茨城県猿島郡境町。国道354から南に少し入った通り沿いに、パキスタン料理のお店『ラザットレストラン』があります。
茨城県北西部は、パキスタン人のコミュニティがあり、在住パキスタン人向けのレストランが多いエリア。
その中でも『ラザットレストラン』は、2025年末にオープンした新しいお店です。
「ダムプクト(ダンポホ)」が美味しいという情報を知り、行ってみることにしました。
『ラザットレストラン』へのアクセス・行き方
『ラザットレストラン』のある茨城県猿島郡境町は、鉄道が通っていません。
なので、公共交通機関を利用して行く場合はバスを使うことになります。
いろいろ調べた結果、一番スムースに行ける方法は↓の行き方。
- 都心から東武スカイツリーライン急行に乗って「東武動物公園駅」下車(北千住から30分)
- 東武動物公園駅から「朝日自動車バス 境車庫行き」に乗って「道の駅さかい バス停」で下車(30分)
- 道の駅さかいで、シェアサイクルを借りてお店へ(20分)
このルートだと、都心から1時間半弱でお店に辿り着けます。

こちらが、東武動物公園駅前のバス乗り場です。
「朝日自動車バス 境車庫行き」は1時間に1~2本程度。今回は10:37分発のバスに乗りました。
乗車率は結構高めで、席はそこそこ埋まります。

バスは田園地帯をゆっくりと走り、江戸川を渡り、利根川を渡ってすぐの所が、下車するバス停「道の駅さかい」です。

ここが、「道の駅さかい」
地元の農産物の直売所や物産コーナー。お洒落なカフェやレストラン。沖縄県国頭村のアンテナショップなどが併設された、かなり充実した道の駅です。
ここに、自転車をレンタルできるサイクルポートがあります。

こちらが、サイクルポート。自転車は電動自転車です。
ご利用の詳細は「サカイサイクルシェア」のWEBサイトをご参照ください。
- 貸出時間:9:00~18:00
- 料金:最初の10分まで55円。延長(10分ごと)に+55円。当日上限額 1,650円。一日利用料金 1,100円
- 決算方法:クレジットカード(事前に「ドコモバイクシェアアプリ」のダウンロードと会員登録が必要)
さっそく、シェアサイクルを借り、お店へ。
お店までの距離は5km弱。国道354沿いに行くと分かりやすいですが、交通量がかなり多いので裏道を通って行くのがおすすめ。

炎天下の中、電動自転車を漕いでお店へ。 茨城県西は車社会なので、歩いている人も自転車もほとんど見掛けません。
20分ほど走ってお店に到着!
『ラザットレストラン』の外観と店内の雰囲気

こちらが、『ラザットレストラン』の外観。黄色と臙脂の一軒家がお店です。
店頭には車が3台停まっていました。
駐車場は7,8台分くらいありそう。


肉肉しい料理が並ぶお店の看板。
もちろん、お料理はハラール対応です。
さっそく、扉を開けて店内へ。

『ラザットレストラン』の店内です。
店内空間はそこそこの広さがあり、座席数は30席ほどでしょうか。
訪問したのは休日のランチタイム。お客さんは、パキスタン系の方が3,4組。日本人のおひとり様が2人。
在住パキスタン人だけでなく、日本の方の利用も多い様子。

お店のオーナーは、パキスタンパンジャーブ州シアールコート(サッカーボールの生産で有名な町)出身の方。
マニラ近郊出身のフィリピン人の奥様と一緒にお店を切り盛りしています。
奥様は日本に来て18年。群馬県のモスクで旦那さんと出会い、結婚したのだそう。
「人生何が起こるかわからない」と笑いながら話していました。
シアールコートには行ったことがあるのかと訊くと、「行ったことないし、行きたくもない」とのこと。
茨城県西のパキスタン料理店は、当然のことながらウルドゥー語が「公用語」ですが、奥様がフィリピン人ということもあってか、店内には共通言語である日本語が飛び交っていました。
朗らかで話好きの奥様。日本語を流暢に話す奥様の存在も、お店の日本人比率の高さに影響していそうです。
さて、案内された座席に座ったところで、さっそくメニューを見てお料理の物色開始!
『ラザットレストラン』のメニュー




こちらが、『ラザットレストラン』のメニューです。
マトンニハリやハリーム、パヤ。チキンハンディやカラヒなどの煮込み料理。ラチャプラオやカブリプラオ、チキンマンディなどのご飯もの。チャプリカバブやチキンチャルガなどのバーベキュー。
パキスタン定番の料理がズラリ!

もちろん、ホワイトボードメニューもあります。
ホワイトボードメニューには、お目当ての「ダムプクト(ダンポホ)」もありました。
それでもって、選んだお料理は下記。
- 「チャプリカバブ」(1,500円)
- 「チキンカラヒ」(1kg 2,500円)
- 「ダムプクト」(1,800円)
- 「ロティ」(200円)
- 「ナン」(200円)
- 「コーラ」(200円×2)
メインは「ダムプクト」と「チキンカラヒ」。羊肉ハンバーグの「チャプリカバブ」と、主食の「ナン」と「ロティ」を注文。
チキンカラヒは半分の量(500g)にしてもらいました。

『ラザットレストラン』は、ランチビュッフェもやっています。
ランチビュッフェで提供されていたお料理は↓





マトンパヤ、キーママタール、ラホールチャナ、プラオ、デザートのハルワ。
どれも美味しそう♪
ランチビュッフェは、平日は1,000円、土日は1,500円とのこと。
ビュッフェもかなり魅力的でしたが、今回はアラカルトで「ダムプクト」をいただくことにしました。
注文を済ませ、お料理が運ばれて来るのを待ちます。
コーラとサラダ

