西アフリカとインド、オーストラリア。
異なるルーツを持った3人のミュージシャンによるコラボレート「ジャン・ジャン(Djan Djan)」
アルバムのコピーに「美しきワールド・ミュージックの桃源郷」とありますが、本当に美しい音楽です。
西アフリカのコラとインドのタブラ、そして、スライドギターの融合!
参加ミュージシャンは、 西アフリカの弦楽器「コラ」の奏者で本年度のグラミー賞受賞者でもあるママドゥ・ジャバテ。
インドの太鼓「タブラ」の世界的奏者であるボビー・シン。
そして、「ギターの魔術師」と呼ばれるスライドギターの名手であるオーストラリア人、ジェフ・ラングという、それぞれの分野で最高峰の3人です。
ちなみに、それぞれの楽器と奏法についてWikipediaに説明がありますので載せておきます。
【コラ】
コラ(kora)は、西アフリカが発祥のリュート型撥弦楽器。セネガル、ガンビア、マリ、ギニア、ブルキナファソなどの国々で300年以上に渡って受け継がれてきた伝統的な民族楽器で、特にセネガルとガンビアに代表される。長いネック、ヒョウタンの共鳴胴、そして21本の弦が特徴。 ハープやギターの原型とも言われ、アフリカの民族楽器の中でも最も美しい音色を持つとされる。【タブラ】
タブラ(ウルドゥー語: تبلہ, ヒンディー語: तबला, tabla)は北インドの太鼓の一種である。正確にはタブラ(高音用:tabla)とバヤ(低音用:baya)という2種類の太鼓であり、組み合わせてタブラ・バヤ(タブラバヤン)とも呼ばれる。指を駆使し複雑で多彩な表現が可能である。【スライドギター】
スライドギター(slide guitar、別名:ボトルネックギター)は、ギターの奏法のひとつ。スライドバーと呼ぶ棒を指に装着または持ち、弦がフレットや指板から浮いた状態のままバーを任意の位置で弦に接触させ、ピッキングして発音する奏法である。
コラの煌びやかな音色とタブラの複雑なリズムは相性バッチシ。
それにビブラート多用の表現豊かなスライドギターがうまく絡み合ってくるんです。うっとりとしてしまう美しさです。
このアルバム、西アフリカの音楽ともインドの古典音楽とも違った無国籍な風情で溢れています。
アジアの南の島なんかで聴いていたいような、まったりパラダイス的な音楽です♪
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