タイ・チェンマイの旅2日目。
チェンマイの代官山とも呼ばれるおしゃれエリア「ニマンヘミン」を散策した後、ニマンヘミン近くにある森の中にひっそりと佇む神秘的なお寺ワット・ウモーンを訪問。
ワット・ウモーンからはトゥクトゥクに乗ってチェンマイ旧市街に戻ってきました。
そろそろ日が暮れ掛けてきています。
今夜は、北タイ料理のレストラン『フアン・ペン』で夕食をいただき、昨晩チケットを購入したムエタイの試合を観戦。その後はチェンマイで人気のディスコクラブ「Sound Up」を覗いてみる予定★
トゥクトゥクでワット・ウモーンからチェンマイ旧市街へと向かいます。
およそ20分ほど。150バーツでした。
タクシーとバス、そして、BTSと地下鉄がメインのバンコクと違って、チェンマイの足はトゥクトゥクとソンテウです。
チェンマイ旧市街
チェンマイ旧市街に着いた頃は、すでに夕暮れの様相。
とりあえず、旧市街の拠点、ターペー門へと向かいましょう〜!
❶ターペー門
ターペー門
チェンマイ旧市街街歩きの拠点、ターペー門です。
ターペー門から西には、日曜にナイトマーケットが開かれる旧市街のメインストリート、ラチャダムヌーン通りが続いており、東に向かうと、ワロロット市場や毎日開かれているチェンマイ・ナイトバザールがあります。
ターペー門前の広場
夕暮れのターペー門の雰囲気
ターペー門の前は広場のようになっていて、地元の人がのんびりと佇んでいたり、大道芸人が芸をやっていたり、観光客が写真を撮ったりしていました。
夕食のお時間まで、まだちょっと余裕があるので、旧市街のコスメショップ『ハーブ・ベーシックス』に行ってみることに。
ハーブ・ベーシックスの店舗は、ターペー門から歩いて5分ほど。ラチャダムヌーン通りを西へ進み、交差点を左折したすぐのところにあります。
❷ハーブ・ベーシックス
ハーブ・ベーシックスの店舗
海外旅行に行ったとき、その国や都市のオリジナルコスメショップに行くのは、旅の楽しみの一つです。
チェンマイには、100%オーガニックのコスメブランド『ハーブベーシックス』があります。
商品は全てチェンマイで自家栽培されたハーブを使用しているのだとか。
チェンマイ市内に7店舗あるらしいのですが、今回伺ったお店は、旧市街の中心にある店舗。
チェンマイの街並みとはちょっと違った雰囲気です。
ハーブ・ベーシックスの店内の様子
店内は、天井が高く広々として、高級感が漂っています。
大陸の方たちが、買い占めている。。という話をネットで見ていたので、混んでいたらどうしようと思ったのですが、夕食前の時間帯ということもあって空いていました。
たくさんのアロマオイル
様々な種類のアロマオイルが売られていて、アロマ好きにはたまらない空間です。
ハンドクリーム
フェイシャルソープ
お土産にちょうど良い、ハンドクリームや石鹸。
お値段もお手頃で、パッケージもかわいいので、自分用とお土産と、いくつも買ってしまいました。
このほか、リップバームや、シャンプー、ボディーソープ、基礎化粧品なども売られていて、見ているだけでもテンションが上がります。
キャッシャーのカウンター
キャッシャーのカウンターは、ホテルのフロントのような雰囲気。
ハーブの香り漂う、綺麗で清潔な店内で、気持ちよくお買い物ができました。
では、ハーブベーシックで買ったものをご紹介。
リップバームとフェイシャルソープ
リップバームは、29バーツ! 100円ちょっとで買えるので、バラマキ土産にGOOD。
フェイシャルソープは、箱がかわいく、”タマリンド” や ”パンダンリーフ” など珍しいので、こちらもお土産にいいと思います。
バスソルト
ハンドクリーム
どの商品もパッケージがカワイイのですが、バスソルトの箱は、上品で特にカワイイです☆
ひとつ69バーツ。こちらもお土産に喜ばれそう。
お土産の定番(?)のハンドクリーム。
ひとつ99バーツ。色々な香りがあってすごく悩みましたが、この5種類をチョイス。
お土産を中心に選んだのですが、化粧水やクリームなどもゆっくり見ればよかったなーと後から思いました。
100%オーガニックの商品で、こんなにリーズナブルに買えるとは、とってもお得。
コスメ好きアロマ好きの女子には、たまらないお店です♪
❸フアン・ペン
『フアン・ペン』の入り口
旧市街の拠点ターペー門から西へ約1.2㎞ほど、ワット・チェディ・ルアンの南西のラチャマンカ通りの角に、北タイ料理専門店『フアン・ペン』(Huen Phen)はあります。
このお店、本場の北タイ家庭料理がリーズナブルなお値段でいただけると評判のお店で、創業30年以上の老舗のレストランなのだとか。
