アラビア半島の南東、ペルシャ湾岸にある国「オマーン(Oman:عمان)」への旅。
オマーン内陸部の町「ニズワ(Nizwa)」と山岳地帯「ジュベル・アフダル(Jubel Akhdar)」を巡るプライベート1日ツアー。
午前中は、ニズワの町を訪れ、フォートとスークを散策。午後は山岳地帯のジュベル・アフダルに向かい、ランチと峡谷の風景を楽しむ予定です。
ジュベル・アフダルの壮大な峡谷を眺め見る
ニズワからジュベル・アフダルへと向かいます。
午後13時過ぎ、車は「ニズワ」の町を出発しました。
ツアーの始動が1時間遅れたことにより、スケジュールが押しています。
朝食を摂っていないということもあり、お腹がかなり空いてきました。
ダイナミックな岩山風景
山岳地帯に入ってきました!
車は、街を出てしばらく走ったところで、いきなり山道へと入りました。
急傾斜のつづら折りの道が延々と続きます。
そして、40分くらい登った見晴らしの良い地点で、ガイドさんが車を停めました。
ビューポイントです★
ビューポイントに到着!
ビューポイントからは、「ジュベル・アフダル」の属するハジャル山地の壮大な峡谷を眺め見ることができました。
ハジャル山地は、オマーンの北東部を横断する3,000m級の山地。最高峰はシャムス山(太陽の山)で、標高は3,075mです。
ハジャル山地の岩山
日本では決して見られない雄大な眺め
段々畑と岩山にへばり付くように建つ家
ハジャル山地のパノラマ
どこまでも広がる荒涼とした岩山、麓から山の上の方まで作られた段々畑、岩山にへばり付くように建ち並ぶ石造りの建物群。
スケールの大きい、見事な景観です★
音の全く聞こえない壮大な風景をしばし眺めた後、ランチをいただく「サマ・ホテル」へと向かいます。
「サマ・ホテル」で美味しい洋食ランチをいただく!
ランチを頂いた「サマ・ホテル」
ビューポイントから10分ほど走ったところに、「サマ・ホテル」はありました。
なかなか立派なホテルです。
「サマ・ホテル」のレストラン
ホテル内のレストランに入り、ランチタイムです。
午後2時過ぎと、遅い時間のせいか、お客さんは他にひと組のみ。
ランチのメニュー
メニューはコースメニューで、サラダとメイン、ドリンクをチョイスできます。
ここの料金はツアー代金に含まれています。
本日のスープ
卵とコーンの入った優しいお味の飲みやすいスープ。美味しいです♪
レバノンサラダ、ファトゥーシュ
レバノンのサラダ「ファトゥーシュ」
ざく切りの生野菜と、クルトンみたいなカリカリダイスのマッチングがなかなか。
グリークサラダ
ギリシャ風のサラダ。
こちらは、チーズとオリーブが生野菜の味を引き立てる定番のお味。
グリルドチキン
ジューシーでしっかりとした肉厚のチキンが美味い!
ペッパーの効いたソースも、フライドポテトも満足のいくお味でした。
ペンネアラビアータ
イタリア以外でパスタを注文した場合でも、ハズレが少ないのがペンネアラビアータ。
トマトとチリがペンネに絡んだ、安定した美味しさです。
食後のコーヒー
食後はブラックコーヒーを飲んですっきり!
オマーンに来たのにもろ洋食ですが、大満足のランチでした♪
「サマ・ホテル」の中庭
ランチを済ませた後、ホテルの中庭を散歩します。
ジュベル・アフダルには、いくつかのリゾートホテルがあり、「サマ・ホテル」もそのうちのひとつ。
中庭にはコテージタイプの部屋が並び、部屋から大峡谷の壮大な眺めを堪能することができます。
中庭には、プールもありました!
向こうにダイアナ妃が宿泊したというホテルが見えます。
「サマ・ホテル」の中庭から見た風景です。
向こうの山の上に見えるのは、ダイアナ妃が宿泊したというホテルだとのこと。
ホテルへはヘリコプターで訪れたそうです。
さらなる絶景!ハジャル山地とニズワの2つのビューポイント
食後、別のビューポイントに訪問
「サマ・ホテル」を出て、次に向かったのは、最初に訪れたビューポイントより、さらに高いところにある別のビューポイント。
最初のと似たような風景ですが、このダイナミックな風景、いつまで見ていても飽きません★
さて、そろそろ風景の鑑賞もこの辺で切り上げて、マスカットへと戻ります。
マスカットへの道すがら、ガイドさんが「サービス」と言って、連れて行ってくれたのが、↓のビューポイント。
ガイドさんが連れて行ってくれたナツメヤシの茂るビューポイント
ニズワの町の近くにある鉄塔が建てられている高台で、高台の上からは、どこまでも広がるナツメヤシの森と、その中に埋もれた古い建物の廃墟。そして、その奥に広がる茶色の岩山風景が見渡せました。
素晴らしい絶景です★
一面に広がるナツメヤシの森
スケールの大きな風景です。
デーツが沢山採れそう
岩山の麓には土色の住居跡が
ああ、絶景かな
連れて行ってくれたガイドさんに感謝ですが、帰国後、よくよくツアーのスケジュールを確認してみると、ツアー行程に書かれている「Birkat Al Maus立ち寄り」(山麓の丘陵地帯にある可愛らしい村。森林の中ウォーキングをお楽しみいただけます)という行程をやっていない!
