新潟・中越、三条市を日帰りで訪問しました★
最大の目的は、三条市にあるスパイス料理店『三条スパイス研究所』に行くこと。
ついでに、三条市の景勝地である「八木ヶ鼻」と「北五百川の棚田」を見に行き、「八木ヶ鼻温泉 いい湯らてい」に入って、「燕三条地場産業振興センター」でカレースプーンを購入。夕食は、名物の「燕三条背脂ラーメン」をいただきました♪
移動は、三条まで新幹線。三条市内はレンタカーです。
新幹線に乗って燕三条へ
上越新幹線とき307号新潟行き
東京から三条までのアクセスは、新幹線。
大宮駅で、上越新幹線とき307号新潟行きに乗車。大宮8:49分発、燕三条10:14分到着予定。およそ1時間半の旅です。
燕三条駅到着!燕市PR隊長のつば九郎がお出迎え
出発して1時間半後の10:14分、とき307号は燕三条駅に到着しました。
新幹線の車内もガラガラでしたが、駅もかなりガランとした感じ。人の数が少ないです。
燕三条の駅舎
燕三条の駅を出て、駅前ロータリーの前にあるトヨタレンタカーへ。
ここで、車を借ります。事前予約で19時までのレンタル。料金は5,500円でした。
さてさて、まずは、燕三条駅から10分ほどのところにある『三条スパイス研究所』へ行って早めのランチを食べに行きます。
本日のルートは↓です。
三条旅MAP
『三条スパイス研究所』で「本格ターリーセット」をいただく♪
『三条スパイス研究所』の外観
10分ほどでJR弥彦線北三条駅前にある『三条スパイス研究所』に到着!
このお店は、三条市が2016年にオープンさせた公共施設「ステージえんがわ」内の食堂として併設されたお店。あの東京・押上にある『スパイスカフェ』のオーナーシェフ、伊藤シェフ監修のスパイス料理店です。
『三条スパイス研究所』の店内
『三条スパイス研究所』の店内です。
お店は、「ステージえんがわ」の空間と一体化した開放的な造り。
店内には、地元の方らしい、おひとり様の女性客や女子2人組客などが数組、来店していました。
「本格ターリーセット」(1,320円)
注文したのは、カレー2種(ガーリックチキン(中辛)・ラッサム(辛口))、白ごはん、スパイスおかず、スパイスティー、デザートがセットになった「本格ターリーセット」
カレーもおかずも、さすが、スパイスカフェと思わせるオリジナルな美味しさ♪日本米との相性も、お米の上に載ったおかずとの相性も抜群!
混ぜて、食べると美味しいです★
「パクチーとターメリックのくじら汁」(200円)
新潟で古くから食べられている郷土料理「くじら汁」にパクチーやターメリックなどをミックスさせた「パクチーとターメリックのくじら汁」も美味しかった♪
地元の新鮮な素材とインドならではの調理法が融合した、まさに、“ミクスチャー”なお料理でした★
『三条スパイス研究所』についての記事はこちら↓
「三条スパイス研究所」の情報
- 住所:新潟県三条市元町11-63
- 営業時間:10:00~20:00
- 定休日:水曜・第1火曜
- アクセス:JR弥彦線北三条駅より徒歩2分
- HP:https://spicelabo.net/
日本の棚田100選のひとつ「北五百川の棚田」
国道289号線を南東へ、八木ヶ鼻へと向かいます。
食後、車に乗り、国道289号線を南東へ。
三条市の名勝「八木ヶ鼻」と「北五百川の棚田」のある下田地区を目指します。
コメどころ、新潟の田んぼ
下田地区への道中は、緑豊かな水田が広がる長閑な風景。
これぞ、日本の原風景って感じの、とても癒される景観です。
五十嵐川に沿って進んでいきます。
国道289号線は、五十嵐川と並走しており、川を眺めながら進んでいきます。
道もかなり空いていて、快調なドライブとなりました♪
市の名勝「八木ヶ鼻(やぎがはな)」が見えてきました。
『三条スパイス研究所』を出発して30分ちょっと。
左手に、市の名勝「八木ヶ鼻(やぎがはな)」が見えてきました。
かなり迫力のある、インパクト抜群の景観です★
この辺りは、三条市との合併前は下田村だった地域。五十嵐川の北側に、名勝「八木ヶ鼻」が聳え立ち、その姿を望む位置に、温泉施設「八木ヶ鼻温泉 いい湯らてい」や、公園である「リバーパーク八木ヶ鼻」があり、湯らていから東に500mほど進んだところに、日本の棚田100選のひとつ「北五百川の棚田」があります。
まずは、日本の棚田100選のひとつ「北五百川の棚田」を見に行くことにしましょう〜♪
「北五百川の棚田」を見に行きます。
「いい湯らてい」のスタッフの方に「北五百川の棚田」の行き方についてお伺いすると、懇切丁寧に教えてくれました。
教えてもらった通りに、棚田駐車場に車を停め、そこから棚田遊歩道を歩いてビューポイントまで向かいます。
渋い木造家屋
棚田遊歩道入り口
こちらが、棚田遊歩道入り口。
この道を登っていきます。
遊歩道はおろか、駐車場から歩いている間に人の姿は皆無。
とっても静かです。
遊歩道を登っていきます。
緑鮮やかな田んぼ
遊歩道を登っていくと、徐々に段々になった緑の棚田の連なりが見えてきました。
緑鮮やかな真夏の田んぼ、美しいです★
しばらく、遊歩道を歩くと、簡素な屋根付きの木造の東屋が見えてきました。
おそらく、ここが棚田を見るビューポイントです!
