タンザニアのザンジバルへ行く途中、バンコクを経由しました。
到着したバンコクの空港は「ドンムアン空港」。出発する空港は「スワンナプーム空港」。この記事では、空港間の移動と、バンコク市内で立ち寄ったトムヤムクンラーメンのお店についてご紹介します。
ザンジバルの旅
アフリカ東海岸、タンザニアの沖合いのインド洋上にある島「ザンジバル(Zanzibar:زنجبار)」
日本人にはあまり馴染みのない島ですが、18世紀、19世紀には、香辛料貿易、奴隷貿易、象牙貿易の拠点として繁栄し、アフリカとアラブやペルシャの文化が融合した「スワヒリ文化」の文化的中心地として知られている島です。
主な見どころは、世界遺産に登録された都市「ストーンタウン」と、世界屈指との呼び声も高い美しい海。
そんな「ザンジバル島」に訪問しましたのでご紹介します★
成田~ザンジバル飛行ルート
ザンジバル行きの航空券は、スカイスキャナーを利用し、エクスペディアで予約しました。
タイのバンコクとエチオピアのアジスアベバ乗り継ぎで、東京(成田)からバンコクまでは、LCC(行きはスクート、帰りはタイエアアジアX)で37,563円。
バンコクからザンジバルまでは、エチオピア航空(アジスアベバ乗り継ぎ)で89,300円。
合計126,863円です。
フライトスケジュールは、
◆往路(フライト時間:19時間)※乗り継ぎ時間:15時間50分
8/18(土)
スクート(TR869) 成田(10:00)-バンコク(15:00)
8/19(日)
エチオピア航空(ET629) バンコク(01:45)-アジスアベバ(06:15)
エチオピア航空(ET815) アジスアベバ(10:25)-ザンジバル(14:50)
◆復路(フライト時間:18時間10分)※乗り継ぎ時間:31時間10分
8/24(金)
エチオピア航空(ET812) ザンジバル(12:05)-アジスアベバ(14:45)
エチオピア航空(ET628) アジスアベバ(23:55) -バンコク(13:15)※8/25(土)着
8/26(日)
タイ・エアアジアX(XJ606) バンコク(11:05) -成田(19:25)
乗り継ぎ時間がかなり長いですが、行き帰りのバンコクと帰りのアジスアベバは乗り継ぎ時間の間で現地観光します。
LCCのスクートとタイ・エアアジアXは、バンコクのドンムアン空港発着。エチオピア航空はバンコク・スワンナプーム空港発着です。
夏休みシーズンで、12万6,000円のアフリカ往復は、まずまずの金額だと思います。※半年以上前に予約しました。
成田からバンコクへ
スクートTR869便で成田空港を出発
京成スカイライナーで出発(10:00)の2時間半前、8時頃に成田空港に到着。LCCのスクート航空は、第2ターミナルです。
カウンターでチェックインを済ませ、お金を米ドルに両替。税関とパスポートコントロールを通過して、ボーディングです。
スクートTR869便は、バンコク(ドンムアン)経由シンガポール行き。どちらも日本人の渡航が多い都市なので満席状態の様子。
乗客は日本人、タイ人、シンガポール人をメインに色々いましたが、タイ人率がかなり高い感じでした。
黄色いスクートの機体
あちらに見えるのが、スクート航空の黄色い機体です。
スクート航空は、シンガポールのチャンギ国際空港を拠点としているLCCで、運行開始は2012年。就航都市は、バンコクや台北、香港、天津、ソウル、東京、大阪などのアジア。シドニーやメルボルンなどのオーストラリア。インドのチェンナイやアムリトサル、サウジアラビアのジェッダやギリシャのアテネ、ハワイのホノルルにも就航しています。
さて、搭乗が完了し、予定時刻通り出発!一路バンコクへと向かいます。
上空から富士山が見えました!
