2024年8月1日(木)から8月4日(日)まで。上野恩賜公園の噴水前広場で、毎年恒例の「パキスタン日本友好フェスティバル(Pakistan Japan Friendship Festival 2024)」が開催されたので行ってきました★
日本にパキスタン文化を伝えることを目的としたこのフェスティバル。2011年から開催されている歴史のあるイベントです。
今年も、パキスタン料理店の屋台や、パキスタン食材、雑貨店などの出店が並び、ステージでは、カッワーリーをはじめとした音楽やダンスが披露されました♪
2011年から開催されているパキスタンフェス
パキスタン日本友好フェスティバル
こちらが、「パキスタン日本友好フェスティバル」の会場の入り口。パキスタン国旗と日の丸を配した横断幕が掲げられています。
噴水前広場の広大な敷地には、たくさんの仮設テントが並び、猛暑にもかかわらず、日本人、パキスタン人、欧米の方など、多くの人が来場していました!
さっそく、食材や雑貨のブースを物色開始!
パキスタン食材や雑貨がたくさん!
シディークの食材店
パキスタンマンゴーがたくさん!
ロイヤルパキスタンマンゴー
パキスタンスイーツ
こちらは、インド・パキスタン料理店「シディーク」の食材店。
メインで売られていたのは、ロイヤルパキスタンマンゴー♪ 絶対に美味しいの間違いなし!
パキスタンスイーツもショーケースにたくさん!
カラフルな民族衣装
象の飾り物やハンドバッグ
パキスタン衣服がいろいろ
パキスタンの民族衣装やハンドバック、アクセサリー、インテリア商品などのブース。
パキスタンの男性服「サルワール・カミーズ」も売られていました★
パキスタン国家柄のTシャツ
パキスタンのデコトラ的な壁掛け
緑地に三日月と星が描かれたパキスタン国家柄のTシャツがあったり、パキスタンのデコトラ風のアルミの壁掛けがあったり。
ヘナ体験コーナーもあり
ヘナの体験ブースも数店舗あり。
どのお店もかなりのお客さんが入っていて大盛況!
パキスタン写真展。
パキスタンの子供、モスク、トラックの荷台
パキスタンのバス
パキスタンのデコトラ
こちらは、パキスタン写真展のブース。
北部山岳地帯の子供たちや、モスクの礼拝。
デコレーションが激しいことで有名なパキスタンのバスやトラックなどなど。
パキスタンにまた行きたくなってきます♪
クリケット体験コーナー
インドと同じく、パキスタン一番人気のスポーツはクリケット。
クリケットの体験コーナーもありました♪
パキスタン食材がたくさん!
お茶やチャツネなど
パキスタン雑貨
こちらは、トルコのチャイグラス
シーシャ体験コーナー
デコレーションされたキッチンカー
パキスタンの食材や雑貨、トルコの雑貨が売られている出店や、シーシャが体験できるブースもあり♪
ほかにも、パキスタンジュエリーを売るお店や、なぜか、手裏剣体験コーナーなどもありました。
『ナワブ』の出店で「ラムハリーム」や「チキンビリヤニ」「チャプリカバーブ」をいただく♪
さて、物販のテントをひと通り見たところで、さっそく、お目当てのパキスタン料理を食べに飲食屋台へ!
出店している飲食屋台は17店舗ほど。
パキスタン料理のお店がメインですが、かき氷屋さんや、浜焼きのお店もあります。
『シディーク』の出店
「ラムバーベキュー」と「カタカト(KAT A KAT)」
上は、東京都内に多数の店舗を構える『シディーク』の出店。
「ダルチャワル」や「ニハリボンレス」「カタカト(KAT A KAT)」「パニプリ」などのメニューがあり。
『アリババレストラン』の出店
こちらは、『アリババレストラン』
横浜市都筑区仲町台にあるお店。「ニハリ」や「チャプリケバブ」「マトンプラオ」などのパキスタンメニューのほか、「ガパオライス」や「ケバブ丼」「タンドリーチキン」など、パキスタン以外の料理も含めてメニューが豊富!
