南アメリカ大陸北西部に位置する国「コロンビア(Colombia)」
前日の深夜、日本から22時間かけて首都「ボゴタ(Bogota)」に到着。一夜明けたこの日、いよいよボゴタの街を観光です!
午前中は、ボゴタを一望できる丘「モンセラーテの丘」、ボゴタ旧市街とボゴタ発祥の地、グラフィティアートが建物の壁に描かれたストリート「Carrera 2」を巡ります。
ボゴタプライベート1日ツアー
ボゴタ初日の観光。今回は一日、ガイドを雇うことにしました。
日本人のガイドさんで、現地で旅行会社を経営している方です。
日本人ガイドを雇った理由としては、
- 治安があまり良くないボゴタの初日で安心したい。
- コロンビアの現地事情を日本語で聞きたい。
- たくさんある訪問希望スポットを効率よく回りたい。
です。
日本でネットから旅行会社を探し、メールでやり取りをしてツアー内容をプランニングしてもらいました。依頼した旅行会社は、こちらです。
プランニングしてもらった、プライベート1日ツアーの内容は下記の通り。
- 9:00 ホテル出発、タクシーで標高3,100mのモンセラーテの丘へ
- 10:30-11:00 旧市街地区へ移動
- ボゴタ発祥の地・ボテロ博物館・コロン劇場・ボリーバル広場・大統領府・サンタクララ教会博物館その他を観光
- 昼食(伝統料理のアヒアコ)
- 旧市街の小道を巡回する「トランビア」乗車
- 16:00-17:30 黄金博物館見学
- 18:00-19:00 COLPATRIAビル
- 20:00までにホテル帰着
- 21:00~ Gaira Cafe(ライブバー)
料金は、US$220(24,310円)。入場料&交通費&昼食代込み。ライブバーの入場料&食事代はガイドの分を含めてこちら持ち。
日本からネットで予約し、支払いは事前の銀行振込でした。
待ち合わせ時間の9時。ホテルのロビーに降りると、ガイドさんが待っていてくれました。
挨拶もそこそこに、さっそく出発!
最初の訪問地「モンセラーテの丘」へと向かいます★
ホテルを出て、近くにあるガイドさんオススメの「Kiri Cafe」でコーヒー豆を買ったり、夜訪問予定のライブバー「Gaira Cafe」の下見をしたりした後、タクシーを捕まえて、モンセラーテの丘へ。
と、ここでちょっとしたトラブル発生!
しばらく走ったところで、ガイドさんが運転手にスペイン語で何やら詰問。
話によると、このドライバー、走りはじめた途端にこちらが観光客だと見て取って、メーターが回るスピードを早めたのだそう。
ガイドさんが言うには、ボゴタにはアクセルの踏み加減によってメーターの早さを早めるドライバーがいるのだとか。
ガイドさんの詰問後、メーターの早さはだいぶゆっくりになりました・・・。
こういうの、旅行者には絶対にわからないですよね!
モンセラーテの丘(Cerro Monserrate)
20分ほどで「モンセラーテの丘」の麓に到着!
タクシーを降り、丘の上へと繋がるケーブルカー乗り場に向かいます。
「モンセラーテの丘(Cerro Monserrate)」へは、ケーブルカーとロープウェイの2種類の乗り物が運行していますが、この日は土曜日で午前中はケーブルカーのみの運行なので、ケーブルカーに乗ることに。
料金は往復で21,000ペソ(735円)。ただし、今回はツアー料金に含まれているのでお支払いは無し。
ケーブルカーに乗って丘の上へと出発!
朝の9時半頃の時間でしたが、結構混んでいました(ケーブルカーのチケット売り場もそこそこな行列が出来てました)。
ケーブルカーは、麓の駅を出発すると、どんどん高度を上げていきます。
そもそもボゴタの町は標高2,640mと、かなりの高地。そして、ケーブルカーで登った上にある「モンセラーテの丘」は、標高3,127mもあります。
ケーブルカーは、10分ほどで丘の上に到着しました。
丘の上は、遊歩道が整備されていて、ボゴタ市内を一望できる所に建つ「モンセラーテ・バシリカ教会」へと続いています。
緑が多くて気持ちの良い雰囲気。
標高が高いので歩くのはちょっとしんどいです(汗)
こちらが、「モンセラーテ・バシリカ教会(Iglesia Basilica del Senor de Monserrate)」
この場所は、スペイン人が侵入する前から、原住のインディヘナに聖地として崇められていた場所であるとのこと。
丘の上からは、南米第3位の大都会「ボゴタ」の街を一望することができます。
重く垂れ込めた雲の下に広がる雑然とした街並み。晴れていれば、山の向こうに5,000m級の雪山も見えるそうですが、曇り空に沈んだこの光景がボゴタのイメージに合っているような気がしました。
「ボゴタ(Bogota)」は、人口約770万人のコロンビアの首都。標高は2,640m。
市域は南北に細長く伸びており、中部から北部までが主に富裕層、南部は貧困層の居住区域となっています。
年間の平均気温は14.5℃。年間の気温差はあまりありませんが、1日の気温差は大きいです。また、年間の降水量はおおくはないものの、雨天の日が多いのが特徴。
