プリンスフードコーナー【東十条】”リトルダッカ”にあるバングラデシュ料理店

プリンスフードコーナー【東十条】”リトルダッカ”にあるバングラデシュ料理店

東十条、プリンスフードコーナー バングラデシュ料理
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東京都北区東十条。この街は、都内で最も多くのバングラデシュ人が暮らす町。”リトルダッカ”とも呼ばれ、メディアでも度々紹介されています。

今回訪れたのは、そんな在住バングラ人御用達の食堂のひとつ『プリンスフードコーナー』

お店は、JR京浜東北線東十条駅北口から徒歩1分。線路裏手の商店の並びにあります。

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都内で最も多くのバングラデシュ人が住む街、東十条

東十条、プリンスフードコーナー『プリンスフードコーナー』のある通り

 

こちらは、『プリンスフードコーナー』のあるストリート。

手前にハラルフードのお店があるのが見えます。

駅から歩いて来るまでに、バングラデシュ人らしき人と何人かすれ違うし、この東十条、確かにバングラデシュ人比率は他の街よりも高そうな雰囲気です。

東十条、プリンスフードコーナーハラル食材屋も沢山あります。

 

界隈を歩き回ってみると、駅前通りにはもう1店舗バングラデシュ料理のお店があり、ハラル食材店も数店ありました。

下町の風情がある街中に、異質なはずのバングラデシュがスッと溶け込んでいる感じ。

東十条、プリンスフードコーナーマディナマスジド東京

東十条、プリンスフードコーナー都内のバングラ人ムスリムが集う場所

 

近くには、イスラム教の礼拝所「マディナマスジド東京」もありました。

話によると、東十条にバングラデシュ人が集まるようになったのは、30年ほど前に、東十条の駅前にハラル食材店が出来たことがきっかけなのだそう。

その後、徐々にバングラデシュ料理のお店やハラル食材店が増えていき、2020年頃にはモスクも完成。現在では1,000人を超えるバングラデシュ人が暮らし、10店舗以上のハラル食材店やバングラデシュ人経営のレストランが営業するまでになったのだとか。

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在住バングラ人が集う”リアルバングラデシュ”なお店

東十条、プリンスフードコーナー『プリンスフードコーナー』の外観

 

こちらが、今回訪問したバングラデシュ料理のお店『プリンスフードコーナー』

簡素な建物ですが、ピンク色の壁、黄色と水色の看板がとってもポップな感じ♪

看板には「バングラデシュ料理」の文字や案内は皆無で、店頭のメニューにもバングラデシュのお料理の紹介はありませんが、ここは在住バングラデシュ人御用達のお店。

東十条、プリンスフードコーナー『プリンスフードコーナー』の店内

東十条、プリンスフードコーナー清涼飲料水がたくさん!

 

こちらが、『プリンスフードコーナー』の店内。

店内はとても狭く、座席は4人用テーブルが1卓と2人用テーブルが1卓。合計6席。

雑然とした雰囲気で、食堂というよりも、どこかの事務所の休憩室みたいな感じ。

スタッフは、厨房で調理をしているバングラデシュ人のお兄さん1人。お客さんは、地元のバングラデシュの若者が1人。

厨房の道路側には、テイクアウト用のスナックが並べられていて、それを買いに来ているお客さんも2人くらいいました。

およそ、物好きでなければ、日本人が来店しそうもない風情。リアルバングラな空間がここにはありました!

しかしながら、日本人のお客さんもたまには訪れるようで、特にびっくりされることは無いものの、そこはかとないアウェイ感はあり。

さて、席に座り、メニューを見てお料理を選びましょうか〜♪

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『プリンスフードコーナー』のメニュー

東十条、プリンスフードコーナー『プリンスフードコーナー』のメニュー

 

こちらが、『プリンスフードコーナー』のメニューです。

メニューを見ると、バングラデシュのお料理とスタンダードなインド料理が混在している感じ。

川の国バングラデシュは、マスタードオイルを使った淡水魚のお料理がよく食べられていますが、『プリンスフードコーナー』のメニューには魚料理は無く、お肉中心です。

もちろん、イスラムの国なので100%ハラル食材。ポークはありません。

東十条、プリンスフードコーナーハンバーガーやピザ、牛タン丼まである

 

壁には、サラダやスナック系などのメニューを掲載。メニューにはハンバーガーやピザ、スパゲッティ。さらに、牛タン丼やタイスープまでありました!

