マスカット最古の街「オールド・マスカット」とコルニーシュの夜景(オマーン)

オールドマスカット【オマーン旅⑧】 エスニックな旅
記事内に広告が含まれています。

アラビア半島の南東、ペルシャ湾岸にある国「オマーン(Oman:عمان)」への旅。

オマーンの首都「マスカット(Muscat:مسقط)」滞在4日目。午前中に市内の西にあるオマーン最大のモスク「スルタン・カブース・グランドモスク」を訪れた後、午後は東の端、マスカット最古の地区である「オールド・マスカット」を観光します。

スポンサーリンク

マスカット最古の地域「オールド・マスカット(Old Muscat)」

オールドマスカット【オマーン旅⑧】オールド・マスカット到着!

 

ルイからRoute4のバスで20分ほど。バスはマトラ経由でマスカット市内東部にある「オールド・マスカット」に到着しました。

「オールド・マスカット(Old Muscat)」は、2世紀頃から既に繁栄していたというマスカット最古の地域。王宮や官庁が並ぶ静かな地区です。

オールドマスカット【オマーン旅⑧】国立博物館(National Museum)

オールドマスカット【オマーン旅⑧】税務署の建物

オールドマスカット【オマーン旅⑧】広々とした「アラム・パレス」前の大通り

 

オールド・マスカットのバス停は広々としたロータリーにあり、その周りには、王宮である「アラム・パレス」へと続く大通り、国立博物館、税務署などがあります。

大通りの向こうに見える「アラム・パレス」へと歩いて行きましょう〜。

オールドマスカット【オマーン旅⑧】「アラム・パレス(Alam Palace)」

オールドマスカット【オマーン旅⑧】「アラム・パレス」の中には入れません。

 

こちらが、オマーンの王宮「アラム・パレス(Alam Palace)」

ここに、オマーンの国王(スルタン)である「カブース・ビン・サイード」がいます。

水色と黄色に塗られたカラフルな王宮の内部がどうなっているか興味津々ですが、残念ながら中には入ることはできません。

オールドマスカット【オマーン旅⑧】岩山に囲まれた「オールド・マスカット」

オールドマスカット【オマーン旅⑧】オールド・マスカットのモスク

オールドマスカット【オマーン旅⑧】オールド・マスカットは政府の官庁が並びます。

 

街の人口密度が低いマスカットの中でも、ここ「オールド・マスカット」は、特に歩いている人が少ない印象。

走っている車の数も少なく、界隈はとても静かです。

オールドマスカット【オマーン旅⑧】岩山が間近にそびえ立っています。

オールドマスカット【オマーン旅⑧】岩山の上に建てられた砦

 

「アラム・パレス」の外観を眺めた後、西へと歩き、オマーンの伝統工芸や民族衣装などが展示されている「ベイト・アル・ズベール」へと向かいます。

スポンサーリンク

ベイト・アル・ズベール(Bait Al Zubair)

オールドマスカット【オマーン旅⑧】「ベイト・アル・ズベール(Bait Al Zubair)」

 

こちらが、「ベイト・アル・ズベール(Bait Al Zubair)」

1998年に、シェイク・アル・ズベール・ビン・アリ(Sheikh Al Zubair Bin Ali)の家だった建物を改築した博物館。

館内には、ダッラーと呼ばれる伝統的なアラブのコーヒーポットや、オマーン男性が身に付けるハンジャルという半月刀をはじめ、ライフル銃、宝石、貨幣、家具、民族衣装など、オマーンの伝統工芸品が展示されています。

館内はそれほど広くはありませんが、わかりやすく展示・紹介されていて、なかなか見応えがあります。

 

また、館内にはミュージアムショップが入っていて、センスの良い土産物が販売されている他、敷地内にお洒落なカフェもあり、軽食をいただくことができます。

営業時間は、土〜木曜の9:30〜18:00 入場料は、2オマーン・リヤル(580円)

ちなみに、館内は写真撮影禁止です。

オールドマスカット【オマーン旅⑧】「ベイト・アル・ズベール」入り口。ヤギのオブジェがたくさん!

オールドマスカット【オマーン旅⑧】「ベイト・アル・ズベール」併設のカフェ入り口

 

こちらが、「ベイト・アル・ズベール」併設のカフェ入り口です。

ちょうどお昼どき、カフェでランチをいただくことにしましょう〜♪

オールドマスカット【オマーン旅⑧】お洒落でセンスのあるカフェ店内

 

高い天井とイスラム風のアーチが並ぶ、お洒落でセンスのあるカフェ店内。

壁際にはブックスタンドがあり、イスラム美術の図版やオマーンやアラブの写真集などを閲覧することができます。

オールドマスカット【オマーン旅⑧】アラブ風のアーチのある店内

オールドマスカット【オマーン旅⑧】照明がオマーン帽!

