バルト三国、ラトビア・リガの新市街にあるユーゲントシュティール(アールヌーヴォー)建築の建物が集まる地域にあるカフェ『シエナ(Sienna)』。
ロシア風の内装の店内で、ゆったりと優雅なひとときを過ごすことができます。
優雅でクラシックなカフェ『シエナ(Sienna)』
リガ新市街のユーゲントシュティール(アールヌーヴォー)建築群の入口にあたる Strelnieku通りにカフェ『シエナ(Sienna)』はあります。
ユーゲントシュティール(アールヌーヴォー)建築群を見た後、休憩がてら利用してみました。
外観は、シンプルでクラシックな雰囲気。
入口を覗くと、高級そうな感じが漂っていて、入るのにちょっと躊躇してしまいました。
ロシア風の内装で、家具などもとてもゴージャスです。
お客さんは2組ほどしか入っておらず、ばっちりスーツを着たビジネスマンと、おしゃれでモデル風な人。
場違いかなと思いつつも、もう入ってしまったので、こちらでお茶をすることにしました。
美しい絵画や、アールヌーヴォー風のソファにクッション。
異国情緒たっぷりな空間です。
入口入ってすぐのところには、お会計のカウンターと、ケーキのショーケース、ショーケースの下には、素敵な食器が並べられていました。
美味しそうなパイとチョコレート。
並べられていた食器は、ロシアの伝統ある食器『インペリアル・ポーセレン』のものです。
とても素敵な食器で、釘づけになってしまいました。
もしかして、この食器でサーブされるのかな。。これは楽しみ♪
テーブルの横にあったつい立てには、アールヌーヴォーを代表するグラフィックデザイナー『アルフォンス・ミュシャ』の絵が。
ミュシャの作品は星、宝石、花などの様々な概念を女性の姿を用いて表現するスタイルと、華麗な曲線を多用したデザインが特徴であるとのこと。
ちょうどこの時期に、六本木の国立新美術館で「ミュシャ展」が開催されていて、連日大混雑というニュースを見ていたので、かなりタイムリーでした。
高級そうなお店なので、ドキドキしてメニューをチェック。
ラトビアにしてはちょっとお高めだけど、日本のカフェと同じくらいかな。良かった。。
ロシアの陶磁器『インペリアル・ポーセレン』でいただくコーヒー
注文したのは、コーヒー(4.25ユーロ)とラテ(5.25ユーロ)。
なんと!やはり入口にあった食器で出て来ました。
ロシアの陶磁器『インペリアル・ポーセレン』です。かわいい♪(逆光で残念ですが。。)
インペリアル・ポーセリンはロマノフ王朝時代の1744年にロシアのサンクトペテルブルグに創設された、ロシアでは最初の歴史ある窯です。当初より、ロマノフ家および宮廷で使用される陶磁器の生産を担い、サンクトペテルブルグの冬宮殿宮や、エカテリーナ宮殿などを含むすべての宮廷で行われる晩餐会や部屋を彩ってきたとのこと。
ロシア帝室御用達の陶磁器窯として、受け継がれてきました。
そんな歴史と由緒ある食器でいただくコーヒーは格別です☆
しかも、この優雅な空間。時間がゆったりと流れていて、素敵な時間を過ごすことができました。
私はラテを飲みましたが、クリーミーでもちろんとても美味しかったです。
そうそう、お手洗いもまたゴージャスで綺麗でした!
窓際には、本がインテリアとして重ねて並べられていました。
そして、正面にはユーゲントシュティール建築の建物を見ることができ、あまり人通りは多くありませんでしたが、行き交う人々を眺めながら、優雅なひとときを過ごすことができました。
アールヌーヴォー好きの方はもちろん、女性だったら誰しも気分が上がるカフェです★
◆カフェ『シエナ(Sienna)』の地図・アクセス
- 住所:Strēlnieku iela 3, Centra rajons, Rīga, LV-1010 ラトビア
- 電話:+371 26 142 286
- 営業時間:8:30~19:00
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