こちらは淡路島
離陸してしばらくして、飛行機は富士山の間近を通過。
富士山の広大な裾野が眼下に広がっていました★
機体は、伊勢湾を越え、大阪上空を通過し、淡路島を眺め、瀬戸内海を突っ切り、東シナ海を南下してインドシナ半島へと進んでいきます。
スクートで機内販売の「ビーフの煮込みパスタ」を注文
LCCのため、7時間の飛行時間中、食事もドリンクのサービスもなし。
ちょっとお腹が空き過ぎてしまうので、機内食で「ビーフの煮込みパスタ」を頼むことにしました。料金は12シンガポールドル(978円ほど)。
お味は、機内食にしては、まあまあです。
バンコク上空の眺め
そして、成田を出発して7時間後。
タイ現地時間の15時にスクートTR869便は、バンコクのドンムアン空港に到着しました。
バンコクは今にも雨が降りそうな曇り空。
ドンムアン国際空港から市内へ
ドンムアン空港からスワンナプーム空港へ
スクートTR869便で到着したのは、バンコクの北にある「ドンムアン空港」。アジスアベバへのフライトが出発するのは、バンコクの東にある「スワンナプーム空港」です。
そのため、タイへの入国は必須。空港間を自力で移動することとなります。
アジスアベバ行きの出発は、深夜1時45分の予定。乗り継ぎ時間は10時間45分。
この時間を使って「ドンムアン空港」から「スワンナプーム空港」までの移動がてら、ちょこっと観光できるかなと思ったのですが、実際はそんなに時間があるわけではなかったです。
ドンムアン空港かエクスプレスバス(A1)に乗車、モーチットへ。
まずは、ドンムアン空港からバンコク中心部まで向かいます。
ドンムアン空港から市内中心部までは、エクスプレスバスとBTSを乗り継ぐという方法を採用。
昨年のタイ旅行で来た時はタクシーを利用したのですが、渋滞がひどく2時間くらいかかってしまったので、ネットの情報で得たこの方法にしてみることにしました。
エクスプレスバスの乗り場は、国際空港ターミナルの6番出口辺り。
バスはA1とA2がありますが、モーチット行きのA1バスに乗車(※ちなみにA2はビクトリアモニュメント行きです)。
A1バスは5分置きに来るのですぐ乗れます★
料金は、バスの車内払いで30バーツ(100円)です。
モーチットでバスを下車
A1バスは40分ほどでモーチットに到着。
バスを下車すると、すぐ目の前にBTSの「モーチット駅」があるので、ここでBTSに乗り換えます。
ちなみに、MRT(地下鉄)の「チャトチャック公園駅」もすぐ近くにあるので、MRTで市内へと向かうこともできます。
モーチットでBTSスクンビットラインに乗り換え
BTSスクンビットラインに乗って、市内中心部のアソークへと向かいます。
乗り換えなしで11駅。所要時間は約30分。料金は44バーツ(147円)です。
BTSアソーク駅下車
BTSアソーク駅に到着。アソークに来たのはスーツケースを預けるため。
駅前にあるショッピングモール「ターミナル21」内に、短時間で荷物を預けられる荷物預り所があるんです!
ターミナル21で荷物をデポジット
アソーク駅前のショッピングモール「ターミナル21」
ここが、「アソーク(Asok)」駅前のショッピングモール「ターミナル21」
この「ターミナル21」の3階に荷物預け所「AIRPORTELs」があります。
※3階は、表示上は1Fなので注意が必要!GFが実際の1階、MFが実際の2階、1Fが実際の3階です。
ターミナル21内にある「AIRPORTELs」で荷物預け
こちらが、ターミナル21内にある「AIRPORTELs」
この「AIRPORTELs」の荷物預かり所は、ターミナル21以外にも、スワンナプーム空港やドンムアン空港、MBKセンター、セントラルワールドにも店舗があります。
ターミナル21支店の営業時間は、午前10時から午後10時まで。
料金は、3時間までは無料。1日預けで100バーツ(343円)、1週間預けで500バーツ(1,715円)、1ヶ月預けで1,500バーツ(5,147円)となっています。
今回は3時間以上預けるので100バーツ。お支払いは受け取り時となります。
荷物を預けて身軽になったところで、ターミナル21内をちょっと散策。
ターミナル21の3階は日本風のフロアーになっていました。
「ターミナル21」は空港のターミナルをテーマにしたショッピングセンター。
9階建てのショッピングセンターの各フロアーは、ローマ、パリ、東京、ロンドン、イスタンブール、サンフランシスコ、ハリウッド、カリビアンなどと名前が付けられていて、それぞれの町をイメージした内装や飾り付けがなされています。
また、5階には、お洒落で綺麗な大人気のフードコート「ピア21」もあります。
嬉嬉として
力士の柱があったり
奇想天外、完全無欠、共存共栄
各フロアーのうちでも、やっぱり気になったのは、東京のフロアー。
タイ人がイメージする東京ってこんな感じ?