オールドマスカット【オマーン旅⑧】オマーン帽の照明の紹介

 

カフェの天井からは「オマーン帽」(クンマ)を使った照明がいくつもぶら下がっていて、なかなか面白いです★

お客さんの数は数組でしたが、外国人観光客だけでなくアバヤを纏ったオマーンの女性も来店していました。

オールドマスカット【オマーン旅⑧】カフェのメニュー

オールドマスカット【オマーン旅⑧】パスタが美味しそう!

さて、メニューを見て、お料理を注文です。

洋食メインのこのカフェ、今回は写真が美味しそうだったパスタをチョイス♪

オールドマスカット【オマーン旅⑧】「Lemon Mint Juice」(1.7リヤル)と「Lemonade」(1.5リヤル)

 

お飲み物は、レモン・ミント・ジュースとレモネードを注文。

暑くて乾燥したマスカット、冷たいドリンクが体に沁み渡ります♪

お味は、まあまあ普通の美味しさ。

オールドマスカット【オマーン旅⑧】「Shrimp Fra Diavolo Pasta」(3.1リヤル)

オールドマスカット【オマーン旅⑧】「Mushroom Bolognese」(2.7リヤル)

 

パスタは、トマトベースの「シュリンプ・フラ・ディアボロ・パスタ」と「マッシュルーム・ボロネーゼ」

イタリア以外で食べるパスタはイマイチなことが多いのですが、このカフェのパスタはなかなか美味しかったです★

料金は合計で9オマーン・リヤル(2,614円)

オールドマスカット【オマーン旅⑧】カフェを出て、国立博物館へ

 

「ベイト・アル・ズベール」のカフェを出て、バス停のロータリーの前にある「国立博物館」へと向かいます。

オールドマスカット【オマーン旅⑧】オールド・マスカットの街並み

オールドマスカット【オマーン旅⑧】スプリンクラーが涼やか

 

芝生やナツメヤシの街路樹が整備された「オールド・マスカット」の街並み。

スプリンクラーが涼やかです♪

スポンサーリンク

国立博物館(National Museum)

オールドマスカット【オマーン旅⑧】国立博物館(National Museum)

 

「国立博物館(National Museum)」です。

2017年にリニューアルオープンしたばかりの新しい博物館で、二階建ての館内には、実物大のダウ船やフォート(城塞)の模型。オマーンの伝統的な扉やモスクのミフラーブ(メッカの方角であるキブラを示す窪み)の彫刻、豪華なハンジャル(オマーン男性が身に付ける小刀)などなど、様々な展示品がわかりやすく紹介されています。

オールドマスカット【オマーン旅⑧】国立博物館のロゴ

オールドマスカット【オマーン旅⑧】国立博物館はアラム・パレスの正面にあります。

オールドマスカット【オマーン旅⑧】国立博物館の館内

オールドマスカット【オマーン旅⑧】オマーン伝統の「ダウ船」

 

オマーン伝統の船「ダウ船」の実物が展示されています。

オールドマスカット【オマーン旅⑧】フォートの模型

オールドマスカット【オマーン旅⑧】ニズワ・フォートのメインタワーの模型

オールドマスカット【オマーン旅⑧】見やすくわかりやすい展示

 

ニズワ・フォートを始め、オマーンに残る数々のフォートを模型で紹介。

見やすくてわかりやすい展示です。

オールドマスカット【オマーン旅⑧】一階のホールは吹き抜けになっています。

オールドマスカット【オマーン旅⑧】交易の品物。日本の九谷焼が展示されていました。

オールドマスカット【オマーン旅⑧】精緻な彫刻が施された「キブラ」

オールドマスカット【オマーン旅⑧】アラブ風ステンドグラス

オールドマスカット【オマーン旅⑧】伝統的なオマーンの扉

オールドマスカット【オマーン旅⑧】オマーン伝統の小刀「ハンジャル」

オールドマスカット【オマーン旅⑧】ピカピカで美しい館内

 

広々とした真新しい館内。混雑もなくゆったりとオマーンの歴史や文化について理解を深めることができます。

マスカットの必見の見どころのひとつ。

開館時間は、土曜から木曜までの10:00~17:00 金曜は14:00~18:00

入場料は、5オマーン・リヤル(1,450円)です。

スポンサーリンク

再び夕暮れのマトラへ

オールドマスカットからマトラへのバスの車窓【オマーン】

 

国立博物館を観覧した後、バスに乗ってマトラへ。

あたりは、既に夕暮れに差し掛かり始めていました。

マスカット(マトラ)【オマーン旅⑧】再びコルニーシュへ

マスカット(マトラ)【オマーン旅⑧】ぐるっと湾になっています。

 

