日本に住む外国人が集まる!「現地の雰囲気満点のエスニック料理店」
コロナ禍の現在においても、多くの外国人が日本に暮らし、就労・就学をしています。
日本に在留する外国人の数は2021年の時点で約282万人。そのうちアジア出身者が84%を占めています。
国・地域別の上位ベスト10は↓です。
- 中国人(74.5万人:26.4%)
- ベトナム人(45.0万人:15.9%)
- 韓国人(41.6万人:14.7%)
- フィリピン人(27.7万人:9.8%)
- ブラジル人(20.6万人:7.3%)
- ネパール人(9.7万人:3.4%)
- インドネシア人(6.3万人:2.2%)
- アメリカ人(5.3万人:1.9%)
- 台湾人(5.2万人:1.8%)
- タイ人(5.1万人:1.8%)
このうち、コロナ禍の状況でも増加しているのは、ベトナム人とネパール人であるとのこと。
在留外国人の増加に伴い、日本ナイズドされていない、本場そのままのお料理を提供するレストランや食堂が増えてきています。
今回は、在留外国人たちが集まる「現地の雰囲気満点のエスニック料理店」を12店舗ご紹介します★
- 『タイランドショップ』★錦糸町にあるディープ”タイ”
- 『タンハー』★いちょう団地にある“リアル・ベトナム”
- 『ノング・インレイ』★高田馬場で味わうシャン族の虫料理
- 『ナスコ・フードコート』★新大久保“イスラム横丁”でいただくビリヤニ
- 『カラチの空』★埼玉県“ヤシオスタン”で味わうガチのパキスタン料理
- 『ベトガト』★新大久保百人町にある現地仕様のネパール食堂
- 『モンゴ・モロ』★現地ジャワそのままのワルン・スタイルのインドネシア料理店
- 『ティキ』★工業団地で働く在住ペルー人ご用達のペルー料理店
- 『友誼食府』★池袋の“リアル中国”!中国屋台料理が食べられる中華フードコート
- 『滕記鉄鍋炖』★西川口でいただく!中国東北地方の郷土料理「鉄鍋屯」
- 『撒椒小酒館』★上野にある“ギラギラ系”重慶料理専門店
- 『火焔山 新疆・味道』★ビビッドな辛味のラグマンが美味♪新疆中華専門店
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『タイランドショップ』★錦糸町にあるディープ”タイ”
東京の”リトル・タイランド”と言われる錦糸町。
その錦糸町の駅北口から徒歩3分ほど。細い路地のただ中にある、ディープ感溢れるタイ料理店が、『タイランドショップ』です。
このお店、とても変わった構造になっていて、結構広めの店内空間の約半分くらいが食堂で、半分はタイの食品や雑貨の販売コーナーになっています。
お料理も現地仕様で、タイの食堂や屋台で出てくるようなメニューがたくさん!
特に、タイラーメン「センミーナムサイガイ」は、バンコクの屋台を彷彿とさせるようなお味でした♪
店内のお客さんは在住タイ人ばかり。タイの雰囲気に浸れるお店です★
※営業時間やメニュー内容などはお店のHP等をご確認ください。
『タンハー』★いちょう団地にある“リアル・ベトナム”
神奈川県横浜市と大和市にまたがる県内最大の公営団地である「いちょう団地」
そんな「いちょう団地」に、在住ベトナム人御用達の超現地感満点のベトナム料理店『タンハー』があります。
お店に入ってまずびっくりするのが、店内中に置かれた野菜や果物、調味料や加工食品、飲料などの数々!
食堂というよりは、スーパーの中に食事をいただけるテーブルを設置しましたという感じです。
メニューにあるお料理も本場ベトナムでしか食べられなさそうなディープなお料理がよりどりみどり!フォーやブン・ボー・フエも現地仕様のお味でした♪
お客さんはもちろん、在住のベトナム人がほとんど。ベトナムの雰囲気を味わえるお店です★
※営業時間やメニュー内容などはお店のHP等をご確認ください。


『ノング・インレイ』★高田馬場で味わうシャン族の虫料理
約1000人ほどのミャンマー人が住んでおり、日本のミャンマー・タウンと呼ばれている高田馬場周辺。
駅から徒歩1分の場所にある「タックイレブン」は、ミャンマー食材や雑貨を扱うお店が多数入った雑居ビルです。
その「タックイレブン」の一階に、ミャンマー料理のお店『ノング・インレイ』があります。
このお店、ミャンマー東部に居住するシャン族の料理「シャン料理」のお店。虫料理が有名で、このお店でもいただくことができます!
竹の中にいる虫「竹蟲」は、見た目はグロテスクだけど、カリッとえびせんのようなお味。なまずを使ったカレーや、シャン地方のふりかけ「ペーポウッチョー」を混ぜていただくダンパウ(ミャンマービリヤニ)などもおすすめ!
