マサラドーサ」が生まれたのは比較的新しく1938年。マドラスの「ニュー・ウッドランド」というお店がドーサにマサラ味のジャガイモ炒めを入れて提供したのが始まりであるとのこと。

このお店のオーナーはカルナータカ州のウドゥピ出身であったため、マサラドーサはウドゥピ発祥というイメージが広まったのだとか。

現在では南インド料理を象徴するようなお料理として、全インドで食べられています。

生地の中に具材を入れるのは北インド料理の発想であり、「マサラドーサ」は南と北のフュージョン料理だと言われています。

この一品だけで満足できる、南インドのティファンの決定版的な存在です★

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ワダ

エリックサウス『エリックサウス』のワダ

「ワダ」とは、豆を使った甘くないドーナツのこと。屋台などで買える軽食スナックとして、また、お料理の一品として南インド全土で食べられています。食感が柔らかいので“メドゥ(柔らかい)”という意味で「メドゥワダ」とも呼ばれています。

ペースト状にしたウラドダールにスパイス(クミンやマスタードシードなど)や青唐辛子などを加え、ドーナツ状に整形して油で揚げて出来上がり。ココナッツチャトニやサンバルと一緒にいただきます。

ふわふわとした食感と素朴な味わいが美味しく、どんどん食べられちゃいます。

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マサラワダ

鎌倉、ヨルカメ『Bar ヨルカメ』のマサラワダ

目黒、タミルナドゥ『タミルナドゥ』のワダとマサラワダ

 

「マサラワダ」とは、カリカリとした食感の硬いワダのこと。

チャナ豆やウラド豆をペースト状にはせず粗く挽き、コリアンダーやクミン、ブラックペッパー、カレーリーフなどのスパイスを加えて円形にして油で揚げて作ります。

豆の形が残っているのと、カリカリとしたクリスピーな食感が美味しい♪

こちらも、お料理のサイドメニューとして、駅や街中の屋台のスナックとして、頻繁に食べられているお料理です。

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サンバルワダ

ラーメシュワラム(日の出)【南インド(タミル)⑧】『HOTEL VASANTHA BHAVAN』のサンバルワダ

船堀、バンゲラズ・スパイスラボ『バンゲラズ・スパイスラボ』のワダサンバル

 

「サンバルワダ」とは、南インド料理の豆と野菜の煮込み料理「サンバル」の中にワダを浸したお料理。現地南インドの食堂でもよく見掛けるメニューのひとつです。

もともと、ワダはサンバルと一緒に提供されることが多いので相性はバッチリ!ふわふわのワダの中にサンバルの味が沁みていて美味です★

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イドゥリ

Brunton Boatyard フォートコーチン(南インド・ケララ州2)『ブラントン・ボートヤード』のイドゥリ

「イドゥリ」とは、米粉とウラド豆からなる生地を発酵させ、円盤状に整形し蒸して作る南インドの蒸しパン。南インドの代表的なティファンのひとつです。

ふんわりしっとりとした食感で酸味があるほかは塩気や甘味、辛味はないため、ココナッツチャトニやサンバル、ラッサムなどを掛けていただきます。

程よい酸味としっとりとした食感がサンバルやチャトニと相性抜群!これがあると、南インドの朝食って感じがします。

「サンバルワダ」と同じく、イドゥリをサンバルに浸した「イドゥリサンバル」も南インドの食堂の定番メニューです。

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ウタパム

スリマンガラム、ティファン『スリマンガラム』のウタパム

Murugan Idli Shop 【南インド(タミル)⑪】『ムルガン・イドゥリ・ショップ』のウタパム

 

「ウタパム」とは、南インドのお好み焼き的な食べ物。米とウラド豆をミックスしたドーサと同じ生地を使いますが、ウタパムは生地をより厚くし、玉ねぎやトマト、青唐辛子などのトッピングがあるのが特徴です。

他のティファンと同様、チャトニやサンバルと一緒にいただきます。

お店にもよりますが、生地の食感は比較的もっちりとしていて、玉ねぎのザクザク感がたまらない美味しさ★

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ポンガル

The Bangala(レストラン)【南インド(タミル)④】『ザ・バンガラ』のポンガル

 

「ポンガル」とは、米と豆を煮た南インドのお粥のこと。

「ポンガル」には、スパイシーなポンガル(ベンポンガル)と甘いポンガル(チャッカラポンガル)の2種類があり、南インドのティファンで食べられているのは「ベンポンガル」の方です。

