モダンで開放的な、ブダペストの中央市場
ブダペスト中央市場の外観
ハンガリーの首都、ブダペスト随一の繁華街ヴァーツィ通り。
歩行者天国になっているこの通りを歩いていくと、巨大な建物にぶつかります。
ブダペスト中央市場です。
モザイクの屋根とレンガ造りの外壁により造られた建物は駅舎のように立派です。
ブダペスト中央市場の内部
内部はとても開放的
鉄骨の骨組みが剥き出しになった内部は吹き抜けになっており、とても開放的な印象を与えています。
お店は整然と区画されています。
街灯まで付いていて、まるで街並のよう。
建物は1階・地下1階が野菜や肉などの生鮮食料品売り場、2階がお土産物と軽食堂となっています。
ズラリと並べられたお酒
にんにくと唐辛子がたくさん!
市場には様々なものが売られていました。
野菜や果物、ソーセージやサラミ、酒やチーズ、香辛料や各種の缶詰。
上の写真は酒屋さん、下の写真は八百屋さんでしょうか。
ものすごい数のにんにくとトウガラシがぶら下げられています。
種類豊富なソーセージやサラミ
ポーズをとるお兄ちゃん
肉屋さんです。
ハムやソーセージ、サラミの種類が驚くほど豊富です。
数千年も肉食中心の食生活を行ってきたヨーロッパ。
種類の豊富さは日本とは比較になりません。
カメラを向けると、肉屋のお兄さんがポーズを取ってくれました♪
2階へ上がると土産物屋がたくさんあり、そして、いくつもの軽食スタンドが並んでいます。
屋台のような小さな店舗はアジアの風情を思い出させます。
スタンドには様々な料理がありました。市場の食材を使ったと思われるそれらの料理はどれも美味そうです。
私はそのうちの一軒に入り、トマト風味のマカロニ料理とぶっといソーセージ、そして、生ビールを注文しました。1,000Ft(フォリント)525円です。
ハンガリー名物「トカイワイン」を試飲
世界三大貴腐ワインの1つといわれる「トカイ・アスー」
満足して食べ終え、ほろ酔い気分で市場をうろついているとハンガリー名物、「トカイワイン」を飲ませてくれる店を見つけました。
世界三大貴腐ワインの1つといわれる「トカイ・アスー」。
私は既に酔いが廻っているのにもかかわらず早速飲んでみることにしました。
このワインは白ワインとは思えないほどの黄金色が特徴です。
貴腐ワインとはカビにより変質したブドウを使って造ったワインのこと。カビによって干しブドウのようにしぼんだ果実は、糖分と果汁の成分を凝縮し、フランス王ルイ14世に「ワインの王様にして王様のワイン」と言わしめたような香りと深みを作り出すのです。
売られていたワインは甘口から辛口までいくつかの種類がありました。
私は甘いのと辛いの2種類を試してみることにしました。
グラスを口に近づけると芳しい香りがします。
口に含んでみます。
美味しい!飲みやすい!
何ともいえない繊細な味がします。
「これはおいしい、買って帰りたい」と思えるような代物でした。
ブダペストの夜景
ブダペスト中央市場MAP
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