まずは、お飲み物。
「コーラ」です。缶はワールドカップデザイン。
ちびちび飲んでいると、お通しのサラダがきました。

サウザンアイランドドレッシングが掛かった普通のサラダ。
ドレッシングの量が少なくてちょっとイマイチ。
コーラを飲みながらサラダをポリポリと食べていると、ほどなくして注文したお料理が運ばれて来ました。
チャプリカバブ

「チャプリカバブ」です。
チャプリカバブ(Chapli Kebab/Chapli Kabab)は、パキスタン北西部のペシャーワルを発祥とする、パシュトゥーン人の代表的な肉料理。
羊肉または牛ひき肉に、玉ねぎ、トマト、青唐辛子、コリアンダーシード、クミンを加え、平たい形に成形し、多めの油で焼き上げて作ります。

いただいた「チャプリカバブ」は、カリッと焼き上げられた外側のクリスピー感。ジューシーな羊肉の旨味と、コリアンダーシードの爽やかさがたまりません!
搾り掛けたレモンの酸味も良いアクセント。
ロティやナンに挟んで食べるのも美味しい♪
チキンカラヒ

続いて、「チキンカラヒ」
「カラヒ」とは、パキスタンやインド北西部のパンジャブ地方で食べられている、肉をトマトや生姜、青唐辛子、スパイスなどで蒸し煮にした料理です。

旨味が凝縮されたグレイビーは、少し甘めの味付け。
淡白なチキンに濃いめのグレイビーが合います。
ロティやナンとの相性抜群!
ダムプクト(ダンポホ)

そして、お目当ての「ダムプクト(ダンポホ)」
「ダンポホ(Dum Pukht)」は、パシュトゥーン料理のひとつ。「マトン・ローシュ(Mutton Rosh)」(マトン汁の意味)とも呼ばれます。
底が厚い丸い鍋にマトンのすね肉やジャガイモ、青唐辛子、にんにくなどの食材を入れて密閉し、弱火でじっくりと煮込んで作られるのだそうで、この調理法自体の名前も「ダンポホ(Dum Pukht)」と言うのだそう。

ドカッと載った「マンガ肉」がビジュアルインパクト抜群!
ジャガイモとニンニクも丸ごと入っていて、豪快且つシンプルな料理です。
骨からほろほろとほぐれるマトン肉は、滑らかな舌触りと適度なマトン臭がGood! 針生姜の爽やかさ。ジャガイモも旨い。
そして、兎にも角にもスープが美味♪
スパイスはほとんど使われておらず、味付けは塩のみですが、スープに沁み込んだマトンの風味と、ほぐして潰したニンニクの旨味が効いていて、いくらでも啜れそうなお味。
このスープだけをもっと欲しいくらい。
ロティやナンをスープに付けていただくのもめちゃ旨!
ナンとロティ


主食のパンは、「ロティ」と「ナン」を一枚ずつ頼みました。
無発酵のロティと発酵させたナン。どちらも焼き立てで香ばしくて美味しい♪
ダムプクトは、ロティの方が合う感じ。

『ラザットレストラン』の料理。
2人で3品+パン2種。かなりお腹一杯になりました。
ハルワとカワ

食事を食べ終わると、フィリピン人の奥様がやって来て、ビュッフェの棚にあるデザートの「ハルワ」を食べてもいいとのこと。
なんでも、残っていると自分がたくさん食べてしまうからなのだそう。
有り難くいただいてみると、これがまた美味しい!
適度な甘さで食感もポロポロとしていい感じ♪
確かに、これは有れば有る分だけ、いくらでも食べてしまいそう。

デザートのお供は「カワ」(緑茶)
別のパキスタン料理店でいただいたカワは、紅茶のような茶色をしていましたが、こちらは緑色。
味も日本のお茶そっくり。

パキスタン北西部では、カワは紅茶タイプよりも緑茶タイプの方がポピュラーである様子。
さっぱりとしたカワは、デザートのお供にぴったり。食後のお口直しとしてもGood!


茨城県猿島郡境町にあるパキスタン料理のお店『ラザットレストラン』
パキスタン出身のご主人とフィリピン人の奥様が営むお店。
コリアンダーシードが効いた羊肉ハンバーグ「チャプリカバブ」や、骨付きのマトンレッグとシンプルな味付けのスープが旨い「ダムプクト」など、お料理はどれも美味しくパキスタンの味。
フィリピン人の奥様の接客対応も良く、居心地の良いお店です。
帰りは「道の駅さかい」で買い物&休憩


帰りは、青々とした水田を眺めながら自転車で。
炎天下でかなり暑かったですが、長閑な風景が気持ちいい♪


「道の駅さかい」に戻り、自転車を返却して、食材コーナーを物色。



茨城県産の新鮮な野菜がたくさん!
とうもろこしとゴーヤ、海ぶどうを購入。
自宅でいただきましたが、東京のスーパーで売られている野菜と明らかに違う味でした。

炎天下の中、自転車で走って、疲れたので、併設されたカフェ「SHED」でひと休み。


茨城名産のメロンを使った「いばらきメロンスムージー」を飲んでリフレッシュ!

野菜を買い、カフェでひと休みをした後、行きと同じく朝日自動車バスに乗って帰路へ。
充実したワンデイトリップとなりました♪
『ラザットレストラン』の地図・アクセス・営業時間
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