微笑みの国「タイ」(Thai:ประเทศไทย)
金色の仏塔がきらびやかなバンコクの王宮「ワット・プラケオ」。
タイの故プミポン国王は国民に愛されていた王様。映画の始まる前には国王の肖像がスクリーンに映されます。
王室御用達のお寺「ワット・ポー」は、タイ古式マッサージの総本山で、ここでは、マッサージを受けることもできます。
今回は、バンコクの王宮とワット・ポーです!
王宮「ワット・プラケオ」
バンコクの王宮
王宮とその敷地内にある寺院「ワット・プラケオ」。
「ワット・プラケオ」は通称で正式名称は「ワット・シーラッタナーサーサダーラーム」と言うそうです。
1784年、時の王ラーマ1世によって建造されたといいます。
写真は、ワット・プラケオにある金色の仏塔「プラ・シー・ラッタナ・チェディ」です。
内部には仏舎利が納められています。
アマリン・ウィニチャイ堂
チャクリ・マハ・プラサート宮殿
王宮にある「チャクリ・マハ・プラサート宮殿」は、ビクトリア様式の建物の上にタイ様式の屋根と尖塔が載っている建物で、ラーマ5世によって建てられました。非公開です。
ちなみに、現在の国王はこの王宮には居住していません。
「ヤック」という鬼。守り神だそうです。
タイは、国王を元首とした立憲君主制。現在の国王はラーマ10世です。
タイの国王は、日本の天皇や英国の女王などと違って、結構権力を持っています。
クーデターとかで国が分裂して争っている時などで、先代の「ラーマ9世(プミポン国王)」の鶴の一声で、自体が解決に向かったりもします。
1992年の「暗黒の5月事件」は、その象徴的な事件であった。ラーマ9世は、政府の武力弾圧によってバンコク市内などが流血の事態に陥った際、軍を背景にするスチンダー首相と、民主化運動グループの民間人指導者チャムロンを玉座の前に等しく正座させ、「そんな事で国民のためになると思うか、双方ともいい加減にせよ」と叱りつけ、騒乱を一夜にして沈静化させた。
タイのお札の図柄にもなっているタイ国王。通りや商店の中など、街中に国王の肖像が飾られていて、映画が始まる前にはスクリーンに国王の写真が出て国家が流れたりします。
タイ古式マッサージの総本山「ワット・ポー」
ワット・ポーの寝釈迦
ワット・ポーの寝釈迦
ワット・ポーの寝釈迦
ワット・ポーの寝釈迦
「ワット・ポー」は、1788年にラーマ1世によって建立されたお寺で、バンコクでは最古のお寺だそうです。
写真の涅槃仏は、全長46m、高さ15mの巨大なもの。全身が金箔で覆われていて、仏像の眼と足の裏には真珠貝で飾られています。
仏像の脇には108個の鉢があって、その中にタイのサタン硬貨を1つずつ入れると、煩悩を1つずつ捨てることができるのだそうです。
堂内には、チャリーンチャリーンという音が響き渡っています。
ワット・ポーの仏塔
ワット・ポーの仏塔
ワット・ポーの仏塔
ワット・ポーの仏像
「ワット・ポー」の敷地内には、たくさんの仏塔が立っています。
これらは、中国とタイの混合様式の仏塔。仏塔には中国製の陶器の破片がはめられています。
また、中庭には中国風の石像が飾られていました。
ワット・ポーのタイ古式マッサージ
「ワット・ポー」は、タイ古式マッサージの総本山としても有名です。
最高機関であるワットポー・マッサージスクールが敷地内にあって、マッサージの技能がある者に証明書を発行しているそうで、タイ人だけでなく、世界中の多くの生徒がここでマッサージを学んでいます。
タイ古式マッサージは、師から弟子へ、医者や修行僧らによってその技術が伝えられてきたそうです。
アユタヤ王朝の時代以降、宮廷医師らによってその治療法がまとめられ、ラーマ3世(1824-1851)の時代に壁画や鋳像、石版に記録されたものがワット・ポーに残っています。
ワット・ポーでは、マッサージスクールの生徒達からマッサージを受けることもできます。
利用時間は、8時から18時まで。
料金は、
- 「フットマッサージ」 45分(360バーツ)
- 「ハーブマッサージ」 1時間(480バーツ)
- 「ボディーマッサージ」30分(220バーツ) 1時間(360バーツ)
旅行時期:1996年8月・11月・1998年2月〜3月・2000年3月・2003年3月・8月
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