世界に冠たる日本の即席麺、日清の「カップヌードル」
世界80ヵ国以上で販売され、2016年時点での世界累計販売個数は400億食以上にも上るという超ヒット商品です。
今回紹介するのは、インドで販売されているカップヌードル。「Mazedaar Masala」と「Veggi Manchow」です。
インドでは、意外にもたくさんの種類のカップヌードルが発売されているのですが、西葛西のリトル・インディアの食材店では、この2種類しかありませんでした。
この2種が売れ筋なのかもしれません。
ベジタリアン向けヌードル「Mazedaar Masala」と「Veggi Manchow」
インドのカップヌードルのパッケージ
インドのカップヌードルのパッケージです。
まず、目を引くのが、パッケージにイングランドのサッカーチーム「マンチェスター・ユナイテッド」の選手が掲載されているということ。
日清食品は、2014年から3年間、マンチェスター・ユナイテッドと契約し、世界8カ国でコラボ商品展開を行なっていたのでその一環です。
インドは、サッカーは全く人気スポーツではなく、クリケットの方が断然人気なので、あれっ?という感じですが・・・。
インドのカップヌードルを上から見たところ
インドのカップヌードルを上から見たところです。
ロゴの右に白地に緑色の丸のマークがあります。
これは、ベジタリアン向け食品のマークであるとのこと。
「Mazedaar Masala」と「Veggi Manchow」どちらも肉や魚が入っていないベジタリアン向けヌードルのようです。
「Mazedaar Masala」横から
「Mazedaar Masala」上から
さて、さっそくインドのカップヌードル、いただいてみましょう〜♪
まずは、「Mazedaar Masala」
「Mazedaar」は、“美味しい”という意味、「Masala」は、インド料理の定番ミックススパイス“マサラ”のこと。“美味しいマサラ”というネーミング。
インドのカップヌードルの中で一番の売筋商品であるとのこと。
「Mazedaar Masala」蓋を開けたところ
蓋を開けてみます。
折りたたみ式のフォークが入っていますね。海外のカップラーメンにはたいていフォークが入っています。
割り箸を別でもらう日本のスタイルよりも、こちらの方が合理的です。
それと、写真では分かりづらいですが、日本のカップヌードルに比べるとお湯を注ぐラインがかなり低いのがインドのカップヌードルの特徴。
インドにはスープに浸かった麺よりも焼きそばみたいな汁なし麺(中国から入ってきたそう)が主流なので、カップヌードルもこのような汁少なめのスタイルになっている様子。
「Mazedaar Masala」出来上がり!
さて、お湯を注いで3分待って、出来上がり!
ターメリックの黄色い色合いがカレーな感じ。マサラの香りがほんのりと香ってきます♪
さあ、いただきましょう〜!
スープを飲み、麺を啜り、具材をいただきます。
具材は、コーン、ニンジン、インゲン、グリーンピースなどなど。
お味は、見た目と香りほど、マサラな感じはしなくて、少し薄めの印象。
チリも入っているとのことですが、それほど辛さもなく、食べやすいです。
ただ、肉や魚が入っていないせいか、旨味がちょっと足りないかな〜というお味でした。
「Veggi Manchow」横から
「Veggi Manchow」上から
こちらは、「Veggi Manchow」
「Veggi」は、もちろんベジタブルの“ベジ”、「Manchow」とは、“Manchow soup”の「マンチョウ」のこと。
「マンチョウスープ(Manchow soup)」とは、インドで人気のインド風中華料理スープのことで、醤油ベースのスープにニンニクや生姜、チリペッパーなどを効かせ、野菜やワケギなどの具材を入れたものであるとのこと。
「マンチョウ」の語源は中国の「満州」であるそうですが、満州料理とはあまり関係がない模様です。
「Veggi Manchow」蓋を開けたところ
「Veggi Manchow」蓋を開けたところ。
さっきの「Mazedaar Masala」と変わらず、折りたたみ式フォークが入っています。
「マンチョウスープ」はスープ料理ですが、注ぎ口のラインは「Mazedaar Masala」と同じで低い位置にありました。
「Veggi Manchow」出来上がり!
さて、お湯を注いで3分待って、出来上がり!
いわゆる“カレー”って感じの香りではないですが、スパイシーな刺激的な香りが漂ってきます。具材で入っている赤唐辛子や青唐辛子がいかにも辛そうな感じ。
さあ、いただきましょう〜!
スープを飲み、麺を啜り、具材をいただきます。
具材は、ニンジン、赤唐辛子、青唐辛子などなど。
お味は、さっきの「Mazedaar Masala」に比べるとかなり辛いです!青唐辛子&赤唐辛子がかなり効いていそうな雰囲気。
醤油ベースのせいか、香りと同じくスパイシーだけど“カレー”というお味ではなく、「Mazedaar Masala」と同じでお肉や魚の旨味がない分、ちょっと平らな印象を感じてしまうお味でした。
インドのカップヌードル「Mazedaar Masala」と「Veggi Manchow」を食べた結論。
スパイス感があって“インドのカップヌードル感”は楽しめる。
けれども、ベジヌードルの「Mazedaar Masala」と「Veggi Manchow」は旨みが足りない。
カップヌードルは、ベジよりも、肉や魚の旨みが出るノンベジの方が美味しい!
ちなみに、インドでは、ベジ用の「Mazedaar Masala」と「Veggi Manchow」だけでなく、ノンベジ用のカップヌードル(「Spiced Chicken(Spicy chunky chicken)」「Tangy Tomato(Soucy Tomato Flavour)」「Ragan Josh(Rich Mutton Curry)」)も販売されているとのことなので、入手できたら食べてみたいと思います。
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