ハイボール片手に、ジャズの名曲を愉しむ旅♪
JR九州が熊本駅から三角駅まで運転している観光列車「特急 A列車で行こう」に乗って天草へ行きました♪
博多から熊本までのアクセス、「特急 A列車で行こう」の紹介と乗車体験記、三角から松島までのフェリーについて、ご紹介します★
行程はこんな感じ↓
- 福岡市地下鉄七隈線・橋本行:博多6:45〜薬院6:52
- 西鉄天神大牟田線特急・大牟田行:薬院7:02〜大牟田8:02
- JR鹿児島本線・八代行:大牟田9:21〜熊本10:11
- 特急 A列車で行こう:熊本10:21〜三角11:35
- 定期航路天草宝島ライン:三角港11:45〜松島(前島)港12:10
博多から熊本までは新幹線だと50分くらいで行けるのですが、今回は大牟田に立ち寄ったので、このような行程になっています。
鉄道を乗り継いで博多から大牟田へ
博多から福岡市地下鉄七隈線で「薬院」へ
福岡から天草へ。
まずは、博多から「福岡市地下鉄七隈線」で薬院へ(博多6:45~薬院6:52)。
薬院までは4駅目です。
休日の朝の地下鉄はかなり空いていました。
薬院から西鉄天神大牟田線特急で大牟田へ
薬院で「西鉄天神大牟田線特急」で大牟田へ(薬院7:02~大牟田8:02)。
およそ1時間の乗車です。
休日の朝でしたが、制服姿の高校生がかなり多め。
ペパーミント色の車体がGood!
西鉄電車には初めて乗りましたが、ペパーミント色の車体がGood!
9駅目が終点の大牟田。電車はビルが建ち並ぶ福岡の街を抜け郊外へ。
高校生たちは、途中の久留米で下車。そこからは徐々に緑が多くなり、1時間ほどで大牟田に到着!
大牟田到着!
西鉄の大牟田駅
大牟田では、西インド料理を提供しているお店『CAFE INDIA こうこうとう』で、ムンバイの朝食をいただきました。
ムンバイの朝食である「ミサルパオ」や「キーマパオ」を1時間ほどでいただいた後、JR側の大牟田駅へ。
JR大牟田駅の改札
JR大牟田駅では、みどりの窓口で、この後熊本から乗車する「特急 A列車で行こう」のチケットを受け取りました(ネットで事前予約済み。後述)。
大牟田からJR鹿児島本線で熊本へ
大牟田からは、JR鹿児島本線で熊本へ(大牟田9:21~熊本10:11)。
インパクトのあるフロントの車両。50分ほどの乗車です。
鹿児島本線の車内
鹿児島本線八代行きの車内です。
車両は新しくてピカピカ♪ お客さんは地元の方がほとんど。
大牟田を出発し、熊本までは13駅目。50分ほどで熊本に到着。乗り継ぎ時間は10分なので、急いで「特急 A列車で行こう」が発着するホームへと向かいます。
さて、ここで「特急 A列車で行こう」について、列車の概要や予約方法などをご紹介します。
「特急 A列車で行こう」の概要と予約方法
「特急 A列車で行こう」は、熊本駅から三角駅まで走っているJR九州の観光列車。2011年10月8日から運行されています。
運行日は、土日・休日と長期休暇期間中の毎日。1日3往復です。
車両は2両編成で、全車指定席です。運賃は熊本〜三角で2,540円(大人1名分の片道の普通運賃+通常期指定席特急料金の合計額 ※指定席特急料金は乗車日により異なります。)。
停車駅は、熊本・宇土・網田・三角ですが、網田は下り列車のみの停車となります。
列車名は、ジャズの名曲「A列車で行こう」にちなんで名付けられ、頭文字である「A」には、「天草 (Amakusa)」の「A」と「大人 (Adult)」の「A」の2つの意味が込められているのだとか。
車両の外観は「16世紀大航海時代のヨーロッパ文化と古き良き天草」をテーマにした、黒とゴールドのツートンカラーに塗られていて、内装は、ステンドグラスをはじめとしたヨーロッパをイメージした装飾がちりばめられているほか、大人の旅を演出するバーカウンター「A-TRAIN BAR」も設置されています。
車内に流れるBGMは、もちろん「A列車で行こう」♪ アダルトな雰囲気を盛り立てます★
「特急 A列車で行こう」車両と内装の紹介
「特急 A列車で行こう」
熊本駅の5番線乗り場に行くと、「特急 A列車で行こう」の車両が見えました!
黒とゴールドのアダルトな雰囲気のカラーリング♪
さっそく、乗車しましょう〜!
