JR山手線新大久保駅より徒歩3分。大久保通りを韓国料理店などを眺めながら東へ進み、ミニストップのある路地を左折。60mほど歩いた左手に、バングラデシュ料理のお店『サルシーナハラルフーズ』はあります。
2021年10月にオープンしたこのお店、2020年頃から営業しているバングラデシュ系の食材店「サルシーナハラルフーズ」が、店舗内の一角を使って営業しているレストラン。
本格的なバングラデシュ料理をいただけるお店ということで、アジア料理好き界隈で静かな話題になっているお店です★
新大久保の路地裏にあるバングラ・ミニレストラン
『サルシーナハラルフーズ』の外観
こちらが『サルシーナハラルフーズ』の外観です。
店頭には南アジア出身者らしいセンスの緑色の店名看板が掲げられていて、入り口脇にはシンプルな黒板メニューが置かれています。
看板と黒板メニューが無ければ、普通の一軒家の入り口みたいな雰囲気。
『サルシーナハラルフーズ』の店頭黒板メニュー
こちらが『サルシーナハラルフーズ』の店頭黒板メニュー。
本日のメニューは、
- A 水牛のブナ 1,500円
- B 魚(タングラ)カレー 1,000円
- C チキンカレー 1,200円
- D 羊の脳みそバジ 1,200円
- E ビーフキチュリ 1,500円
A〜Dまでは、ボルタ、バジ、ライス、ダルスープ、チャイ付き。Eはチャイ付きです。
プラス200円でミシュテードイを付けられますとのこと。
さっそくお店の中に入ってみます。
『サルシーナハラルフーズ』の店内
こちらが、『サルシーナハラルフーズ』の店内。
店内はかなり狭めで、丸テーブルと小さな角テーブル、最大3人分のカウンターテーブルがあり、椅子は全部で7つ。椅子は機動的に配置できる感じです。
休日のランチタイムでお客さんは3人ほど(全員日本人)来店していました。
内装は飾り気は全くなく、現地感満点の雰囲気。お店の奥には食材販売店舗があります。
お水はペットボトルで提供
テーブルに座るとお水が提供されました。お水はペットボトルです!
テーブルの上には、ピックルや青唐辛子、醤油なども置かれていました。
ところで、バングラデシュのお料理ってどんなものなのか、ちょこっと調べたところ、こんな感じであるとのこと↓
- お米が主食で、炊き上げたお米とカレー風味の副菜を一緒に食べるのが一般的
- 魚介類のお料理が多い。バングラデシュ人は動物性たんぱく質の約60%を魚類から摂取。
- 香辛料はニンニク、ショウガ、タマネギ、トウガラシ、ウコン、コリアンダー、クミンシードが基本。インド料理に比べて素朴な味付け。
- お料理にマスタードオイルが多用される。バングラデシュ人はマスタードオイルに強いこだわりあり。
- 人口の90%以上をイスラム教徒が占めるため、ハラールを遵守した食材が使われる。
さてさて、注文ですが、バングラ料理は魚介のお料理が多いということでしたが、お肉が食べたい気分だったため、今回は「A 水牛のブナ」をチョイス。
お水を飲みながら、お料理が運ばれてくるのを待ちます♪
激辛の水牛のブナと優しいお味のダルスープ
「水牛のブナ」1,500円
しばらくしてお料理登場♪
「A 水牛のブナ」です。お馴染みの銀色のターリー皿の上に載せられて出てきました!
プレートのお料理は、左から時計回りに、ライス、ボルタ、水牛のブナ、バジ。
なお、「ボルタ」とは、じゃがいもやオクラなどの具材をマッシュし、マスタードオイルで味付けしたもの。「ブナ」とは、スパイスを使って炒めた水分少なめのカレー。「バジ」とは、スパイスを使って焼いたり炒めたりしたドライなおかず。
ちなみに、水分が多めのカレーは「ジョール」と呼ばれるのだとのこと。
ダルスープ
こちらは、ダルスープです。プレートとは別で、大きめの器で出てきました。
ダルは大好きなので嬉しいです★
さて、さっそくいただきましょうか〜♪
水牛のブナ、バジ
ボルタ、水牛のブナ
お料理のお味はと言うと、かなり現地仕様な感じで、強烈で個性的なお味でした!
特に「水牛のブナ」は、噛みごたえのある肉質とケモノ感のある水牛肉と、インド料理とはまた違った風味の、そして、猛烈な辛さのグレイビーがかなりのインパクト!
ペットボトルのお水がどんどん無くなっていきます(汗)
「バジ」は、お魚の干物が使われているのでしょうか?以前食べたナイジェリアのお料理を思い出す味わいでした。
マッシュな食感とシンプルな風味が味わい深い「ボッタ」、豆の旨味が美味しい「ダルスープ」は優しい味わいで、ブナで火照ったお口を癒してくれます。
どのおかずもライスとの相性抜群です★
チャイ
食後は、甘い「チャイ」でお口直し。
ヒリヒリした舌がスイートなチャイでクールダウンされました!
