埼玉県南東部にある八潮市。この町にはパキスタン人が約150人ほど在住し、パキスタンコミュニティが形作られています。
誰が呼んだのか、その通称は“ヤシオスタン”
在日コミュニティあるところに現地料理レストランあり!ということで、八潮市には9軒ほどのパキスタン料理レストランがあります。
メディアにも度々登場する有名店『カラチの空』と並んで、人気のあるお店が『アルカラム』
今回、その『アルカラム』に行って参りましたのでご紹介します★
“ヤシオスタン”にある、在住パキスタン人に人気のお店
『アルカラム』の外観
こちらが、『アルカラム』の外観です。
お店は、つくばエクスプレスの八潮駅から市役所通りを北に約1.5㎞。徒歩20分ほどの場所。『カラチの空』からは40mほどと、すぐ近くです。
今回は徒歩で行きましたが、八潮駅や草加駅からはバスも走っているとのこと。
店頭に掲げられていた『アルカラム』のメニュー
こちらは、店頭に掲げられていた『アルカラム』のメニュー。
ハリームやニハリ、カラヒなど、パキスタンの定番料理が並びます。
店頭のメニュー内容からして、在住パキスタン人向けであることが窺えるラインナップです。
『アルカラム』の店内
こちらが、『アルカラム』の店内。
店内空間は結構広く、座席数はテーブル席のみで51席。
ひと昔前の洋食屋さんっぽい雰囲気ですが、白をベースにした店内は明るい印象。
オープン直後のせいか、お客さんは自分だけ
オープン時間の11時過ぎに訪問しましたが、ちょっと早過ぎたせいか、お客さんはひとりもおらず。
午後やディナータイムの方がお客さんが多いのかもしれません。
厨房に居たシェフはパキスタン人2人、ホールにはネパール人らしき顔立ちのスタッフが1人いました。
パキスタンのデコトラの写真
デコトラの写真がたくさん飾られています。
店内の壁には、パキスタン名物のデコトラの写真がたくさん飾られていました。
デコトラ好きなのでしょうか? それとも、家族や親族がデコトラ運転手なのかな?
『アルカラム』のメニュー
マトン・カラヒ、マトン・ビリヤニ
ハリーム、パヤ
ダル・ゴーシュト、マトン・アチャーリ
ニハリ、オジリ・マサラ
マトン・ド・ピアザ、チョレヤ・ゴーシュト
マトン・コルマ、シーク・ケバブ
ゴビ・ゴーシュト、シャルガム・ゴーシュト
アル・ゴーシュト、アル・キーマ
グルダ・カレジ
ロティ、ナン
メニューに掲載されていたお店のシェフたち
『アルカラム』のメニューです。
このメニューのほかに、もうひとつグランドメニューがありましたが、こちらのメニューの方が写真が見やすく、載っている料理も多いです(上に載せている写真以外にもチキンやフィッシュ、ベジタブルのカレーなどが写真付きで掲載されています)。
さて、注文ですが、今回は事前に注文するお料理を決めてきました。
「マトン・アチャーリ」です!
上のメニューを見ると、「マトン・アチャーリ」は(火曜・土曜・日曜)と書いてあり、この日はいずれでもなかったのですが、スタッフに聞いてみたところ、注文OKとのこと。それと「ロティ」も頼みました。
ホワイドボードメニュー
ちなみに、こちらは、ホワイドボードのメニュー。
何か特別なメニューがあるのかなと思って見ましたが、テーブルに置かれたメニューと内容にそんなに違いはなかったです。
兎にも角にも注文を済ませ、お料理が運ばれてくるのを待ちます。
アチャールの酸味とカロンジの香ばしさがたまらない「マトン・アチャーリ」
定番のオレンジドレッシングのサラダ
注文後、ほどなくして、サラダが運ばれてきました。
インド・パキスタン料理屋で定番のオレンジドレッシングのサラダです。
このサラダ、久々にいただきました。
ちなみに、このオレンジのドレッシングですが、本場パキスタンやインドには存在せず、日本で生まれたものなのだとか。市販で売られているものではなく、すりおろした人参や玉ねぎをベースにガラムマサラやパプリカパウダーなどが入っている様子。
オレンジドレッシングのサラダをむしゃむしゃ食べていると、しばらくしてメインのお料理が登場!
「マトン・アチャーリ」(1,300円)と「ロティ」(200円)
「マトン・アチャーリ」と「ロティ」です♪
見てください! この「マトン・アチャーリ」のビジュアル!
見た目だけど、絶対に美味しいことがわかります♪
めちゃくちゃ美味しそう♪
オレンジ掛かった絶妙な色合いのグレイビーに、ゴロゴロ入った骨付きのマトン肉。アクセントとなる針生姜と刻みネギ、カロンジ。
もちろん、漂ってくる香りも、鼻腔をくすぐるようなスパイシーで複雑な香り。
めちゃくちゃ美味しそう♪
焼き色がいい感じ♪
「ロティ」は、大きめのが2枚。
もちろん、焼き立て、ほかほか、アツアツです!
焼き色がいい感じ♪
さっそく、いただきましょう〜!
骨付きマトン、ショウガ、カロンジ
『アルカラム』の「マトン・アチャーリ」ですが、食べてみてびっくり!
“アチャーリ”とは、もちろん、パキスタンやインドにおけるピクルスのことですが、どんな「アチャール」が入っているのかはわからないものの、アチャールのビビッドながら深みのある酸味がマトンのグレイビーに染み込んでいて、何とも複雑なお味。
独特の香ばしさと旨味のあるカロンジや、シャープな爽やかさの針生姜も、グレイビー全体にパンチを効かせています。
骨付きマトンも、アチャールの酸味によって臭みは抑えられながらも適度なマトン感あり。
「マトン・アチャーリ」自体、今回初めていただきましたが、これは美味しい!
素朴なお味の「ロティ」との相性も抜群! 美味しくて「マトン・アチャーリ」がどんどん無くなっていき、ロティが少し余り気味になってしまうほどでした。
まさに絶品★
『アルカラム』
パキスタン人が集まる町“ヤシオスタン”にあるパキスタン料理店『アルカラム』
『カラチの空』と並ぶ、日本人向けアレンジをしない、本場パキスタン仕様のお料理をいただくことができるお店。
いただいた「マトン・アチャーリ」は、 アチャールの酸味とマトンの旨味、スパイスの風味がブレンドされた、複雑ながら爽やかさのあるお味。まさに絶品でした★
◉『アルカラム』の地図・アクセス
- 住所:埼玉県八潮市中央1-8-10
- アクセス:つくばエクスプレス八潮駅から徒歩20分
- 営業時間:11:00~23:00
- 定休日:無休
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