ハラル食材しか食べられない在日バングラ人にとって、このラインナップはきっと貴重な筈です★

バングラらしいものをと物色しつつ、メニューの中で気になったお料理は、「ビーフタヘリ」「ローストプラオ」「マトンビリヤニ」「コルマ入りビーフカロブナ」「ネハリ」「ハリム」などなど。

でっかいチキンがどかっと載った「ローストプラオ」にも惹かれましたが、今回は「コルマ入りビーフカロブナ」を選ぶことに。

 

お飲み物としてコーラを注文。飲みながら待っていると、ほどなくしてお料理が到着しました!

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バラエティに富んだプレート「コルマ入りビーフカロブナ」

東十条、プリンスフードコーナー「コルマ入りビーフカロブナ」1,250円

 

こちらが、注文した「コルマ入りビーフカロブナ」

「ビーフカロブナ」は、牛肉を水気がなくなるまで煮詰めたお料理。バングラデシュ東部にある第二の都市チッタゴンの名物料理であるとのこと。

そして、プレートには、ヨーグルトやナッツなどを使ったマイルドなカレー「コルマ」と、スパイスの入ったパラパラの炊き込みご飯「プラオ」、ゆで卵、サラダが載っています。

盛り沢山なワンプレート、さっそくいただきましょう〜♪

東十条、プリンスフードコーナープラウ、ゆで卵、コルマ

東十条、プリンスフードコーナービーフカロブナ、サラダ

 

「コルマ入りビーフカロブナ」のお味、見た目通り、抜群に美味しかったです♪

水分を飛ばして煮詰めた「ビーフカロブナ」は、お肉の旨味が凝縮された感じ。スパイシーだけど辛さはそれほどなく、甘味と塩気が強く、インドネシアのルンダンにちょっと似た印象。

マイルドな「コルマ」と、ゆで卵、シンプルなサラダ、ホールのカルダモンが入ったパラパラな「プラオ」も、それぞれ美味で、ビーフカロブナと合わせて、混ぜていただくと、たまらない旨さ★

結構ボリュームありましたが、ガツガツと食べ進め、あっという間に完食しました!

東十条、プリンスフードコーナーテイクアウト用のスナック

 

食後、店頭のカウンターにて、テイクアウト販売しているスナックを物色。

厨房のお兄さんに聞いたところ、奥にあるのはベジタブルロール、手前にあるのはサモサやフライドチキン、ドーナツなど。

お兄さん、ドーナツを容器からひとつ取り出し、食べさせてくれました。

シンプルな味で美味しい♪

ドーナツをいただきながら、お兄さんに「バングラデシュに行ったことがある」と話すと、それを聞いたお客のバングラ人の若者がこちらに近づいてきて、色々と自分語りしてくれました。

バングラデシュ南東部にあるクミッラの出身で、留学生として来日。将来は日本で車の仕事に就きたい、などなど。日本語がかなり堪能な彼でした。

東十条、プリンスフードコーナー店頭では野菜や果物も販売していました。

 

東京の”リトルダッカ”東十条にある、バングラデシュ料理を提供するお店『プリンスフードコーナー』

バングラデシュの雰囲気満点の店内でいただく、本場さながらのバングラデシュ料理は、現地の風情を彷彿とさせるお味。

パンチの効いた「コルマ入りビーフカロブナ」は、お肉の旨味が凝縮された深みのあるお味。バングラデシュを感じさせる絶品の一皿です★

「ビーフタヘリ」「ローストプラオ」など、ほかのお料理もぜひいただいてみたいところ。

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◉『プリンスフードコーナー』の地図・アクセス

  • 住所:東京都北区東十条3-17-2
  • アクセス:JR京浜東北線東十条駅徒歩1分
  • 営業時間:11:00~24:00
  • 定休日:無休

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