インド、ニューデリー駅のすぐ西側にある、ニューデリーのメインの市場のひとつ「パハール・ガンジ(メインバザール)」
11月初旬に行われるヒンドゥー教のお祭り「ディワリ(ディーワーリー)」の時期にここを訪れました。
ディワリの時期のメインバザールは、買い物客で大賑わい♪ まるで、年末年始のアメ横のようでした★
ディワリ(ディーワーリー)で賑わうパハール・ガンジの夜
ディワリでごった返すパハール・ガンジ
インド、ニューデリー駅のすぐ西側に位置する「パハール・ガンジ」(Paharganj पहाड़गंज)
世界中から旅行者が集まるこの通りですが、ここはニューデリーのメインの市場のひとつ。地元のデリーっ子たちもたくさん買い物に訪れる場所です。
11月初旬、インドではヒンドゥー教の新年のお祭り「ディワリ(ディーワーリー)」(Diwali दीवाली)が行なわれます。
「ディワリ」は、ヒンドゥー教の女神「ラクシュミー」(吉祥天)をお祝いするお祭り。毎年、インド暦の第七番目の月の初めの日に行われます。ちなみに、ディワリの日は新月に重なります。
ラクシュミー
ディワリの日、パハール・ガンジには多くの地元の人々が訪れ、いつにも増して賑わっていました。
お祝い用の飾りやお供えなど色とりどり
街は灯りで華やかになります。皆なんだか嬉しげ
「ディワリ」とは、”灯明の列”の意。別名「光のフェスティバル」とも呼ばれます。
祭りの期間になると、家や寺院には灯明(ディヤと呼ばれる)が置かれ、とても神秘的(ロウソクの火を灯した小さな土器を無数に並べるのが一般的です)。
灯明が置かれている家には、ラクシュミー女神様が訪れ、幸運や富をもたらすのだと信じられているそうです。
また、ディワリの時は、お店や通りも電飾やイルミネーションで飾られ、街がとても華やか!日本のクリスマスシーズンのようです。
神様の像もたくさん売られてます。あっ!子供に指さされてしまいました!
ナッツ類を売る商店。贈り物用のセットはたくさん売れたかな?
ディワリのスケジュール
ディワリは、⬇︎のような流れでお祝いされます。
- 前日:断食をする
- 1日目: ダンテーラス
- 2日目: ナラクチャトゥルダシー(チョーティディワリ)
- 3日目: ラクシュミー・プージャー(バリーディワリ)
- 4日目: 新年(バリプラティーパダ)
- 5日目: バーイー・ドゥージュ
1日目の「ダンテーラス」は、「ダン」が”富”、「テーラス」が”13日目”を意味し、満月から数えて13日目に行われる富のお祝いです。
この日に買い物をすると縁起が良いとされるので、ヒンドゥー教徒の人々は買い物に勤しみます。商品を売る企業にとってもこの時期は書き入れ時!新しいことを始めるのにも縁起が良いので、この日に事業を立ち上げることも多いそうです。
また、方々に離散していた家族や親族も、この日に大集結!家の大掃除なども行います。
人々が集まっています。何が行われているんでしょうか。
祭りで華やぐパハール・ガンジの通りにて
2日目の「ナラクチャトゥルダシー」(チョーティディワリ)。小さなディワリという意味で、明日の本番の前にささやかに灯りを灯したり、花火を上げたりします。
3日目が本番の「ラクシュミー・プージャー」(バリーディワリ)。
皆さん、新しい服やサリーなど晴れ着を着て、家の玄関に吉祥の文様を描いたりします。
夜になると、富をもたらすラクシュミー女神様と、幸運をもたらすガネーシャ神様のプージャを行い、ミターイという甘いお菓子を捧げます。
また、町中で花火や爆竹が鳴らされ、町中が大変な賑わい(騒ぎ?)になります。
4日目が新年。インド暦の第七番目の月の初めの日、この日からインドの企業は新事業年度・新会計年度になります。
5日目の「バーイー・ドゥージュ」は兄弟姉妹への感謝の日で、兄弟に贈り物をする日だそうです。
祭りだけど、この日こそ稼がなきゃ!
通りは夜中まで人々でいっぱい
ディワリの時期のパハール・ガンジ、ほんとうに賑わっていました。
普段から、地元インド人と外国人旅行者、そして、車とリキシャと牛とでごった返しているこの通りですが、この時期は混雑していて、人をかき分けかき分け通り抜ける感じでした。
夜は爆竹の音がうるさかったです(汗)
ちなみに、このディワリの期間、会社や学校はお休み。郵便局や官公庁などの公共施設もすべて長期休暇となるので、この時期にインドに行かれる方は注意が必要です。
パハール・ガンジ(メインバザール)MAP
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