シルバーウィークに北インドを旅しました。
訪問した場所は、シュリーナガル(ジャンムー・カシミール連邦直轄領)、ラクナウ(ウッタル・プラデーシュ州)、デリーの3都市。
この記事では、旅の目的と準備、日本からデリーまでのフライト、インド入国についてご紹介します。
旅の目的とルート

今回の旅の主な目的は5つ。
- インドのイスラム文化を体感する
- 憧れのカシミールに訪問しハウスボートに宿泊する
- カシミールの音楽を聴く
- ラクナウ・カシミール・デリーの食を味わう
- 現地でスパイスを購入する
今回は北インドのイスラム文化が強いエリアを中心に周りました。
本当はカシミールの料理の作り方を学べる時間が欲しかったのですが、事前にいろいろ調べたものの、その機会は見つけられず。
そのため、「食べる」「見る」「聴く」をメインに、インドのイスラムを堪能することにしました。
日本からのアクセスは、ANAを利用。デリーin outで、デリー↔︎シュリーナガルの移動はエアインディア。デリー→ラクナウの移動はインディゴとエアインディアを使いました。
宿泊は、到着してデリー1泊、シュリーナガル3泊、デリーに戻って1泊、ラクナウ1泊、三度デリーに戻って2泊。
10日間の旅程、2人での訪問です。
旅の準備

インドへの渡航にはビザの取得が必要です。
今回も「eツーリストビザ」。5年以内であれば、複数回同じビザでインドに行けます。
ビザ取得の詳細については、下記をご参照ください。
航空券の手配、ホテルの予約を済ませ(ハウスボートも!)、SIMカードを購入。
ちなみに、カシミールでは外地のSIMが繋がりません。領域内で使える専用SIMを現地で購入もできるのですが、今回はネット接続はホテルなどのWifiで賄うことにしました。
訪問するインド料理店については、「食べ歩くインド」に掲載されているお店をベースにGoogleMapや日本人 or インド人のブログなどで調べてリストアップ。
音楽については、ChatGPT に公演情報を監視してもらったところ、良さげな公演が見つかったので旅程に組み込みました。
スパイスは、NHKのドキュメンタリー番組「インド秘境 スパイス達人紀行」に登場したスパイス店をネット上で特定。買いたいものもリストアップしました。
また、インドの入国には、下記2つのオンライン申請を事前にする必要があるので、申請を行いました。
- e-Arrival Card(電子入国カード)
- Air Suvidha 2.0(エボラ出血熱に関する健康自己申告)
どちらも、出発の72時間前から申請が可能です。
申請完了後の書面は、提示を求められた際に見せられるように、PDFやキャプチャにしてスマホに保存しておきます。
申請方法や入力内容については、こちらのサイトがわかりやすいです。
カシミールという地域

今回の訪問地のひとつであるシュリーナガルは、パキスタンとの係争地であり、政治的な緊張のあるカシミール地域にある街です。
カシミール問題は、1947年の英領インド分離独立に端を発する、インドとパキスタンの領有権・住民の政治的権利をめぐる長期紛争です。当時のジャンムー・カシミール藩王国がインドへの帰属を決めたことを契機に第一次印パ戦争が起こり、現在は実効支配線(LoC)を挟んで主にインドとパキスタンが地域を分割統治し、中国も一部を支配しています。国連は1949年以来、停戦監視団を置いています。
大きな転換点は2019年で、インド政府はジャンムー・カシミール州に自治権を認めていた憲法370条の特別地位を廃止し、同地域を「ジャンムー・カシミール」と「ラダック」の二つの連邦直轄領に再編しました。憲法370条の廃止により州外のインド国民や企業による土地購入や投資が可能になったほか、州内のインターネット通信も制限されるようになりました。
この決定に対して住民は反発。抗議するデモ隊と治安部隊の衝突が起こる事態となっています。
また、2025年4月にシュリーナガル近郊の景勝地パハルガムで観光客26人が死亡する襲撃事件が発生し、翌月にはインドとパキスタンが軍事衝突しました。その後停戦していますが、両国関係は依然緊張している状態であり、外務省もシュリーナガル市内にレベル2の危険情報を発令している状況です(郊外やパキスタン国境沿いにはレベル3やレベル4のエリアもあります)。
このような状況下で渡航することは不安であり、かなり迷いましたが、下記の理由により、渡航を決断することにしました。
- 昨年5月10日の両国軍の停戦後はインド側のカシミールでは大きな事件は起きていないこと。
- 昨年のテロ以降、インド軍兵士が数万の単位で増強されており、シュリーナガル市内はむしろテロが起こりにくい状況だと思われること。
- SNSやブログなどの投稿により、インド人や日本人の旅行者が直近でも数多く訪れ、問題なく旅を出来ていること。
それでもって、テロの危険が増す郊外の景勝地へ行くことは諦め、外務省の「たびレジ」に登録し最新の地域情勢をチェックの上、現地の習慣や文化を尊重した振る舞いをし、夜間に人気の無いところを歩くのは避け、もし、情勢が悪化した場合はすぐに渡航を取りやめるつもりで出発することにしました。
結果として、シュリーナガル市内は平和そのもので、インド人観光客の姿も多く、危険は全く感じられませんでした。
しかしながら、8月には市内で抗議デモが起こったり、散発的な銃撃事件が地方で発生したりと、不安定な状況であるのは事実です。
シュリーナガルは、これまで訪れた世界のどの場所にも劣らないほど素晴らしいところでしたが、この記事は渡航を推奨するものではありません。
もし、行く場合は、最新の情報を入手し、現地の文化を尊重するのはもちろんのこと、慎重な行動が必須。最終的には自己責任での判断となります。
全日空NH837便で羽田からデリーへ

インドへの出発。今回は11:10分羽田発デリー行きの全日空の直行便を利用することにしました。
デリーまでの飛行時間は8時間50分。デリーの到着は現地時間16:30分。インドは日本と3時間半の時差があります。

日系のANAであり、シルバーウィークということで、乗客は日本人の観光客が多い印象。

機内食は、ノンベジの和食のチキンと、ベジの洋食のドリアのどちらか。
ドリアを選びましたが、味は普通な感じ。

羽田を出発して8時間50分後、デリーのインディラガンディー国際空港に到着。
イミグレで、プリントアウトして持参した「eツーリストビザ」を提示。係員に入国のスタンプを押してもらい、無事、インドに入国完了です。
ちなみに、今回はビザのスタンプの捺印はありませんでした。少し不安になりましたが、その後、特に問題になることは無し。
また、事前に準備した入国カードやエボラ証明の提示も求められることはありませんでした。

両替は、前回旅した時のインドルピーが少しだけ残っていたので、しばらくはそれで賄い、後日ホテルで両替することに。
空港からホテルへのアクセスですが、デリーの空港は詐欺やぼったくりが横行していることで有名なので、ホテルのピックアップを事前予約していました。
空港を出ると、自分たちの名前の書かれたプラカードを持った人を確認!
さっそく、ドライバー氏と一緒に車へ。
空港からホテルのあるデリーのパハールガンジまでは約1時間。
久々のデリー。楽しみです♪
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