人の姿が全く見えません。聴こえるのはセミの鳴き声だけ。
日本の棚田100選にも選ばれている「北五百川の棚田」
東屋から、日本の棚田100選にも選ばれているという「北五百川の棚田」の風景を眺めます。
緑の棚田の絨毯と森の木々、点在する民家。遠くには、粟ケ岳や守門岳の山なみが見えます。人の姿は全く見えません。聴こえるのはセミの鳴き声だけ。
心癒される、素晴らしいにっぽんの風景です★
美しい棚田の風景をしばし鑑賞
この棚田は、季節ごとに咲く花々を楽しめることでも知られているそうで、4月の雪解けとともに咲くカタクリ、6月のヒメサユリ、7月のヤマユリ、稲穂の時期には彼岸花が見られ、その時期には多くのファンがこの地を訪れるのだとのこと。
また、棚田オーナー制度により、田植えや稲刈りの時期には全国各地からオーナーが訪れ、農作業に参加するのだそう。
青空に映える田んぼ
日本の棚田100選「北五百川の棚田」
しばし、棚田の風景を眺め、その美しさを堪能した後、遊歩道を下り、駐車場へと戻ります。
田んぼの畦道に立つ杉の木
駐車場に戻り、車に乗って次の目的地へ。
「いい湯らてい」から西に200mほどの国道289号線沿いにある公園「リバーパーク八木ヶ鼻」です。
「リバーパーク八木ヶ鼻」から名勝「八木ヶ鼻」を眺める
名勝「八木ヶ鼻」
新潟県景勝100選に選ばれているという「八木ヶ鼻(やぎがはな)」
高さ200m超の石英粗面岩の崖がそびえる三条市指定名勝です。
三条市のHPの説明によると、この岩は約600万年前の海底火山活動で形成された海底溶岩ドームの中心部にあたるものだそうで、その中心部が大きく露出している場所は、国内でも希少であるのだとのこと。
また、ハヤブサの繁殖地としても知られ、「八木鼻のハヤブサ繁殖地」は県の天然記念物に指定されているのだそう。
まるで、コロンビアの観光名所の岩「ラ・ピエドラ・デル・ペニョール」みたいです。
この「八木ヶ鼻」、麓から200mの高さといい、その屹立したインパクトのある佇まいといい、コロンビアのアンティオキア県グアタペ近郊にある巨大岩「ラ・ピエドラ・デル・ペニョール」に何だか似ています。
「ラ・ピエドラ・デル・ペニョール」についてはこちら↓
ちなみに、「八木ヶ鼻」も「ラ・ピエドラ〜」と同様に上まで登ることができるようで、登山道を歩けば、片道30分もかからずに登頂できるのだとのこと。
上からの眺めは絶景なのだそう。
縄文のモニュメントが置かれた「リバーパーク八木ヶ鼻」
こちらが、「リバーパーク八木ヶ鼻」
「八木ヶ鼻」が一番綺麗に見える場所として当たりを付けていったところが、ここ。
「リバーパーク八木ヶ鼻」は、縄文時代の集落をイメージして作られた公園です。
この付近には、旧石器時代や縄文時代の遺跡が各地に点在しているそうです。
公園内は広々とした芝生広場があり、縄文時代の遺跡をイメージしたモニュメントが各所に設置されています。
「リバーパーク八木ヶ鼻」から眺める八木ヶ鼻
「リバーパーク八木ヶ鼻」から眺める「八木ヶ鼻」です。
想像通り、素晴らしい眺め!
