四国の高知と愛媛を旅しました★
プランは2泊3日で、レンタカーを利用してドライブ周遊。
初日に高知空港からランチで南インド料理店『錆と煤』を訪問。午後は仁淀川の沈下橋巡り(名越屋沈下橋・片岡沈下橋・浅尾沈下橋)をして、ホテル「オーベルジュ土佐山」に宿泊。
2日目に「にこ淵」で仁淀ブルーを鑑賞し、愛媛県へ。ランチで『カレー食堂 種』のカレーをいただき、東洋のマチュピチュと言われる「旧別子銅山東平地区」を訪問。西へと向かい、松山の道後温泉(道後館)に宿泊。
3日目は松山観光。「坊ちゃん列車」に乗り、「松山城」を見学。ランチはスリランカ料理店『シクル(sikuru)』でいただき、夕方の便で松山空港から羽田へと戻りました。
JALで羽田から高知龍馬空港へ
JALで羽田から高知龍馬空港へ
JAL493便で羽田を9:25分に出発!
東京から高知と松山までのアクセスは飛行機を利用しました(羽田から高知in 松山outで往復15,000マイル)。
朝、JAL493便で羽田空港を9:25分に出発!
高知龍馬空港までは約1時間半のフライト。10:50分の到着予定です。
高知龍馬空港に10:50分に到着
高知龍馬空港の坂本龍馬像
リョーマの休日
高知龍馬空港に10:50分に到着!
空港の到着ロビーには坂本龍馬の像が飾られていました。
さてさて、今回の高知・愛媛旅。旅の目的は↓の5つ
- 行きたい南インド料理・スリランカ料理・カレー店3店舗を訪問する。
- 透明度日本屈指の仁淀川で仁淀ブルーを見て、沈下橋を巡る。
- 東洋のマチュピチュと言われる「旧別子銅山東平地区」を訪問。
- 高知のリゾートホテル「オーベルジュ土佐山」に宿泊。
- 道後温泉に浸かり、坊ちゃん列車に乗り、松山城を見る(松山を満喫する)。
全てを公共交通機関を使って訪問するのは無理なので、レンタカーを使って周遊することにしました。ルートは↓です。
高知・愛媛旅MAP
まず、事前予約していた空港脇のレンタカーショップで車をレンタル(2日間のレンタルで1万7,000円ちょっと)。
さっそく、カーナビで目的地をランチで訪問する南インド料理店『錆と煤』にセットし、出発!所要時間は10分ほどです。
多国籍食堂『錆と煤』でミールスをいただく
『錆と煤』の外観
高知龍馬空港をレンタカーで出発して北へ。
南国市の土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線の立田駅にほど近い、県道364号から北に少し入った細い路地の奥に多国籍食堂『錆と煤』はあります。
四国でも数少ない、南インド料理の定食「ミールス」がいただけることで知られているお店です。
お店は店名そのものといった感じの錆で覆われた古びた平屋の建物。
インパクトのある外観です。
『錆と煤』の店内
手作り感いっぱいの内装
店内もインパクトあります!
インドやアジアやアフリカのものと思われる雑貨や飾り物が至る所に置かれていて、エスニックかつカオスな雰囲気。手作り感のある内装です。
靴を脱いで上がると、お店の方にカウンター席に案内されました。
「スペシャルプレート」2,200円
注文したのは「スペシャルプレート」(2,200円)
高知県産の無農薬有機栽培野菜をメインに使用した「ベジプレート」に、肉のカレーと魚のカレーを追加した全部載せのプレートです。
サンバル、ラッサム、ダール、肉のカレー(マトンキーマ)、魚のカレー(アジとハマチとイカのカレー)、数種類のポリヤルやアチャール、パパドなど盛りだくさん!
スパイスのパンチの効いたカレーやおかずはどれも個性があって只者ではないお味。
高知の有機野菜を使っているからでしょうか。特に野菜を使ったおかずが美味いです♪
そして、それぞれのおかずやカレーを混ぜて食べると、たまらない美味しさ★
「プレーンドーサ」715円
ドーサも注文しました。
「プレーンドーサ」は付け合わせのチャトニが無くなってしまったとのことで残念でしたが、ドーサそのものはいい感じの酸味とサクッとした食感が見事なお味★
「マサラチャイ」550円
食後はスパイシーだけど飲みやすい「マサラチャイ」でお口直し。
四国・高知の南国市にこんなすごいミールスをいただけるお店があるなんて。
わざわざ来た甲斐がありました★
『錆と煤』についての詳細は↓から
「錆と煤」の情報
- 住所:高知県南国市立田632-19
- 営業時間:12:00~15:00
- 定休日:不定休
- アクセス:土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線立田駅徒歩3分
- HP:https://sabitosusu.com/
仁淀川の沈下橋巡り
さて、食後はいよいよ「仁淀川」を見に向かいます。
「仁淀川」は愛媛県から高知県にかけて流れる一級河川。
“奇跡の清流”と呼ばれ、国土交通省が毎年発表する「全国一級河川の水質現況」において、3年連続で「水質が最も良好な河川」に選ばれている川です。
今回は、仁淀川の見どころとして、3つの「沈下橋」と「にこ淵」を訪れました。
「沈下橋」は仁淀川に架かる欄干のない橋。「にこ淵」は“仁淀ブルー”と呼ばれる青く美しい水面が見られる滝壺。
まず、初日は3つの沈下橋巡りです!