マトラのスーク前でバスを降り、再びコルニーシュの海岸通りをぶらぶら歩き。

いつ来ても気持ちの良い所ですコルニーシュ。

コルニーシュからマトラ・スークの中に入り、お土産を物色します♪

マスカット(マトラ)【オマーン旅⑧】マトラ・スークの裏手の出口の風景

マスカット(マトラ)【オマーン旅⑧】夕暮れ時、アザーンが界隈に響き渡ります。

マスカット(マトラスーク)【オマーン旅⑧】布地を扱うスーク

マスカット(マトラスーク)【オマーン旅⑧】カラフルな布地や衣服が並びます。

 

メインのスークの裏手の、地元民しか来ないようなローカルスークをうろついたり。

アザーンが響き渡る中、夕暮れの礼拝へ向かう人々の様子を眺めたり。

マスカット(マトラスーク)【オマーン旅⑧】オマーン帽の専門店

マスカット(マトラスーク)【オマーン旅⑧】乳香の専門店

 

マトラ・スークで購入したお土産は2品。

オマーン帽(クンマ)と乳香と乳香を焚く素焼きの台です。

オマーン帽のお店は、色々な帽子を試着させてくれました。

乳香の店主は、商売っ気が全然なく、無愛想でしたが、スークの他のお店よりもかなりお値段は安めでした。

料金は、オマーン帽が4リヤル(1,160円)、乳香とその焚き台が2リヤル(580円)

 

マトラ・スークの詳細はこちら↓

マスカット(マトラ)【オマーン旅⑧】夕暮れのコルニーシュ

マスカット(マトラ)【オマーン旅⑧】レストラン「ベイト・アル・ルバン」

 

さて、そろそろ夕食のお時間ですが、今回、マトラでのディナーはコルニーシュ沿いにあるオマーン料理の名店「ベイト・アル・ルバン」でいただく予定でした。

しかし・・・。

お店に訪問してみたところ、残念ながら満席であるとのこと(涙)

しかも、翌日、お店のホームページでネット予約し再訪したのですが、返信メールの内容を見て席が空いているものだと勘違いし、再び門前払いを食らってしまいました(滝涙)

とっても残念ながら、オマーン料理の名店「ベイト・アル・ルバン」でお料理をいただくことは叶わず・・・。

入り口から見えた店内の雰囲気はとても素敵だったのですが・・・。

スポンサーリンク

黄金色に光り輝く、コルニーシュの夜景

マスカット(マトラ)【オマーン旅⑧】コルニーシュの夜景

 

気を取り直して、お店の外に出たところ、辺りは既に夜の風景。

目の前に、ぐるりと弧を描いた湾に黄金色の灯りが灯った「コルニーシュ」の夜景が広がっていました♪

う〜ん、素晴らしい★

マスカット(マトラ)【オマーン旅⑧】クルーズ船もライトアップ

マスカット(マトラ)【オマーン旅⑧】コルニーシュ夜景の遠景

マスカット(マトラ)【オマーン旅⑧】灯りが海に映って綺麗です♪

 

街並みの背後に聳える夜の闇に沈んだ岩山と、黄金色の街明かりのコントラストが見事です。

海に街明かりが映っているのが綺麗。モスクのドームとミナレットが良いアクセント♪

マスカット(マトラ)【オマーン旅⑧】夜の闇が深まってきました。

マスカット(マトラ)【オマーン旅⑧】何枚も写真を撮ってしまいます。

マスカット(マトラ)【オマーン旅⑧】うっとりと夜景を眺め続けます。

 

次第に、夜の闇が深まってきました。

見事な夜景、何枚も何枚も写真を撮り、うっとりとしながらいつまでも眺め続けてしまいます。

 

さて、そろそろ夕食を食べに行きましょう〜♪

「ベイト・アル・ルバン」が満席だったので、プランBのお店、南インド料理店『サラバナバワン』に変更です。

『サラバナバワン』は、ルイにあるので、バスに乗ってルイへと向かいます。

スポンサーリンク

南インド料理レストラン『サラバナバワン(Saravanaa Bhavan)』

サラバナバワン(マスカット)【オマーン旅⑧】南インド料理店『サラバナバワン』

 

『サラバナバワン(Saravanaa Bhavan)』は、インド国内32店舗、海外19ヶ国で61店舗支店があるという世界最大の南インド料理のチェーン店。

マスカットには『サラヴァナバワン』は2店鋪ありますが、今回はそのうちの1店鋪、ルイのお店に訪問しました。

サラバナバワン(マスカット)【オマーン旅⑧】『サラバナバワン』の店内

サラバナバワン(マスカット)【オマーン旅⑧】ディナーでもミールスを頂けます!

