中東・中央アジア・コーカサス・アフリカ各国で食べたお料理をご紹介します。
ご紹介する国・地域は、ドバイ、オマーン、ウズベキスタン、キルギス、ジョージア、モロッコ、ザンジバル、エチオピア。
日本には中東・中央アジア・コーカサス・アフリカ各国のレストランが揃っていますが、本場は、やっぱり本場。びっくりするような美味しいお料理や、日本では食べたことがないお料理をいくつもいただくことが出来ました★
- フムスとカバーブ(アブドゥル・ワッハーブ)【ドバイ】
- ファトゥーシュ【オマーン・ドバイ】
- タブーレ・サラダ(ローカル・ハウス・レストラン)【ドバイ】
- プロフ【ウズベキスタン】
- シャシリク【ウズベキスタン】
- ラグマン【ウズベキスタン】
- ショールヴァ【ウズベキスタン】
- ラグマン【キルギス・カラコル】
- アズゥ、サリヤンカ、アシュランフー(ザリーナ)【キルギス・カラコル】
- マントゥ(カフェ・ファイーザ)【キルギス・ビシュケク】
- ハチャプリとケバブ【ジョージア】
- ハルチョ【ジョージア・メスティア】
- ヒンカリ【ジョージア・トビリシ】
- チキンとアーモンドのタジン【モロッコ・ワルザザート】
- ハリラスープ【モロッコ・マラケシュ】
- チキンビリヤニ(マー・シャー・アラー・カフェ)【ザンジバル】
- オロジョ(フォロダニ公園)【ザンジバル】
- ココナッツ・クラブスープとタコカレー(タアラブ・レストラン)【ザンジバル】
- インジェラ定食とドロワット(Yod Abyssinia Traditional Food)【アジスアベバ】
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フムスとカバーブ(アブドゥル・ワッハーブ)【ドバイ】
アラブ料理のメゼ(前菜)の定番「フムス」
羊肉のミンチの串焼き「カバーブ」
アラブ定番のパン「ホブス」
ドバイにあるレバノン料理店『アブドゥル・ワッハーブ』は、スーク風のモール「スーク・アル・バハール」の2階にあるレストランで、伝統的なレバノン料理のほか、アラブ料理全般をいただけるお店です。
アラブ料理のメゼ(前菜)の定番「フムス」。ひよこ豆をベースに、ニンニク、練りゴマ、レモン汁を加えてペースト状にしたもので、仕上げの飾りとして、オリーブオイルやパセリ、カイエンペッパー、クミンなどが使われます。
美しい見た目を上回るほどのお味の美味しさ!上品で洗練されたお味のフムスでした。
羊肉のミンチの串焼き「カバーブ」は、羊のミンチに玉ねぎのみじん切りやにんにく、香辛料を混ぜて串に刺し、炭火で焼いたお料理。ミンチに練り込まれたスパイス&ハーブが羊肉の臭みを消していて、クセがなく旨味がたっぷり!
アラブ定番のパン「ホブス」と一緒に食べると最高です★
ファトゥーシュ【オマーン・ドバイ】
こちらもレバノン料理の定番。レバノン発祥のサラダ「ファットゥーシュ」です。
レタスやきゅうり、トマト、ラディッシュなどの生野菜と、ホブスを揚げたチップスをレモン汁やオリーブオイルで和えたサラダ。
オマーンの『サマ・ホテル』の「ファットゥーシュ」は、ざく切りの生野菜と、クルトンみたいなカリカリダイスのマッチングがなかなか。
『アブドゥル・ワッハーブ』の「ファットゥーシュ」は、バルサミコっぽいソースが掛かっていて、それがまた美味!パリパリのホブスチップスと合います♪
タブーレ・サラダ(ローカル・ハウス・レストラン)【ドバイ】
ドバイの『ローカル・ハウス・レストラン』でいただいた「タブーレ・サラダ」(パセリのサラダ)です。
「タッブーラ」(タッブーレ、タブーリ)は、細かく刻んだパセリをメインに、トマト、ミント、玉ねぎ、ブルグル(小麦の挽き割り)、レモン汁、オリーブオイルなどを混ぜて作るサラダ。
東地中海のレバント地域(シリア、ヨルダン、レバノン、イスラエル、パレスチナ)などで前菜(マッザ、メゼ)のひとつとして日常的に食べられているサラダです。
独特の風味のパセリと刺激のある玉ねぎに、レモンの酸味がマッチしていて、とても爽やか!刻んだパセリの食感もNiceです♪
★都内でアラブ料理がいただけるおすすめレストラン
プロフ【ウズベキスタン】
ウズベキスタンに行ったら必ず食べるであろう、ウズベキスタンを代表する料理がこの「プロフ」。いわゆるピラフです!
