マレーシアの首都クアラルンプール。その最大の繁華街である「ブキッビンタン」に、マレーシアバクテー(肉骨茶)の有名店があります。
お店の名前は、『Sun Fong Bak Kut Teh (新峰肉骨茶)』
『Sun Fong Bak Kut Teh (新峰肉骨茶)』の場所とアクセス
「ブキッビンタン」の街並み
こちらが、クアラルンプール最大の繁華街「ブキッビンタン」の街並み。
大型ショッピングモールや高級ブティック、ホテル、レストランやカフェなどが立ち並び、音楽クラブやマッサージ店、周辺には屋台街もあります。
新宿と銀座とアメ横を一緒にしたような、マレーシアいちのトレンド発信エリアです。
「ブキッビンタン」には、MRT(地下鉄)のKajang Line(緑色の路線)と、KLモノレール(黄緑色の路線)がアクセスしています。MRTの駅は地下で、KLモノレールの駅は高架で両駅は繋がっていませんが、近くにあります。
「ブキッビンタン」の駅から『Sun Fong Bak Kut Teh (新峰肉骨茶)』までは、徒歩8分ほど。
駅からモノレールの高架に沿って、Jin Sultan Ismailという大通りを南へ200mほど進むと、大きな交差点が現れます。
ここを左折。Jln Imbiという通りを右折した路地の一角にお店はあります。
創業1971年。マレーシアバクテーの人気店『Sun Fong Bak Kut Teh (新峰肉骨茶)』
『Sun Fong Bak Kut Teh (新峰肉骨茶)』の外観
こちらが、『Sun Fong Bak Kut Teh (新峰肉骨茶)』の外観です。
お店の創業は1971年と、かなりの老舗。お店は中国系の飲食店が並ぶエリアにあり、界隈には肉骨茶のお店が数店舗ありますが、この赤い看板のお店が人気のお店『Sun Fong Bak Kut Teh (新峰肉骨茶)』です。
界隈には肉骨茶のお店が数店舗あります。
このお店、アクセスがよく、ガイドブックやネットでも頻繁に紹介されているので、観光客も多く訪れますが、地元の人にも多く利用されている人気店であるとのこと。
お店はオープンな作りになっており、店内の様子が見えます。
さっそく、中に入っていきましょう〜♪
『Sun Fong Bak Kut Teh (新峰肉骨茶)』の店内
お客さんはほぼ中華系
こちらが、『Sun Fong Bak Kut Teh (新峰肉骨茶)』の店内の様子。
店内は結構広めで、簡易な丸テーブルと椅子が並んでいます。座席は70〜80席くらいはあるでしょうか。お店の奥には空調の効いた個室もありました。
訪問したのが、平日の夜9時頃と、結構遅い時間帯だったせいか、お客の入りは6割程度。お客さんはほぼ全員、現地の中華系マレーシア人の方で、家族連れ、グループ、カップルなど、客層はいろいろ。
『Sun Fong Bak Kut Teh (新峰肉骨茶)』の厨房
カウンターには自宅調理用の肉骨茶も
もちろん、店員も全員中華系と思われる方。スタッフの数は多かったです。
ところで、このお店で提供しているお料理「バクテー(肉骨茶)」とは、どんなお料理なのか、ちょこっとご説明。
「バクテー(肉骨茶)」とは?
「肉骨茶(バクテー)」とは、骨付き豚肉を八角やシナモン、クローブ、胡椒、ニンニクなどのスパイスや漢方で煮込んだマレーシアやシンガポールの郷土料理のこと。
「肉骨茶」は、福建語のbah-kut-têに由来しており、英国植民地時代に中国から渡ってきた福建人が故郷の料理に倣って作り出したのが発祥と言われています。
マレーシアとシンガポールでは、バクテーの味に違いがあり、マレーシアは醤油スープで八角やクローブ、シナモンなどのスパイスが多用される一方、シンガポールは胡椒スープでニンニクと白胡椒をメインにした爽やかな味付けが多い様子。
このお店『Sun Fong Bak Kut Teh (新峰肉骨茶)』は、もちろん、マレーシアバクテーのお店です。
さて、バクテーの説明はこのくらいにして、そろそろ座席に座り、メニューを見てお料理を選びましょうか〜♪
『Sun Fong Bak Kut Teh (新峰肉骨茶)』のメニュー
『Sun Fong Bak Kut Teh (新峰肉骨茶)』の説明
肉骨茶のメニュー
「乾肉骨茶(Dry Bak Kut Teh)」もあります。
こちらも肉骨茶でしょうか? 色んな部位の肉があります。
野菜炒め系もたくさん
豆腐料理
マレーシアの有名人もたくさん来店
こちらが、『Sun Fong Bak Kut Teh (新峰肉骨茶)』のメニューです。
メニューには、バクテーらしきものがたくさんあって、どれを選んだらよいのか迷ってしまいますが、一番スタンダードそうな「オリジナルバクテー」を選ぶことに。
それでもって、注文したのは↓
- 肉骨茶(正宗空煲:Original Bak Kut Teh) RM50
- 馬来風光 RM19
- 蔥油豆腐 RM15
オリジナルバクテー(2人分)と、空芯菜の炒め物、ネギ豆腐の3品。
ところが、この記事を書いている時に判明したことが!