まずは、最初の沈下橋「名越屋沈下橋」へと向かいます。
錆と煤を出発し、高知龍馬空港ICで高知東部自動車道に乗り西へ。四国横断自動車道に入って伊野ICを降り、国道33号線をさらに西へ。
しばらくすると、仁淀川にぶつかるので、仁淀川沿いを走る国道194号線を川を眺めながら西へと進んでいきます。
この日はあいにくの曇り空。川の色は“ブルー”ではなかったのがちょっと残念。
名越屋沈下橋
出発して50分ほど。前方に「名越屋沈下橋」の姿が見えてきました〜!
到着すると、橋の入り口付近に車を停め、さっそく「名越屋沈下橋」の見物開始です♪
「名越屋沈下橋」は仁淀川本流に架かる6本の沈下橋のうち、最も下流にある沈下橋。
日高村といの町を結ぶ生活道として使われており、交通量は結構あります。
建設は昭和46年。橋の長さは191mで仁淀川に架かる沈下橋の中では最長です。
橋のたもとから眺めた「名越屋沈下橋」
さすが水質日本一の仁淀川。川の水はとても綺麗です。
「名越屋沈下橋」は橋脚が3本あるのが特徴です。
橋の上を車が通過します。
欄干が無く、車一台分の幅しかないので、走行はちょっと怖いです。
歩いて渡る人はほとんどいませんでしたが、車は結構通過していました。
橋の途中には4ヵ所の待避所があります。
車の退避は難しそうですが、歩いている人は自転車は車が来たらここで待避できそうです。
車で橋を渡り、対岸に渡ってみました。
対岸には車が停車できる待避スペースがあり、屋根付きの東屋がある小さな公園もあります。
名越屋沈下橋は高知市内に一番近く、見栄えも良い沈下橋なので、見にくる観光客もちらほらいました。
「名越屋沈下橋」、雰囲気のあるなかなか見応えのある沈下橋です。
「名越屋沈下橋」の情報
- 住所:高知県高岡郡日高村名越屋
- アクセス:高知市から車で40分
- 駐車場:駐車場はないが路肩に若干数駐車可能
高知アイス売店
名越屋沈下橋を見た後、国道194号線(そらやま街道)を仁淀川沿いにさらに西へと向かいます。
8分ほど、7kmほど進んだ左手に「高知アイス売店」があります。
「高知アイス売店」は「Made in 土佐」をコンセプトに高知県いの町にあるアイスやシャーベット、ドリンクなどを製造販売する「高知アイス」の直売店。
仁淀川を眺めながらアイスをいただけるお店として人気があります。
店内でゆっくりとアイスをいただく時間はなかったので、テイクアウトで購入することにしました。
写真は店内の様子。仁淀川を目の前に眺めながらお茶とスイーツを楽しむことができます。落ち着いた店内の雰囲気もGoodです★
購入したのは「土佐ジローのタマゴを使った濃厚なソフトクリーム」(385円)
土佐ジローのタマゴの濃厚なお味がとっても美味♪
ちなみに、店内ではパンケーキやフレンチトースト、パフェなどもいただくことができます。
「高知アイス売店」の情報
- 住所:高知県吾川郡いの町柳瀬上分807-1
- 営業時間:11時~17時(土日は10時~18時)
- 定休日:第2・第4月曜日
- アクセス:高知市から車で40分
- 駐車場:有
- HP:http://www.kochi-ice.com/
片岡沈下橋
「高知アイス売店」でソフトクリームをいただいた後は、次の沈下橋「片岡沈下橋」へ。
高知アイス売店から県道18号を仁淀川沿いに8分ほど走ると、「片岡沈下橋」が見えてきました!