「16世紀大航海時代のヨーロッパ文化と古き良き天草」をテーマにした、黒とゴールドのツートンカラー
「特急 A列車で行こう」のロゴ
入り口で女性の乗務員さんに切符を見せて、車内へ。
座席は全て指定席なので、自分たちの座席を見つけて着席。
席を確認したところで、出発前に車内を見て回ることにしました♪
「A-TRAIN BAR」。乗務員もバーテンダー風の装い
こちらが、「特急 A列車で行こう」の車両の目玉スポットである「A-TRAIN BAR」(1号車)
列車とは思えないお洒落な空間です。乗務員さんも蝶ネクタイをして、バーテンダー風の装い♪
「TAKE THE A TRAIN」
ステンドグラスで飾られた車内
南蛮文化をイメージした内装
BGMにジャズが流れる大人の空間
焦げ茶色の落ち着いた壁に、カラフルなステンドグラス。ソファーのデザインもヨーロッパ調でゴージャスな感じ♪
「A-TRAIN BAR」では、オリジナルのドリンクや軽食などをいただくことができます。
「A列車で行こう」車内販売商品メニュー
こちらが、「A列車で行こう」車内販売商品メニュー。
デコポンを使った「Aハイボール」や芋焼酎「倉岳」などのアルコール。デコポンを使った「Aサイダー」。「塩チョコレート」や「天草地アイス」「天草大王燻製」などの軽食があります。
マスキングテープやキーホルダーなどのグッズも販売♪
熊本駅を出発!|車窓と車内の様子
熊本駅を出発!
さて、そろそろ出発の時間です。
乗務員さんが「マリンベル」を鳴らして発車の合図。
「特急 A列車で行こう」は、ディーゼルカーのエンジン音を響かせながら、ゆるゆると熊本駅5番ホームを出発しました!
車内に流れるジャズの名曲「A列車で行こう」を聴きながら、一路目的地の三角駅へ♪
熊本駅出発は10:21分。三角駅到着は11:35分の予定です。
「特急 A列車で行こう」の車内
「特急 A列車で行こう」の座席の様子です。
座席はほぼ満席。乗客は、中国のテレビ番組やサイトで紹介されているのでしょうか。中国人の団体さんや個人客が多い感じ。
運転席から見える風景
右手に見える有明海
「特急 A列車で行こう」の運転席から見える風景です。
「特急 A列車で行こう」は、熊本から途中停車駅の「宇土」まで南下し、そこから西へ。有明海を右手に眺めながら進み、三角へと向かいます。
真っ青な有明海とその向こうに見える島原半島。満潮時は、海の中に電柱が沈むことで知られる「長部田海床路」の風景も楽しめるとのこと。
なので、おすすめの座席は、断然、進行方向右側の座席。
しかしながら、今回、右側の座席は取れず、左側の座席となってしまいました。。
網田(おうだ)駅|ホーム上ライブと網田レトロ館
網田駅に到着。ここで30分間の停車
10:50分頃、2つ目の停車駅である「網田駅」に到着。
ここで約30分間の停車をするというアナウンスがありました。
網田駅の停車は、「特急 A列車で行こう」のハイライトのひとつ。
九州最古の木造駅舎である「網田駅」の風情と、駅構内の「網田レトロ館」でいただく地元グルメ、ホーム上で演奏される生バンドの演奏などを楽しむことができます♪
網田駅の駅舎
網田駅の駅名版
線路を渡って反対側のホームへ
列車を降り、中国人の団体客も、日本人の個人客も、自分たちも、ぞろぞろと線路を渡って反対側のホームへ。
「A列車で行こう」停車中
反対側のホームからは、「特急 A列車で行こう」の姿を綺麗に写真撮影することができます。
ホーム上ではライブ演奏で歓迎♪
ギター&ボーカルの生演奏
ホーム上では、地元のミュージシャンたちが、ギター&ボーカルの生演奏をしていました。
にこやかに歌うボーカルの女性の方。心地よいギターの音色。「特急 A列車で行こう」の乗客たちを歓迎している気持ちが伝わってきます♪
網田駅舎
こちらは、網田駅の駅舎です。
網田駅は、1899年(明治32年)の開業。駅舎は開業当時からの姿をとどめており、熊本県内最古の駅舎として、国の登録有形文化財にも登録されています。
丸い郵便ポスト
網田駅の改札
網田駅は、三角線(あまくさみすみ線)の普通列車が停車するほか(1時間〜1時間半に1本程度)、土日休日は、下りの「特急 A列車で行こう」が停車します。
1日平均の乗車人員は200人弱であるとのこと。
木造の建物の風情や、駅舎前に立つ丸い郵便ポストなどが、レトロでいい感じ♪
「網田レトロ館」
駅舎内には、「網田レトロ館」があります。
「網田レトロ館」は、2013年にオープンした網田駅の中にある駅カフェ。
「季節のオムカレー」や「ネーブルのピザ」など、地産地消にこだわったランチをいただくことができます。
「網田レトロ館」の館内
窓の向こうに「特急 A列車で行こう」が見えます。
「網田レトロ館」の館内です。
木造のレトロな感じの館内の雰囲気。窓の外に見える「特急 A列車で行こう」の車体。聴こえてくる生バンドの演奏。
ここで、ゆったりとランチでもいただきたいところですが、停車時間が30分しかないのが残念なところ。
肥後名産「オーダネーブル」
1コ100円
「季節のオムカレー」や「ネーブルのピザ」は、いただくことはできませんでしたが、カフェ内で販売されていた肥後名産の「オーダネーブル」を購入することにしました(1コ100円)。
駅の外にあった渋いお店「オゥるドファッション泉屋」
ホームで写真撮影する乗客たち
さて、そろそろ出発の時間です。
乗務員さんが「マリンベル」を鳴らして発車の合図。
乗客たちがぞろぞろと列車へと戻っていき、全員が乗車したところで「特急 A列車で行こう」は、ディーゼル音を響かせながら、再びゆるゆると出発!
