タイ・チェンマイの旅3日目。
チェンマイの代官山とも言われる「ニマンヘミン」でランチ(「トーン」と「カオソイニマン」の2軒行きました。)をいただき、ワーウィーコーヒーでお茶した後、午後はチェンマイ近郊のエリアへと足を延ばします。
ニマンヘミンでソンテウをチャーターして、モン族の村「バーン・ドーイ・プイ」と、山の上にあるチェンマイ最大の見どころ「ドイステープ寺院」を訪れます★
●ニマンヘミンからソンテウをチャーター
ニマンヘミンでソンテウをチャーター
チェンマイ郊外の見どころを巡るには、お値段はちょっと張りますが、ソンテウをチャーターするのが一番効率的。
ニマンヘミンの大通りで、通りかかるソンテウに声を掛けます。
こちらの希望は、「ドイステープ寺院」とモン族の村「バーン・ドーイ・プイ」、カレン族(首長族)の村「バーン・トーン・ルアン」の3カ所を訪れること。
数台のソンテウにプランを持ちかけたところ、そのうちの1台が、700バーツで行ってくれるというのでお願いすることにしました。
チャーターしたソンテウドライバーは、助手席に女の子を乗せたお父さんドライバー。
交渉がまとまると、さっそく出発!
お父さんの話では、最初にモン族の村「バーン・ドーイ・プイ」を訪れて、次に「ドイステープ寺院」、最後にカレン族の村「バーン・トーン・ルアン」に行く行程にするとのこと。
すでに時刻は午後14時を回っており、スケジュール的にタイトですが、頑張ってみると言ってくれました!
❶バーン・ドーイ・プイ(モン族の村)
モン族の村「バーン・ドーイ・プイ」の様子
タイ北部に住む山岳民族のひとつ、モン族の村「バーン・ドーイ・プイ」(Baab Doi Pui)は、モン族の村を見学でき、彼らが作る織物や雑貨などを購入できる場所として知られています。
かなり観光地化された村ですが、チェンマイからアクセスしやすいため、ツアーにもよく組み込まれているスポットのひとつです。
「バーン・ドーイ・プイ」は、チェンマイから西に約16㎞進んだ「ドイステープ寺院」の麓から、さらに西に十数㎞ほど進んだ山奥にあります。
ニマンヘミンからは約1時間ほどかかりました。
ソンテウを降り、村の中を歩き始めます。
お父さんドライバーからは、時間があまりないので早めに戻ってくるようにと釘を刺されたので、ちょっと急ぎ足での見物(汗)
民族衣装や雑貨を売るお店がたくさん!
村の入り口から続くメインストリートには、モン族の民族衣装や雑貨を売るお店がずらりと並んでいます。
すべて、観光客向けのお店ですが、訪れた時間のせいなのか、観光客の姿はそれほど多くはありませんでした。
カラフルな布が並びます
布や雑貨はすべてモン族の手作り
ちなみに、「モン族」(Hmong)とは、中国の雲貴高原、ベトナム、ラオス、タイの山岳地帯に住む総人口400〜500万人ほどの民族のこと。タイには約15万人ほどが住んでいるそうです。
ちなみに、“モン”とは、モン語で「自由」という意味があるのだとのこと。
アニミズム・シャーマニズムを信仰し、生業は農業。色とりどりの刺繍が施された民族衣装が有名です。
刺繍が施されたサンダル
魅力的な布や衣装の数々
モン族の刺繍には、それぞれ意味が込められていて、モン族の歴史や伝統、生活習慣などが刺繍のモチーフとして表されているのだそう。
刺繍はクロスステッチが多用され、ろうけつ染めをするのも特徴的です。
ちなみに、モン族には文字がありません。
話によると、中央政府の迫害を逃れるため、自分たちがモン族であると知られないように文字を捨てたのだとか。そして、文字の代わりに自分たちの伝統や文化を伝えるものとして、刺繍が用いられているのだそうです。
細かな刺繍が見事
渋めの色合いの布
クッションカバーもカラフル
ストールもいろいろな柄があります。
店頭で刺繍をするおばあちゃん
たくさん並んだお店の店頭では、民族衣装を着たおばあちゃんやおばさんが刺繍をしていたり、のんびりと佇んでいたり、時折日本語で声を掛けてきたりしました。
売り込みはあまり激しくはないです。
話によると、この「バーン・ドーイ・プイ」のお店の営業は夕方までで、夜はチェンマイのナイトバザールに商品を売りに出掛けるのだとか。
商品のお値段は、チェンマイのナイトバザールよりも、バーン・ドーイ・プイの方が安く販売してもらえるとのこと。
女の子用のモン族民族衣装がずらり!