「片岡沈下橋」は越知町の片岡地区と南片岡地区を結ぶ全長100mの沈下橋。
住民の生活道として使われている橋で、付近では火振り漁(夜間に松明の火を振って鮎を追い込む漁)も行われているのだとのこと。
さっそく、橋のたもとに車を停め、沈下橋見物します★
「片岡沈下橋」は名越屋沈下橋よりもマイナーな沈下橋のようで、見に来ている観光客もほとんどおらず(自分たち以外にもう一人いました)。車の交通量も少なく、訪れている間、1台も通り掛かりませんでした。
その分、静かに楽しめるのが嬉しい♪
「片岡沈下橋」の魅力は川の流れがかなり穏やかなため、水面に山々が綺麗に映り、鏡のように見えること。
川面に映った翡翠色の森の木々はため息が出るほど美しかったです。山の稜線も川の水面に見事に逆さに映っています。
この日は曇り空だったので、ちょっと沈んだ色合いになっていましたが、晴れた日はもっと綺麗な景観が見れそう。
「片岡沈下橋」の情報
- 住所:高知県高岡郡越知町片岡
- アクセス:高知自動車道伊野ICから車で35分
- 駐車場:駐車場はないが路肩に若干数駐車可能
浅尾沈下橋
「片岡沈下橋」から県道18号を進み8分ほど。仁淀川に沿って右折した鎌井田集落の前に「浅尾沈下橋」があります。
さっそく橋のたもとに車を停め、沈下橋見物開始★
「浅尾沈下橋」は越知町鎌井田地区にある全長約121mの沈下橋。
仁淀川と沈下橋、対岸にある鎌井田集落、周囲を囲む山々の織り成す景観が美しく、「竜とそばかすの姫」「君が踊る、夏」「県庁おもてなし課」など、数々の映画のロケ地にもなっています。
「片岡沈下橋」と同じく、こちらも交通量も観光客の姿も少なかったのですが(自分たち以外にもう一人来ていました)、映画の舞台だということで、映画の上映期間中はシャトルバスも運行していたのだそう。
映画で度々登場するという美しい景観は、鎌井田集落の対岸からの眺め。
橋を渡って対岸へと向かいます。
橋の対岸から見た風景がこちらです。
「浅尾沈下橋」とその下を流れる仁淀川の美しい水面。対岸に広がる鎌井田集落とその向こうの緑の山並み。
さすが、映画の舞台にも使われる美しい景観です♪
天気が良かったらもっと綺麗だったはず。ちょっと残念。
「浅尾沈下橋」の情報
- 住所:高知県高岡郡越知町鎌井田本村
- アクセス:高知自動車道伊野ICから車で45分
- 駐車場:駐車場はないが路肩に若干数駐車可能
宮の前公園
「浅尾沈下橋」を出発し、県道18号を道なりに8分ほど進むと、左手に仁淀川の観光拠点「かわの駅おち」があります。
高台にある「かわの駅おち」から見下ろした眼前には、「宮の前公園」という公園が広がっています。
「宮の前公園」は150万本のコスモスが咲く、コスモスの名所として有名なところ。
訪れた10月下旬はそろそろ見頃も終わりという時期でしたが、まだたくさん咲いているのが見えました!
さっそく公園に降りていってみましょう〜♪
こちらが「宮の前公園」です。
「宮の前公園」は高知県越知町の仁淀川のほとりにある公園。
公園には約150万本のコスモスが植えられており、秋には公園一帯がピンク色のコスモスが咲き乱れることで知られています。
毎年10月初旬には「コスモス祭り」も開催されるそうですが、コロナ禍のため2021年は中止になってしまったとのこと。
コスモス、結構咲いていました。晴れていたらもっと綺麗に見えたと思うので、そこが返す返すも残念。ちなみに春は桜が満開になるのだそう。
コスモスの絨毯を鑑賞した後は、ホテルへと向かうことにしました。
予定では仁淀川の渓谷である「中津渓谷」を訪れるつもりだったのですが、既に時刻は16時過ぎ。宿泊する「オーベルジュ土佐山」は山の中にあり、山道を通るため、暗くなる前に辿り着く必要があったからです。
「宮の前公園」の情報
- 住所:高知県高岡郡越知町越知丙734-1
- アクセス:高知自動車道伊野ICから車で40分
- 駐車場:有(700台)無料
オーベルジュ土佐山
「宮の前公園」から宿泊するホテル「オーベルジュ土佐山」へは、約1時間ほど。