1時間遅れたから、「Birkat Al Mauz」には行けず、代わりにこのビューポイントに訪れたようです。
ここはここで良かったですけれども。
あの鉄塔の麓に登り、風景を見ました。
あの鉄塔のある高台の上から、先ほどの絶景が見えました!
一路、マスカットへと戻ります。
一路、マスカットへと戻ります。
さてさて、再び車に乗り込み、マスカットを目指します。
帰りの道中、ガイドさんはオマーンについて色々なことを話してくれました。
オマーンは、税金がなく、教育費も医療費もタダであること。
南アジアからの出稼ぎ労働者がかなりの数訪れていて、首都マスカットだけでなく、地方都市でも働いているということ。
イスラム教を信仰しているが、自身は礼拝は1日5回は行わず、1回にまとめてしているということ。
雄大な岩山風景
黄色い岩や土が広がる地帯
そんな話を聞きながらハイウェイを走っていくと、いつしか車はマスカット市内に到着。
降車は、ホテルではなく、マスカット最大のショッピングモールである「マスカット・グランド・モール」にしてもらいました。
ニズワツアーのドライバー兼ガイドさん
こちらが、ニズワツアーのドライバー兼ガイドさんです。
ホテルを間違えて1時間遅刻したけど、親切で頼れるガイドさんでした。
マスカット最大のショッピングセンター「マスカット・グランド・モール」
「マスカット・グランド・モール」
こちらが、マスカット最大のショッピングモールである「マスカット・グランド・モール(Muscat Grand Mall)」です。
「マスカット・グランド・モール」は、150以上のショップ、フードコートやレストラン、映画館、子供向けのエンターテインメント施設、スーパーマーケットなどが入った巨大ショッピングモール。
お金持ちのオマーン人たちが買い物を楽しむ、ピカピカのショッピングモールです。
「マスカット・グランド・モール」のショップ
オマーン帽のお店
アラブ女性たちが着る長衣
日本の100円ショップ「ダイソー」がありました!
モール内は、日本をはじめ、世界中どこにでもあるショッピングモールの雰囲気ですが、オマーン男性が被っている帽子のお店があったり、オマーン女性が着る長衣のお店があったり。
ショップは、欧米やアラブ系のブランドショップが多かったですが、日本の100円ショップ「ダイソー」も入っていました!
スーパーマーケット「カルフール」
こちらは、世界中にある巨大スーパーマーケット「カルフール」
マスカットの店舗も例に漏れず、かなり広大な売り場空間で、日常生活に必要なあらゆるものが売られていました。
「カルフール」のスパイス売場
オレンジ、ライチがたくさん!
カフェでひと休み
冷たいアイスカフェラテで生き返る
モール内をうろつき回り、カルフールでお土産を物色した後、カフェでひと休み。
「マスカット・グランド・モール」の詳細はこちら↓
そろそろお腹も空いてきたので、夕食を食べに行くことにします。
お店は事前にリサーチして決めていました。
ルイ地区にある南インド・ケララ料理店『アナサプリ・レストラン』です。
ライトアップされたマスカットのモスク
ルイにあるレストランまで路線バスで行こうと思い、モール近くのバス停を探したのですが、かなり歩き回ったものの見つけられず・・・。
結局、タクシーに乗って行くことになりました(5オマーン・リヤル:1,444円)
南インド・ケララ料理店『アナサプリ・レストラン(Anathapuri Restaurant)』
南インド・ケララ料理店『アナサプリ・レストラン』
『アナサプリ・レストラン』の店内
こちらが、ルイ地区にある南インド・ケララ料理店『アナサプリ・レストラン』です。
入口の象、壁に飾られたカタカリの頭飾り、トリチュールの象祭りの象の頭飾り。
ケララっぽい店内空間が素敵です。
お客さんはかなり入っていて、そのほぼ全員がインド系のお客さん。
マラバール,チキン・フライとチキン65
注文したお料理は、南インド料理定番の揚げ鶏のスパイス和え料理「チキン65」と、ケララ料理らしい、ココナッツをたっぷり使ったマイルドなカレー「マラバール・チキン・フライ(Malabar Chiken Fly)」
主食は、南インド料理でポピュラーなパン「パロータ(Parotta)」とライス。ドリンクは「マンゴー・ラッシー(Mango Lassi)」をチョイス。
いずれも、満足のいくお味でした★
『アナサプリ・レストラン』についての詳細はこちら↓
ニズワツアーMAP
オマーンの首都マスカット滞在2日目も終了。
翌日は、お隣のアラブ首長国連邦にある世界的都市「ドバイ」へワンデイトリップする予定です★
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