新大久保にある、バングラデシュ料理のお店『サルシーナハラルフーズ』
バングラ食材店が開いたミニレストランは、お店の雰囲気もお料理のお味も、バングラデシュ感満点!
次回訪れた時は、ぜひとも、バングラデシュでポピュラーだというお魚のカレーをいただいてみたいと思います★
再訪! カトルのジョルとチキンブナをいただく♪
夜の『サルシーナハラルフーズ』
前回からかなり時間が経ってしまいましたが、再訪!
今回はディナータイムに訪問しました。
リニューアルして広くなった店内
バングラデシュの国旗と、バングラデシュのテレビ番組
店内はリニューアルされたようで、かなり広くなっていました。座席は26席くらい?
壁にはバングラデシュの国旗が飾られていて、大きなテレビモニターではバングラデシュのニュース番組が流れていました。
食材販売コーナー
こちらは、食材販売コーナー。
イートインスペースが広くなった分、食材販売コーナーは前回来た時よりも狭くなった感じ。
『サルシーナハラルフーズ』本日のメニュー
本日のメニュー
毎日のようにメニューが変わり、インスタグラムやXなどでPRしている『サルシーナハラルフーズ』
本日のメニューは、こちらです↓
- 骨一緒マトン肉とムカゴジョル 1,800円
- めちゃくちゃ大きいカトルブナ 1,800円
- ビーフカラブナ 1,500円
- マトンカラブナ 1,500円
- チキンブナ 1,300円
- コチュルロティとエビのジョル 1,500円
- タングラ魚のジョル 1,500円
ボルタ、バジ、ライス、ダル、チャイ付きです。
どれも魅力的で迷ったのですが、今回は、Bの「めちゃくちゃ大きいカトルブナ」とEの「チキンブナ」を選ぶことに。
しかしながら、どちらも「ブナ」(ドライなお料理)にしてしまったことに後で気づき(汗)、どちらかを「ジョル」(汁気のあるお料理)に変更可能か訊いたところ、もう作り始めてしまったのでメニューの変更はできないけど、Bのカトルブナをジョルすることは出来るとのこと。
それなら、両方ブナでもいいかなと思ったのですが、せっかく提案いただいたので、カトルブナをジョルにしてもらうことにしました♪
ほどなくして、厨房から調理の音と、香ばしいスパイスの香りが漂ってきました。
南インド料理とはまた違った、マスタードの香りがたまらなく食欲をそそります♪
「チキンブナ」1,300円
ほどなくして、お料理登場!
「チキンブナ」です。
銀のプレートの上に、ライスと、バジ、ボッダ。プレート上のお椀の上にチキンブナ。ダルが別お椀で付いています。
漂ってくる香ばしい匂い。さっそくいただきましょう〜♪
香ばしい「チキンブナ」とジャガイモの「バジ」
いただいた「チキンブナ」、本当に絶品でした♪
マスタードオイルの風味が効いた味付けは、南や北インドのチキン料理とは、全然違ったベクトルのお味。フライドオニオンが香ばしくて旨味があって、味付けは濃いのに爽やかな感じ。
う〜ん、美味しい★
ジャガイモの「バジ」は、シンプルで食べやすいお味。エビの発酵調味料が使われている感じの「ボッダ」は結構辛め。
バングラデシュ料理(ベンガル料理)は混ぜては食べないので、それぞれいただきます。
5種の豆を使った「ダル」
こちらは「ダル」
お店の方のお話では、5種類の豆を使っているとのこと。
手間暇かかってます!
ネパール料理にも似た、水分多めのダルは、これまた美味♪
殻付きのムング豆の食感が、なかなかGoodです★
「めちゃくちゃ大きいカトルジョル」1,800円
続いて、「めちゃくちゃ大きいカトルジョル」
大きめの器に、トマトベースのスープに「カトル(コイ科の魚)」の輪切りが浸かっています。
こちらも美味しそう! さっそくいただきましょう〜♪
「カトルジョル」
「カトルジョル」も、もちろん美味でした♪
トマトベースのスープは爽やかな風味でちょっとピリ辛。タイ料理でよく使われるバイマックルー(コブみかんの葉)が入っていて、ハーブ感があって美味しい♪
コイ科の魚だというカトルは、少し小骨は多めでしたが、肉厚で淡白な白身がスパイシーで酸味があるスープに合います! もちろん、ご飯との相性もバッチシ★
「チャイ」
食後の「チャイ」もセットになっています。
甘い or 甘くないで選べますが、今回は甘いチャイにしました。
コンデンスミルクを使ったバングラデシュ風のチャイ。ちょっと甘さは強めです。
デザートメニュー
チャイを啜っていると、壁にデザートメニューが貼られているのに気づきました!
