『イズミル』の看板
『イズミル』店頭にあったイズニックタイル
『イズミル』のお店入り口
JR中央線阿佐ケ谷駅北口から徒歩2分、 パサージュ阿佐谷の2階の一角にトルコ料理店『イズミル』はあります。
2004年3月にオープンしたというこの『イズミル』、お洒落なトルコ空間で日本風のアレンジのない本格的なトルコ料理を味わえるお店として、評価の高いトルコ料理店です。
お店の入り口からしてセンス満点★
壁には美しいイズニックタイルが飾られていました!
店内は、イズミルの町に降り注ぐ太陽をイメージした「オレンジ」と、エーゲ海の「ブルー」を基調にカラーリング
ブルーとオレンジを基調とした『イズミル』の店内
『イズミル』の店内です。
店名の「イズミル」(İzmir)とは、エーゲ海に面するトルコの都市の名前。
イスタンブール、アンカラに次ぐトルコ第三の都市で、温暖で風光明媚なところです。
近郊には「エフェス」や「ベルガマ」といった古代の遺跡があり、「エーゲ海の真珠」とも称えられる美しい町でもあります。
トルコ料理店『イズミル』の店内は、イズミルの町に降り注ぐ太陽をイメージした「オレンジ」と、エーゲ海の「ブルー」を基調にカラーリング。
華やかさと落ち着きが同居した、居心地の良い空間です。
座席横の壁にもイズニックタイルが
お店の壁には「イズニックタイル」が帯のように店内にはめ込まれています。
オスマン帝国時代に隆盛を極めたイズニック産のタイル。イスタンブールのブルーモスク内部を飾る数千枚のタイルも「イズニックタイル」だそうです。
白地にブルーと赤をメインにした唐草&花模様のタイルはとっても魅力的★
トルコ気分が高まってきます。
『イズミル』のメニュー
『イズミル』のメニュー
バラエティー豊かなメニュー
『イズミル』のケバブメニュー
温かいお料理
『イズミル』のメニューです。
トルコ料理は、中華料理、フランス料理と並ぶ世界三大料理のひとつとして知られています。
近世から近代に至るまで、世界の文化の中心となった3つの文化がありました。
ヨーロッパと中国、そして、オスマン・トルコです。
それぞれ巨大な国土を持ち、宮廷文化のひとつとして料理も高度に発達しました。
トルコ料理は、そんなオスマン・トルコの宮廷料理として発展した高度に洗練されたお料理なのです。
Wikipediaによると、トルコ料理の特徴は以下のようになります。
特徴として、
- 中央アジアの食文化である羊を中心とした肉料理
- ヨーグルトやナッツ類を料理に使う
- 黒海、地中海などの海産物を利用する
- 冷菜には地中海周辺で取れるオリーブ・オイルを使用する(温菜にはバターが好まれる)
- アラビア周辺から広がった小麦粉とアジアの主食である米の両方を使う
など、東西の食文化を融合させた多彩な素材、味、調理法を持つことが挙げられる。
トルコ料理 – Wikipedia
「エフェスビール」648円
メニューを眺めながらあれこれと考えつつ、まずは、ビールを注文。
もちろんここは、トルコのナショナルビール「エフェス」です!
「エフェス」は、1969年から製造されている老舗のブランドで、爽やかな青いロゴマークが目印。
すっきりとして飲みやすく、後味にホロリと苦味が香る、トルコ料理にベストマッチのビールです。
う〜ん、美味しい。
フムス、サラダ、ケバブ、煮込みスープ。バラエティに富んだトルコ料理の味を満喫♪
「フムス」(ひよこ豆のペースト)756円
美味しいフムス
ごまパン
前菜として「フムス」(ひよこ豆のペースト)を注文。
地中海料理の定番といえる滑らかなペースト。これだけでパンが一枚食べられます。
「フムス」とは、茹でたひよこ豆に、にんにく・練りゴマ・オリーブオイル・レモン汁などを加えてすりつぶし、塩で調味したペースト状の料理。中東で広く食べられている伝統的な料理です。
これをトルコのごまパン「スミット」に付けて食べます。
これが本当に美味しい。
何個もパンを食べられそうな感じですが、これだけでお腹いっぱいになりそうなので、1個でガマン。
「アクデニズ・サラタス」(地中海サラダ)972円
「アクデニズ・サラタス」(地中海サラダ)
塩味の濃いトルコのフェタチーズも加えた、コクのあるサラダです。
ブラックペッパーやクミンなどのスパイスが効いたサラダ。
フェタチーズの塩味がフレッシュな野菜とよく合っています。
スパイスのアクセントもなかなか。
「ドネル・ケバブ」(ビーフ)1,620円
「ドネル・ケバブ」(ビーフ)
牛の薄切り肉を何百枚も串に刺して大きな筒にし、炙り焼きする、トルコを代表する肉料理。最近では日本でも食べられますが、イズミルのドネルはひと味違う!ぜひお試しください。ピラウと焼きトマト、タマネギサラダとご一緒に。
トルコ料理と言えば、これですよね!