ネットの情報を見ると、もちろん、オリジナルのマレーシア風醤油バクテー(黒バクテー)は必食ではあるものの、このお店では、シンガポール風の胡椒バクテー(白バクテー)も提供しており、また、日本ではなかなか食べられないというドライバクテーもメニューにあり、かなり美味しいのだそう。
バクテーは2人分からの注文なので、バクテー2つ注文は無理でしたが、「ドライバクテー」、いつかは食べてみたいです!
兎にも角にも、注文を済ませ、お料理が運ばれてくるのを待ちます。
深みのある濃いめのスープと、肉厚の豚スペアリブが美味い♪
コーラ
龍眼のお茶(名前失念)
お飲み物は、コーラと龍眼(リュウガン)のお茶。
本当はビールを飲んだ方が満足度高そうな気がしましたが、この時、若干体調を崩していたということもあって我慢。
龍眼のお茶は、カップの底に龍眼の実が少し入ったお茶。漢方っぽくて甘いお味でした。
お飲み物を飲んでいると、店員さんがやってきて、バクテーのタレの準備を始めました!
バクテーのタレ用(赤青唐辛子、ニンニク、醤油、ラー油)
こちらが、バクテーのタレ用の調味料。赤と青の唐辛子、ニンニク、醤油、ラー油です。
店員さんがテーブルの上で4種の調味料を配合し、バクテーのタレを作ってくれます。
店員さんが作ってくれた付けダレ
それでもって、完成したタレがこちら。
唐辛子たくさんで見るからに辛そうな感じですが、これがバクテーに合うベストの配合なのかもしれません。自分で作ったら、多分こんなに唐辛子は入れないです。
「馬来風光」RM19
お料理が運ばれてきました。
まずは、「馬来風光」。中国料理定番の空芯菜の炒め物ですが、味付けは若干マレー風。ニンニクが効いているものの、少し甘めな感じ。
「蔥油豆腐」RM15
続いて、「蔥油豆腐」。こちらも中国料理の定番。冷奴の上にネギを乗せ、醤油を掛けたシンプルなお料理。
「馬来風光」も「蔥油豆腐」も、ビールに合いそうと思いながら、コーラを飲みつつ賞味。
「肉骨茶(正宗空煲:Original Bak Kut Teh)」RM50
そして、いよいよメインのバクテー「肉骨茶(正宗空煲:Original Bak Kut Teh)」の登場です!
大きめの鍋の中に入った、濃い茶色をしたマレーシア風醤油バクテー。スープの中には、2人分の豚スペアリブ肉がごろごろ入っています。
スープをひと口啜ると、濃いめで少し甘味があり、漢方の風味が感じられます。
マレーシアバクテーには10種類の漢方が使われているそうで、あっさり目のシンガポールバクテーとは、また違った深みのあるお味。美味です。『Sun Fong Bak Kut Teh (新峰肉骨茶)』のオリジナルバクテー★
バクテーのスープがよく沁みた、肉厚で食べ応えのある豚スペアリブも絶品です!
そして、店員さんが作ってくれた、付けダレを付けて食べると、唐辛子の辛味がピリッとパンチを効かせてくれ、これは良い味変♪
肉骨茶とお料理の数々。白ご飯と一緒にいただきます。
バクテーのお供は、やっぱり白ご飯。
バクテーのスープを白ご飯に掛け、付けダレを付けた豚スペアリブと一緒にいただく。
う〜ん、間違いのない美味しさです♪
お会計済みの案内
『Sun Fong Bak Kut Teh (新峰肉骨茶)』
クアラルンプールの繁華街「ブキッビンタン」にあるマレーシアバクテーのお店『Sun Fong Bak Kut Teh (新峰肉骨茶)』
10種類の漢方が使われているという、濃い茶色をしたマレーシア風醤油バクテーは、深みのあるお味。スープの沁み込んだ肉厚のスペアリブもたまらない美味しさ♪
さすが、1971年から続く老舗人気店。クアラルンプールに行ったら、是非とも訪問したいお店のひとつです★
『Sun Fong Bak Kut Teh (新峰肉骨茶)』の地図・アクセス
- 住所:37, Medan Imbi, Imbi, 55100 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur, マレーシア
- 電話:+60321480905
- 営業時間:7:00~23:00
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