観光客の姿もちらほら
モン族のお姉さん、綺麗な柄の布を見せてくれました♪
購入したクッションカバー(200バーツ×2=400バーツ)
クッションを中に入れたところ
さて、時間が限られ、魅力的なモン族刺繍に目移りしてしまう中、急いでお土産を物色し、気になったものを購入しました。
購入したのは、上の写真のクッションカバー(200バーツ×2=400バーツ)。
綺麗な刺繍の織物に目が行きがちでしたが、実用的なこちらをチョイスすることに。
いくつかのお店で柄と値段を物色し、交渉して少しだけ安くしてもらいました。
「バーン・ドーイ・プイ」の村の様子
こちらは、土産物屋の並びの奥から見えた村の民家の様子。
モン族の人々の家の様子や暮らしぶりを見てみたい気もしましたが、勝手に立ち入ってよいものかわからず、時間もなかったので引き返すことに。
お買い物も済ませたのでそろそろ出発です。
入り口に戻ってくると、ソンテウのお父さんドライバーが待っていました。
車に乗り込むと、さっそく出発!
お父さんによると、かなり時間が押しているようです(汗)
❷ドイステープ寺院
「ドイステープ寺院」最大の見どころ、黄金に輝く仏塔
「バーン・ドーイ・プイ」から山道を30分ほど戻ったところに、「ドイステープ寺院」の入り口があります。
「ドイ・ステープ寺院(ワット・プラタートドーイステープ:Wat Phrathat Doi Suthep:วัดพระธาตุดอยสุเทพ)」は、標高1,080mのステープ山の山頂にある寺院。
チェンマイで最も有名な観光名所のひとつです。
麓から山頂の寺院へは、階段を歩いて登ることもできますが、時間と体力の節約のためにケーブルカーを利用。
山頂に登り、靴を脱いで境内の中へと入ります。
境内の中に入ってまず、目に飛び込んでくるのが、黄金に輝く仏塔(チェーディー)です。
仏塔の高さは22m。内部には仏舎利(釈迦の遺骨)が納められていて、人々の信仰を集めています。
「ウィアンティアン」をする人々の姿が見えます。
黄金仏塔の周りでは、たくさんのタイの方が熱心に参拝していました。
タイでは、お寺にお参りする際に、お供えのお花、ろうそく、線香などを手に持ってお経を唱えながら仏塔の周囲を3回周るのが習わしです。
これは、タイ語で「ウィアンティアン」(WienTien:เวียนเทียน)と呼ばれるそうです。
エメラルド仏(翡翠製)もあります。
お坊さんにお経をあげていただいている家族連れ
仏塔の周囲を歩きながら、ご安置されている仏像や、お祈りしている人々の姿を眺めます。
仏教への信仰心が強いタイ、老いも若きも皆、熱心にお祈りを捧げていました。
ドイステープ寺院から見たチェンマイのパノラマ
そして、ドイステープ寺院のもうひとつの見どころ。
標高1,080mの山の上から眺めるチェンマイの町のパノラマです★
山に囲まれたチェンマイ盆地、雑然としたチェンマイの街並みと、手前にはチェンマイの空港が見えます。
二匹のナーガ(蛇神)のいる階段を下る
行きはケーブルカーでしたが、帰りは階段を使います。
この階段は306段(建設当時の段数)あり、登るのはかなりキツそうですが、皆さん、汗水垂らしながら登ってきておりました。
降りるのは楽チン!
ナーガとモン族の少女たち
ナーガの階段を降りると、麓のところに可愛らしいモン族の少女たちがおりました。
カラフルな民族衣装が素敵です★
さて、階段を降り、麓の入り口に辿り着きました。
すでに時刻は17時近く。
ここで、ソンテウのお父さんドライバーからご提言が!
話によると、最後の目的地であるカレン族(首長族)の村「バーン・トーン・ルアン」は、ここからかなり遠く、今から向かったとしても入れるかどうかギリギリの状況であるとのこと。
ギリギリの状況でも「バーン・トーン・ルアン」に行くことにチャレンジしてもいいが、間に合わない場合はとんぼ返りする羽目になる。どうする?