羊肉や玉ねぎ、にんじんを混ぜて炊き込んだご飯で、中には豆やレーズンなどもたくさん入っています。地域や家庭によって使われる肉や野菜などが変わるそうですが、結構油っこいのが特徴です。
シャシリク【ウズベキスタン】
こちらも中央アジア全域で一般的な肉串料理「シャシリク」
羊肉や牛肉の角切りを串に刺して焼くシンプルな料理です。角切りだけでなく、ミンチにした肉やレバーなどを使ったバージョンもあります。
肉串料理は世界中にありますが、このウズベキスタンの「シャシリク」は、酢をかけた玉ねぎを載せて食べるのが特徴です。
この酢玉ねぎと肉串とのマッチング、ほんとに絶妙です♪
ラグマン【ウズベキスタン】
「ラグマン」は、これも中央アジア全域でよく食べられているスープうどん料理です。
このスープはトマトベースのスープで、羊肉とかにんじん、じゃがいも、かぶなどが入っています。上にかかっているのは香菜。麺は小麦粉で作った手延べ麺。
日本人の口にも合うシンプルなうどん料理で、どこで食べてもハズレはない感じ。
「ラグマン」には、汁なしタイプのものもあります。茹でたうどんの上にトマトペーストをかけ、肉や野菜などを載せたナポリタンのような雰囲気のラグマンで、こちらもまずまずイケます。
ショールヴァ【ウズベキスタン】
「ショールヴァ」は、肉や野菜がたくさん入ったスープ料理です。
語源は「飲む」を意味するアラビア語の「ショールバ」に由来するそうで、東ヨーロッパから中東、インド、ウイグルに至るまで、幅広い地域で同じような名前のスープ料理が存在します。
写真は、ヒヴァで食べたショールヴァ。羊肉やじゃがいも、にんじんなどが入っていました。ナンを浸して食べると美味しいです!
★都内でウズベク料理がいただけるおすすめレストラン
ラグマン【キルギス・カラコル】
キルギスのドライブインの中の食堂でいただいた「ラグマン」
ウズベキスタンと同じく、キルギスでも「ラグマン」は人気です。
トマトベースのスープの中に、小麦粉で出来た手延べ麺、赤ピーマン、玉ねぎや瓜などのお野菜、お肉、パクチーや唐辛子などの香辛料が入っています。
このラグマン、しっかりとコシのある麺にピリ辛のスープと具材がマッチして、シンプルながらかなり美味しかったです★
アズゥ、サリヤンカ、アシュランフー(ザリーナ)【キルギス・カラコル】
キルギスのイシク・クル湖東端にある町「カラコル」。この町にあるレストラン『ザリーナ(Зарина)』で、民族の十字路であるキルギスらしい、バラエティに富んだお料理をいただきました。
カラコルの名物料理「アシュランフー(Ашлянфу)」は、中国系イスラム教徒「ドゥンガン人」の料理であるとのこと。
酸味と辛味のあるスープの中に、うどんのような小麦粉の麺とジャガイモのでんぷんで出来たところてんのような麺の2種が入っている冷麺で、これが本当に美味しい★
ロシア風のトマトベースのミネストローネ「サリヤンカ(Солянка)」は、トマトベースのスープの中に野菜や牛肉がどっさりと入った具沢山スープ。卵や香菜なんかも入ってバラエティーに富んだお味です。
ピクルスと煮込んだ牛肉とポテトフライ「アズゥ(Азу)」は、ピクルスの酸味と牛肉の旨み、ボリュームのあるポテトに爽やかな玉ねぎが美味しいシンプルなお料理。
マントゥ(カフェ・ファイーザ)【キルギス・ビシュケク】
キルギス料理のレストランとしてビシュケクで一番人気との評判の「カフェ・ファイーザ(Фаиза)」
ここで、中央アジアお馴染みの餃子「マントゥ」と、揚げたナンの中にお肉やチーズが入ったパン、ワンタン入りのスープをいただきました。
特に美味しかったのが、やっぱり「マントゥ」。お肉はマトンですが、それほど臭みがなく、肉汁がほとばしるほどジューシー!
唐辛子を使った辛い調味料を付けて食べると絶品でした★
ハチャプリとケバブ【ジョージア】
伝統的なジョージア料理のチーズ入りのパン「ハチャプリ」(Khachapuri:ხაჭაპური)
「スルグニ」と呼ばれる塩分控えめのジョージア風モツァレラチーズがパンの中に入っています。シンプルで美味しい!チーズあつあつです♪
ジューシーな牛肉の「ケバブ」。牛のミンチ肉に生たまねぎが載っていて、トマトソースをかけて食べます。
「ハチャプリ」と一緒にいただくと最高に美味しいです★
ハルチョ【ジョージア・メスティア】
ジョージア(旧グルジア)を代表するスパイシーで激辛な牛肉のスープ「ハルチョ」
味はトマトベースで、香草の味と香りがアクセント。スープにはご飯も入っていて食べ応えもあり、お肉と辛さでとても温まります。
ヒンカリ【ジョージア・トビリシ】
「ヒンカリ」(Khinkali)は、ジョージア版水餃子とも言えるお料理。
小麦粉、水、塩、卵で作った厚めの皮の中に、ジューシーな羊肉や豚肉、牛肉のミンチ肉が入っています。
「ヒンカリ」の特徴は、ミンチ肉と一緒にコリアンダー(パクチー)がたっぷり入っているということ。他にも、クミンや赤唐辛子、刻み玉ねぎやにんにくなどが入っていて、スパイシー感あります!