これは、頼まないわけにはいきません★
「ミシュティドイ」250円
注文したのは、「ミシュティドイ」
バングラデシュで定番のヨーグルトを使ったスイーツで、牛乳を沸騰させ、黒砂糖やジャガリーで甘くし、一晩発酵させ、仕上げにカルダモンを加えて作るのだそう。
「ミシュティドイ」、美味しいです♪ 少し粘りのある食感で、ほど良い酸味と控えめな甘さ、仄かに香るカルダモンの風味がなかなか★
バングラデシュの家庭料理
『サルシーナハラルフーズ』の「カトルのジョル」と「チキンブナ」、美味でした〜♪
バングラデシュ料理の美味しさを再認識した感じ。また、近々再訪したいと思います★
再再訪! ホロホロ鳥とじゃが芋のジョル、イリシュ魚とベグンバジ
超スペシャル‼︎ ホロホロ鳥とじゃが芋のジョル
再再訪問!! この日のメニューは、超スペシャル‼︎「ホロホロ鳥とじゃが芋のジョル」が新メニューで登場とのこと。楽しみです。
注文したのは、もちろん、「ホロホロ鳥とじゃが芋のジョル」と、もう一品「イリシュ魚とベグンバジ」を頼みました♪
厨房から香ばしい匂いが漂ってきます。う〜ん、待ち遠しい!
「ホロホロ鳥とじゃが芋のジョル」2,000円
ほどなくして、お料理が運ばれてきました!
こちらが、「ホロホロ鳥とじゃが芋のジョル」です。
お味はというと、まさに絶品でした♪
めちゃくちゃ美味しい♪
ホロホロ鳥は、濃厚な旨味と引き締まった肉質がとっても美味! ちょっと骨が多めだったけど、もっと食べたいと思わせるお味。
ジョルは、スパイシーでシャバシャバな、上野のデリーのカレーを思わせるような爽やかで飽きの来ないお味。じゃがいもが入っているので、余計にそう感じたのかもしれません。日本人受けしそうなお味です。
とにかく美味しい♪ 夢中でむしゃぶりつきました!
この日のダルはちょっと辛め
プレートに乗ったジャガイモのボッダとバジ、お椀に入ったダルも相変わらず美味しい♪ ※後で、ネット情報でバジは羊の脳みそを使ったものだと知りました。
この日ののダルは先日よりもちょっと辛めな印象でした。
「イリシュ魚とベグンバジ」1,800円
こちらは、「イリシュ魚とベグンバジ」
イリシュは、バングラデシュで最もよく食べられている魚。バングラデシュの国民魚とも言われている魚です。
この「イリシュ魚のバジ」、めちゃくちゃ美味しかったです!
骨が多いのが玉に瑕ですが、ふわっとした食感の白身と、カリッとして脂が乗った皮がどちらも美味♪ 適度なマスタードオイル感が香ばしい感じ。
イリシュ魚のブナとベグン(ナス)のバジ
そして、「べグン(ナス)のバジ」、これまた絶品でした♪
ナスに、チリやターメリック、塩、マスタードオイルなどで味付けしたシンプルなお料理なのですが、ナスが肉厚で食べ応えがあり、お味も、どうしてこんなに美味しくなるんだろうと思えるほど、本当に香ばしくて美味しかったです★
この「ベグンバジ」を何個も食べたい!
「ホロホロ鳥とじゃが芋のジョル」と「イリシュ魚とベグンバジ」
「ホロホロ鳥とじゃが芋のジョル」と「イリシュ魚とベグンバジ」、どちらも大満足のお味でした!
今すぐにでも、もう一度食べたいほど美味しい♪
セットの「チャイ」
「ミシュティドイ」と「キールモホン」
食後は、セットの「チャイ」を飲みながら、デザートは、前回食べて美味しかった「ミシュティドイ」に加え、「キールモホン」を注文。
「キールモホン」は、セモリナ粉、粉ミルク、バター、ギー、小麦粉、砂糖、コンデンスミルクなどの材料で作られたバングラデシュのスイーツ。
少し粒感がある柔らかな食感。甘過ぎずミルキーな風味で、「ミシュティドイ」とはまた違った美味しさ♪
お店のメニューには、他にも謎のスイーツがいくつかあったので、次回訪問したら、いただいてみたいと思います。
『サルシーナハラルフーズ』のお料理、今回も絶品! 大満足でした★
◉『サルシーナハラルフーズ』の地図・アクセス
- 住所:東京都新宿区百人町2-1-50
- アクセス:JR山手線新大久保駅より徒歩3分
- 営業時間:11:00~20:00
- 定休日:月曜日
- 予約:『サルシーナハラルフーズ』のネット予約はこちら(ホットペッパーグルメ)
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