エスニックなインテリアの『フアン・ペン』店内
店内は、木製のテーブルや椅子が並び、緑の植物が飾られ、壁や天井にはタイの木彫りや布飾りなどがデコレートされていて、オリエンタルテイスト満点。
予約せずに、ディナー開店と同時の17時過ぎに訪問しましたが、問題なく入ることができました。
カントークセット(380バーツ)
こちらが注文した「カントークセット」
台座の付いた赤い円卓の上にたくさんの器が載せられていて、見た目がとてもフォトジェニック。南インド料理のミールスみたいなビジュアルです★
“カントーク”とは、円卓を意味するとのことで、ラーンナー王朝の宮廷料理にルーツを持つ格式の高い料理で、本来は結婚式や葬儀、新築祝いや寺院でのお祭りといった特別な行事で出されるものなのですが、近年では儀式以外でも提供されるようになったのだとのこと。
お皿がお洒落な感じ
お味は、それぞれのおかずに個性があって、興味津々なテイスト。
日本で食べる機会の多いタイ東北部イサーンのお料理とはまた違った美味しさです★
数種類の北タイ料理が丸いお盆の上に載ったチェンマイ名物の「カントーク」(ขันโตก)は、チェンマイに来たなら必ず食べるべきお料理のひとつです。
バラエティに富んだタイ北部のお料理を存分に堪能することができます★
『フアン・ペン』の記事はこちら↓
「Cafe de Thaan Aoan」
「フアン・ペン」でディナーをいただいた後、ちょっとコーヒーでも飲みたい気分になったので、通り沿いにあったカフェに入ることに。
お店の名前は「Cafe de Thaan Aoan」。そんなに目立った特徴はないカフェだけど、広めの店内にソファー席があり、ゆったりとくつろげる雰囲気のカフェでした。
カフェラテ(55バーツ)
ランパーン名物のにわとりの絵が描かれたカップに入ったカフェラテ。
ランパーンは、タイ北部、チェンマイから南東100㎞ほどの場所にある町。町のシンボルがにわとりで、にわとりの絵が描かれた陶器が名物になっています。
コーヒーを飲んでほっとひと息ついたところで、そろそろムエタイを観にロイクロ通りへと向かいます。
❹ロイ・クロ・ボクシングスタジアム(ムエタイ)
ロイ・クロ・ボクシングスタジアム
ムエタイを観戦できる「ロイ・クロ・ボクシングスタジアム」は、チェンマイの歓楽街「ロイクロ通り」の中ほどにあります。
前日、この界隈を歩いていると、呼び込みのお兄さんが声を掛けてきて、話を聞いて見たところ、翌日の夜20時からムエタイの試合が行われるのでチケットを購入しないかと提案されました。
せっかくなので見ようということになり、お兄さんからチケットを購入し(400バーツ)、翌日の夜20時にここに再訪問したというわけです。
バービアが並ぶその奥にムエタイのリングがあります。
ところで、この「ロイ・クロ・ボクシングスタジアム」、バービアがたくさん並ぶ建物の一番奥にあります。
“バービア”とは、夜の女性とお酒を飲むことができるオープンなガールズバーのこと。
タイの歓楽街には、通り沿いに色っぽい服装をした女性たちがたくさんお酒を飲んでいる“バービア”がたくさんあります。
このバービア街も、もともと女性にお酒をご馳走して楽しむナイトスポットでしたが(今でもそうですが)、いつ頃からか、ムエタイのリングが設置され、ムエタイの試合を楽しむことができるようになったのだとか。
バービアの様子
スヌーカー台もあります。
バービア街には白人の姿が多いです。
ネオン煌びやかなバービア街のお店の様子
バービア街は、ちょっと如何わしげな雰囲気もありますが、欧米人や日本人の女性もムエタイを観戦しにここに来ているので全然問題ありません。
バービアでは、欧米人や日本人、中国人らしき男性たちが女の子とお酒を飲んだり、スヌーカーで遊んだりしている様子を見ることができました。
ロイ・クロ・ボクシングスタジアムの会場
座席に座ってドリンクを注文
昨日、呼び込みのお兄さんに言われた通り、夜20時に訪問しましたが、客席はまだガラガラ状態。とりあえず、お酒を注文して、ちびちびと飲みながら待つことに。
しばらくすると、ぼちぼちとお客さんが現れ始めます。欧米人の男女グループ、女性二人連れ、日本人らしき中年夫婦、アジア系らしきおひとり様男性などなど。
そして、お客さんがかなり埋まったところで、会場のアナウンスが始まりました。
いよいよイベントの開始のようです★
会場のアナウンスが「赤コーナー〜、青コーナー〜」って感じで選手を紹介。さっそく選手が入場してきます。
最初の試合は女性選手の試合のようです。小柄な女性ボクサーが入場してきました〜!