『アルカラム』の出店
埼玉県八潮市にある『アルカラム』の出店です。
「ニハリ」や「ハリーム」、「ビリヤニ」や「フィッシュフライ」などがあり。
目立たない端っこにテントがあったせいか、お客さんが少なめな感じ。
『ナワブ』の出店
湯島、八丁堀、茅場町、新宿に店舗を構える老舗のパキスタン料理店『ナワブ』の出店です。
テントの規模も大きく、一番賑わっている出店でした★
「チョーメン」と「チキンタカタク」の鉄板
「チャプリカバーブ」
屋台の前面に、鍋や鉄板がズラリと並べられ、ジュージューと美味しそうに焼かれているのがインパクトあり★
「シャミケバブ」と「チャプリカバーブ」
「ハリーム」、「ニハリ」「バターチキン」。「シャミケバブ」「チャプリカバーブ」、どれも美味しそうです♪
今回は、この『ナワブ』のお料理を食べることにしました。
それでもって、注文したのが下記。
- ラムハリーム(1,000円)※ナン or ターメリックライス付き
- パンジャビチョレイ(900円)※ナン or ターメリックライス付き
- チャプリカバーブ(500円)
- シャミケバブ(300円)
- チキンビリヤニ(1,000円)
- アルブハラ(400円)
- ファルーダ(600円)
食べる場所は、広場の中央にある「飲食休憩エリア」。
席に座り、さっそくいただきましょう♪
「ラムハリーム」(1,000円)と「シャミケバブ」(300円)
「ラムハリーム」は、ほろほろに崩れて繊維状になったラム肉とレンズ豆をレンズ豆がペースト状になっていて、栄養が凝縮している感じ。濃厚かつ、青唐辛子が効いていて結構辛いです。針生姜が爽やかなアクセント♪
「シャミケバブ」は、ムガル帝国時代にラクナウで生まれたという、パテの中身が柔らかく仕上げられたケバブ。『ナワブ』のシャミケバブは、鶏ひき肉とすり潰した豆が使われています。
お口の中で溶けるように崩れる食感が美味★
「パンジャビチョレイ」(900円)と「チャプリカバーブ」(500円)
「パンジャビチョレイ」は、ひよこ豆と玉ねぎをスパイスで煮込んだカレー。あまり食べたことのない味付けで、これ、なかなか美味しかったです♪
「チャプリカバーブ」は、ラム肉を使ったハンバーグ。コリアンダーシードなどのスパイスがガッツリ効いていて、スパイシーでとっても美味しい★
「チキンビリヤニ」(1,000円)
「チキンビリヤニ」も安定の美味しさ♪ パラパラのバスマティライスとゴロゴロ入ったホールスパイス。骨付きチキンもたくさん入っていてGood!
「アルブハラ」(400円)
お飲み物は、「アルブハラ」をいただきました!
「アルブハラ」は、プルーンの一種である「アルブハラ」と、タマリンド、砂糖、水、スパイスを使って作られるドリンク。
プラムとタマリンドの酸味が暑い夏にぴったり♪ これ、美味しいです★
「ファルーダ」(600円)
デザートとして、「ファルーダ」もいただきました♪
アイスクリームと、コーンスターチで作った春雨のような麺、ローズシロップ、バジルシードなどが入ったパキスタン定番のデザート。
見た目ほど甘々ではなく、意外とさっぱりと食べられるデザートです。これも美味★
「クルフィ」(500円)
デザートもう一品は、「クルフィ」
エバミルク(無糖の練乳)に砂糖やスパイスなどを入れて煮詰め、超低温で凍らせた、インド・パキスタンのアイスクリーム。
西洋のアイスクリームと違って卵が使われておらず、さっぱりとしたお味で、これまた美味♪
暑いのですぐ溶けてしまうため、急いで賞味!
食後は、メインステージで、パキスタン、ラホールから来たカッワーリーの楽団「カーレー・ハーン楽団(Qawwali by Kalay Khan Bhag Qawwal)」のパフォーマンスが行われる時間だったので、鑑賞しました♪
カッワーリーの楽団「カーレー・ハーン楽団」のパフォーマンスを鑑賞♪
カッワーリーの「カーレー・ハーン楽団」の公演
こちらが、カッワーリーの「カーレー・ハーン楽団」です。
イベントの公式HPによると、
昨年のパフォーマンスが大好評だったカーレー・ハーン楽団、今年は6名体制で来日!
