10年前に比べ、120万人以上増えている在留外国人。
出入国在留管理庁の統計によると、令和5年6月末の在留外国人数は、前年末に比べ14万8,645人(4.8%)増加しています。
国籍別の増加人数の多い順5傑は下記。
- ベトナム:前年比+30,842人(+6.3%) 総人数:520,154人
- 中国:前年比+26,932人(+3.5%) 総人数:788,495人
- インドネシア:前年比+23,163人(+23.4%) 総人数:122,028人
- ネパール:前年比+16,940人(+12.2%) 総人数:156,333人
- ミャンマー:前年比+13,374人(+23.8%) 総人数:69,613人
在留外国人の増加に伴い、彼らの買い物する食材店や、食事をするレストランも増加中!
在留外国人向けの本場のお味のお料理を食べることができるということで、アジアやエスニック料理が好きな人たちにとっては、注目の存在となっています。
そんな、在留外国人が多く集まる「エスニックタウン」や、エスニックコミュニティの中心となっているスポットを《16ヵ所》ご紹介します★
- 新大久保「イスラム横丁」食材店巡り9店舗★スパイスの香りと異国の風情に包まれる
- 日本のリトル・インディア!インド人が多い町「西葛西」でインド巡り
- 日本のベトナム!横浜にある“ベトナムタウン“「いちょう団地」を探検する
- 東京のリトルダッカ! 東十条と十条のバングラデシュ料理店・ハラール食材店巡り
- 日本の“ブラジルタウン”「群馬県大泉町」でエスニック食材・レストラン巡り
- 外国人比率県内トップ!神奈川県北部にあるエスニックタウン「愛川町」を探検する
- 横浜中華街とは違う本物の中国人街「西川口チャイナタウン」を探検する
- 10人に1人が外国人!茨城県南西部にあるエスニックタウン「常総市」を探検する
- 東京都内のミャンマー人が集う雑居ビル「タックイレブン高田馬場」を探検する
- ボンゴバザール@とにかく楽しい♪スーパーマーケットスタイルの大型ハラル食材店
- 国道354号線をエスニック巡り〜群馬県太田市から茨城県坂東市まで
- キョウダイマーケット★日本最大級の品揃え!東京・五反田にある南米スーパーマーケット
- 東京ジャーミィ【代々木上原】★モスクにトルコ料理にハラールショップで異国気分!
- 池袋の“リアル中国”!中華フードコート「友誼食府」と中華マーケット「友誼商店」
- 新潟・富山・石川★インド・パキスタン料理3店舗巡り旅♪
- JR岐阜駅北口駅前「岐阜繊維問屋街」にあるアジア食材店4店舗
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新大久保「イスラム横丁」食材店巡り9店舗★スパイスの香りと異国の風情に包まれる
東京・新大久保にある「イスラム横丁」
新大久保の駅を出て大久保通りを渡った線路の西側、百人町二丁目の界隈が通称「イスラム横丁」と呼ばれています。
「イスラム横丁」は、日本に居ながらにして、インドやパキスタン、バングラデシュ、ネパールなど、南アジアの風情を感じられる場所。他ではなかなか手に入らない、インドやアジアの食材を安く手に入れられる場所でもあります。
在日の方御用達の、現地仕様満点のお料理をいただける食堂もGood♪
日本のリトル・インディア!インド人が多い町「西葛西」でインド巡り
日本のリトル・インディア、江戸川区の「西葛西」
「インド人街」と呼べるほどインドインドしているわけではないですが、日本の他の町に比べるとインド色はかなり濃厚。
インド料理のレストランやインド食材店が方々に点在し、街のそこかしこから「インド」を感じることができます。
特に、インドの雰囲気を目いっぱい味わいたいなら、『東京ディワリフェスタ西葛西』が開催される10月下旬がオススメです。
日本のベトナム!横浜にある“ベトナムタウン“「いちょう団地」を探検する
横浜市泉区にある在留ベトナム人が数多く居住する“ベトナムタウン”「いちょう団地」
団地には、多くのベトナム人が住んでおり、現地の味そのままのベトナム料理店があったり、現地食材を買えるお店がいくつもあります。
特に、団地内にあるベトナム料理店『タンハー』は、日本ナイズドされていない、本場そのもののベトナム料理を味わうことができるということで、ベトナム料理好きにとっては聖地のようなお店。
棚にベトナム食材がぎっしり並んだ店内で、本場さながらの「フォー・ボー」や「ブン・ボー・フエ」をいただくことができます♪
東京のリトルダッカ! 東十条と十条のバングラデシュ料理店・ハラール食材店巡り
東京都北区東十条。この街は、都内で最も多くのバングラデシュ人が暮らす町。「リトルダッカ」とも呼ばれ、メディアでも度々紹介されています。
東十条から十条にかけて、バングラデシュ料理のレストランやハラール食材店、モスクなどを巡り歩きました!