縄文のモニュメントが置かれた緑の芝生の向こうに屹立する巨大な「八木ヶ鼻」
見事な景観です★
埴輪がいました。
縄文時代をイメージした建物
五十嵐川と八木ヶ鼻
川に架かる鉄橋
しばらく、「八木ヶ鼻」の勇壮な景観を堪能した後、すぐ近くにある温泉施設「八木ヶ鼻温泉 いい湯らてい」に行き、入浴することにします。
「八木ヶ鼻温泉 いい湯らてい」で八木ヶ鼻を眺めながら露天風呂に入る
「八木ヶ鼻温泉 いい湯らてい」
「八木ヶ鼻温泉 いい湯らてい」は、新潟県景勝100選の「八木ヶ鼻」を眺めながら入浴できる日帰り温浴施設。
温泉には、「硫酸塩泉」「弱アルカリ性」「メタケイ酸」が含まれ、美肌の湯の条件をすべて満たす良質なお湯であるとのこと。
さっそく、温泉に入りましょう〜♪
露天風呂からは八木ヶ鼻が見えます。
温泉は最高でした♪
「八木ヶ鼻」の絶景を眺めながら露天風呂に浸かる。体も心も癒される極上のひと時を過ごすことができました★
「八木ヶ鼻温泉 いい湯らてい」の情報
- 住所:新潟県三条市南五百川16番地1
- 営業時間:10時~22時
- 定休日:毎月第3水曜日
- アクセス:上越新幹線燕三条駅より国道289号線を直進約40分
- 料金:大人(タオル付)900円 小学生(タオル付)600円 館内着レンタル 大人150円 子供100円
- HP:http://www.iiyuratei.com/
国道289号線を通って燕三条へ
「八木ヶ鼻温泉 いい湯らてい」でさっぱりした後は、燕三条駅の近く、地場産の製品を展示販売している「燕三条地場産業振興センター」へと向かいます。
「燕三条地場産業振興センター」で三条名産の金物を見る
「燕三条地場産業振興センター」
「燕三条地場産業振興センター」の入り口
八木ヶ鼻を出発して30分ほど。「燕三条地場産業振興センター」に到着しました。
「燕三条地場産業振興センター」は、日本有数の金物産地である燕三条の製品を展示販売する物産センターです。
燕の洋食器、三条の刃物をメインに、キッチン用品、鍋ややかん、タンブラーや急須、雑貨・日用品、園芸・農作業用品、大工道具など、約10,000点の商品が産地価格で販売されています。
さっそく、館内の商品を物色してみましょう〜♪
「燕三条地場産業振興センター」の館内
急須などの茶道具
木の葉の箸置き
カラフルでお洒落な茶器
純チタン製のタンブラー
栓抜き、缶切り、コルク抜きなどオープナー
ナイフや包丁
カンナや金槌など
出刃包丁、まぐろ包丁
「燕三条地場産業振興センター」の展示品
日本有数の金物の町「燕三条」。その起源は江戸時代初期にまで遡ります。
古来より米の産地であった燕三条ですが、度重なる信濃川の氾濫により、農民たちは苦しめられていました。1625年(寛永2年)、代官所奉行として三条に在城した大谷清兵衛は農民たちを救済するため、江戸から釘鍛冶職人を招き、農家の副業として和釘の製造法を指導・奨励しました。これが、燕三条の鍛治の起源と言われています。
その後、江戸の大火によって和釘の需要が高まり、鍛冶専業職人も増加。やがて金物専門の商人が生まれ、近接の地域から次第に県外へと商圏を広げていくようになっていったのだそう。
ちなみに、明治時代以降、和釘の需要が減少すると、燕と三条はそれぞれ別の道を歩み始めます。燕は培われた金工技術を活かして金属洋食器造りへ。三条は”切れ味”を追求し打刃物や大工道具造りへ。
現在では、日本のみならず、世界からも注目される金属加工品のブランドがこの燕三条で多く生まれているのだそうです。
「燕三条じばさんお盆フェア」
こちらは、館内で開催されていた「燕三条じばさんお盆フェア」
ご当地カレーのブースが出ていたので、商品を物色♪
「華麗なるご当地カレー」
三条と言えば、カレーラーメンが有名。
戦前、三条市にあったラーメン店の店主が東京の修行先で学び、地元に持ち帰ったのが始まりとされていて、三条市では70年もの歴史があると言われているそうです。
忙しくてもすぐ食べられて、栄養価もあり、美味しいカレーラーメンは、三条の金物職人にとって最適な食事。現在では三条市内に70店舗ものカレーラーメンを出す店があるのだそう。
地場産のレトルトカレーがたくさん!
