日本版CDの帯には、
「脳細胞を直撃する轟音感電グルーヴ!!」
とあります。
キンシャサのストリート発!電気親指ピアノによる人力テクノ
コノノNo.1は、アフリカ中央部の国、コンゴの首都キンシャサのストリートで生まれた、電気リケンベ(親指ピアノ)をメインとしたグループです。
彼らは、自動車のラジオなどの廃品を利用してリケンベを作り、それにアンプを通しました。
そして、これまた廃品を利用して作った金属製パーカッションを使って、とってもノイジーで、グルーヴィーで、ミニマルで、サイケデリックで、トランシーな音楽を創り出したのです!
まさに、人力テクノ!
アルバムの帯の言葉通り、ビリビリと感電してしまいそうな音楽。
病みつきになります!
2004年にリリースされた、コノノNo.1のアルバム「コンゴトロニクス」
これは、衝撃的なアルバムでした。
アフリカ音楽のファンだけでなく、クラブシーンやポップシーンにまで彼らの音楽は注目され、絶賛されました。
あのビョークやトータスも彼らを招いて共演したんですよ。
コノノNo.1の結成は1969年。
バンドのリーダーは、ミンギエディ・マワングという人物だそうです。
結成以降、コノノNo.1は、当時のザイール(現在のコンゴ民主共和国)で広く活躍したのだそうですが、内戦などの影響により80年代以降は活動が途絶えてしまったのだとのこと。
そんな彼らを21世紀になって発掘したのが、ヴィンセント・ケニスというベルギー人。
彼は、たまたま耳にしたコノノNo.1の音楽にハマり、コンゴまで出掛けていきました。
そして、ミンギエディを見つけ出し、アルバム「コンゴトロニクス」をレコーディングするまでに至ったのだとか。
よくぞ発掘してくれた、って思いますね!
このアルバムは、そんな彼らのワールドワイド・セカンド・アルバム。
タイトルは「アシューム・クラッシュ・ポジション~墜落時体制を取れ!!」です。
ぱっと聴いただけでは前作とあまり変わらない印象ですが、本作では前作と違い、エレキベースとエレキギターが加わっているのだとのこと。
とにかく素晴らしい音楽です!
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