選手がリングが上がると、タイ国歌斉唱♪
観客もみんな立ち上がり、タイ国家を聞きます。
タイ国家斉唱が終わると、選手のワイクルーが始まりました。
ワイクルーとは神に捧げる儀式的な踊りで、ムエタイの試合前には必ず行われるものだそうです。
なんだか相撲の取り組み前の仕切りに似ています。
バンコクのムエタイスタジアムでは、楽団による演奏でしたが、ここチェンマイでは生演奏ではなくレコーダーでの放送でした。
ムエタイの試合の様子
ムエタイの試合が始まりました!
意外とアグレッシブな女子選手の試合の後、男性選手の試合が続きます。
ムエタイは、公認された賭博でもあるタイの国技です。
ムエタイの試合は、3分5ラウンドで行われます。攻撃はパンチ、キックの他にヒザ、ヒジでの打撃が認められていて、キックボクシングに比べて自由度が高いのが特徴。けれども、投げ技、絞め技、寝技などは認められていません。
試合は賭博の要素が強く、賭けを成立させるため実力が同レベルの者同士の対戦が組まれることが多いのだそうです。
首相撲が多い
ムエタイではパンチによる攻撃はあまりポイントが高くないらしく、蹴り技が主体となっています。
特に首に手をかけ、相手のボディーにヒザを打ち込む「首相撲」のシーンが多いです。
ちなみに、このチェンマイのムエタイ、賭博は行われていないようで、観客も観光客ばかりで、試合のレベルも本場のバンコクのルンピニースタジアムでのムエタイと比べてかなり低い印象。
観光客向けか、無名な若い選手たちの登竜門的な場所なのかもしれません。
目隠しをしてのバトルロイヤル
試合は6試合ほど組まれていて、プログラムの中盤に、目隠しをしてバトルロイヤルでムエタイをするという余興がありました。
博打もなく、試合のレベルも低いのであまり盛り上がりに欠ける中、この余興が一番観客の歓声を浴びていました。
ムエタイのリングサイドで談笑するバービアのお姉さんたち
結局、どの試合もあまり盛り上がらず、技のキレも攻防の駆け引きなどもあまり感じられず、1試合を残して退散してしまいました。
他のお客さんも途中で帰っている方が多かったです。
やっぱり、タイの国技ムエタイを見るなら、バンコクの「ルンピニー・スタジアム」「ラチャダムヌン・スタジアム」のどちらかで見た方が良さそうです。
バンコクのムエタイの記事↓
❸サウンドアップ(Sound Up)
「サウンドアップ」(Sound Up)の入り口
ムエタイ会場を後にして、ロイクロ通りを旧市街の方向へ西に向かいます。
すでに時刻は夜の11時を過ぎていましたが、この日はもう一箇所行きました。
チェンマイのディスコ(クラブ)「サウンドアップ」(Sound Up)です♪
ロイクロ通りから旧市街のお堀を渡ってすぐ左折し、数分歩いた右手の路地の奥に「サウンドアップ」(Sound Up)はあります。
チェンマイには、ディスコ(クラブ)がいくつかあるらしいのですが、事前に調べていた時、このクラブが目に止まったので訪問することにしました。
サウンドアップ(Sound Up)
階段を登って2階に入り口があります。
“GRAND OPENING 19MAY2017”と書いてあります。
ちなみに、ここ、以前は「Mandalay bar」という名前だったようです。
入場料200バーツを支払って中へ♪
サウンドアップのフロアー
「サウンドアップ」のフロアーです。
なかなか大きめのハコの正面には、サイケな映像が流れる巨大スクリーンがあり、その前でDJがターンテーブルを回しています。
色とりどりのスポットライトやレーザーライトがフロアー内を目まぐるしく駆け巡り、大音量の重低音のビートが会場全体をズンズンと震わせています。
フロアーにはたくさんのスタンドテーブルが置かれ、サイドと後方にはカウンター席がいくつか。
まだ23時と早めの時間のせいか、お客さんの姿はまばら。
地元タイの人が多い印象です。
入り口近くのバーカウンターでドリンクを注文し、サイドのカウンター席に着席。
響き渡る音楽を聴きながら、フロアーで体を揺らしたり、談笑したりしているタイの若者たちの様子を眺めます。
DJが流している音楽は、欧米のダンス、ポップ、テクノ系のミュージックが中心。
時間が経つにつれ、徐々にお客さんの数が増えてきます。
2人組の女の子、学生風の若い男性の集団。外国人の姿もちらほらと。
女の子はお洒落な子が多く、男は普通っぽい格好の人が多い印象。
時間が早いからなのか、お水系の女性はおらず、普通のタイの若者たちが来ている感じ。
日本と同じく、学生風の男集団はお洒落な女の子グループに、代わる代わるナンパしにいっていました★
深夜0時半過ぎ。
お客さんがだいぶ集まってきていて、これから盛り上がるという感じでしたが、明日も朝早いので、ここいらで退散することに。
心地の良い音楽、ダンスフロアーの華やいだ雰囲気、タイの若者たちの様子。
もうちょっと居たい気もしましたが、満喫することができました♪
タイ・チェンマイ⑥マップ
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