その土地のことを知りたいなら、まず市場に行くのがベスト!
市場には、その土地で売られているもの、食べられているもの、その土地の物価、市井の人々の日常風景を知ることができます。
今回の市場は、インドネシア、ジョグジャカルタの「パサール・ブリンハルジョ」
食品から衣料品まで何でも揃う、熱気むんむんの巨大市場
ジョグジャカルタは、ラーマーヤナ舞踊や伝統影絵芝居ワヤン・クリッ、ガムラン音楽やバティックと呼ばれるロウケツ染め布などが有名な中部ジャワの文化の中心。スルタンの王宮のある古都です。
近郊には、世界遺産の「ボロブドゥール」や「プランバナン」遺跡もあります。
文化だけでなく地域の商業の中心でもあるジョグジャカルタには、パサール・ブリンハルジョという巨大な市場がありました。
ジョグジャカルタの目抜き通り「ジャラン・マリオボロ」に面して、パサール・ブリンハルジョはあります。
写真がその外観。緑色をベースとした瀟洒な風情ですが、内部は店と商品と人とで、本当に「ごった返し」といった印象。熱気に包まれた市場です。
市場の入り口で売られていたお惣菜の数々。鶏肉、焼きそば、野菜・・・
様々な食べ物が並びます。
市場の内部はかなり広いです。3階建てになっていて、一番賑わっていたのが1階の洋服・布地屋さん。
伝統的な衣装から現代風の洋服まで、ムスリム用のスカーフからバティックの布まで、あらゆる衣料品が盛りだくさん!
2階は食料品がメイン。豆や小麦、米、香辛料、干物、野菜、果物、スナック、肉、海産物・・・
ズラリと並ぶ豊富な食材。
日用品も勢ぞろい。靴、鞄、食器、おもちゃ、アクセサリー、土産物、携帯電話、電化製品。
歩いている人も、ムスリムなスカーフを被った人から、Tシャツロングヘアーな人まで様々。
このパサール・ブリンハルジョ。バティックをはじめとした布地を売る店がやたらと多かったです。
そのせいか、買い物をしている人は女性が中心でした。
巨大ショッピングセンター「マリオボロ・モール」
こちらは、パサール・ブリンハルジョと同じ、ジャラン・マリオボロの通り沿いにある巨大ショッピングセンター「マリオボロ・モール」です。
中は、日本のイオンやジャスコと同じで、ファッションから日用品、レストラン、ファーストフード店、カフェまでありとあらゆる商品を扱うテナントが入っています。
建物は吹き抜けになっていて、1階の特設売り場では、衣料品のバーゲンセールが行われていました。
館内は冷房が効いていて、暑い外から入ってくると生き返るような気分。暑くてバテてきたら、このマリオボロ・モールのカフェで涼んだりしていましたー。
バーゲンの洋服を見る人々。ちゃあんと、試着室もありますね(6つも)。
モールの最上階は、フードコートになっていて、ナシゴレンやサテーなどのインドネシア料理から、ケンタッキーやマクドナルドなどのファーストフード、中華や韓国料理などのお店もありました。
フードコートにあった日本料理のお店。鉄板焼き屋さんです。
料理は日本料理というか、ただのバーベキューな気もしましたが、雰囲気が日本です。
とんかつのお店もありましたよー。
最上階にはゲームセンターがあり、子供たちで賑わっていました。
地下にはスーパーマーケットと本屋もあります。
こちらは、マリオボロ・モールではない、別のモールの中にあったPC用品屋のスタッフたちです。
このお店で、デジカメのSDカードを購入しました。
スタッフたちはニコニコ愛嬌があって、とても親切でしたー。
2億4000万の人口を抱えるインドネシア。近年は6%以上の経済成長率を維持し、製造業・サービス業就業者の増加に伴って所得水準が向上、すごい勢いで消費も拡大しています。
インドネシアの市場では、そんな高度成長期の人々の熱気を感じることができます。