ビルの上階にある食材店と併せて訪問すれば、ミャンマーに行った気分を感じられます★
※営業時間やメニュー内容などはお店のHP等をご確認ください。


『ナスコ・フードコート』★新大久保“イスラム横丁”でいただくビリヤニ
新大久保駅の北、百人町界隈には、ハラルフード(イスラム教の律法にのっとった食べ物)やアラブ、アフリカ、インド、インドネシア、ミャンマーなどの食材を扱ったお店が並んでいます。
人呼んで「イスラム横丁」。都内でも指折りの異国情緒満点のエリアです!
そんな「イスラム横丁」の一角にある、現地の雰囲気満点のお店が『ナスコ・フードコート』
薄暗い店内。中で食べているお客はアラブやパキスタンなどイスラム系っぽい人ばかり。
人気メニューの「チッキンビリヤニ」は、現地の安食堂で出てきそうな飾り気のない一品。これが、なかなか美味しい♪
店内の雰囲気もお料理も、パキスタンな雰囲気濃厚なお店です★
※営業時間やメニュー内容などはお店のHP等をご確認ください。


『カラチの空』★埼玉県“ヤシオスタン”で味わうガチのパキスタン料理
埼玉県南東部にある八潮市。この町にはパキスタン人が約150人ほど在住し、パキスタンコミュニティが形作られています。誰が呼んだのか、その通称は“ヤシオスタン”
在日コミュニティあるところに現地料理レストランあり!ということで、八潮市には3軒のパキスタン料理レストランがあります。その中でも最も有名なお店が『カラチの空』です。
店内はパキスタンの雰囲気満点!ウルドゥー語記載のメニューが掲げられ、入口横には、パキスタンの食材を販売するコーナーもあります。お客さんも在住パキスタンの方がほとんど。
もちろん、お料理もパキスタン現地仕様。「ニーハリ」や「ハリーム」「パヤビーフ」「チキンビリヤーニ」など、パキスタンの味を堪能することができます★
※営業時間やメニュー内容などはお店のHP等をご確認ください。
『ベトガト』★新大久保百人町にある現地仕様のネパール食堂
近年、ネパール人が多く居住するようになり、”リトルカトマンズ”とも呼ばれるようになった新宿百人町。現在は20店舗以上のネパール料理店がありますが、『ベトガト』はその中のひとつです。
お店の入り口には、ネパール食材屋「カンティプール・マート」が併設されていて、そこを抜けたところに簡素な内装の食堂スペースがあります。もちろん、お客さんはほとんどがネパール人。
お料理は言わずもがなネパール現地仕様。シンプルでスタンダードな「ダルバート(Bセット)」や「バトマスサデコ」「スチームモモ」、お酒の肴「スクティ」や「セクワ」など、カトマンズの食堂を彷彿とさせるメニューが揃ってます♪
現地ネパールの食堂っぽい飾り気のない雰囲気、ダルバートが700円というリーズナブルさも魅力的★
※営業時間やメニュー内容などはお店のHP等をご確認ください。
『モンゴ・モロ』★現地ジャワそのままのワルン・スタイルのインドネシア料理店
新宿二丁目にあるインドネシア・ジャワ料理のお店『モンゴ・モロ』は、多くの在日インドネシア人たちが集まる人気店。
インドネシアのジャワには、カウンターに並んだたくさんのお料理の中から欲しいものを注文し、その注文したお料理をメインにしたワンプレートスタイルの定食「ナシチャンプル」を提供する食堂「ワルン」が普及していますが、この『モンゴ・モロ』は、そんな現地そのままの「ワルン」スタイルのお店です。
カウンターに並べられた各種おかずは、どれも本場ジャワそのままの、在住インドネシア人向けのディープなお料理。お店の入り口にはインドネシアの食材や雑貨がずらりと並べられ、在日インドネシアの若者たちが大勢買いに来ていました。
ジャワらしい甘辛い味付けのおかず、辛味調味料サンバル、おかわり自由のご飯。ジャワの雰囲気を満喫できるお店です★
※営業時間やメニュー内容などはお店のHP等をご確認ください。
『ティキ』★工業団地で働く在住ペルー人ご用達のペルー料理店
神奈川県北部に位置する愛甲郡愛川町。人口4万人のこの町には約2,600人の外国人が暮らし、そのうちの約7割をペルーやブラジルの出身者が占めています。
愛川町に外国人が多い理由は、町の南部から厚木市にかけて広がる内陸工業団地があるためなのだそう。
愛川町南東部の中津にある『ペルーレストラン・ティキ』は、工業団地で働くペルー人ご用達のレストラン。本場ペルーのお料理をいただける食堂です。
ペルーやアンデス文明をモチーフにした飾りがいくつも飾られている店内。インカコーラやガラナなどのドリンク、ペルーのスイーツなども販売されています。お客さんのメインはもちろん、在住のペルー人労働者たち。
お料理は、セビーチェやロモ・サルタード、アンティクーチョなど、ペルーの国民食が勢揃い!在住ペルー人たちが味わうリアルなペルー料理を堪能できます★
※営業時間やメニュー内容などはお店のHP等をご確認ください。


『友誼食府』★池袋の“リアル中国”!中国屋台料理が食べられる中華フードコート
東京・池袋の北口エリア。2000年代の始め頃から、この界隈には中国人が集まり始め、在留中国人向けの商店やレストランが増え始めました。通称「池袋チャイナタウン」!