サラバナバワン(マスカット)【オマーン旅⑧】豪華なタミル風ミールスを堪能!

 

注文したのは、「South Indian Special Meals」

ディナータイムでもミールスを注文できるのが嬉しいです。

銀の丸い大皿の上に11個のカトリが載った豪華なミールス。サンバルもラッサムもポリヤルやダール、ピックルも期待に違わぬ南インドのお味。

マスカットの『サラバナバワン』、期待通りのタミルのお味を堪能することができます★

 

『サラバナバワン(Saravanaa Bhavan)』の詳細はこちら↓

マスカット【オマーン旅⑧】夜のルイの風景

マスカット【オマーン旅⑧】夜のホテル前の風景

 

この日は、マスカット市内の観光スポット「スルタン・カブース・グランドモスク」と「オールド・マスカット」を見て回りました。

翌日は、再びプライベートツアーで、「ワヒバ砂漠」と「ワディ・バニ・ハリド」を訪問します★

th_マトラ・オールドマスカット【オマーン旅MAP】オールド・マスカットMAP

スポンサーリンク

続きの記事・関連記事

続きの記事

関連記事

アラブの雰囲気が味わえる「マトラ・スーク」を散策(オマーン・マスカット)
オマーンの首都マスカットのマトラ地区にあるマーケット「マトラ・スーク」。マトラのコルニーシュ(海岸道路)沿いにスークの入口があります。大きなスークではないけれど、伝統的なアラブのスークの雰囲気が味わえます。適度な混み具合で、押し売りもあまりなく、落ち着いて見られます。
オマーンの首都マスカットの夜景★コルニーシュとスルタン・カブース・グランドモスク
アラビア半島の南東、ペルシャ湾岸にある国「オマーン(Oman:عمان)」への旅。首都「マスカット(Muscat:مسقط)」東部にあるマトラ地区の海岸通り(コルニーシュ)を散策した後、マスカット最大のスーク「マトラ・スーク」、オマーン最大のモスク「スルタン・カブース・グランドモスク」を訪れます。
城塞都市「ニズワ」プライベートツアー★フォートとスークを巡る(オマーン)
アラビア半島の南東、ペルシャ湾岸にある国「オマーン」への旅。この日は、オマーン内陸部にある城塞都市「ニズワ」とオマーン最高峰の緑の山「ジュベル・アフダル」を巡るプライベート1日ツアーに出掛けました★まずは、午前中、ニズワに訪問し、ニズワのフォートとスークを見て回ります。
オマーンの山岳地帯「ジュベル・アフダル」の大峡谷の絶景を堪能!
アラビア半島の南東、ペルシャ湾岸にある国「オマーン(Oman)」への旅。オマーン内陸部の町「ニズワ(Nizwa)」と山岳地帯「ジュベル・アフダル(Jubel Akhdar)」を巡るプライベート1日ツアー。午後は山岳地帯「ジュベル・アフダル」に向かい、峡谷の絶景を堪能しました。
美しすぎるモスク「スルタン・カブース・グランド・モスク」(オマーン・マスカット)
オマーン最大のモスク「スルタン・カブース・グランド・モスク」。真っ白ではない、オフホワイトのようなピンクがかったような建物は、とても上品で、どこを切り取っても美しく、ため息が出るようなモスクでした。マスカット観光で、必ず訪れるべき超オススメのスポットです。
マスカット最古の街「オールド・マスカット」とコルニーシュの夜景(オマーン)
アラビア半島の南東、ペルシャ湾岸にある国「オマーン」への旅。オマーンの首都「マスカット」滞在4日目。午前中に市内の西にあるオマーン最大のモスク「スルタン・カブース・グランドモスク」を訪れた後、午後は東の端、マスカット最古の地区である「オールド・マスカット」を観光します。
「ワヒバ砂漠」とオアシス「ワディ・バニ・ハリッド」を4WDで巡る(オマーン)
アラビア半島の南東、ペルシャ湾岸にある国「オマーン」への旅。オマーン滞在5日目。この日は、首都マスカットからオマーン東部にある砂漠「ワヒバ砂漠」と、オマーン東部、ハジャル山地の南西麓に位置するオアシス「ワディ・バニ・ハリッド」を巡るプライベート一日ツアーに出掛けます。
中東料理(アラブ・トルコ・イラン料理)のおすすめメニューとお店をご紹介♪
中東料理(アラブ・トルコ・イラン料理)は、ひよこ豆など豆を多用し、オリーブオイルを使い、羊肉が主に食べられ、スパイスやハーブを使いながらも辛くなくヘルシー。中東料理のおすすめメニューとお店をご紹介します♪

コメント