南インド、ケララ州の町コーチン。
コーチンの中心部である「エルナクラム地区」に、地元の人に絶大な人気を誇り、ビリヤニが美味しいと評判のレストラン『カイーズ・ホテル(Kayees Hotel)』があります。
このお店、食を楽しみたい人のための月刊誌として人気の雑誌「ダンチュウ(dancyu)」の2007年7月号の特集「カレーの歩き方」に掲載されていたお店で、カレー伝道師の渡辺玲さんと東京カリ〜番長の水野仁輔さんがこのお店を訪れていました。
行列の出来る、コーチンのビリヤニの名店です★
お客さんが続々と入ってくる人気店。店内は開放的で清潔感あり
『カイーズ・ホテル(Kayees Hotel)』の建物
こちらが、『カイーズ・ホテル』の建物。
“ホテル”という名前ですが、宿泊施設は併設されてはいません。
南インドでは、レストランのことを”ホテル”と呼ぶことが多いのです。
お店の場所は、エルナクラムの海岸通りの「パーク・アベニュー(Park Avenue)」と、内陸側を縦断する「マハトマ・ガンディー・ロード(Mahatma Gandhi Rd)」を東西に結ぶ、「Durban Hall Rd)」沿いにあります。
リキシャを使って行きましたが、ドライバーにお店の名前を伝えただけで、すぐに了解し連れて行ってくれたので、かなり有名なお店のようです。
エントランスにあった『カイーズ・ホテル』の記事
エントランスの掲示板には、お店を紹介する雑誌の記事が貼られていました。
こういうところは、日本のお店と変わらないですね。
『カイーズ・ホテル(Kayees Hotel)』の店内
『カイーズ・ホテル(Kayees Hotel)』の店内です。
お店の営業時間は11:00から22:00で、訪問したのは12:30頃でしたが、 店内はまだガラガラ。
インド人のランチタイムは遅めなんです。
お客さんが続々と入ってきます。
しばらくすると、お客さんが続々と入ってきました!
注文を待っている間に座席はほぼ満席になってしまったので、訪問した時間はタイムリーだったようです。
店内は、4人掛けのテーブルが30卓ほどあり、結構広め。
飾り気のないシンプルな内装ですが、清潔感があります。
『カイーズ・ホテル(Kayees Hotel)』のメニュー
カレーやシーフード、デザートもあり
こちらが、ウェイターの男性が持ってきてくれた英語で書かれたメニュー。
マトン、チキン、シーフード、ベジタブルなどのカレーやおかず、ビリヤニ、ミールス、ヌードルなどもあります。
もちろん、ここはビリヤニをチョイス!
ダンチュウでも注文されていた「チキン・ビリヤニ」と「ペッパー・チキン」を注文することにしました。
紙ナプキンがタワーのよう
こちらは、テーブルに置かれていた紙ナプキン。
各テーブルに置かれ、タワーみたいになっていたのが面白いです。
正統派のビリヤニと、辛くてビターなペッパー・チキンが絶品!
玉ねぎの酢漬け、マンゴーのアチャール、タマリンドソース
注文を終えると、ウェイターさんがさっそく、玉ねぎの酢漬け、マンゴーのアチャール、タマリンドソースを運んできました。
これをビリヤニと一緒に食べます。
それぞれ、ちょっと味わってみましたが、どれも美味い★
ビリヤニと合いそうです♪
「チキン・ビリヤニ」(150ルピー:270円)
しばらくして、ウェイターの男性が「チキン・ビリヤニ」を運んできました〜♪
うわ〜、美味しそう★
さっそく、いただきま〜す!!
パラパラのバスマティライスにスパイスいっぱい!
この中に柔らかチキンが埋まっています。
ひと口食べて、うん、抜群の美味しさ!!
パラパラのバスマティライスに、クローブ、カルダモン、ブラックペッパーやシナモン、フェンネルなどの各種スパイスの香りが華やかで、ご飯の中には柔らかくほぐれるチキンが埋まっています。
スパイスを加えたバスマティライスと、チキンなどの具材の入ったグレービーとを別々に調理し、それらを交互に層状に重ねて炊き上げる正統派ビリヤニ★
層状に炊き込まれているので、グレービーの染み込み具合によってライスの色がまちまちなのが特徴です。
さらに、ビリヤニに、テーブルの上に置かれていた「玉ねぎの酢漬け」「マンゴーのアチャール」「タマリンドソース」を混ぜて食べるとなお美味しい!!
これまで、日本のいろんなお店でビリヤニをいただいてきましたが、この『カイーズ・ホテル』のビリヤニが個人的にベストです★
「ペッパー・チキン」(150ルピー:270円)
そして、こちらが「ペッパー・チキン」
この「ペッパー・チキン」も美味しかった〜★
ブラックペッパーとにんにくのスパイシーな香りが食欲をそそります♪
辛いけど美味しい!
食べ応えのあるチキンに、玉ねぎ、トマト、ネギ。そして、ブラックペッパー、にんにく、青唐辛子、カレーリーフなどのスパイスがたっぷり!
ブラックペッパーのビターな旨み、青唐辛子の辛み、カレーリーフの香り。
たまらない美味しさです★
かなり辛かったですが、辛いけど美味しい!
唸るほどの美味しさ!
ビリヤニにペッパーチキン混ぜちゃいます。
玉ねぎの酢漬け、マンゴーのアチャール、タマリンドソースとのマッチングもグッド!
「チキン・ビリヤニ」も「ペッパー・チキン」も、ほんと、唸るほどの美味しさ!
最後は、ビリヤニにペッパー・チキンを混ぜていただきました★
美味い!大満足です♪
お店はすぐに満席状態に
ほとんどの人がビリヤニを注文
混雑してきたお店の様子です。
ひとりでやってきたおじさん、夫婦、家族連れ、男性の友人同士などなど、地元のインド人がたくさん!外国人は全くいませんでした。
ほとんどのお客さんが注文していたのは、やっぱりビリヤニ!
美味しいですもんね、頷けます。
インド人のお客さんたちは、みんな、ビリヤニを手でいただいていました。
右手を匙のようにして、器用にビリヤニを掬って食べるんです。
お会計。レシートとフェンネル
食後、テーブルの上に置かれたレシートとお口直しの「フェンネル・シード」
トータル300ルピー(540円)!
『スリ・クリシュナ・カフェ』のミールス(45ルピー:81円)と比べると高いですが、この美味しさで、このお値段!
大満足です★
『カイーズ・ホテル(Kayees Hotel)』
ケララ州の町コーチンの「エルナクラム地区」にあるビリヤニの名店『カイーズ・ホテル(Kayees Hotel)』
お客さんが引っ切り無しに訪れる、地元の人に大人気の有名店です。
このお店のビリヤニは、本当に絶品!
間違いのない美味しさです。
コーチンに行くことがあったら、ぜひ、訪問されることをオススメします★
◉『カイーズ・ホテル(Kayees Hotel)』の地図・アクセス
- 住所:Durbar Hall Rd, Ernakulam South, Ernakulam, Kerala 682016
- 電話:91 484 235 4321
- 営業時間:11時00分~22時00分
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