2004年から楽団長を務めるカーレー・ハーン・バーグ氏はラホール在住。5歳から音楽の道に入り、現在は総勢16名の団員を率いている。
※前楽団長で楽団員3人兄弟の父アター・ファリードはヌスラット・ファテ・アリー・ハーン楽団の副唱者として1987年に来日。
とのこと。
伝説的カッワーリー唱者「ヌスラット・ファテ・アリ・ハーン」の系譜を受け継ぐ楽団だそう。楽しみです♪
さっそく、カーレー・ハーン・バーグ氏ら、6名の団員がステージに登場し、楽器のチューニングを行った後、演奏開始♪
楽団の構成は、ハルモニウム(小型のオルガン)を弾くメインのヴォーカルと、同じくハルモニウムを弾くサブのヴォーカル。ヴォーカルは他に2名。そして、タブラ、キーボードの総勢6名。
楽器のみの演奏の後、いよいよ、カーレー・ハーン・バーグ氏の歌唱が始まりました♪
のっけから、聴き惚れてしまうような伸びのある歌声。圧倒的な歌唱力です!
「カッワーリー」とは、イスラム神秘主義(スーフィズム)と深い関係にある宗教歌謡。主にパキスタンとインドを中心に歌われる歌謡です。
主にダルガー(聖者廟)の中で演奏される歌謡で、繰り返されるリズムと神秘的なメッセージの歌によって神と合一することを目的とした音楽であるとのこと。
カッワーリーでは、メロディーやリズムとともに神秘詩が重要な役割を果たしており、歌詞には、ハムド(唯一神アッラーを称える賛歌)、ナート(預言者ムハンマドを称える賛歌)、マンカバト(スーフィー聖者を称える賛歌)があり、この順番で歌われるそうです。
真ん中にいるカーレー・ハーン・バーグ氏の歌唱はもちろんのこと、サブのヴォーカリストの声もそれぞれ味があって素晴らしいです★
特に一番左側の歌い手の声量がすごかった。
ハルモニウムの音色やタブラのリズムも心地いい♪
ドラマチックな曲調から一転して、陽気な感じの曲調へ♪
ステージの前では、投げ銭でしょうか? お札(パキスタンルピー?)をばら撒く人たちがいます。
本物のお金なのかはわかりませんが、かなりの頻度でばら撒かれていました!
公演もいよいよ佳境!
ノリの良い曲が続いたところで、お客さんの何人かが踊り出しました♪
日本人で踊りに加わる人がいたり、投げ銭を子供たちが拾い集めていたりと、なかなかシュールな空間。
「カーレー・ハーン楽団」のカッワーリーの公演、素晴らしいパフォーマンス! 聴き応えがありました★
この約1時間のパフォーマンスを1日2回、期間中4日間も行うのだからすごいです。
夕暮れのパキスタンフェス会場
夕暮れ時のパキスタンフェス会場です。
「カーレー・ハーン楽団」の公演が終了し、そろそろ飲食や物販のブースもお開きの時間。しかしながら、まだまだお客さんがたくさん!
なかなか充実したフェスでした。また、来年も訪問したいです★
「パキスタン日本友好フェスティバル」イベント概要
- イベント名:パキスタン日本友好フェスティバル 2024
- 開催日時:2024年8月1日(木曜日)~8月4日(日曜日)10:00~19:00
- 会場:上野恩賜公園 竹の台広場(噴水前広場)
- 主催:一般社団法人 PJF パキスタンジャパンフレンドシップフェスティバル実行委員会
- 公式HP:https://www.pjftokyo.com/
「パキスタン日本友好フェスティバル」で購入したもの
↓は、「パキスタン日本友好フェスティバル」で購入したもの。
購入したナムキン
パキスタンのナムキン。ちょっと油っこいけど、シンプルな塩味とビビッドな辛さが美味しい♪
購入したラスク
パキスタンのケーキラスク。素朴なお味。ちょっと微妙な味付け。
購入したフンザの「アプリコット・カーネル・オイル」
こちらは、フンザの「アプリコット・カーネル・オイル」
あんずの里フンザの氷河のミネラルたっぷりの水であんずの木に特化した、無添加・非加熱・天然100%の手作りオイルだそう。まだ未使用。
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