インド北西部、ラジャスターン州にある広大な砂漠、タール砂漠の入り口にある町「ジョードプル」の特徴は、街並みが青い色をしていること!
別名”ブルーシティー”とも呼ばれています。
「ジョードプル」は、ラーオ・ジョーダという王が1459年に造った町。「ジョードプル」とはジョーダの町の意味です。
今回は、ジョードプルについてご紹介します。
「ジョードプル」は、街がブルー色
青い町、ジョードプル
インド北西部、ラジャスターン州にある広大な砂漠、タール砂漠の入り口にある町「ジョードプル」(Jodhpur:जोधपुर)。
「ジョードプル」の特徴は、街並みが青い色をしていること!別名”ブルーシティー”とも呼ばれています。
「ジョードプル」は13世紀から20世紀半ばまで続いたヒンドゥー王朝「マールワール国」の首都だった町です。
この町を造ったのは、ラーオ・ジョーダという王。彼は1459年、この地に町を開きました。
「ジョードプル」とはジョーダの町の意味です。
ジョードプルは古くから交通の要衝として栄え、現在でもラジャスタン州では、州都「ジャイプール」に次ぐ人口と経済規模を持った町として知られています。
遠目から見て涼やかな青い街並み
ジョードプルの青壁の家
青い壁をした家がたくさんあります。
どうして青いのかは、かつて貴族が青壁の家に住んでいてそれを真似したためだとか、蚊避けのためだとか、色々な説があるようです。
メヘラーンガル・フォートから見たジャイプルの町
遠くに見えるのは「ウマイド・バワン宮殿」
「ジョードプル」の城塞「メヘラーンガル・フォート」の上から眺めた街並み。
遠くに見える建物、あれは「ウマイド・バワン宮殿」といいます。 かつて、このメヘラーンガルフォートに住んでいたマハラジャは20世紀半ばにあの宮殿に移ったのだそうです。
とっても豪華な建物だそうで、現在でもマハラジャの末裔が居住しています。「ウマイド・バワン宮殿」は高級ホテルとして一般の人も宿泊できるそうです。
巨大な城砦「メヘラーンガル・フォート」
メヘラーンガル・フォート
町のどこからでも見える巨大な城砦「メヘラーンガル・フォート」
マハ-ラシュトラ州にある「ダウラターバード・フォート」、アンドラプラデシュ州にあるハイダラーバードの「ゴルコンダフォート」と並び、インド三大城郭とも言われています。
メヘラーンガル・フォートの外観
メヘラーンガル・フォート
メヘラーンガル・フォート
「メヘラーンガル・フォート」は、15世紀半ばに建設が開始された城塞です。
城は、麓から120mもの高さがあって、間近で見るとかなりの迫力!
「メヘラーンガル・フォート」は、かなり堅固な城塞で、歴史上、一度も陥落することがありませんでした。
フォート内部への坂道
フォートの内部への入り口
坂道を登りきると、城の内部が見えてきました。
あの5色の旗はマールワール王国の国旗
メヘラーンガル城内部の居室
メヘラーンガル城内部
城壁には砲台がたくさん
城の中には音楽師たちがいました。お父さんが弦楽器を奏で、息子がタンバリンを叩き、娘が踊ります。
ヨーロッパに多く住んでいるロマ(ジプシー)は、彼らラジャスターンの音楽師たちの末裔であるという説もあるそうです。
ジョードプルのヘナ描きのおばさんと息子
ジョードプルでは、「ヘナ」をしてもらいました。
メヘランガール城からの帰り道、おじさんに「ヘナをしないか?」と呼び止められたのです。
お試しでいいからという話だったので、お願いしてみることにしました。
描いてもらったヘナの写真は撮っていないです。
「ヘナ」は、インドの女性が手や足に描くボディペイント的な模様のこと。入れ墨みたいに見えますが、染料を塗って描くだけなので、一週間くらいで消えてしまいます。
インドでは、結婚式やお祭りなどの特別なイベントの時に「ヘナ」を描くことが多いそうです。
「ヘナ」の染料には「ヘンナ」という植物を使います。花やペイズリーなど植物をモチーフにした模様がよく描かれます。
旅行時期:2003年10月
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