レストランでは、事前注文して、本場のバングラデシュ料理に舌鼓♪
都内に居ながらにして、バングラデシュの異国情緒を味わうことができるエリアです★
日本の“ブラジルタウン”「群馬県大泉町」でエスニック食材・レストラン巡り
日本の“ブラジルタウン”として、全国でもその名を知られている群馬県大泉町。
町には4,500人以上のブラジル人が住んでおり、大泉町の“ブラジル感”は、結構ありました★
特に、2つの大型スーパー「スーパータカラ(SUPER MERCADO TAKARA)」と「キオスケ・シ ブラジル(Kioske Cibrasil)」は、お客さんも店員さんも売っているものも、ほぼブラジル(および、外国)で異国感満点!ブラジルに居る気分を味わえます★
ブラジル料理店でいただく、「フェイジョアーダ」やシュラスコ「ピカーニャ」、アサイー専門店の「アサイーボウル」も絶品♪
ブラジルに行ってみたい熱がMAXで高まります!
外国人比率県内トップ!神奈川県北部にあるエスニックタウン「愛川町」を探検する
神奈川県北部に位置する愛甲郡愛川町。人口4万人のこの町には約2,800人の外国人が暮らしており、町の外国人比率は7.1%。神奈川県ではトップの数字です。
町には在留外国人御用達のエスニック食材店やレストランが点在し、ベトナムやカンボジア、ラオスの寺院もありました
工業団地で働くペルー人ご用達のレストラン『ペルーレストラン・ティキ』では、本場ペルーそのままのお味の「セビーチェ・ミクスト」や「アヒ・デ・ポヨ・アロス」などをいただくことができました♪
横浜中華街とは違う本物の中国人街「西川口チャイナタウン」を探検する
近年、中国人人口が激増し、リアルチャイナタウン化していることで知られる埼玉県西川口。通称「西川口チャイナタウン」!
街には中国語の看板が目立ち、中国語が至る所で飛び交い、本場の味そのままの中華料理を提供するお店が70店舗以上もあるなど、中国の空気に包まれた雰囲気♪
訪問した中国東北地方料理のお店『滕記鉄鍋炖』では、テーブルに設置された巨大な鉄鍋で調理される「東北農家鍋」を賞味。見た目のインパクト、調理の手順の面白さもさる事ながら、お味も抜群でした!
10人に1人が外国人!茨城県南西部にあるエスニックタウン「常総市」を探検する
人口の10.1%、約6,080人の外国人が住むという、茨城県南西部にある常総市。
町には在留外国人御用達のエスニック食材店やレストランが点在し、近隣の市町村含め、スリランカの仏教寺院やイスラム教シーア派のモスク、ヒンドゥー教の寺院もあります。
ブラジル人が多く居住する常総市。中心駅の水海道駅前には、ほぼブラジル人しかいないブラジルスーパーがあり、異国感を味わうことができました。
異国の風情を感じることができる「常総市」、今や当たり前のように外国人が暮らしている地方都市の雰囲気を垣間見ることができる面白い町です。
東京都内のミャンマー人が集う雑居ビル「タックイレブン高田馬場」を探検する
東京都新宿区北部にある高田馬場。この街は、ミャンマー人が多く居住していることで知られ、「リトル・ヤンゴン」と呼ばれることもあるとか。
高田馬場周辺には約1000人ほどのミャンマー人が住んでおり、ミャンマー人経営のレストランや雑貨・衣料品店、食材屋、美容院などが20店舗ほどもあるのだそうです。
そんな高田馬場の駅前に建つ雑居ビルが、「タックイレブン高田馬場」
ここには、ミャンマーの食材や衣料品、雑貨などを売るお店が何店か入っており、ミャンマーの方も多く住んでいるのだとのこと。
また、1階には、ミャンマー・シャン料理のレストラン『ノング・インレイ』もあり、珍しい虫料理をいただくことができます★
ボンゴバザール@とにかく楽しい♪スーパーマーケットスタイルの大型ハラル食材店
埼玉県三郷市、JR武蔵野線新三郷駅から徒歩15分ほどの三郷団地に隣接した場所に、ハラル食材のスーパーマーケット「ボンゴバザール」があります。
2020年3月にオープンしたこの「ボンゴバザール」。言うなれば、ここは日本のスーパーマーケットスタイルの大型ハラル食材店。現代的な外観、日本のお客さんにも違和感を感じさせないわかりやすい陳列表示、そして、驚くほど充実したハラル食材やアジア食品の品揃え!