この池袋チャイナタウンの中心的な存在である中華食材店「友誼商店」に、2019年11月、中国屋台料理が食べられるフードコート「友誼食府」が誕生。日本人向けアレンジのされていない、本場そのままの味を楽しめるということで、話題になっています。
「友誼食府」の店舗は、全部で7店舗。豆乳や油条、粥などのお店、四川料理、肉の煮込みやソーセージなどのお店、台湾屋台料理、東北料理、広東料理、上海料理のお店が並んでいます。その風情は、まさに現地中国そのまんま!お客さんもほぼ全員在住中国人です。
お料理も、「口水鶏麺」や「肉粽」「東北大餛飩」「豬血糕」など、地方色豊かなお料理が揃っており、日本人に媚びていない現地仕様のお味。
日本に居ながらにして、中国の現地に居るような雰囲気を感じられるお店です★
※営業時間やメニュー内容などはお店のHP等をご確認ください。
『滕記鉄鍋炖』★西川口でいただく!中国東北地方の郷土料理「鉄鍋屯」
近年、中国人人口が激増し、リアルチャイナタウン化していることで知られる埼玉県西川口。ここには、在住中国人御用達の、日本人向けアレンジのない、本場の味そのままのガチな中華料理をいただけるお店が50店舗以上もあります。
そんな、数ある中華料理店の中で最近ちょっと話題になっているのが、中国東北地方の郷土料理である「鉄鍋屯」をいただけるお店『滕記鉄鍋炖(とうきてつなべとん)』です。
中国感満点の赤い花柄模様の店内には、在住中国人の家族連れやカップルなどがたくさん!中国そのままの空気感です★
もちろん、注文すべきお料理は「鉄鍋屯」。テーブルに設置された巨大な鉄鍋で調理され、見た目のインパクト、調理の手順の面白さもさる事ながら、お味も抜群!
『滕記鉄鍋炖』、中国東北地方の本場の味と雰囲気を楽しめる、おすすめのお店です★
※営業時間やメニュー内容などはお店のHP等をご確認ください。
『撒椒小酒館』★上野にある“ギラギラ系”重慶料理専門店
東京・上野にある『撒椒小酒館 上野店』は、近年北京や上海の若者に人気沸騰中の激辛で有名なお料理「重慶料理」を提供するお店。
お店の内装は、カラフルでポップなギラギラ系!現代の北京や上海の流行りの内装であるとのこと。お客さんはほぼ100%在住中国人です。
お店の看板メニューである、四角い鍋の上で魚を麻辣スープで煮込んだ重慶のお料理「烤魚(カオユィ)」は、予想を上回る鍋の巨大さと、想像以上のビジュアルインパクトにびっくりな一品。
お味もインパクトあり!麻辣(唐辛子&花椒)の辛さとマーガオの爽やかな香り&苦味が効いた衝撃的な美味しさでした♪
中国大都市部の”今”の雰囲気と味を体感できるお店です★
※営業時間やメニュー内容などはお店のHP等をご確認ください。
『火焔山 新疆・味道』★ビビッドな辛味のラグマンが美味♪新疆中華専門店
池袋東口にある『火焔山 新疆・味道』は、近年、北京や上海などの中国の大都市部で人気が高まっている「新疆中華」を提供しているお店。
「新疆中華」とは、中国西北の新疆ウイグル自治区の土着の料理「ウイグル料理」と四川料理を始めとした中華料理の味付けをミックスさせたフュージョン料理です。
店内のインテリアは中央アジア風のエキゾチックな風情。
お客さんはほぼ100%在留中国人の方。スタッフはホール・厨房ともかなりの大人数が働いており、こちらも全て中国人。完全なアウェイ感が、まるで現地中国にあるお店にいるかのよう。異国気分を満喫できます♪
手延べ麺のほどよいコシの強さと、旨味の沁み込んだ具材、唐辛子のビビッドな辛味のマッチングが最高のラグマン「过油肉拌面」、スパイスがガッツリ効いた「羊肉串」など、「新疆中華」のお料理の美味しさは新鮮な驚きです★
※営業時間やメニュー内容などはお店のHP等をご確認ください。
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