★都内でジョージア料理がいただけるおすすめレストラン
チキンとアーモンドのタジン【モロッコ・ワルザザート】
モロッコ料理と言えば、煮込み鍋「タジン」です。
厚い陶器製の皿に具材を入れ、三角の蓋をかぶせて弱火にかけて煮込んで作ります。具の種類は、鶏肉や羊肉、魚、野菜など様々。
ワルザザートからメルズーガまでの道中で立ち寄ったレストランで、チキンとアーモンドのタジンをいただきました。
中には、プラムやピーナッツなども入っていて、上にはクリーム的なものが載っかっています。このタジン、かなり美味しかったです★
ハリラスープ【モロッコ・マラケシュ】
「ハリラスープ」は、トマトの酸味とほどよいスパイスが入った、やさしい味わいのスープ。モロッコの代表的なスープで、ラマダンの時期に良く食べられているそうです。
冬の時期訪れたモロッコで、マラケシュの屋台とワルザザートの食堂でいただきました。
肉や豆などが入ったとろみのあるスープに、ハーブや生姜などが効いていて、抜群の美味しさ♪肌寒い冬のモロッコ、ポカポカと温まります★
★都内でモロッコ料理がいただけるおすすめレストラン
チキンビリヤニ(マー・シャー・アラー・カフェ)【ザンジバル】
東アフリカ、タンザニアにあるザンジバル島。旧市街ストーンタウンに、美味しいと評判のビリヤニ屋さん(インド料理屋さん)、「マー・シャー・アラー・カフェ(Ma Shaa Allah Cafe)」があります。
古くからインドとの交流があり、インド系住民も多いザンジバルのお料理はインドの影響を受けているのだとのこと。
この「チキンビリヤニ」も本場インドのものとはちょっと違いますが、カルダモンやクローブなどのスパイスがたくさん入ったバスマティライスと、濃厚で深みのあるグレービーの掛かったチキンのお味は抜群!
オロジョ(フォロダニ公園)【ザンジバル】
タンザニア・ザンジバル島のストーンタウンにある「フォロダニ公園」では、夜になるとフード屋台が並ぶナイトマーケットが開かれます。
ここでいただいたのが、「オロジョ」というお料理。
「オロジョ」とは、ライムベースの酸っぱいスープの中に、ジャガイモの団子や肉、茹で卵、生野菜、ココナッツチップスなどが入ったお料理です。
大量のライムが入った酸っぱいスープがさっぱりとしていて、ジャガイモや肉、卵などの具材との絡みもベストマッチ!
柔らかいジャガイモ、噛みごたえのあるお肉、パリパリのココナッツチップスなど、食感もバラエティーに富んでいて楽しめます。
かなり美味しかったです★
ココナッツ・クラブスープとタコカレー(タアラブ・レストラン)【ザンジバル】
ザンジバルのストーンタウンにあるトリップアドバイザーランキング1位のレストラン「タアラブ・レストラン(Taarab restaurant)」
ここで、「ココナッツ・クラブスープ」と「タコカレー」をいただきました。
「ココナッツ・クラブスープ」は、クリーミーなココナッツベースのスープの中にカニの身がどっさりと入っており、味付けはちょっとスパイシー。カニの旨味とココナッツのクリーミーさ、各種スパイスのピリッとした感じのバランスが最高でした♪
「タコカレー」は、タコの食感とスパイシーなグレイビーの味付けがなかなかGood!
ボリュームも、付け合わせのサラダなどとのバランスもちょうどいい感じ。
タコの入ったカレーは、ザンジバルの食堂やレストランでよく見掛けましたが、こちらのお店のタコカレーは他に比べてかなり洗練されたお味でした。
インジェラ定食とドロワット(Yod Abyssinia Traditional Food)【アジスアベバ】
エチオピアの首都アディスアベバにあるレストラン「Yod Abyssinia Traditional Food」で、エチオピア名物のインジュラをベースとしたエチオピア料理のセットをいただきました。
エチオピア料理は、テフというイネ科の植物の粉を水で溶いて発酵させ、鉄板の上でクレープ状に焼き上げた「インジェラ(እንጀራ)」を主食としているのが特徴です。
食感がスポンジのように柔らかで、お味はかなり酸味が強くクセがある「インジェラ」ですが、慣れると美味しい。
「インジェラ」は、「ワット(ወጥ)」という肉や魚、野菜などが入ったシチューと一緒に食べられることが一般的。
数ある「ワット」の中でも、「バルバリ(በርበሬ)」というエチオピアオリジナルの調味料が入った鶏肉入りの辛いワット「ドロワット」(チキンのレッドペッパーシチュー)は、抜群の美味しさ♪
バルバリのピリピリとした辛さと、酸味のある「インジェラ」のお味がベストマッチです★
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