「嬉嬉として」「奇想天外」「完全無欠」「共存共栄」
使われている日本語のチョイスが独特です。
渋滞するスクンビットロード
アソーク付近のカフェ「Artis」でひと休み
エスプレッソ(95B:¥317)
「AIRPORTELs」で荷物を預けた後、長距離移動で疲れたので、カフェでちょっとひと休み。
本当は屋台街とかに行ってみようかとも思っていたのですが、既に時刻は18時近くになっていたし、深夜の便で17時間かけてザンジバルへと向かうので、のんびりと過ごすことにしました。
エスプレッソを飲みながらのんびりしていると、スコールが降ってきました。
8月、バンコクは雨季の真っ最中です!
行列のできるトムヤムラーメン専門店『ピーオー(P’Aor)』
BTに乗ってラチャテウィー(Ratchtewi)へ
カフェでのんびりとした後、ディナーをいただきに、BTSに乗って「ラチャテウィー(Ratchtewi)」へと向かいます。
お目当てのお店は、ネットで事前に探したトムヤムクンラーメンのお店『ピーオー(P’Aor)』。アソークから20分くらいでラチャテウィーに到着!
『ピーオー(P’Aor)』のある通り
ラチャテウィー駅からMaps.Meのアプリで場所を探し、かなり迷ってしまったものの、何とかお店を発見!
『ピーオー(P’Aor)』はBTSのラチャテウイー駅から徒歩8分ほど。庶民的な飲食店が建ち並ぶペッブリー通りソイ5にありました。
『ピーオー(P’Aor)』の外観
この『ピーオー(P’Aor)』、タイ本国を始め、香港や中国、日本など各国のメディアでも“バンコク一番のトムヤムラーメン”として紹介されているお店で、店舗の前には行列が出来ていました!
『ピーオー(P’Aor)』の店内
20分ほど待って入店。さっそく人気の「トムヤムクンヌードル(prawn,marinate pork,boiled egg)」80バーツ(270円)を注文!
「トムヤムクンヌードル(prawn,marinate pork,boiled egg)」80バーツ
こちらが、その「トムヤムクンヌードル(prawn,marinate pork,boiled egg)」
濃厚なスープには、ココナッツミルクたっぷり。そして、細かなエビのかけらがザクザク入っていて、ハーブ類の風味もしっかり効いています。
辛さはそれほどないですが、酸味と辛味、甘み、エビの出汁の旨味のマッチングが最高★
美味い美味い!と思わずひとり言を言いながら、具材も麺もスープもあっという間に残らず完食!!
大満足のお味でした〜!『ピーオー(P’Aor)』のトムヤムクンラーメン♪
スワンナプーム空港へ。そして、アフリカへ。
スワンナプーム空港へ
『ピーオー(P’Aor)』で夕食を済ませた後は、再びBTSに乗ってアソークに戻り、ターミナル21の「AIRPORTELs」で預けていたスーツケースをピックアップ。
ちょっと時間は早めですが、スワンナプーム空港へと向かいます。
BTSのアソーク駅に隣接するMRT(地下鉄)の「スクンビット(Sukhumvit)」駅からMRTに乗車(16バーツ:53円)。
ひと駅北の「ペッチャブリー(Phetchaburi)」駅で下車。連絡を歩いて隣接するエアポートリンクの「マッカサン(Makkasan)」駅へ。
マッカサン駅でエアポートリンクに乗車し(35バーツ:117円)、30分ほどで「スワンナプーム空港駅」に到着。
出発の3時間以上前の22時半くらいに着いたのですが、搭乗するエチオピア航空のチェックインカウンターの前には既に長蛇の列が!
早めに着いておいてよかった〜。
列の人種は、エチオピア人が多いですが、その他のアフリカ人、アラブ人やロシアや東欧らしき人、西欧の旅行者らしき人も少しおりました。日本人は皆無です。
翌日未明の1時45分。エチオピア航空ET629便は、定刻通りバンコク・スワンナプーム空港を出発しました。
目的地のエチオピアの首都アジスアベバには、早朝6時15分の到着予定。フライト時間は8時間30分。アジスアベバの時差はバンコクより4時間遅れ(東京からは6時間遅れ)です。
アジスアベバに到着したら、4時間の乗り継ぎ時間の後、ザンジバル島行きの飛行機に搭乗。ザンジバルへの到着は14時50分の予定。
つくづく長旅です(汗)
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