街中に運河が流れる水の都。
「東洋のヴェニス」とも称される町「蘇州」
上海から特急列車で2時間ほど(現在は高速鉄道が走っていて30分で行けるそうです)。
「蘇州」の町に行きました!
今回は、「蘇州」をご紹介します。
水の都、蘇州到着!
四川省成都行きの列車が蘇州の駅に到着します。
ガラーンとした蘇州の駅
列車で「蘇州」に到着すると、駅前に貸し自転車屋さんがありました。
この時は友人と一緒だったのですが、自転車で回ろうということになり、自転車を借ります。
でも、これは大失敗。
途中で雨が降ってきたのです。
蘇州の旧市街の風景
「蘇州」(苏州:Suzhou)は、江蘇省の中心都市。
春秋時代には呉の都として、五代時代には呉越国の都として栄えました。
その後も宋代以降、町は地域の中心として大いに賑わったそうです。
紀元前500年頃からの歴史を持つ「蘇州」。
近代になって栄え始めた上海とは違い、かなり歴史のある町です。
蘇州の街並み
蘇州は上海から特急で2時間で行ける場所にありますが、上海とは話す言葉が違っています。
上海は「上海語」、蘇州は「蘇州語」です。
コミュニケーションは取れるみたいですが、発音がかなり違っているそうです。
虎丘塔(雲岩寺塔)
「蘇州」には、たくさんの歴史ある見所があります。
特に、古建築の並ぶ「拙政園」や、奇石で造形された「留園」などは、世界遺産にも指定されています。
訪問したのですが、写真がないです。。
上の写真は、北宋代の961年に建立された塔「虎丘塔(雲岩寺塔)」
ここからは水郷である蘇州の眺めがよく見えます。
「虎丘塔(雲岩寺塔)」の前にあった果売箱(ゴミ箱)
これは、どこで撮ったのか。布袋様です。
蘇州で食べた中華まん
「蘇州」は、旧市街と新市街に分かれています。
旧市街は、環状の堀に囲まれた区域で、背の低い古い建物が並び、運河が張り巡らされています。
世界遺産の庭園などもここにあります。
新市街は、近代的なビルが並ぶ都会。蘇州の市域人口は、538万人だそうです。
写真は、駅近くの新市街の食堂で食べた中華まん。
美味しかったです!
蘇州旧市街の水郷風景を自転車で巡り周り
道教の寺院「玄妙観」の主殿「三清殿」
写真は、道教の寺院「玄妙観」の主殿「三清殿」
南宋代の 1179 年に再建された道教の寺院で、中国三大木造建築物のひとつだそうです。
蘇州旧市街を囲む城壁の一角にある「盤門」
写真は、蘇州城に唯一残る城門である「盤門」
紀元前514年に創建されたそうですが、現存するのは、元代の1351年に改修されたものであるそうです。
かなりの歴史の古さです!
蘇州旧市街の水郷風景
アーチが見事な「呉門橋」
蘇州旧市街に流れる運河には、たくさんの橋が架かっていますが、その中でも最も立派なのが、この「呉門橋」
北宋時代の1084年に創建されたそうで、現在の橋は1852年の清代に造られたものだとか。
蘇州の運河に架かる石橋の中では、最大のものだそうです。
傾斜のきつい「呉門橋」を登る。
「呉門橋」を下る。
「呉門橋」は、傾斜も蘇州随一。
自転車を押しながら登るのはしんどいです。
しかも、この時、ちょうど雨が降ってきました。
冬の蘇州は結構寒く、雨でさらに体が冷えたこともあって、観光もそこそこに、上海の町に戻りました。
旅行時期:2003年1月
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