随所に掲げられたわかりやすい日本語POPも面白く、アジア好き・海外好きなら、きっと楽しめる場所です★
国道354号線をエスニック巡り〜群馬県太田市から茨城県坂東市まで
群馬県の高崎市から茨城県鉾田市までを結ぶ国道354号線。その周辺は南アジアや東南アジアなどの外国人が多く住む地域として知られ、エスニック料理店やハラル食材店が数多く点在することで知られています。
太田駅周辺のハラール食材店や、第二の「亀仙人街」とも言われる「フラップタウン」、方々にあるモスクなどを巡り歩き。
パキスタン感満点の『パミールマート坂東店』では、土鍋でぐつぐつ煮込まれた「チキンハンディ」と、肉厚のマトンとジャガイモがゴロゴロ入った「アルーゴーシュト」を賞味♪
キョウダイマーケット★日本最大級の品揃え!東京・五反田にある南米スーパーマーケット
東京・五反田の駅前の雑居ビルの6階に、ペルーやブラジルを中心とした南米食品専門のスーパーマーケットがあります。
お店の名前は「南米市場 キョウダイマーケット」。日本随一の品揃えを誇る南米食材店で、ブラジルやペルー、メキシコ、チリやアルゼンチンなどの食材や酒類、キッチン用品などを販売しているほか、ネット通販も行っているのだとのこと。
店内では軽食も販売しており、「エンパナーダミートパイ(牛肉)」と「チチャモラーダ」をテイクアウトしていただきました♪
普段はなかなか目にしない中南米の食材がズラリと並ぶお店。南米の空気感を感じることができる魅力的な場所です★
東京ジャーミィ【代々木上原】★モスクにトルコ料理にハラールショップで異国気分!
代々木上原にある日本最大のモスク「東京ジャーミィ」。
異国を感じることができる美しい礼拝堂のほか、2019年にはハラル・マーケットとカフェもオープンしています。
イスタンブールのモスクに引けを取らない美しい内装の礼拝堂では、在日ムスリムの方が真剣なお祈り。
カフェでは、トルコ料理のランチ「ピーマンのドルマ」やデザートの「バクラヴァ」と「チャイ」を賞味。ハラル・マーケットもトルコの食材を中心に品揃え豊富です★
池袋の“リアル中国”!中華フードコート「友誼食府」と中華マーケット「友誼商店」
東京・池袋の北口エリア。2000年代の始め頃から、この界隈には中国人が集まり始め、在留中国人向けの商店やレストランが増え始めました。
通称「池袋チャイナタウン」!
この池袋チャイナタウンの中心的な存在が、東京で一番の品揃えと言われる中華食材店「友誼商店」です。
その「友誼商店」に併設されているのが、中国屋台料理が食べられるフードコート「友誼食府」。日本人向けアレンジのされていない、本場そのままの中国料理を楽しめるということで、話題になっています。
新潟・富山・石川★インド・パキスタン料理3店舗巡り旅♪
富山県射水市は、中古車を海外に輸出するビジネスを行うパキスタン人が500人ほど住んでおり、通称“イミズスタン”とも呼ばれているのだとか。
国道沿いには、2021年に再建された「富山モスク」があり、近くの「ローソン 新湊津幡江店」では、ハラールフードの品揃えが充実しています。
2002年オープンの在住パキスタン人向けのレストラン『カシミール』では、”ガチ”のお味の「ニハリ」や「チキンカラヒ」をいただくことができます★
JR岐阜駅北口駅前「岐阜繊維問屋街」にあるアジア食材店4店舗
岐阜県岐阜市。JR岐阜駅北口駅前にある「岐阜繊維問屋街」
ここは、戦後の岐阜の発展を支えたアパレル問屋街。最盛期は1,800以上のアパレル問屋が軒を連ね、大いに賑わっていたそうですが、現在では大半の店が閉店し、壮大なシャッター街となっています。
そんな、昭和40年代の風情を残す廃墟感満点のアーケードの中に、きっと賃料が安いのでしょう。ベトナムやネパール、カンボジアの食材を扱う「アジア食材店」が4店舗出店していました!
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