原住のムスイカ族の暮らしていたこの地にスペイン人が侵入し、ボゴタの町が建設されたのは1538年のこと。
ボゴタの名称は、ムスイカ族の当時の首長だった「バカタ」に由来するのだそう。
現在は、コロンビア最大の都市であるとともに、数多くの大学や図書館、劇場のある文化都市としても知られています。
ガイドさんの話によると、4月末のこの時期、ボゴタは午後になると雨が降ることが多いのだそう。
そのため、今回は午前の早い時間に丘を訪れるように、行程をアレンジしてくれたのだとか。
「モンセラーテの丘」には、歩いて登ることもできます。
ただし、標高2,640mの高地から、約500mも登るのはちょっとした登山並み・・・。
人の多い日曜以外は治安の心配もあるとのことで、大人しくケーブルカーを利用した方が無難です。
「モンセラーテ・バシリカ教会」の内部です。
創建は1657年。現在の建物は、1917年の地震で倒壊した後、1925年に再建されたものであるとのこと。
教会の内部ではミサが行われており、多くの信者が礼拝を行なっていました。
ガイドさんからの説明はなかったのですが、写真の白い建物の側には「願いの叶う井戸」というものがあるそう。
後ろ向きにコインを投げ、小さな輪を通って井戸に入ると、願いが叶うと言われているのだとか。
「モンセラーテの丘」からのボゴタのパノラマをしばし堪能します。
話によると、西陽に輝く夕景や星を散りばめたような夜景もなかなか綺麗であるとのこと。
雨季であるこの時期は夕景や夜景を見るのは厳しそうですが、機会があれば一度見てみたい気がしますね。
さてさて、ひと通り風景を堪能した後、再びケーブルカーに乗って麓へ。
麓に降りたところでまたタクシーを捕まえて、次の目的地である旧市街の「ラ・カンデラリア区」へと向かいます♪
ボゴタ発祥の地(Chorro de Quevedo)
20分ほどで、ボゴタ旧市街「ラ・カンデラリア区」に到着。
まずは、旧市街をぶらぶら歩き、1538年にスペイン人が創建した「ボゴタ発祥の地」へと向かいます★
午前10時半頃の「ラ・カンデラリア区」。
歩いている人の数はそれほど多くないですが、のんびりとした雰囲気です♪
界隈にはスペイン風の平屋の建物が並んでおり、建物の壁には、かなり凝ったグラフィティアートが描かれていました。
10分ほど歩いたところで、「ボゴタ発祥の地(Chorro de Quevedo)」と呼ばれる場所に到着しました。
1538年、スペイン人のゴンサロ・ヒメネス・デ・ケサダという人物がここを拠点と定めたのだとのこと。
ここからボゴタの歴史は始まったのです!
ボゴタでは、東西を走る道は「Calle(カジェ)」、南北を走る道は「Carrera(カレーラ)」と呼ばれ、全ての通りに番号が付いています。
「ボゴタ発祥の地」から続く通りは、一番最初に出来た通り「Carrera1」。
ここがボゴタの1丁目1番地です!
「ボゴタ発祥の地」を訪れた後は、「Carrera1」の隣にある、グラフィティアートがたくさん描かれたストリート「Carrera2」へと向かいます。
グラフィティアートが描かれたストリート「Carrera2」
ボゴタは、街の塀や建物の壁に描かれた「グラフィティアート」で有名です。
ボゴタの市民は、ストリートアートに理解があるのだそうで、ボゴタ市当局も厳しい取り締まりをせず容認していることから、ボゴタの街じゅうにアートが描かれているのだとか。
しかも、どのアートもレベルが高い!
ボゴタの中でも特に優れたグラフィティアートがたくさん描かれているのが、旧市街のラ・カンデラリア区にある「Carrera2」というストリート。
この通りは、クオリティの高いグラフィティアートだらけです★
こちらは、ボゴタで一番有名なグラフィティアート。インディヘナの女性が描かれています。
グラフィティアートには、政治的・社会的なメッセージが込められた作品から、デザイン性を追求したポップな作品など、様々なスタイルがあります。
名の知れた有名アーティストも数多くいるそうで、人気アーティストの中には、ナイキやサムスン、ノキアなどの企業とコラボするなど、世界的に評価されている人もいるのだとか。
建物の壁に描かれたグラフィティアートを眺めつつ、「Carrera2」を歩きます。
この界隈はバックパッカー御用達のエリア。安いホステルや食堂、バーなどが軒を連ねています。
夜は治安があまり良くないとの話ですが、実際のところはどうなんでしょうね。
さて、ボゴタ名物のグラフィティアートを鑑賞し、その高いクオリティーとインパクトのあるデザインセンスに感心した後、次の目的地へと向かいます。
次の目的地は、またまたアート!
コロンビアを代表する芸術家「フェルナンド・ボテロ」の作品が展示された「ボテロ博物館」へと向かいます。
ボゴタ観光MAP
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