お米とムング豆や緑豆を鍋で煮こぼすようにして煮て(「ポンガル」という言葉はタミル語で“沸騰する”“こぼれる”という意味なのだそう)、ブラックペッパーやクミンシード、カレーリーフなどのスパイスやカシューナッツ、ココナッツミルクなどを加えて作ります。水分少なめでマッシュ状になっているのが特徴です。

優しいお味で体に沁み渡る感じ。チャトニやサンバルと一緒にいただきます。

ちなみに、甘いポンガル(チャッカラポンガル)は、タミルナードゥ州で毎年1月中旬に行われる収穫祭(料理名と同じで「ポンガル」と言う)の期間に提供されるお祝いのポンガルなのだそう。

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プットゥ

fusion(朝食)(南インド・ケララ州9)『フュージョン』のプットゥ

 

「プットゥ」とは、米粉とココナッツから作った南インドのパンケーキのような食べ物。煎った米粉とすりおろしたココナッツに水と塩を加え、専用の蒸し器で蒸して出来上がり。

豆のカレーやパパド付きの緑レンズ豆、チキンや魚のカレーと一緒に提供されるほか、プットゥの中に魚や肉のカレーを入れることもあるそう。

ココナッツの仄かな甘味が美味。バナナと一緒に食べるのも一般的なのだとか。

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マンガロールバンズとマンガロールバジ

「マンガロール料理」は、インド・カルナータカ州南西部、アラビア海沿いの地域で食べられている料理です。

日本初のマンガロール料理店『バンゲラズキッチン』では、マンガロール料理独自のティファンをいただくことができます。

銀座一丁目、バンゲラズキッチン『バンゲラズキッチン』のマンガロールバンズ

 

こちらは「マンガロールバンズ」

マハーラシュトラ州を含むコンカニ地方で食べられているバナナの風味が香る揚げパン。ティファンスタイルで、サンバルとココナッツチャトニを付けていただきます。

ほかほかでふわふわなバンズにはクミンなどのスパイスが練りこまれていて、ほんのりと香るバナナの風味がたまらない美味しさ★

銀座一丁目、バンゲラズキッチン『バンゲラズキッチン』のマンガロールバジ

 

こちらは「マンガロールバジ」

小麦粉とひよこ豆の粉で作った軽い食感の丸いドーナツです。

モチモチの中身にはクミンやカレーリーフなどが練り込まれていて、とっても香ばしい感じ。シャキシャキ食感の爽やかなココナッツチャトニを付けて食べると最高です!

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その他のティファン

「ティファン」には、その他にも無数のバリエーションがあります。

南インドのたこ焼き風スナック「パニヤラム」、米やココナッツやウラド豆を発酵させた生地で作る薄く白い蒸しパン「アッパム」、お米で作られたビーフンのような細い麺「イディアッパム」、セモリナ粉で作るおからに似た軽食「ウプマ」など。

レモンで味付けした「レモンライス」やトマト味の「トマトライス」、南インドでは「チャパティ」や「プーリー」などもティファンの範疇に含まれるのだとか。

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「ティファン」のおすすめのお店

「ティファン」を提供するおすすめのお店をご紹介します(東京近郊のお店)

美味しい「ティファン」をぜひ、味わってみてください。

スリマンガラム【経堂】土日限定!南インドの軽食「ティファン・モーニング」に舌鼓♪
経堂にある南インド料理の名店『スリマンガラム(Sri Mangalam)』が、土日限定で、南インドの軽食・ティファンのモーニングを始めました♪バナナリーフの上に、イドゥリやワダ、ドーサ、オニオンウタパムなどが載せられ、サンバルやチャトニがぶっかけられる様子は、まるで南インドの食堂のよう★
『ケララの風モーニング』で南インドのティファンを@大森
大森にある南インド料理の人気店『ケララの風Ⅱ』が、今年(2019年)の1月より『ケララの風モーニング』として、南インドの軽食(ティファン)を提供するお店としてスタートしました。お店の形態が変わってからずっと行ってみたかったのですが、やっと訪問できたのでご紹介したいと思います!
美味しいティファンが食べられる南インド料理店『なんどり』@荒川遊園地前
都電荒川線の荒川遊園地前駅から徒歩200mほどの場所に『なんどり』はあります。このお店、「知る人ぞ知る」という言葉がぴったりの隠れ名店。南インド料理好きの、南インド料理好きによる、南インド料理好きのための、南インド料理店です!