こちらは、新潟地場産のレトルトカレー。
新潟県民のソウルフードとも呼ばれる「バスセンターのカレー」のレトルトカレー、新潟県見附市出身の一条もんこさん監修のレトルトカレー「あしたのカレー」もあります。
こちらは、全国のご当地レトルトカレー
カレーせんべいなど
燕市とANAのコラボカレー
三条カレーラーメン
「バスセンターのカレー」のせんべいとか、三条カレーラーメンのカップ麺とか、新潟って意外とカレーものが多いんですね。
カレー賢人シリーズのスプーンやカレー皿、カレーポット
こちらは、カレー賢人シリーズのスプーンやカレー皿、カレーポット。
日本のカレーライスを食べるためだけに開発された山崎金属工業のブランド「カレー賢人」のスプーンです。
これ、買って帰りました♪
「燕三条地場産業振興センター」の情報
- 住所:新潟県三条市須頃1番地17
- 営業時間:9時30分~17時30分
- 定休日:第1水曜日及び年末年始
- アクセス:JR上越新幹線「燕三条駅」より徒歩5分
- HP:https://www.tsjiba.or.jp/kankou/
「大むら食堂」で燕三条名物「燕三条背脂ラーメン」を食べる
「燕三条地場産業振興センター」で、三条の名産品「金物」を見た後、少し早めの夕食をいただくことにしました。
夕食のお目当ては、燕三条名物「燕三条背脂ラーメン」!
お店の住所をナビでセットして、いざ、出発です!
燕三条背脂ラーメンの人気店「大むら食堂」
こちらが、今回訪問した、燕三条背脂ラーメンの人気店のひとつ「大むら食堂」です。
実は、最初に燕三条背脂ラーメンの元祖と言われるお店「杭州飯店」に行ったのですが、お店のドアに「売り切れ」という案内が貼ってあり、泣く泣く断念しました。
けれども、この「大むら食堂」も人気店だということで、気を取り直して訪問。
「大むら食堂」のメニュー
「大むら食堂」のメニューです。
今回は、中華麺(670円)に、背油普通、太麺、並で注文しました。
燕三条背脂ラーメンとは、豚ロース肉の上にある背脂を煮干しの出汁が効いた豚骨スープに加えて作るラーメンのこと。麺は極太麺のことが多く、濃口醤油のスープの表面を背脂が覆っているのが特徴です。
新潟県燕市発祥で、燕市と三条市を中心に広まっているため、「燕三条背脂ラーメン」と呼ばれているのだとのこと。
「大むら食堂」の中華麺
こちらが、「大むら食堂」の中華麺(670円)。燕三条背脂ラーメンです。
スープの上に背脂がたくさん載っていて、いかにもこってりしてそうな感じ。
けれども、いざ、いただいてみると、意外とさっぱりとしているのが驚きでした!
太めの縮れ麺と背脂の脂身に、シャキシャキとした刻みネギの辛味と醤油スープの煮干しの味わいが合わさって、バランスの良いお味になっていました。
ほうれん草とメンマも良いアクセント。チャーシューは小さいのが一枚のみだったので、チャーシューメンにしても良かったかも。
兎にも角にも「大むら食堂」の燕三条背脂ラーメン、期待以上に美味しいラーメンでした★
「大むら食堂」の情報
- 住所:新潟県燕市小高810-4
- 営業時間:11:00~15:00 17:00~20:00
- 定休日:水曜
- アクセス:JR弥彦線燕駅から1.5㎞。徒歩約18分
帰京、新潟県三条旅のお土産
燕三条駅から新幹線に乗って東京へ
「大むら食堂」でディナーをいただいた後は、燕三条駅に戻ってレンタカーを返却。
すぐさま新幹線のチケットを購入し、東京へと戻りました。
車窓に見える夕陽が美しいです。
新幹線の車窓から見えた夕陽です。
東京へは午後9時頃到着。
新潟三条市日帰り旅、あっという間に終了。充実した旅となりました★
今回、購入したお土産は↓になります。
カレー賢人シリーズのスプーン(入れ物)
カレー賢人シリーズのスプーン
カレー賢人シリーズのスプーンです。
インドのカレーではなく、日本のカレーライス用。
カレーライスを食べるためだけに開発されたということで、どんな風に食べやすいのか、興味津々です!
「車麩ラスク(ふロランタン)」
「三条カレーラーメン」
「バスセンターのカレー風味柿の種」
越後特産「車麩(みに)」
越後特産「車麩(みに)」と「車麩ラスク(ふロランタン)」は、いただきました。
普通に美味しい!
「バスセンターのカレー風味柿の種」も食べましたが、本物のバスセンターのカレーを食べたことがないので再現度はわからず。味はまずまずです。
「三条カレーラーメン」はまだ食べていません。
越後名産「笹だんご」
「笹だんご」
越後名産「笹だんご」。こちらは、いただきました。
老舗の右門の笹だんごということで、品質は一級品。笹の香りとよもぎの風味、餅と餡のバランスもいい感じです。
コメント