と訊いてきました。
たぶん、間に合わないのが確実なので、今回は「バーン・トーン・ルアン」に行くことは諦めることにしました。
そして、チャーター料金ですが、ソンテウのお父さんドライバーの話によると、700バーツは「バーン・トーン・ルアン」に行くことを計算に入れていない料金だったようで、ディスカウントは勘弁して欲しいとのこと。
確かに格安な気がしたし、ガイドブックやネットの情報でもそのくらいが相場な気がしたので、700バーツでOKすることにしました。
チャーターした助手席に女の子を乗せたお父さんドライバー
夕方18時近く、チェンマイ市街にあるホテル「ケイト アンド ハス ブティック チェンマイ」に戻ってきました。
上の写真が、モン族の村「バーン・ドーイ・プイ」と「ドイステープ寺院」訪問でチャーターしたソンテウのお父さんドライバーとその娘です。
カレン族(首長族)の村「バーン・トーン・ルアン」には今回は行けませんでしたが、次回の楽しみにとっておくことにします。
ドイステープ寺院の記事はこちら↓
❸『デック1』
『デック1』
タイ・チェンマイ旧市街の東側に位置するピン川沿いには、おしゃれなレストランやカフェがたくさんあります。
チェンマイ最終日のディナーに伺ったのは、リバーサイドに建つ『DECK1』です。
とても素敵で高級感のある雰囲気のレストランで、フュージョンタイ料理をいただきました。
川を眺めながら食事をすることができます。
テラス席は、大きなテーブルに2人掛けのソファが置かれてて、川を眺めながら食事をすることができます。
ランプが灯され、いい感じ。
このテラス席からは、夕日を見ることができるそうなので、ちょっと早めの夕暮れ時に訪れるのがベストですね。
『Summer Roll サマーロール』(250バーツ)
『Chicken Coconut Soup with Erinji Mushroom(トムカーガイ)』(220バーツ)
『Grilled Salmon Steak with White Wine Sauce』(450バーツ)
『Soft Crubs with Garlic』(380バーツ)
『デック1』のお料理
注文したお料理は、
- 『Summer Roll サマーロール』(250バーツ)生春巻き
- 『Chicken Coconut Soup with Erinji Mushroom(トムカーガイ)』(220バーツ)エリンギ、マッシュルームが入ったトムカーガイ(鶏肉入り、スパイスと酸味の効いたココナッツミルクのスープ)
- 『Grilled Salmon Steak with White Wine Sauce』(450バーツ)ホワイトワインソースのサーモンステーキ
- 『Soft Crubs with Garlic』(380バーツ)ニンニクのガーリック揚げ
さすが、高級店!どのお料理もなかなかの美味しさ★
特にトムカーガイが美味しかったです♪
『デック1』の記事はこちら→フュージョンタイ料理のお店『DECK1』★ピン川を眺めながらテラス席でディナー@タイ・チェンマイ
ナラワット橋を渡って旧市街方面へ
『デック1』でリッチなディナーをいただいた後、歩いて旧市街方面へと向かいます。
ちょっと食後にコーヒーでも飲みたいよねってことで、適当なカフェを探しつつのぶらぶら歩きです。
写真はピン川に架かるナラワット橋です。
夜のピン川の風景
ナラワット橋からは、夜のピン川沿いの街の風景が見渡せました。
写真に見える川沿いの灯りが密集している辺り、あそこがディナーをいただいた『デック1』です。
❹『ザ・コーヒークラブ(THE COFFEE CLUB)』
ターペー門前の『ザ・コーヒークラブ(THE COFFEE CLUB)』
ナラワット橋を渡り、ナイトバザールの開かれる「チャン・クラン通り」を南へ、右折して「ロイ・クロ通り」を西へ。お堀の手前で右折してターペー門へ。
途中、手頃なカフェがないか物色しつつのぶらぶら歩きだったのですが、2㎞近く歩いたものの、適当なカフェが見当たらず、結局カフェやレストランが並ぶターペー門前まで歩いてきてしまい、門の前にある『ザ・コーヒークラブ(THE COFFEE CLUB)』に入ることとなりました。
『ザ・コーヒークラブ(THE COFFEE CLUB)』は、行きのバンコクの空港で乗り継ぎ時間に利用していたお店。タイ全土でチェーン展開しているコーヒーショップです。
コーヒー(100バーツ)
広々とした店内で、ターペー門前の雑踏を眺めつつ、コーヒーをいただきます。
今日も、朝から1日歩き詰めで結構疲れました(汗)
すでに時刻は、夜の23時過ぎ。
コーヒーをいただいた後、早めにホテルに戻ることにします。
ホテルに戻ってきました。
宿泊していたホテル「ケイト アンド ハス ブティック チェンマイ」のロビーの様子です。
翌日は、飛行機でバンコクに向かう予定。フライトの出発時刻は8:20分です。
フロントでチェックアウト手続きを済ませた後、早めに就寝ですzzz
タイ・チェンマイ⑧マップ
続きの記事・関連記事
続きの記事
関連記事
https://search-ethnic.com/travel/chiangmai8
コメント