国道33号を東へ進み、鏡川に沿って走る県道6号を北上。鏡ダムを越え、山道をぐねぐねと走った先にあります。
宿泊したホテル「オーベルジュ土佐山」のエントランスです。
上の写真は翌朝撮った写真。ホテルに到着したのは17時過ぎ。既に辺りは薄暗くなっている時分でした。
「オーベルジュ土佐山」は高知市北部、鏡川源流「土佐山」の渓谷のただ中にある、オーベルジュスタイルの温泉宿泊施設です。
客室は全12室。ホテル棟とヴィラがあり、東川に架かる吊り橋で結ばれています。
夕食・朝食付きで、お料理は地元土佐山の旬の食材を使った和風創作料理。温泉は土佐山温泉の天然の出で湯が流れる露天風呂。
何もしないで、そこに居ることを楽しむための贅沢なホテルです。
チェックインを済ませ、お部屋に案内されます。
ちなみに、宿泊の予約は、一休.comの下記プランから。
ホテル棟ツイン“【お食事を楽しみにしている方におすすめ】最高級A5ランク!土佐黒毛和牛わら焼きステーキプラン”
料金は、57,925円(1部屋1泊 大人2名)でした。
「オーベルジュ土佐山」のお部屋です。
屋根が高く、シンプルで温かみがあり、窓からは渓谷の自然が見えます。ベッドの寝心地も最高♪
夕食は18時から。お部屋で少しゆったりした後、ダイニングへと向かいます。
オーベルジュ土佐山のディナー
「オーベルジュ土佐山」のディナー。
お料理は地元土佐山の旬の食材を使った和風創作料理です。
食前酵素「新高梨と仁淀紅茶のすりおろし」、冷野菜「新鮮野菜のフレッシュサラダ」、前菜「朝どれ釜揚げちりめんと琉球の土佐酢」「草峰庵のおから五目煮」「土佐珍味 まいご貝の塩煮」「今が旬 土佐四方竹のピリ辛炒め煮」「苺とブルーベリー羊羹マスカルポーネ添え」
いずれのお料理もひと工夫が凝らされた見事なお味ですが、これだけでお腹いっぱいになりそうな感じ。
この「土佐のもち鰹 藁焼きタタキと季節の野菜添え 土佐山ゆずぽん酢 山葵」
鰹がかなり巨大で肉厚でびっくり!お味も新鮮で美味しい♪ゆずぽん酢や山葵との相性も最高!
グラスワイン(赤)をいただきながら、次々とサーブされるお料理を賞味。
替鉢「フォアグラの薯養蒸し もってのほか餡掛け」、追加サービスの焼き物(詳細は失念)、油物「海老の東寺揚げ 紫蘇の香り 野菜天ぷら盛り合わせ」、お口直し「土佐山の香り すがすがハーブテイ」
湯葉を衣にした「海老の東寺揚げ」の食感がGoodでした♪
メインは「土佐山キュイジーヌ 土佐黒毛和牛 藁焼きサーロインステーキ 卸しソース 旬の野菜と共に」
このサーロインステーキは絶品でした♪
肉厚で柔らかくて、卸しソースや野菜とのマッチングも最高★
止椀「ビノス貝の漬汁仕立て 青柚子の香り」、香物「本日のお新香」、食事「土佐ジローのたまご掛けごはん 特製宗田節醤油」
「土佐ジローのたまご掛けごはん」が本当に美味しかったです★
ステーキも鰹もフォアグラも美味でしたが、一番気に入ったのはこの「たまご掛けごはん」。
デザートは「土佐ジローのプリン ブルーベリーソース」と「山北みかんシャーベット」をそれぞれチョイス。
やっぱり濃厚な土佐ジロー。プリンも抜群に美味いです!
「オーベルジュ土佐山」のディナー。ちょっと食べ過ぎな気もしましたが、大満足でした★
食後、お部屋で少しゆっくりしてから露天風呂へ。
こちらが「オーベルジュ土佐山」の浴場。
夜と翌早朝の2回入りましたが、ほぼ独り占め状態。
土佐山温泉の天然の出で湯。お湯の温度も、髪の毛や肌がさらさらになるような泉質も、浴場や露天風呂の空間の雰囲気も最高!五つ星です♪
温泉で温まった後、22時半頃就寝。
翌日は「にこ淵」で仁淀ブルーを鑑賞し、愛媛県へ。ランチで『カレー食堂 種』のカレーをいただき、東洋のマチュピチュと言われる「旧別子銅山東平地区」を訪問。西へと向かい、松山の道後温泉(道後館)に宿泊する予定です。
「オーベルジュ土佐山」の情報
- 住所:高知県高知市土佐山東川661
- 電話番号:088-850-6911
- アクセス:高知市から車で30分
- HP:https://www.orienthotel.jp/tosayama/