ホーム上では、網田駅の駅員さんや網田レトロ館の店員さん、生バンドのミュージシャンの方々などが、にこやかに手を振ってお見送りしてくれました★
三角駅に到着
三角駅に到着
網田駅を出発して10数分。
11:35分に、「特急 A列車で行こう」は終点の「三角駅」に到着しました。
乗務員さんがにこやかにお見送り♪
乗客たちがぞろぞろと降りていきます。
乗務員さんがにこやかにお見送り♪
三角駅の駅名版
三角駅の構内
三角駅の駅舎
「三角駅」の駅舎と構内です。
三角駅は、「特急 A列車で行こう」の運行に合わせて、南欧風レトロ調にリニューアルされたのだそう。
駅前にある三角港からは、天草諸島へと向かうフェリー、天草宝島ライン「シークルーズ」が接続しています。
「特急 A列車で行こう」の乗客は、みんなフェリー乗り場へ。
天草宝島ラインのシークルーズ「ビスタボニータ号 Vista Bonita」で天草へ♪
「天草宝島ライン」の乗り場へ
駅を出ると、目の前に広い芝生公園があり、白い三角形の建物「海のピラミッド」が見えます。
あの向こうに「天草宝島ライン」の乗り場があります。
「海のピラミッド」内にはトイレもあるので、ここでトイレを済ませておくこともできます。
「天草宝島ライン」のフェリー乗り場
こちらが、「天草宝島ライン」のフェリー乗り場。
「天草宝島ライン」は、三角〜天草松島を移動しながら天草の絶景観光名所を巡る観光定期船。
JR三角線(あまくさみすみ線)の普通列車や「特急 A列車で行こう」と接続しているので、スムースに天草へと向かうことができます。
天草の松島港までの乗船時間は17分。切符は船内でも購入することができるようですが、今回はネットで事前予約しました。料金は1,000円(大人)です。
SEA CRUISE Vista Bonita
こちらが、乗船した天草宝島ラインのシークルーズ「ビスタボニータ号 Vista Bonita」です。
三角港の出発時間は11:45分。松島(前島)港の到着時間は12:10分。
しかしながら、乗船前の予約チケット確認のところで大行列があり、出発時間はかなり遅れました。
天草宝島ラインからの眺め
船からは、天草五橋や雲仙普賢岳の姿が見えます。
曇り空だったので、あまり綺麗には見えなかったのが残念ですが、快晴だと素晴らしい絶景であるとのこと。
松島(前島)港に到着
船体にくまモンが描かれています。
下船する人々
25分ほどで、天草の松島(前島)港に到着!
ここから、私たちは、レンタカーを借りて天草巡りへと出発します。
中国人の団体客の皆さんは、イルカウォッチングのクルーズに参加するようでした。
ミオ・カミーノ天草でレンタカーを借りる
「ミオ・カミーノ天草」
こちらは、松島(前島)港に隣接した複合施設「ミオ・カミーノ天草」
イルカウォッチングや五橋クルーズの乗船窓口があるほか、シーカヤックやSUPなどのアクティビティ体験、地産商品を販売するマーケットプレイス、屋外バーベキューエリアなどもあり、観光客はもちろんのこと、地元住民の娯楽施設ともなっている様子。
施設内は、地元の若者や家族連れでかなり混雑していました。
ここでレンタカーを借りました。
「ミオ・カミーノ天草」では、レンタカーを借りることも出来ます。
レンタカーは現地でも借りられますが、今回はネットで事前予約しました。
料金は、24時間で8,800円(3時間だと4,000円。6時間だと6,000円)。
レンタルした車「SUZUKI HUSTLER」
こちらが、レンタルした車「SUZUKI HUSTLER」
さっそく乗車し、天草巡りへと出発!!
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