日本だと、サンドイッチになって売られていることが多いですが、パンに挟まってない、肉をそのまま食べるこういうスタイルも、なかなか美味★
ケバブグランプリ →日本一おいしいケバブを決める「ケバブグランプリ」(通称KEBA-1)開催!
「ギュヌン・テンジェレ・イェメイ」(本日の煮込み料理)1,728円
「ギュヌン・テンジェレ・イェメイ」(本日の煮込み料理)
トルコの煮込み料理を日替わりでお出しします。トルコにも肉じゃがのような煮込みがあるんですよ。内容はスタッフにお尋ねください。
トルコでは、煮込み料理は一般的。
街中の食堂では、様々な種類の煮込み料理が銀のタッパに入れられ、売られているのをよく見掛けました。
この日の煮込み料理は、クリームソースベースに、肉団子とトマトなどの野菜が入り、ブラックペッパーやバジルなどのスパイスやハーブで味付けされた一品。
とにかく、クリーミーなスープとジューシーな肉団子が絶妙の相性で、個人的にこの日のベストなお料理でした。
「[赤]トルコワイン」540円
ビールを飲み終えたので、お次は「[赤]トルコワイン」をオーダー。
くせがなく飲みやすいワインで、程よい酸味が肉料理によく合います。
「シガラ・ボレイ」756円
「シガラ・ボレイ」
葉巻のような形なので“シガラ”。数種のチーズが入った。トルコ風の春巻きです。エフェスビールと一緒に、熱々を指でつまんでどうぞ。
もうちょっとだけ食べたくなったので、軽食として「シガラ・ボレイ」を注文。
中に入ったチーズがアツアツで、サクッとした皮も美味しく、ワインのつまみとしてもいい感じ。
「ドンドゥルマ」648円
「ドンドゥルマ」
ご存じトルコ名物、伸びるアイスクリーム。イズミルでは完全自家製のフレッシュなドンドゥルマです。
デザートは、伸びるアイス「ドンドゥルマ」
粘りが強く濃厚な感じですが、意外なほど後味はさっぱりしています。
「バクラワ」648円
「バクラワ」
★これぞトルコ菓子の決定版“バクラワ”。100層以上のパイ生地をシロップに浸したスペシャリテ。チャイと一緒にどうぞ。
デザートとしてもうひとつ、「バクラワ」を頼みました。
トルコやアラブで良く食べられている定番のお菓子で、パイ生地にシロップがたっぷりと沁みていてかなり甘いですが、この甘さが病み付きになります!
「チャイ」216円
「チャイ」
インドとは違い、濃く出したトルコの紅茶をお湯で伸ばしたがトルコのチャイ。甘~いデザートにはこれがつきものなのです。
デザートと一緒にいただいたのが「チャイ」
トルコのチャイは、ミルクを入れないルビー色のチャイです。
紅茶の深い香りが芳しく、お食事の後にホッとひと息つかせてくれます。
『イズミル』の外観
阿佐ヶ谷の本格的トルコ料理店『イズミル』
本場さながらのトルコ料理はさすがに美味しく、お店の雰囲気もトルコ感満点。
スタッフの対応も温かい感じで、大満足のディナーとなりました。
◉『イズミル』の地図・アクセス
- 住所:東京都杉並区阿佐谷北2-13-2 阿佐谷北口駅前ビル(パサージュ) 2F
- アクセス:阿佐ケ谷駅から87m
- 営業時間:18:00~24:00
- 定休日:月曜日
- 電話:03-3310-4666
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